■無償グループウェアaipo6をインストールしたメモ
 国産のOSSグループウェアaipo6をCentOS5.8にインストールしたメモ。多機能でシンプルなデザインになっているので若く小規模な事業体にウケそうな感じ。携帯電話やiPhone/iPadに標準で対応しているということで試してみた。インストールはVirtualBox上のWebServerとして最小構成に近いCentOS5.8。sshd以外tcpをListenしていない状態。

■インストール

# cd ~
# mkdir download
# cd download/
# wget http://aipo.googlecode.com/files/aipo6030ja_linux32.tar.gz
# tar -xvf aipo6030ja_linux32.tar.gz

説明ドキュメントが含まれるので必ず読むこと
# less ReadmeLinux.txt
インストールに必要なものをインストール
# yum install gcc make nmap zlib-devel readline-devel
アーカイブを展開
# tar -xvf aipo6030.tar.gz
/usr/localに配置する(任意)
# mv aipo /usr/local/
# cd /usr/local/aipo/bin/
# sh installer.sh

これでインストールが開始される。終了すると以下の表示。
==Aipo6.0.3.0インストール終了==
user:aipo_postgres
pass:q88as7cxxxxx
directory:/usr/local/aipo/postgres
port:5432
Aipo URL: http://192.168.0.xxx:80/aipo/

aipo組込みのPostgresのIDとパスが表示されるのでメモすること。
この状態ではaipoは起動していないので、以下で起動する。

# ./startup.sh
found temp directory
Using CATALINA_BASE: /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME: /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME: /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH: /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
Starting Aipo Version 6.0.3.0
Aipo URL: http://192.168.0.xxx:80/aipo/

この状態で上記URLにアクセスするとログイン画面が表示される。
初期のアカウントは説明ドキュメントを確認のこと。
終了は同パスで以下のコマンド

# ./shutdown.sh

■雑感

aipo自体はWebとDBを組み込んだグループウェアなので、メールサーバが別途必要。
Webメールアプリは標準ログインしたユーザ画面にはないがマイページタブの歯車アイコンをクリックし、レイアウトやアプリの設定をする画面から追加できる。残念なのはpop受信にしか対応しておらず、imapが使えないこと。ただSMTP/POPがそれぞれSSLに対応しているのは好印象。Webメールの使い勝手は微妙。メールを開く場合ブラウザ画面中央にポップアップ画面で表示するため、長文メールだとわずらわしい。しかも固定幅でリサイズが一切できない…。ヘッダ等は確認しやすい実装になっているだけに実に惜しい。

管理者が最初設定されているが、新規に管理権限を持つユーザを登録して、そのユーザで画面レイアウトなどを設定することで全ユーザに反映する画面レイアウトを構成することができるようになる。アプリケーションの追加も可能でaipo storeが専用に用意され、URLを読込むことで機能追加される面白い仕様となっている。

少し気になったことは以下のようにaipoはjavaが直接Webサーバとして動作していること、起動直後何か複数の外部アクセスを行っていること(1e100.netはGoogle管理のドメイン、www.terracottatech.comは現在www.terracottatech.orgとなってOSSのプロダクトをリリースしている)。採用しているライブラリ等の関連だと推測するがあまり気持ちいい感じはしない。少なくともインターネットからアクセス可能にする場合にはUTM配下に設置しIPSなどを有効にしておくことが必要と思われる。

  1. # lsof -i
  2. COMMAND    PID          USER   FD   TYPE DEVICE SIZE NODE NAME
  3. sshd      3492          root    3u  IPv6  38215       TCP *:ssh (LISTEN)
  4. sshd      3492          root    4u  IPv4  38217       TCP *:ssh (LISTEN)
  5. sshd      3806          root    3u  IPv4  38816       TCP aipo.example.com:ssh->192.168.0.63:50114 (ESTABLISHED)
  6. sshd      3842          root    3u  IPv4  44055       TCP aipo.example.com:ssh->192.168.0.63:50564 (ESTABLISHED)
  7. postgres 17813 aipo_postgres    3u  IPv6  72977       TCP *:postgres (LISTEN)
  8. postgres 17813 aipo_postgres    4u  IPv4  72978       TCP *:postgres (LISTEN)
  9. postgres 17813 aipo_postgres    6u  IPv4  72985       UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
  10. postgres 17844 aipo_postgres    6u  IPv4  72985       UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
  11. postgres 17845 aipo_postgres    6u  IPv4  72985       UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
  12. postgres 17846 aipo_postgres    6u  IPv4  72985       UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
  13. postgres 17847 aipo_postgres    6u  IPv4  72985       UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
  14. java     17849          root   36u  IPv6  73136       TCP *:http (LISTEN)
  15. java     17849          root   38u  IPv6  73193       TCP aipo.example.com:8005 (LISTEN)
  16. java     17849          root   99u  IPv6  73172       TCP aipo.example.com:40500->nrt19s12-in-f7.1e100.net:http (ESTABLISHED)
  17. java     17849          root  104u  IPv6  73181       TCP aipo.example.com:41698->nrt19s12-in-f16.1e100.net:http (ESTABLISHED)
  18. java     17849          root  105u  IPv6  73184       TCP aipo.example.com:40288->tx-in-f95.1e100.net:http (ESTABLISHED)
  19. java     17849          root  106u  IPv6  73192       TCP aipo.example.com:40369->www.terracottatech.com:http (ESTABLISHED)

iPhone/iPad/Android/Androidタブレットでそれぞれ利用してみたが、iPhone/Android用のスマホ画面では利用できる機能が限定されているらしく、標準ではスケジュール・ブログ・ワークフロー・掲示板・webメール・ToDo・アドレス帳・個人設定しか表示されず、項目を追加する方法がわからなかった。iPad/AndroidタブレットではPCと同じ画面が表示された。Androidタブレットでは標準ブラウザで若干表示がもたつく場合があり、可能ならChromeを利用する方が望ましいと思われた。


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■第3世代iPadでDLNAクライアント動画再生比較検証
 第3世代のiPadが発売されたので恒例?のDLNAクライアウントの動画再生比較をしてみる。iOSのバージョンはもちろん5.1。iTunesも10.6になり1080pまで対応したということなので、ローカル転送での再生も一応確認してみた。画面解像度向上に合わせてGPU性能も上がっているということでどこまで再生可能か非常に興味深い。

 これまでのiPad DLNA動画再生比較はこちら
 iPad用DLNAクライアント動画再生比較検証
 http://blog.isnext.net/issy/archives/455
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証
 http://blog.isnext.net/issy/archives/942
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1072

■iPad用DLNAクライアントを比較して試す
 今回試用したのは以下の5アプリ。有料だが新しいDLNAアプリがあったので評価。3/16時点の最新版。
・AirPlayer 450円
・GoodPlayer 250円
・8Player 450円
・MediaConnect 450円(アプリ内決済)
・PlayerXtreme 85円(Network Access Add-onアプリ内決済)

■再生対象
 いつものテスト用ファイル。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。例によってDLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.10を利用。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

■結果
・ローカル再生
 テストファイルを全て選択してiTunesのビデオにドラッグイン。当然mp4以外は登録されず…。
 その状態で同期によりiPadに転送できたのはQを除くmp4ファイル全て。1080p/60fpsはNGの模様。
 もちろん転送できたmp4は全て再生可能。

・AirPlayer(mp4はQTプラグイン、それ以外はffmpeg)
 全ファイル再生可能。ただしD,Eはぎこちなくコマ落ち気味。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。
 iPad2であったOの音ズレはなくなったものの、Oを再生するとタッチ操作が効かなくなる問題あり。
 D,E,Oの音ズレが感じられず、再生能力の向上を実感できる。

・GoodPlayer(mp4についてはiPodプラグインでの再生、それ以外はURLを直接再生)
 全ファイル再生可能。ただしBはコマ落ち多く実用不可。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。
 D,E,Oの再生はなめらかで問題無し。操作感は微妙だがAirPlayよりもmkv再生は優秀。
 DLNAサーバは画面右下アイコンからUPnP/DLNA クライアントを選択して表示可能。

・8Player
 全ファイル再生可能。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。D,Eの再生はややコマ落ち感あり。
 UIは割とキレイで使いやすい印象。FreeのLite版はフォルダにある先頭から5つのファイルのみ再生可能。

・MediaConnect + FlexPlayer
 全ファイル再生可能。ただしA,B,C,D,Eは再生時コマ落ち画像乱れあり実用不可。
 avi,mkv,wmvは無償のFlexPlayerを別途インストールして再生する。連携はうまく機能している感じ。
 Freeではフォルダにある先頭から3つのファイルのみ再生可能
 課金しないと全ファイル再生できないorz

・PlayerXtreme
 全ファイル再生自体は可能。ただし実用的な再生ができたのはA,C,F,G,H,J,K,L,Nと半分程度。
 1080pの全ファイルと60fpsの全ファイルがコマ落ちや画像乱れで実用不可。mkvもコマ落ち激しい。
 DLNAサーバ検出に時間がかかる上にフォルダを移動するたびスキャンするらしく動作遅い。
 UPnP接続にはNetwork Access Add-onの追加が必要。

 ※表示具合はともかくアプリがエラーを出さず再生動作を行っている場合、再生可能と表記しています。

■まとめ
 なんと1080p/60fpsの動画が(転送に左右されるとはいえ)DLNA再生できてしまって驚いた。さすがにデータ量が大きくロードより再生が先行してバッファリングを頻繁にしてしまうので、高速なWi-Fiに接続し再生開始前に相当量の先読込みをして大きなバッファを確保する必要があり、気軽にストリーミング再生するのはなかなか難しいと思われる。とはいえGalaxyTab7.7を始めとして手元のAndroid端末で1080p/60fpsをDLNA再生しきる端末はないので、第3世代iPadのA5Xプロセッサのパワーを実感することができた。アプリ面ではこれまで最強かなと思っていたAirPlayerを再生能力の部分で上回るGoodPlayerを見つけることができた。若干UIデザインが使いにくいとか動画再生時にまずフルスクリーン表示するとか微妙なところもあるが価格も安く、mkvのライブラリを多く持っている場合には有用な選択肢になりそう。

 第3世代iPadになったことで画面解像度が向上し720p以上の動画の美しさがとても心地よい。さすがにVGAサイズの動画などはボケ具合が気になることがあるが、HDコンテンツについてはあまり心配はいらないように感じた。写真や字が美しく見えるのはもちろんだが動画でも効果は高いということで、ソフトウェア面でもより高解像度多フォーマットに対応したDLNAアプリが増えてくれることを期待したい。


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■スマートフォン対応検疫システムCounterACT + NetAttest LAP
 ITPro EXPOで興味深い製品を見かけたのでメモ。エージェントレスでスマートフォンの検疫システムを構築でき、多拠点型のビジネスモデルでも比較的導入コストを低く抑えられそうで、以前在籍した会社に導入したいなぁと思われたので要点を箇条書きにて整理しておく。

CounterACTは検疫+IPSの組み合わせで動作する
・スマートフォンの検疫はMACアドレスベース
 →PCはOSやAntiVirusなど詳細な条件設定可能
・デバイスの識別はHTTPヘッダ上のUser-Agent
・インライン設置でなくミラーポート設置でOK
・CounterACTのみでは同一セグメントしか検疫できない
 →L3スイッチのARPテーブルの参照やARP・NBT・DHCPリレーの監視等他機器連携で可能だそうです
  関係者の方から訂正をいただきました、ありがとうございます
・今回のケースでは他セグメントはNetAttest LAPをCounterACT連携させて検疫を可能に
・CounterACTが検疫ルールを一元管理
・NetAttest LAPは自管理セグメントの端末検出時にCounterACTに通知
・CounterACTの応答に対応してNetAttest LAPが接続を制御する
・検疫をパスしても不正なパケットはIPS機能で遮断可能という2重防御
・通常IPSは外部からのアクセスに対して設置されることが多いがこれは内部通信向けを想定
・社内でウイルス感染した端末が不正通信を行った場合に検知可能
・対象端末の通信の遮断や遅延(ハニーポット機能あり)をさせることが可能
・ActiveResponse機能はなかなか面白い
・業務システムがDC集中で拠点が多数分散しているようなケースで非常に有効
・NetAttest LAPは小型のアダプタサイズのアプライアンスで非常にコンパクト
・小さい拠点でも設置に困らない←重要
・NetAttest LAP自体もインライン設置でなくミラーポート設置でOK
・5年前に存在していたら当時在籍の会社に即導入提案してたな
・1000ユーザ導入&3年間維持コストで800万くらい?w
・説明員さんが今は亡きリコース社のManHunt IDSを知っててびっくりした
・その説明員さんがこのblog読んでて更にびっくりしたw

 過去にManhunt IDSを在籍企業で導入していた時には、インターネットからのアクセス部分と社内から社外へアクセスする部分の両方を同時監視できるネットワーク構成にして最小のライセンスで運用可能にし、IDSの機能をフルに活用する工夫をしていたが、この場合多数ある拠点とDC間におけるWLAN通信監視が事実上行えず社内側に一部リスクを残す構成になってしまっていた。今回のこの仕組みがあれば全拠点で各セグメント単位にデバイスを配置し、制御は1ヶ所で集中できることから、社内側ネットワークの監視レベルが高く維持でき、比較的運用的にもコスト的にも抑えられそうな印象があり非常に興味をそそられた。少人数の拠点が多い企業では目の行き届かない部分も多く、こうした仕組みは非常に有効だと思われる。エージェントレスなのでキッティングも不要。httpのヘッダが必要という部分はやや気になるが、Untangleのような無償利用可能なUTMのCaptive Portal Webと組み合わせるなど必ずhttp通信を必須とする環境を作ることで対応は可能だと思われる。CounterACTが更に小さくなればサーバラックのない中小企業でも容易に導入できると思うのでぜひコンパクト化を期待したい。


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■CEATEC: MVPen for iPad EN309i 簡易レビュー
 fansfansの「最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2011」特別招待日にご招待!」に当選したので招待日にプレスとして参加してきました。そこでPCwatchで紹介されてからというもの早く実機を見たいと思っていた「Smart Pen for iPad」が「MVPen for iPad EN309i」として3A60にて展示されているのを見て、大喜びで触ってきましたので簡単にレビューしたいと思います。

 iPad等で手書きしたい場合静電タッチ対応のペンを使えばある程度のことはできるわけですが、ほとんどの対応ペンが太い(仕様上やむなし)ため、実際に書いている部分がよく見えず違和感を感じることがありました。またマルチタッチの仕様上手を画面に置いてしまうと反応してしまう場合もあり、落ち着いて書くというのがやや難しい場合もありました。基本的にタッチ操作を代替するためのペンなのでそれで問題はないのですが、字や絵を書く場合にはやはりせっかくペンを使っているわけなので、手をしっかり安定させてタッチしている先の描画点をちゃんと見ながら書きたいと思うのが普通かなと思います。MVPen for iPadではこれまでのMVPenと同じように、ペン先の位置をiPadに接続したセンサーが関知して動作するため、タッチパネルを無効にしても動作させることができ、ペンを持つ手を画面に置いても誤動作することなく、ペン先を意識しながら操作することが可能になっています。

 実際に専用の描画アプリで書き味を試させてもらったところ、ちょうどGigabyteの912Xというタッチ対応ネットブックでArtRageを使った時のような感じでした。912Xは感圧式だったのでペン入力で使用でき反応もわるくなかったのですが、筆圧レベルの検出はできず、ネットプックなので描画反応はちょっと遅れる感じだったのですが、このMVPen for iPadもちょうど0.1〜0.2秒遅れる感じで等幅の線が書かれていくという感じで、個人的にはなんだか懐かしい感覚を覚えてしまいました。もちろん感圧と違ってとてもスムーズにあまり力を入れなくても書けるので、書いている感覚というのはかなり違いますが、反応の仕方が似ているという感じでしょうか。なぜ少し遅い反応になっているのか伺ってみたところ、位置検出して移動する筆跡を追いかけながら、ほぼリアルタイムでベクター演算してなめらかな線を書こうとしているため、ということでした。確かにMVPen for iPadで描かれる筆跡は912Xのように処理が遅延して遅い時に出るカクカクした線ではなく、非常に滑らかな美しい線です。気持ちゆっくりと字を書く時には遅延もほとんど気にならないので、この辺りは使い方で慣れるかもしれません。

 実際に書く時にはペン先が少し押し込まれる状態になるよう筆圧をかけて操作するため、まさにペンを利用している感覚で少し面白かったです。MVPen for iPadでは電磁誘導式ペンのように、センサーが常にペン先の位置を画面上に薄いドットで表示してくれるので、自分の書こうとしている位置の確認がしやすいと思いました。ただタブレットの仕様上ペンの当る画面表面と液晶画面の間にガラスが存在するため、ミリ単位で浮いている位置に書く感じになるので、ここも少し慣れが必要だなと思いました。展示機は液晶保護シートが貼られていない初代iPadでしたが、そのままでとてもスムーズに書けるので、むしろ摩擦係数がかわる保護シートは注意して選ぶかいっそない方がいいかもしれません。

 現状では専用アプリでしか動作しないそうで、専用アプリではアプリの操作パネルはタッチが有効になっています。メモや方眼紙などの用紙が選べ、簡単なビジネス用途としても十分な使い勝手になっていると思いました。本当に罫線に合わせてストレス少なくメモを書いていけるので面白いです。カメラロールの写真やカメラから直接撮影画像を下絵として取り込むこともできるので、PaparCameraのような写真のスケッチ化フィルターなどと組み合わせて使うとかなり楽しいことができると思います。ArtRageやPainterのような絵を描くようなアプリは作らないのですかと質問したところ、すぐには難しいが可能であれば対応していきたい(APIの公開等も含めて)とのことでした。そのためには十分な量のMVPen for iPadが売れないといけないですねw

 MVPen for iPadの発売は11月ごろ、価格は1万円くらいに抑えたいということでしたが、まだ詳細は未定ということでした。大きなロットで販売できれば8000円くらいまでにはなるかもしれないということで、人気が出てくれるといいなぁと思います。販売は当面専用Webストアからのみになるということだったので、実機をお手軽に確認できる機会は少ないかもしれません。お試しできる機会があれば躊躇無く参加されることをオススメします。


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■iPadスタンド iProp 簡易レビュー
 遂にフレキシブルアームを使ったiPadスタンド「iProp」が到着したので、実際使ってみた感想など。発売予告から実際入手できるまですごく長かった気がしますが、これは入手して良かったと思いました。とても便利です。若干工作精度が低いなど残念な点はありますが、それを無視できるほど個人的には利便性が高いツールでした。ということで簡易レビューをどうぞ。

 iProp公式サイト
 http://www.iprop.com/

■購入から着荷まで
・発表時に発売通知の登録
・何度がお知らせが来て5/24に発売の通知が!
・事前予約一切無しだったのは好感度アップ
・5/24に即購入 Paypalでの支払い
・Aspire Innovation, LLCでチャージされた
・公式サイトで現在も$79.95で発売中(通常価格は$99.95)
・オプションで3mのiPad充電ケーブル$19.95もあるけど今回はパス
・日本への送料はUPS $76.19
・オーダーと同時にiProp販売側とのコンタクトサイトが用意される
・Aspire Innovation, LLC名義のメールでID/Passが送信されてくる
・重要なお知らせはメールで通知が来てサイトへアクセスすることに
・購入後5/29に通知が来る
・海外の場合現地で税金がかかるかもしれないがキャンセルするか?とのこと
・UPSだと消費税がかかることがあるのは承知していたので問題ないと即答
・6/1に発送お知らせが来て着荷は6/5
・UPSからは消費税は請求がなかったので、合計$152.14。
・日本円でおよそ12770円。
・箱は結構大きく重いので送料にも納得

■組立てと使用感
・スタンド部とそれを台座に止めるネジの工作精度が低く取付けにかなり力が必要
・六角レンチはついているがハンドルなどを付けないと力加減厳しい
・最終的にネジ部がコンマ数ミリ台座から出るため完全フラットにならないorz
・完全に安定させるには台座底面にフェルトなどの工夫が必要
・iPad取付け部は初代専用に設計されているので、iPad2用スペーサーが付属
・スペーサーはウレタンパッドを両面シールでくっつける感じ
・シールの保護紙がはがれにくい
・iPad取付け部はアジャスタブル機構はないので完全にiPad専用
・iPad取付け部背面のスタンド接続部分のダイアルロック部が超固い…
・iPad取付け部の樹脂は弱そうなので折れないよう注意
・ダイアルロックを緩めてスタンド部と組み付けるが安定感は高い
・フレキシブルアームの操作感は固めでちょうどいい感じ
・iPad取付け後スタンド上で操作しても操作のしにくさはあまり感じない
・全高が1m程度なのでベッドサイドやソファでの利用に便利
・長期間使った際に取付け部の樹脂劣化とダイアルロック部の摩耗度合いが心配
・個人的には機構部分の安定感が高く満足
・台座安定感などは工夫で対処できるので問題ない

 個人的には非常に満足度高いです。これで工作精度が高ければ完璧なのにとは思います。最終的に12770円ということで、床置きiPadスタンドとしては安いとは言えない値段にはなってしまいましたが(本体より送料が高いとかw)、国内で販売されるようになればもう少しリーズナブルなお値段で入手できるようになるのではないかと期待して、ぜひ追加購入もしたいので国内販売されることを願いたいと思います。


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■iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証2
 DLNAの動画再生検証環境を更新したので、こちらのコンテンツも更新。サーバが違うと再生できる状況が変化することがわかる。QuickTimeのおかげかiPadではmp4ファイルは大抵再生可能なのである意味便利。

■iPad用DLNAクライアント
 今回試用したのは以下の7アプリ。5/2時点の最新版。
 ・Media Link Player Lite for iPad
 ・DiXiM DMC
 ・AirPlayer
 ・BUZZ Player HD
 ・LivingMediaPlayer
 ・EyeconTroller
 ・SmaertStor Fusion Stream DLNA Digital Media App

■再生対象
 Ubuntuの検証と同様。サーバ2種類、ファイル15種類。MP4ファイルについてはプロファイルを複数用意し、全てWeb Optimizedなファイル。結果は先頭の略号で表記。MediaTombについてはコンフィグでGUIを利用可能にしファイルパスを設定したのみで、後の設定はインストールデフォルト。

 サーバ:
  PB)Playback 1.7.4 (MacOSX 10.6.7)
  MT)MediaTomb 0.12.1 (Ubuntu 11.04)

 ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

■結果
1)Media Link Player Lite for iPad
 PB/MT共にmp4ファイルは全て再生可能。それ以外はNG。 日本語ファイル名OK。

2)DiXiM DMC
 PBはサーバ上のフォルダ自体が表示できず。
 MTはmp4ファイルは全て再生可能。それ以外はNG。 日本語ファイル名OK。

3)AirPlayer(mp4はQTプラグインon、それ以外はoff)
 PB/MT共に全ファイル再生可能。日本語ファイル名OK。
 PB/MT共にD,E,Oは音ズレコマ落ち有り(MTは音ズレコマ落ち少ない)

4)BUZZ Player HD
 PBはサーバ上のフォルダがリスト表示されるものの選択できず
 MTでは全ファイル再生可能。日本語ファイル名OK。D,E,N,O音ズレコマ落ちあり。

5)LivingMediaPlayer
 PBではサーバ上のフォルダやファイルが表示されるものの全て再生不可表示
 MTではmp4ファイルは全て再生可能。それ以外はNG。 日本語ファイル名OK。

6)EyeconTroller
 PB/MT共にmp4ファイルはI,M以外再生可能。avi,mkv,wmvはNG。 日本語ファイル名OK。

7)SmaertStor Fusion Stream DLNA Digital Media App
 PBはサーバ上のフォルダが表示されるものの各フォルダ1つしかファイルが表示されない。
 リストされたファイルも再生はエラーでできず。
 MTはmp4ファイルは全て再生可能。それ以外はNG。 日本語ファイル名OK。
 ただしサーバが表示されるまで非常に時間がかかり、動画の読込みも遅い。

■所感
 DLNAサーバとしてMediaTombの互換性の高さが伺える。Playbackでは再生に進めないものも複数あった。サーバの管理はPlaybackの方が簡単だが、互換性と軽さを重視するならLinuxでMediaTombを動作させるのがオススメということに。改めてAirPlayerの柔軟性の高さは素晴らしいと思う。MTをサーバにした場合BUZZ Playerもかなり再生できたが、多機能故に操作自体がやや煩雑になるため多少慣れが必要かもしれない。やはり今のところお勧めはAirPlayerという感じ。ちなみにiPadではmp4ファイルがWeb Optimizedであってもなくても関係なく再生可能だった。EyeconTrollerで1080pのmp4が再生できなかったのはアプリ上制限されているだけのように感じる。


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■MacOSXでTVMOBiLi(DLNA対応サーバ)を使ったメモ
 Galaxyシリーズに導入されているAll Share対応と謳われているFreeのDLNAサーバTVMOBiLiをインストールしてみたメモ。Mac/Win/Linux対応の上、ユーザ登録することでブラウザからも動画コンテンツを見ることができる機能が含まれていて、なかなか高機能。友人間でコンテンツの共有もできるらしい(未検証)。設定のI/Fもわかりやすい。最初Linux版をダウンロードしてみたが32bitのみ対応らしく、64bitのUbuntu11.04にdebファイルでインストールしようとしたらアーキテクチャが違うと怒られたorz Linux用はRedHat用rpmとDebian用debが用意されているがどちらも32bit向けのよう。仕方がないのでMacOSX用をダウンロードして使ってみた。

■ダウンロードとインストール
 以下のURLからMac用をOSのバージョンに合わせてダウンロードする
 http://www.tvmobili.com/download.php
 インストールはpkgファイルをダブルクリックして指示に従うだけ
 OSX10.6ではインストール完了後、TVMOBiLiの受信を許可するかダイアログが出るので許可しておく。同時にSafariが自動的に開いてブラウザで管理画面にアクセスする。ローカルのポートはTCP 30888。
 
■設定
 ブラウザ画面のSETTINGSから設定を行う。デフォルトでMY FOLDERSとしてOSX内のユーザ全員のMusic/Movies/Picturesが共有されているので注意。[Delete]リンクを押して削除する。削除した上でNEW DIRECTORYから共有したいディレクトリを指定して登録する。

 とりあえず、EXTERNAL ACCESSはオフにしておくことをオススメ。画面右上にログインの項目があるが、ローカルで利用するだけならログインは不要。

■クライアントからの利用
 All Shareコンパチブルということなので、GalaxyTabでアクセスしてみるが、初めてVideo項目にフォルダが表示されたものの、フォルダを選択しても何も起こらず…動画コンテンツにたどり着けないorz PicturesもAudio項目も同様。うーん…。

 iPad2から定番のAirPlayerでアクセスするとこちらからはmp4コンテンツの再生が可能だった。TVMOBiLIのサーバにアクセスすると最初標準設定されている5つのフォルダ(Channels/Favorites/My Content/My Friends Content/PlugIns)が表示される。先ほどMY FOLDERSで指定したローカルのコンテンツはMy Content以下で参照できる。TVMOBiLiは共有されたフォルダの中身をフラットに並べ替えて表示するタイプで、A-C等ディレクトリindexを提供して参照しやすくする工夫がされている。ただし日本語対応がNGで化けてしまうため、英語ファイル名で利用する必要がある。またファイルの拡張子が表示されないため、フォーマットが判別できないのが残念。

 ということで残念ながらあまり実用的ではなかった。他のDLNAサーバにはあまり見ない特徴として、インターネット経由でコンテンツ共有ができるようなので、興味の在る方はどうぞ。


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CentOSにphpBB3をインストールしたメモ

■CentOSにphpBB3をインストールしたメモ
 iPhone対応のphpBBを構成したかったので、試行錯誤したメモ。

■使ったもの
・phpBB3
 http://www.phpbb.com/downloads/
・日本語ファイル
 http://www.phpbb.com/customise/db/translation/japanese/
・autoMOD
 http://www.phpbb.com/mods/automod/
・phpBB Mobile 2.0.0 RC2
 http://phpbb-mobile.com/forums/viewtopic.php?f=7&t=79 
・touchBB.php
 http://www.messageforums.net/iphoneforumreader.php

phpBB Mobile 2.0.0 RC2はiPhoneやiPadのSafariからWebアクセスした際にphpBBのフォーラムを参照することを可能にするMOD。touchBB.phpはiPhone/iPadアプリのTouchBBからphpBBをアクセス可能にする。

■インストールのメモ
・phpBB3のインストールは最初から日本語ファイルを設置してから行うと楽
 英語で設定してから日本語化するといろいろと面倒
・autoMODを使うとMODのインストールが超楽
・phpBB Mobile 2.0.0 RC2はtar.gzで提供されているのでzipに変換してautoMODでインストール
 MacOSX上で変換したらエラーになったが、linux上で変換したら問題なかった…
 手動でインストールしようとすると大ハマル…
・TouchBBの専用アプリは 無料版のLiteでOK 有料版もあり

 phpBB Mobile 2.0.0 RC2は機能が絞られているので標準スタイルとして強制しないよう注意。

後で追記するかも。


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■iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証
 英HandtecからiPad2 16GB Wi-Fiモデルが到着したので、DLNAクライアントの動作について確認してみる。基本的にできることは前回の検証と変わらないはずだが、検証するiOSのバージョンが上がって環境が大きく変わっていたり、CPUパワーが向上したりアプリのアップデートがあったりで変化があることに期待して確認を行ってみることにした。今回 iOSは4.3.1,DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.7.4を利用。環境の紹介はこちらを参照。複数の動画フォルダを共有した状態で検証。

最新の記事はこちら
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1072

■iPad用DLNAクライアントを比較して試す
 今回試用したのは以下の7アプリ。4/4時点の最新版。

 ・Media Link Player Lite for iPad
 ・DiXiM DMC
 ・AirPlayer
 ・BUZZ Player HD
 ・LivingMediaPlayer
 ・EyeconTroller
 ・SmaertStor Fusion Stream DLNA Digital Media App

 再生対象フォーマットはAndroidの検証と同様に以下の9つ。
 A) 1280×720 H.264 AAC mp4
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4
 C) 640×480 H.264 mp3 avi
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv
 E) 640×480 DivX mp3 avi
 F) 640×480 Xvid mp3 avi
 G) 1280×720 x264 AAC mkv
 H) 480×272 H.264 AAC mp4
 I) 426×320 H.264 AAC mp4

1)Media Link Player Lite for iPad
 再生可能:A,B,H,I 日本語ファイル名OK

2)DiXiM DMC
 サーバ上のフォルダ自体が表示できず

3)AirPlayer
 再生可能:全ファイル 日本語ファイル名OK
 ただしGは音ズレ有り

4)BUZZ Player HD
 サーバ上のフォルダがリスト表示されるものの選択できず

5)LivingMediaPlayer
 サーバ上のフォルダやファイルが表示されるものの全て再生不可表示

6)EyeconTroller
 再生可能:A,H,I 日本語ファイル名OK

7)SmaertStor Fusion Stream DLNA Digital Media App
 サーバ上のフォルダが表示されるものの各フォルダ1つしかファイルが表示されない
 Hのファイルがリストされたが再生はエラーでできず

■所感
 改めてDLNA/UPnP関連ソフトウェアの互換性の問題を痛感。iOSが4.3.xになった時点で一部製品と非互換が発生していたが、更にサーバの設定状況で表示や再生できる内容が大きく変わってしまうことが判った。DLNA/UPnP関係は十分な情報収集と検証が必要。現状では再生対応フォーマット数やサーバ対応の柔軟性からiPad環境では、AirPlayerが最善の選択肢ではないかと思われる。iPadと比較してiPad2でCPU関連がパワーアップしたことにより、QTプラグインを使わない設定時のGファイルの音ズレも少なくなっていることが実感でき、avi系のファイルの再生も非常に安定した印象となっている。現在の価格は600円だが十分に価値のある値段だと思われる。

 ※ちなみに英からの輸入版iPad2でも「設定>一般>情報>認証」で技適マークの表示が可能です。


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■MacOSX用DLNA/UPnPサーバソフト4種比較
 これまで利用してきたPS3 Media Serverだが、iOS4.2以降DLNA対応アプリケーションで動画再生がうまくできなくなってしまった。そこで仕方なくiPadのiOSを3.2に戻して使ってきたが、今回iOS4.3のリリースに向けて現状改善のためMac用のDNLAサーバをいろいろ試してみることにしたメモ。とりあえずAirPlayerでmp4ファイルが再生できるまでを検証。各種フォーマットについては別途検証記事を書く予定。検証に使ったiMac(Core i7)のOSは10.6.6。再生はiPhone 3GS/iOS4.2.1上のAirPlayer 1.0.08。日本語環境での実験。

■PS3 Media Server 1.10.5(無償)
 http://ps3mediaserver.blogspot.com/

 MacOSX用に1.20.409-Betaも存在するが、UNSTABLEだけあって手元の環境では起動しなかった。1.10.5のままだとmp4は再生不可能。調べてみたところMedia Link Playerをリリースしているアルファシステムズ社のページに以下の記述があった。

PS3 Media Serverが特定の通信方式(keep-alive)に対応していないため、iOS4.2ではPS3 Media Server上の動画は再生できません。

 接続を確認済みのデバイス
 http://www.alpha.co.jp/biz/products/dlna/mlplayer/device_connectivity.shtml

 ということでiOS4.2以降では現行のPS3 Media Serverを使っている限り再生はできない可能性が高い。バージョンアップで対応される可能性は否定できないが、ベータリリース版の日付を見ても当面期待薄なので、やはり他のサーバを利用するしかなさそうだ。

■TwonkyMediaServer 6.0.28(1795円 30日間試用可能 日本語UI)
 http://www.twonkymedia.com/products/twonkyserver/default.aspx

 Windows/Android系でもよく利用されるDLNA対応製品をいろいろリリースしているTwonkeyの製品。利用者も多いだけあって日本語のドキュメントも用意されている。価格も安く手ごろ。OSX用アプリは起動後ブラウザで設定を行うタイプ。http://localhost:9000/にアクセスするので、同じポートを使用していないか確認すること。

 AirPlayerでmp4再生可能。再生自体は安定しているが、AirPlayerがサーバをサーチするDevice Listを開いてもなかなかリストに出てこない。しばらく待つと出てくるのだが、遅くて結構イライラするかも。設定は容易だが、複数のビデオフォルダを共有すると、AirPlayer側で「ビデオフォルダー」を選択した時に、(「全てのビデオフォルダー」を選択していないのに)共有設定したフォルダの中身が全部フラットにリストされてびっくりした。「全てのビデオフォルダー」を選ぶとフォルダなしで全動画ファイルがリストされるが、「ビデオフォルダー」ではちゃんとフォルダ分けはされている。共有設定したフォルダの1階層目にあるファイルが全部まとめて表示されてしまうよう。設定でなんとかできるのかもしれないが、ちょっと不便さを感じた。

■MediaLink 2.14(20$ 30分間試用可能 英語UI)
 http://www.nullriver.com/products/medialink

 App Storeからも入手可能。コントロールパネルに直接インストールされるサーバアプリ。設定は非常に容易。トランスコード用の設定も済んでいるので気軽に利用できる。ApertureやiPhoto、iTunesと連携しているのでOSXとの親和性は高い。残念ながらAirPlayerではDevice Listへの表示はすぐだったものの、mp4再生ができなかった。Media Link Playerでは適切に再生可能なことからKeep-Aliveとは違う事情で再生ができない模様。使い勝手がかなりいい感じなのでちょっと残念。mp4でライブラリが構成されているならMedia Link Playerと合わせて利用することで便利だと思われる。

■Playback 1.7.2(1300円 6日間一回30分2セッション試用可能 英語UI)
 http://www.yazsoft.com/products/playback/

 アプリケーションフォルダにインストールする普通のアプリ。コンパクトな設定画面で使い勝手もいい。ApertureやiPhotoに加えてAdobe LightroomやPhoto Boothにも連携対応している。帯域制限もかけられるので秀逸。AirPlayerでのmp4再生問題なし、Device Listへの表示も速く再生も安定している。価格も有償3種の中では最も安くオススメできる。試用の制限が厳しく見えるが一度終了すれば期間内なら何度も30分2セッションで試用が可能。またライセンスを入手しやすくする試みが行われており、kagi.comのこちらのページから購入すると1300円で3ライセンス+Attachments Menu1ライセンスのおまけが付き、更にこちらのページによると各種ディスカウントが受けられるようだ。日本からの申請が可能かわからないが、試してみようと思う。

※blog記事の件を翻訳のリンクを添えてPlaybackの開発元Yazsoftに通知したところ、翌朝にはNFR (Not for Resale)のライセンスをメールでくださいました。メールへのお礼も別途丁寧にいただきました。とても素晴らしい対応だと思います。

■まとめ
 現時点でiOS4.2以降のデバイスのために、OSXでDLNA/UPnPサーバを立てる場合にはPlaybackが最もオススメな選択肢になると思われる。これでやっとiPadをiOS3.2からアップデートできそうで安心できた。今回はiOS向けだったが、近日他のDLNAクライアントアプリの動作比較や、Android端末での検証も行ってみたいと思う。


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