■AndroidとSIP/VoIP 2010/12版
iPhoneにViberが登場しVoIP周りがまた面白くなってきそうなので、Android版のViber登場を待つ前にSIP記事の更新をしておこうと思い立った。前回の記事は2010年6月ごろなので約半年ぶりの更新になる。
AndroidとSIP/VoIP
http://blog.isnext.net/issy/archives/292
Android用のSIPクライアントの数もそれなりになってきており、古くからのアプリもいろいろと更新がされているようなので、前回の記事同様ひかり電話の子機として自宅環境での実験をしてみる。自宅環境は前回の記事と同じく以下の通り。違っているとするとCommuniGate Proのバージョンが最新の5.3.10になり、SIPゲートウェイ登録から個人アカウントのRSIP登録に修正されている点くらい。
現在自宅はNTTのひかり電話になっていて、CommuniGate ProのSIPサーバ機能とRSIP(リモートSIP)機能を利用してCommuniGate Proサーバ自体をひかり電話の子機としてRV-230SEにレジスト、iPhoneやデスクトップマシンからCommuniGate Proサーバに自アカウントでSIPレジストして電話を発着信できるようにしています。
発信試験経路も前回と同じ。違っているのはNexusOneのOSが2.2.1になっているというところか。ひかり電話のファームも変更がないので、変わらずサポートしているCodecはG.711 μ-Law (PCMU)のみということに。SIPクライアントのCodecがこれをサポートしていないと電話はできない。
電話経路は WiFi接続でNexus One →CommuniGate Pro →RV-230SE →ひかり電話網 →WillcomPHS電話
という上記条件で発信して通話を試みた結果は以下。
・LinPhone 1.0.16 ○ 通話可能 遅延少ない
・CSipSimple 0.00-15 ○ 通話可能 遅延少ない
・3CXPhone 1.2.3 ○ 通話可能 遅延少ない
・Sipdroid 2.0.1bata × 通話できず PCMU対応だがエラーになる
・fring 2.2.0.7 × コールはできるが音声聴こえず
・Nimbuzz 2.0.1 × Android版はSIP未対応らしい
・aSIP アプリ見つからず
・SipAgent アプリ見つからず
LinPhoneは相変わらず安定して接続も通話もOK。CSipSimpleが現在のバージョンでは通話可能に。安定しているしUI的にも使いやすい。3CXPhone今回初試験だったが無事通話可能。SipdroidはPCMU対応のはずだが、コーデックの設定をPCMUのみにしても通話どころかコールすらできず。fringは前回通話できたが今回コールはしても着信側が電話に出ても呼び出し続け通話することができなかった。後の3つは試験できず。
現時点でダイアル発信とsipアドレス発信がUI的に簡単に切替できてわかりやすいCSipSimpleはオススメできるかもしれない。長時間の通話テストや3Gでのテストはやっていないので、その辺も今後試してみたいと思う。
AndroidとSIP/VoIP 2010/12版 http://blog.isnext.net/issy/archives/556 #androidjp #sip #CSipSimple
ひかり電話の子機としてiPhoneやAndroidを利用する検証をした記事です。http://blog.isnext.net/issy/archives/564 http://blog.isnext.net/issy/archives/556
IDEOSのIP電話は専用のVOIPアプリを提供とのこと。料金が月額490円で電話番号がもらえるので、Skypeのオンライン番号と同じイメージだけど、U300の通信速度で殆ど遅延なく使えるらしい。URLはAndroid SIPアプリまとめ http://bit.ly/hWoUNe
IDEOSのIP電話は専用のVOIPアプリを提供とのこと。料金が月額490円で電話番号がもらえるので、Skypeのオンライン番号と同じイメージだけど、U300の通信速度で殆ど遅延なく使えるらしい。URLはAndroid SIPアプリまとめ http://bit.ly/hWoUNe