FUSION SMARTalk インプレッション

■FUSION SMARTalk インプレッション
 いつものようにfansfans経由でフュージョン・コミュニケーションズ社主催の「IP電話革命を起こせ!「SMARTalk」ブロガーイベント」に当選し参加させていただきました。SMARTalk自体は発表時から知っており興味もあったのですが、利用しないままで来ていたのでこのイベント当選を機会に登録をし利用させていただいています。その辺りの感想も踏まえて簡単ながらインプレをしていきたいと思います。

■SMARTalk
 今回はiOS版のみで試用していますのでインプレはiOS版のものになります。Android版も存在しますが、現在Android端末をメインには使っていないので後で述べる仕様上の制約と合わせて検討の上、iOS版のみを使用しているという状況です。まずは端的にポイントを書き出してみます。

【評価できる点】
・050番号が無料で手に入る(ユニバーサル料はFusionが負担)
・アプリの安定性が高い(Acrobitsを採用)
・音質はかなりよい(PHSと同等かと感じる)※ただし電波状況による
・通話録音が可能
・操作性が非常によい(特に履歴と録音確認はやりやすい)
・留守録が無料かつメールで通知とリンクが届くので便利
・留守録はスマホからでもPCからでも確認できる

【改善して欲しい点】
・SIPSに対応していない
・同一アカウントの複数デバイス同時着信呼出に対応していない
・HP等の案内で無料の範囲がわかりにくい

 このblogでもSIPアプリの検証で何度か取り上げていますが、iOS版では動作に定評のあるチェコのAcrobits社のSIPアプリを採用し、自社社員をチェコにまで送り込んで開発をしたという部分は非常に評価できるなと思いました。過去の検証でもAcrobits Softphoneは安定しており音声の遅延も少なく非常に使えるアプリだと感じていましたので、それを2chを含めて様々な情報収集の中から選び出すというところに本気度も感じましたし、実際のアプリも日本人に十分判りやすく作成されており、単なるローカライズにとどまらない使い勝手が実現されていると思います。またサーバ側設備も原則自社開発をすることでこうした低コストのサービスをできるよう努力されているということで、非常に素晴らしい姿勢だなと思いました。

 通話品質は帯域に余裕のあるWiFi接続時と3G/LTE接続時ではコーデックの切替えがされているとのことでしたが、3G/LTEでも原則64kのG711uLawを試み必要に応じて32kでSpeex等が利用されるとのことで通話品質にも十分な配慮がなされていることが伺えました。実際電波状況のよいところではPHSからの着信にほぼPHS同等の音声品質で通話ができており、快適さを実感することができました。電波状況の悪いところではやはり厳しいようですが、32k用コーデックでは通信ヘッダ込みでおよそ100k、64k用コーデックではヘッダ込みで256k程度の帯域があれば通話ができるはずとのことでしたので、昨今のプラチナバンドLTE対応のスマホであれば比較安定的に通話できるのではないかと期待します。

 サービス面においても、スマホ用IP電話ということで着信や通話の不安定性をカバーすべく、留守電録音や転送設定は無料で利用でき、通知も含めて実際の使い勝手に沿った実装がなされていると感じました。PHSから録音した限りでは十分聞取りやすい録音でしたので、実用になんの問題もないと思われました。転送については設定自体は無料なものの、実際の転送先への接続には料金がかかるケースがあるので注意が必要です。転送先が一般固定電話や携帯番号だった場合、転送電話が転送されている時間の分SMARTalkでの通話と同じ8.4円/30秒の料金がかかります。

 このようにメリットが十分に感じられるIP電話アプリではありますが、実際の使用には注意すべきことがあります。上記の改善要望点でも書いたようにSIPSプロトコルに対応していないため、無料WiFiやWEP等の脆弱な暗号設定のWiFiを利用した場合、非常に簡単に通話盗聴される可能性があります。SIPの盗聴や盗聴データの音声化はかなり容易と言っていい技術なので、通話時には3G/LTEをできるだけ使うか、WiFiで利用する場合には十分信頼できる経路か、VPN接続経由での利用をオススメしたいと思います。Acrobits社自体はSIPS対応のSIPアプリをOEMでもリリースしていたはずなので、ぜひとも選択的に利用可能にしてもらえるといいなと思います。(SIPSは暗号化の分帯域を余計に使いますので、3G/LTEでは通話品質に影響がでやすくなることと、サーバ側の負荷等から実装選択されてないのだと思いますが、必要に応じてユーザが選択的に利用可能とする分には安全な通話オプションとしてコストをかけすぎず有効なサービスになると思います。)

 また、ひとつの050番号のアカウントを複数のスマホ端末で利用することはアプリのインストールとアカウントの設定で可能は可能とのことなのですが、発信では問題なくても、着信時にそのいずれか一台にしか着信できない(SIP的には全てのデバイスを鳴らすことは可能なのですが、サーバ側の負担等の制約から、最も直近でSIPレジストした端末だけに着信するように制限をかけているとのことでした)ため、取り逃ししないように注意が必要になります。不在になった場合でも不在通知のお知らせは届きますので気付くことはできるのですが、複数デバイスで利用するとリアルタイムの着信を逃すリスクがあることは常に覚悟しておく必要があります。

 個人的にはこのサービスは非常に嬉しい内容になっていると思いますし、着信メインで使用しつつ発信でも低コストで利用できるので、このまま050番号をしばらくメイン番号と併用してみようと思っています。フュージョン・コミュニケーションズ社は常に非常に意欲的なサービスを展開されているので、ぜひこのままどんな会社の傘下になろうとも、わくわくするようなサービスを続けていってもらいたいと思います。

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■docomo GalaxyNote SC-05D SGNBN版レビュー
 28日に行われたSAMSUNG GALAXY BLOGGERS NIGHT IN TOKYO (SGNBN)に参加してきたので、GalaxyNote SC-05Dのレビューを書いておこうと思います。イベントでは展示機が多数用意され、SC-05Dの特徴であるペン入力を存分に試すことができるようになっており、多数のプロの似顔絵描きの方々が参加者の似顔絵を描いてくれる等の製品アドバンテージを活かしたプレゼンがされるなどとても的確な演出がされていたと思います。詳しい様子はTwitterのハッシュタグ #SGNBN で検索していただくと写真なども多数掲載されていて盛り上がり具合がわかっていただけると思います。既に海外で500万台以上販売されており、レビューも続々と登場するでしょうから、ここではいつもどおり気になったポイントに絞って書いていこうと思います。

■ハードウェア
 白カラーのボディのみが発売されるという珍しいパターンですが、実機を最初に確認した印象では大きさよりもまず、白が非常にクリアでツヤがあり思った以上にキレイだなと感じました。ケース背面の白は樹脂パーツですが初代GalaxyTab SC-01Cと同様に安っぽさをあまり感じさせない上品な印象の素材なので、所謂中華Padの白ケースとは趣が異なります。SC-04Dと同様パキパキ外すことができるくらい薄い素材なのに…Samsungのコーティング技術は結構すごいなと思いました。手に持った感じも特に滑りやすいわけでもなく、サイドが丸みを帯びていることで手に馴染みしっかりホールドできていい感じです。人によっては薄く巨大になったiPhone3GS白という印象を持つかもしれませんw サイズが一般的なスマートフォンに比べ大きめであることは確かですが、ペンを使った両手持ちでの操作を前提と考えれば、常に持ち歩いてすぐに使えるメモサイズということでとても納得できる大きさだと思います。大きさに合わせてバッテリーは2500mAhということで大きめです。LTEに対応していることで、これでも十分と言えるかは微妙なところかなと思いますが、流石にF-05Dのように夕方になると残量を心配しなくてはいけないということはなさそうなので少し安心でしょうか。

 ディスプレイは5.3インチのHD SUPER AMOLED、解像度は1280×800ということで1280×720のSC-04Dより少し大きめ広めになっています。画面の精細感が多少落ちるかとも思ったのですが、全くそのような印象はなく非常にキレイで精細感のある美しいディスプレイだと感じました。特筆すべきはその圧倒的な輝度で、イベント会場の強烈なライトアップにも全く怯まずGalaxyNexusやGalaxyTab7.7の最大輝度と比較しても、70%程度の設定で同等の明るさを実現していました。展示用に特別な設定がされていたのでなければ、GalaxyNexus以上に日中の太陽光の下でも美しい表示を実現できる明るさになっているのではないかと思われます。ただ液晶下左右にあるタッチ式ボタン2つはイルミネートして表示されるのですが、白地に白で輝くため室内でもやや目立ちにくく太陽光の下ではほとんど見えないのではないかと心配になりました。

 タッチスクリーンは非常に快適で反応は非常に素晴らしいと思いました。ペン入力が可能ということで一般的なデジタイザを想像するとタッチスクリーンの美しさにはびっくりするかもしれません。見た目は普通のスマートフォンのスクリーンと全く変わらない画面に、ペンによって書き込みが可能になっています。しかも128段階の筆圧感知対応ということで本当にこれには驚かされました。iPad向けEN309iなど静電式タッチパネルで効果的なペン入力を可能にするツールをレビューしていたり、静電式パネル対応スタイラスや古くはWACOMのペンタブやTabletPCもいくつか試したことはありますが、Galaxy Noteはそのいずれとも異なる次元の快適な入力が可能になっています。リニアに非常に滑らかな線が引かれますが、描画しながらベクタライズを行っているので0.1秒未満程度とはいえわずかなタイムラグはどうしても感じます。それでもおそらく容易に入手可能な製品では最高レベルのペン入力が実現されているのではないかと素直に感動しました。Sペンという本体添付のペンは一見任天堂DS用のよくあるタッチペンぽい印象ですが、ボタン操作と組み合わせることでGalaxyNoteで様々な操作も可能になるなど、非常によく設計されており唸らされます。イベントの中で「GalaxyNoteは体験型の商品」という表現をされていたのですが、まさにその通りでこれはぜひ量販店等で他のペン入力機器と比較して欲しいと思います

 カメラも必要十分なものが付いていると思いますが、どうも少し熱に弱いようでカメラ設定画面を撮影していたら急に「温度上昇を検知したため、カメラを終了します。」とダイアログが表示され強制終了してしまいました。GalaxyNoteの本体は全体にほんのり暖かい程度で、SC-04D同様ややカメラ下部付近が熱くなる傾向があるようですが、そのダイアログが表示された時点ではカメラ周りも他部位よりは暖かいと思うものの熱いというほどではなく、この程度で強制終了?とちょっと意外に思ってしまう感じでした。場合によってはケースなどを選ぶ際に放熱は意識した方がいいのかもしれません。展示機ということで連続充電や照明等の外的要因もあるのかと思いますが、製品版ではカメラ付近の発熱が改善されていることを期待したいと思います。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.3.6、カーネルバージョン 2.6.35.11-SC05DCMLCE-CL1049364 se.infra@SEP-51 #2、ベースバンドバージョン SC05DOMLCE、ビルド番号 GINGERBREAD.OMLCEとなっていました。UIはTouchWIZですが、ディスプレイの影響かややすっきりした印象になっています。当然のようにプリインストールアプリてんこ盛りで75個も入っています。再起動直後に動作しているプロセスも少し多く26で、メモリも229M使用と使用可能メモリ654Mの35%程度が使われてしまっていました。相変わらずdocomoプリインアプリが起動するので、マチキャラとかiチャネルとか地図ナビとかどうでもいいものはすぐに消した方がいいかもしれません…。特筆すべきは日本語手描き入力として7note with mazec-Tがプリインストールされていることです。個人的にはあまり手描き入力に興味がなかったのですが、今回試用してみてSペンの仕組みと合わせて非常に面白く感じられました。相当ラフに書いてみても判別してくれます。一筆で草書のようにしてもそれなりに合ってるなど、なかなかがんばってくれるなぁというのを実感できました。おそらくGalaxyNote用にうまく調整されているのだと思いますが、他機ではうまく認識されない悪筆な方でも一度試してみてもいいのではないかと思います。

 個人的にカメラの設定がいろいろできるところがちょっと面白かったので紹介しておきます。最大撮影サイズは3264×2448です。シーン撮影の選択項目が非常に豊富に用意されており「なし・ポートレイト・風景・夜景・スポーツ・パーティー/室内・ビーチ/スキー場・夕焼け・夜明け・紅葉・花火・テキスト・キャンドルライト・逆光」とすごく盛り盛りです。夕焼けと夜明けとかどうパラメータが違うのか興味深いところです。撮影モードも「通常撮影・スマイル撮影・美肌モード・パノラマ・アクション撮影・マンガ調」などが用意されていました。美肌モードはSペンで操作するメイクアップアプリ(イベントで紹介されてましたがちゃんとメモとらなかった…)などと連携して利用できると思いますので女性にはうれしいかもしれません。ちょっと気になったのはISO設定で100〜800までの範囲にとどまり、シーンが重視されているなど他オプションが豊富な割に選択肢が少なくなんとなく物足りないかもという感じがしました。

 MicroSDにテストファイルを入れて持って行ってたので、動画の再生テストも試させていただけました。さすがにDLNAまではやりませんでしたが、ローカル再生は以下のような感じです。再生はギャラリーアプリから動画を選択して再生しています。(docomo製メディアプレイヤーは試していません)

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

ローカル再生
 全ファイル再生可。ただしQのみ映像出ず。
 ほぼ全てのファイルがスムーズに再生された。

 さすがGalaxyシリーズという感じで、1080p60fpsのQだけは映像がうまく出ませんでしたが、それ以外は全てスムーズに再生してくれました。GalaxyTab7.7同様flv動画も再生出来ました。5インチで画面も大きく精細感のある表示なので、動画のビューワーにもバッチリな感じです。この点だけで言えばSC-04Dが格安で入手できる状況ではそれほどの大きなポイントにはならないかもしれませんがw

■まとめ
 革新的とまでは言わないまでもこれまでのどの製品よりも使いやすいと思われるレベルのペン入力と、その対応アプリを装備したことでGalaxyNoteは現状ほぼ並ぶもののない最強メモデバイスになっていると感じました。ペンタブでは当り前になっている筆圧検知をこれほど見直しさせられるとは思っていませんでした。もっと改善できると思う操作ポイントはないわけではありませんが、これまでのペン入力にがっかりさせられた方でも一度試してみる価値はあると思います。韓国では相当に売れているようですが、おそらく国内でもかなり売れるのではないかと思いました。Samsungは発売に合わせて全国でGalaxyNoteが体験できるイベントを用意されるようなので、ぜひ実感されることをオススメします。噂では若干高めの価格になるようですが、きっと入手しやすくするキャンペーンなども用意されるのではないかと思っています。個人的にも入手してみたいと思うのですが、経済的理由で安価になるのを待たざるを得ないかなと思っています…。

 このデバイスは単にスマートフォンにペンを足しただけではない可能性をもたらしてくれるような気がします。Android4.0のアップデート対応はSamsungとしては積極的であるとのことなので、やるかどうかはdocomo次第になりそうです。更なる進化を見てみたいと思わせるデバイスなので、購入される方はぜひdocomoにアップデート要望をしていただきたいなと思いますw

以下Twitterでポストした写真のリンクです。(抜粋)
(注 Twiple廃止のためリンクを削除しました)

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■第3世代iPadでDLNAクライアント動画再生比較検証
 第3世代のiPadが発売されたので恒例?のDLNAクライアウントの動画再生比較をしてみる。iOSのバージョンはもちろん5.1。iTunesも10.6になり1080pまで対応したということなので、ローカル転送での再生も一応確認してみた。画面解像度向上に合わせてGPU性能も上がっているということでどこまで再生可能か非常に興味深い。

 これまでのiPad DLNA動画再生比較はこちら
 iPad用DLNAクライアント動画再生比較検証
 http://blog.isnext.net/issy/archives/455
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証
 http://blog.isnext.net/issy/archives/942
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1072

■iPad用DLNAクライアントを比較して試す
 今回試用したのは以下の5アプリ。有料だが新しいDLNAアプリがあったので評価。3/16時点の最新版。
・AirPlayer 450円
・GoodPlayer 250円
・8Player 450円
・MediaConnect 450円(アプリ内決済)
・PlayerXtreme 85円(Network Access Add-onアプリ内決済)

■再生対象
 いつものテスト用ファイル。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。例によってDLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.10を利用。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

■結果
・ローカル再生
 テストファイルを全て選択してiTunesのビデオにドラッグイン。当然mp4以外は登録されず…。
 その状態で同期によりiPadに転送できたのはQを除くmp4ファイル全て。1080p/60fpsはNGの模様。
 もちろん転送できたmp4は全て再生可能。

・AirPlayer(mp4はQTプラグイン、それ以外はffmpeg)
 全ファイル再生可能。ただしD,Eはぎこちなくコマ落ち気味。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。
 iPad2であったOの音ズレはなくなったものの、Oを再生するとタッチ操作が効かなくなる問題あり。
 D,E,Oの音ズレが感じられず、再生能力の向上を実感できる。

・GoodPlayer(mp4についてはiPodプラグインでの再生、それ以外はURLを直接再生)
 全ファイル再生可能。ただしBはコマ落ち多く実用不可。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。
 D,E,Oの再生はなめらかで問題無し。操作感は微妙だがAirPlayよりもmkv再生は優秀。
 DLNAサーバは画面右下アイコンからUPnP/DLNA クライアントを選択して表示可能。

・8Player
 全ファイル再生可能。Qはロードしてしまえば問題なく再生可能。D,Eの再生はややコマ落ち感あり。
 UIは割とキレイで使いやすい印象。FreeのLite版はフォルダにある先頭から5つのファイルのみ再生可能。

・MediaConnect + FlexPlayer
 全ファイル再生可能。ただしA,B,C,D,Eは再生時コマ落ち画像乱れあり実用不可。
 avi,mkv,wmvは無償のFlexPlayerを別途インストールして再生する。連携はうまく機能している感じ。
 Freeではフォルダにある先頭から3つのファイルのみ再生可能
 課金しないと全ファイル再生できないorz

・PlayerXtreme
 全ファイル再生自体は可能。ただし実用的な再生ができたのはA,C,F,G,H,J,K,L,Nと半分程度。
 1080pの全ファイルと60fpsの全ファイルがコマ落ちや画像乱れで実用不可。mkvもコマ落ち激しい。
 DLNAサーバ検出に時間がかかる上にフォルダを移動するたびスキャンするらしく動作遅い。
 UPnP接続にはNetwork Access Add-onの追加が必要。

 ※表示具合はともかくアプリがエラーを出さず再生動作を行っている場合、再生可能と表記しています。

■まとめ
 なんと1080p/60fpsの動画が(転送に左右されるとはいえ)DLNA再生できてしまって驚いた。さすがにデータ量が大きくロードより再生が先行してバッファリングを頻繁にしてしまうので、高速なWi-Fiに接続し再生開始前に相当量の先読込みをして大きなバッファを確保する必要があり、気軽にストリーミング再生するのはなかなか難しいと思われる。とはいえGalaxyTab7.7を始めとして手元のAndroid端末で1080p/60fpsをDLNA再生しきる端末はないので、第3世代iPadのA5Xプロセッサのパワーを実感することができた。アプリ面ではこれまで最強かなと思っていたAirPlayerを再生能力の部分で上回るGoodPlayerを見つけることができた。若干UIデザインが使いにくいとか動画再生時にまずフルスクリーン表示するとか微妙なところもあるが価格も安く、mkvのライブラリを多く持っている場合には有用な選択肢になりそう。

 第3世代iPadになったことで画面解像度が向上し720p以上の動画の美しさがとても心地よい。さすがにVGAサイズの動画などはボケ具合が気になることがあるが、HDコンテンツについてはあまり心配はいらないように感じた。写真や字が美しく見えるのはもちろんだが動画でも効果は高いということで、ソフトウェア面でもより高解像度多フォーマットに対応したDLNAアプリが増えてくれることを期待したい。

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■Archos 80 G9 ICSアップデート レビュー
 Archos 80 G9に待望のAndroid4.0 ICSアップデートが来たので早速アップデートしてみました。当然ながらハード的には変わっていないので、ソフトウェア的な部分について簡単にレビューしておこうと思います。前回のレビューについては以下からどうぞ。

 Archos 80 G9 タブレット レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1686

■ソフトウェア
 Androidバージョンは4.0.3です。ファームウェアバージョン 4.0.4 ボードバージョン A80S-V5、OMAPバージョン OMAP4430 ES2.2、ブートバージョン 不明/5.05.000003-C0x00、ビルド番号 MR1.20120227.111632となっていました。ビルド番号の発番ルールが大きく変更されています。詳細な変更点についてはこちらから確認できます(ICSになったことでChangelogのURLが変更されたようです)。日本語入力はデフォルトでやはりオムロンのJapanese IME Ver.1.3.5が導入されています。

 アップデートファームウェアのダウンロードには少し時間がかかりましたが、アップデート自体はマイナーアップデートとほぼ変わらないくらいの時間で終了します。アップデート後は初期設定画面の言語選択から始まりますが、Googleアカウントやメディアデータなどはそのまま残っていますので一応安心です。ただ変更が結構大きいためか、設定終了後にいくつかのアプリでエラーが出たりしたため、一度フルリセットして設定をし直しました。再設定後は安定して使えています。ICSでは壁紙がシックなものに変更されており、ホーム画面のアイコンが少し大きく表示されるようになりました。LCD Densityの設定が少し変更されているような気がします(詳細は未確認)。日本語フォントは少しキレイに表示されているように思いますが、やはりモトヤでなくCJKフォントのままでした。

 設定アプリのメニューはGalaxyNexusとほぼ同等になっており、「開発者向けオプション」も存在しています。Archos独自の「3G stick」「Repair&formatting」項目も顕在です。Archos独自関連では「無線とネットワーク」に「Shared folders settings」「Remote Control settings」、ディスプレイに「Animation」「Overscan」、電池に「Deep Sleep」、言語と入力に「Archos Remote IME」「External Keyboard Layout」などが追加されているのがわかります。Remote関連はArchos Remote関連のものだと推測できます。今回はどうもIMEだけリモートのものを使ったり、USBの外部キーボードを使う際のキーボードレイアウトを指定できたり(日本語も設定できます!たぶんJIS配列対応)と、入力周りに一工夫がされているようです。日本語キーボードに対応してくれているのは嬉しいですが、それならフォントも何とかして欲しいところですね。

 全体的な動作は快適ですが、タッチでボタンを押す際などに稀に反応しないことがあるように思いました。おっ?と思ってやり直すことがあったのですが、これは3.xの頃にはほとんど感じなかったので少し気になります。いくつかアプリの動作確認をしたのですが、デフォルトブラウザがとても快適になっている感じがします。ページのロードも速く一旦ロードしたページではスクロールの動作がとてもスムーズです。一方Chromeをインストールして試したところ、ページをロードしきってからの動作は快適なのですが、ロード時間がデフォルトブラウザよりも遅いため、ロード中にスクロールした際のフォント表示がかなりもっさりに感じられてしまうことがしばしばありました。ICSというよりもChrome betaの問題だとは思いますが、80 G9のメモリが少ないことが影響している可能性もありそうなのでChromeを利用する際には一応気にしておいた方がいいかもしれません。ICSアップデート直後にマーケットがPlayストアに更新されましたが、こちらも問題なく利用できています。

 ICSになって動画再生も更に向上しているかと期待して確認してみましたが、こちらは前回レビューと結果は全く変わらずということで変化なしでした。元々の動画再生性能が高いのでこれ以上の改善は難しいのかもしれません。ただ、ヘッドフォンジャックからの音声出力が改善されているようで、いつものVictorのHA-FXC71-Bでの再生では音場がやや広くなり低音が増強されて、かなり良くなった感じがしました。全体的に柔らかい音の印象になっていますが、低音不足が改善されたことでより動画や音楽が楽しめるのではないかと思います。

■まとめ
 まだ短い時間しか利用していないので連続稼働の安定性などについては評価できませんが、当初心配された512Mしかメモリがないことが大きなデメリットになっているようには感じませんでした。むしろICSになったことで全体のスムーズさが増し使いやすくなったような印象の方が大きいと思います。少なくともArchos謹製のVideoアプリについては今のところ3.xの時よりも安定してくれているようなので、個人的には嬉しい感じです。あとこれも個人的な印象だけかもしれませんが、3.xの時よりも液晶の発色がキレイに見えるようなチューニングがされているように感じます。動画再生している時のシャープさや階調表示がキレイになっているような…。ともかく、できればフルリセットしてからご利用される方がいいと思いますが、Archos 80 G9のICSアップデートは(ICS非対応のアプリをメインでお使いでない限り)非常にオススメできるアップデートではないかと思います。またしばらく使ってみて気付いたことがあれば追記しようと思います。

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■docomo NOTTV対応 SH-06D/N-06D 気になったことメモ
 雪の中、有楽町の東京国際フォーラムでやっていた「スマートフォン&タブレット2012春」に行ってきたので、帰りにスマホラウンジに寄っていくつか新製品を見てきたのでメモの続き。今回はNOTTV対応で話題の2機種。どちらもたまたま?06Dが付いている。NOTTV自体はまだ放送開始していないのでパスワードで保護がかかっていてアプリは使えない状態になっていた。とりあえずここではハードウェア面中心に気になったことをメモ。

■AQUOS PHONE SH-06D
・Androidバージョン 2.3.5
 ベースバンドバージョン 1.00
 カーネルバージョン 2.6.35.7+ build@Sharp #1
 ビルド番号 00.01.05.R2200 release-keys
・ファームが既にリリースバージョンになってる!
・SH-01D/102SHの系統っぽい OMAPは4460
・展示色は白だけだったような…
・ちょっと背面がゴツイ印象(女性ウケしなさそう)
・ゴツイのにボタン類は小さい…使いにくくね?
・質感はやや重みはあるもののプラスチッキーな感じ
・戻るやホームボタンが本体の一番下端なのでちょっと持ちにくい
・ただその位置に合わせて電源やボリュームが配置されているので下持ちに慣れれば平気かも
・LTE対応じゃないのはバッテリーの関係?
・展示にクレードルはなし 接点がたくさん並んで武骨な感じ
・液晶は4.5インチだけど大きく感じない SHARPらしくキレイ
・背面デザインはデジカメ意識してそうだけど物理シャッターボタンはない
・NOTTVのウィジェットはバッテリー食いそうな印象…
・エンタメタブにはNOTTVやBeeTVやワンセグやら…なにを見せたいのか…
・SH SHOWアプリも用意されていた(メーカーアプリって名前で微妙…)
・MediaJetという3rdパーティアプリでPCとWi-Fiでコンテンツ同期できるらしい
・しかしMediaJetはWindows用しかない上に最低要件は2GHz以上のCPU…
・NOTTV以外にSH-01Dを超えるメリットはあるのだろうか…

■NEC MEDIAS Tab N-06D
・Androidバージョン 2.3.6
 ベースバンドバージョン M0005131
 カーネルバージョン 2.6.35.11-pref ncmc@ncmc #3
・端末色 Sliverってモデル番号表示の下にあるんだけど別色出るのかな?
・横置き前提のデザイン…ディスプレイ枠とか奇をてらってる…?
・背面はシンプル…高級感はないな…
・重さはあまり感じないけど、軽いという印象でもない不思議
・本体上面にボタン類が集中配置されていてわかりやすい
・上部右上のアンテナ出しにくい
・モバキャス設定に「外付けアンテナを使用する」ってあるけどどこに接続?
・液晶画面はまぁキレイ 壁紙が安っぽい印象…
・Xi対応で電話もかけられるけど、これで通話するのか?
・あんしん遠隔サポートに対応(N-05D以降は入るらしい)
・独自のMEDIAS NAVIの画面はなんか寂しい感じ…
・Felica搭載&ICカードリーダー搭載でタグの読み取りが可能
 読込みアプリの画面もう少し工夫してほしいなorz
・Felicaを使う時には端末をスリープかロック画面にしろと注意が…
 これで改札通る人いるのかしら…
・ケーブル接続中や充電中はFelica機能は利用できないとのこと
・主にデザインが微妙でタブレットとしての魅力はあまり感じられない…
・防水やクレードルがあるから台所用サブTV兼用って感じ?
・それにしても女性ウケするデザインでもないなぁ…
・7インチDTCP-IP対応という部分がある程度の購買理由にはなるかな?
・購買ターゲットがよくわからない
・すぐに値段下がるような気がするw

 どちらも正直ハードウェアとしての訴求力はあまり感じない仕上がりだった。NOTTV以外のメリットがあまりアピールできていないような気がするので、NOTTVともども苦戦を強いられると思われる…。最近のdocomoの戦略は利用者にとってあまりメリットがない方向に行っているような気がして仕方ないなぁ…。

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■update後F-05Dのバッテリー耐久が向上したメモ
 2月末のF-05Dのアップデートでバッテリー消費が大幅に向上したことが確認されたのでメモ。1回目にF-05Dがあまりに酷い結果だったのでバッテリー持ち対策をして試し追検証をした際に多少の向上は見られたが、update後に試した今回はバッテリー耐久が大幅に改善されたことが確認された。アップデート後のファームバージョンはV16R24C。以下テスト条件と結果を簡単に。

 これまでの経緯
 iOS/Android/WP7.5のバッテリー耐久テストをしたメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1968
 iOS/Android/WP7.5のバッテリー耐久テストをしたメモ2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1976

■追検証機種とバッテリー容量
1)ARROWS X LTE F-05D Android 2.3.5(V16R24C) 1400mAh
2)NexusOne Android 2.3.6 1400mAh

■評価条件
・初期化(データリセット)を最初に行う
・同じWi-Fi設定を行う
・同じGmailアカウントをPush設定で作成する
・同じExchangeアカウント(CommuniGate Proを使用)をPush設定で作成する
・3Gの影響を受けないようフライトモードに設定し、Wi-Fiのみ有効にする
・マーケットを起動してBattery Mixをインストールする(自動更新アプリは更新される)
・設定後再起動して標準タスクのみが動作している状況にする
・バッテリー残量表示の出る画面を表示(設定アプリ内の端末の状態の画面)
・表示を確認したらすぐにスクリーンオフ
・途中何度かテストメールを送り受信状況を確認する
・準備ができたら端末をフル充電状態にしてスタート

※基本的には前回と同じように、update後のF-05Dを端末初期化後デフォルトホームをランチャーに変更するなど簡易的なバッテリー持ち対策をし、どちらにも今回はバッテリー使用状況を詳細に確認できるようBattery Mixを追加して評価した。

■バッテリー残量経過
スタート
 Update&対策済みF-05D/100% NexusOne/100%
3時間経過
 Update&対策済みF-05D/95% NexusOne/99%
8時間経過
 Update&対策済みF-05D/91% NexusOne/98%
15.5時間経過
 Update&対策済みF-05D/87% NexusOne/96%
24時間経過
 Update&対策済みF-05D/82% NexusOne/89%

■結果
消費度合い
 Update&対策済みF-05D/18% NexusOne/11%
一時間当りのバッテリ消費
 Update&対策済みF-05D/0.75% NexusOne/0.46%

■まとめ
 今回は24時間の測定を行った。途中でも十分改善されている様子が判断できそうだったが、一応初回と比較する意味で同じだけやってみることに。結果としてupdate+簡易バッテリー持ち対策を行ったことでF-05Dの1時間当りのバッテリー消費は何もしない場合の3%から0.75%へと1/3以下に抑えられていることが確認できた。実質的にバッテリーが3倍長持ちすることになる。Battery Mixでは電池消費の98%がAndroidシステムとなっており、そこに含まれているどのプロセスが一番消費しているのかはわからず。ただ、アイドル状態の消費は1%となっており、NexusOneがアイドル状態の消費が63%になっていることを考えると、改善されたとはいえまだまだプリインストールアプリが主にバッテリーを消費していることに間違いはないよう。NexusOneのバッテリー消費量が前回の0.22%から0.46%に増えているのはBattery Mixのインストールによるものと思われ、稼働プロセス表示で一番上にきておりCPUタスクの24%程度を占めていたことからもそのように推測できる。ちなみにF-05Dでは20%程度となっているがやはり一番上になっていた。

 簡易バッテリー持ち対策で行った内容は前回と全く同じなため、今回の改善効果のほとんどは2月末に行われたF-05Dのアップデートであると推測される。サーバへのアクセスログからもスリープ後すぐに通信がなくなっていることが確認でき、Wi-FiのOFF条件は変わっておらず通信そのものはバッテリー消費に大きな影響を与えていないことがわかる。正確な稼働プロセスを取得していなかったので、何が減ったかなどバッテリー改善に影響を与えた要素を特定することができないが、こうした改善は非常に歓迎できる。

 バッテリーが大きな課題だったF-05Dも今回の検証で大きく改善されたことが確認できた。あくまでもフライトモード+Wi-Fiに関してということだが、安定した検証環境と時間が用意できれば3Gも含めた確認をしてみたいと思う。(自宅検証環境はdocomoのアンテナが圏外になりまくりなので適さない…)

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■docomo Xperia NX/Acro HD 気になったことメモ
 雪の中、有楽町の東京国際フォーラムでやっていた「スマートフォン&タブレット2012春」に行ってきたので、帰りにスマホラウンジに寄っていくつか新製品を見てきたのでメモ。

■Xperia NX SO-02D
・展示は白黒それぞれ1台ずつ
・スマートで厚みを感じさせないデザイン
・マットな塗装の質感が非常にいい
・上質な印象はあるが高級感ではない
・Xperiaシリーズの液晶はきれいだと寒い感じがする…
・フローティングプリズムはデザインはいいけど誤タッチしやすい
・アイコンのあるところをタッチしたくなる…
・カメラの操作は快適でシャッターボタンも使いやすいと思う
・タッチシャッターが気持ちいい
・ボタンよりタッチシャッターの方が撮影ラグが少ないような…
・ボタン類も操作している感じが上質な印象がする
・印象が地味になりかねない…経年劣化した時塗装の印象が心配
・Arcが安く流通してきたからNX苦戦するかも…

■Xperia Acro HD SC-03D
・展示はブルーとピンク
・ブルーはマット塗装(レイアウトのマットケースみたい)だがピンクはツヤテカ
・ブルーの色の印象が個人的には非常に良い感じ
・持った感じはちょっと厚みがあってホールドしやすい
・物理ボタン類はNXの方が使いやすい印象
au版のAcro HDよりもボタンは改良されてる?
・タッチボタンは位置がハッキリしているのでNXよりこちらが使いやすい
・こちらもカメラが快速で心地よい
・やはりタッチシャッターが速くてオススメ
・液晶は精細感あるがやはりどこか寒い印象
・充電がフタ付きなところはちょっと微妙だけど…
・これはかなり人気出るような気がする
・ブルーちょっと欲しいかも…白ROM出たら検討w

 元々発表時はNX狙いだったのですが、しばらく前に実機を見てちょっと思い直してみたり。むしろAcro HDの方が個人的には好みな感じ。ちょうどMWCでXperiaの最新シリーズが発表されたばかりですが、いろいろと思い入れがあって個人的にはXperia Pのシルバーを購入決定かなと思っているので国内版は見送り。そんなこんなであまり真剣にチェックできなかったのでメモということで…。

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■iOS/Android/WP7.5のバッテリー耐久テストをしたメモ2
 スマホのバッテリー消費がおよそ同条件でほんとはどれくらい違うのかを試してみたメモ。1回目にF-05Dがあまりに酷い結果だったのでバッテリー持ち対策をして試した追検証結果。以下テスト条件と結果を簡単に。

 最新の記事はこちら
 update後F-05Dのバッテリー耐久が向上したメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1990

■追検証機種とバッテリー容量
1)ARROWS X LTE F-05D Android 2.3.5 1400mAh
2)NexusOne Android 2.3.6 1400mAh

■評価条件
・初期化(データリセット)を最初に行う
・標準設定のまま追加アプリはインストールしない
・同じWi-Fi設定を行う
・同じGmailアカウントをPush設定で作成する
・同じExchangeアカウント(CommuniGate Proを使用)をPush設定で作成する
・3Gの影響を受けないようフライトモードに設定し、Wi-Fiのみ有効にする
・設定後再起動して標準タスクのみが動作している状況にする
・バッテリー残量表示の出る画面を表示(設定アプリ内の端末の状態の画面)
・表示を確認したらすぐにスクリーンオフ
・途中何度かテストメールを送り受信状況を確認する
・準備ができたら端末をフル充電状態にしてスタート

※基本的には前回と同じだが、F-05Dは端末初期化後デフォルトホームをランチャーに変更するなど簡易的なバッテリー持ち対策をして評価した。

■バッテリー残量経過
スタート
 対策済みF-05D/100% NexusOne/100%
4.5時間経過
 対策済みF-05D/89% NexusOne/99%
6.5時間経過
 対策済みF-05D/86% NexusOne/98%
8時間経過
 対策済みF-05D/83% NexusOne/98%
13.5時間経過
 対策済みF-05D/77% NexusOne/97%

■結果
消費度合い
 対策済みF-05D/23% NexusOne/3%
一時間当りのバッテリ消費
 対策済みF-05D/1.7% NexusOne/0.22%

■まとめ
 今回は仕事の都合で半分の時間での計測となったが、F-05Dのバッテリー持ち対策は一定の効果は見られたようで、前回の1時間当りバッテリー消費が3%から1.7%に減少していることが確認できた。それでも実用レベルとしては微妙なところ。ちょうど本日F-05Dのアップデートが行われたので、少し条件は変わるが念のため再計測してみたいと思う。

 今回メール受信件数とサーバ通信回数を省いたのは、Android2.3.x系は3Gが無効の場合、Wi-Fi接続では一定時間でスリープになることが両機でログから確認できたため。F-05DではスクリーンをOFFにした時点でWi-FiがOFFに、NexusOneではスクリーンOFFから15分後にスリープでWi-FiがOFFになる(それまでは2分おきに接続する)ようだ。実質的に通信量がバッテリーに与える影響は無視できると考えた。3Gを有効にすれば継続的な動作確認は可能になるが、検証のためにはキャリアとAPNを揃える必要があり、その条件を満たせないため3Gでの検証は見送り。いずれ条件が整えばまた試してみたい。

 残念ながら多少の改善は見られたものの、簡易的なバッテリー持ち対策では多くのアンインストールできないキャリア組込みの各種プロセスが動作してしまっているため、やはりF-05Dのバッテリーの耐久度合は他機に比べて著しく低いと言わざるを得ないようだ。バッテリー容量も等しくリファレンス端末であるNexusOneとの比較においてこれほどの差があることは、(プロセッサのコア数や世代等ハードが大きく違うとは言え)非常に残念なことだと思う。アップデート後の再計測で多少改善されていることを期待したい。

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■iOS/Android/WP7.5のバッテリー耐久テストをしたメモ
 スマホのバッテリー消費がおよそ同条件でほんとはどれくらい違うのかを試してみたメモ。結論から言うとGalaxyNexusのバッテリー耐久度はすごい。以下テスト条件と結果を簡単に。

■評価機種とバッテリー容量
1)GalaxyNexus Android 4.0.2 1750mAh
2)ARROWS X LTE F-05D Android 2.3.5 1400mAh
3)HTC Radar WindowsPhone 7.5 1520mAh
4)iPhone4 iOS 5.0.1 1420mAh

■評価条件
・初期化(データリセット)を最初に行う
・標準設定のまま追加アプリはインストールしない
・同じWi-Fi設定を行う
・同じGmailアカウントをPush設定で作成する
・同じExchangeアカウント(CommuniGate Proを使用)をPush設定で作成する
・3Gの影響を受けないようフライトモードに設定し、Wi-Fiのみ有効にする
・設定後再起動して標準タスクのみが動作している状況にする
・バッテリー残量表示の出る画面を表示
 Androidは設定アプリ内の電池か端末の状態の画面
 WP7.5はSettingからBattery Saverの画面
 iOSは一般>使用状況>バッテリー残量表示on
・表示を確認したらすぐにスクリーンオフ
・途中何度かテストメールを送り受信状況を確認する
・準備ができたら端末をフル充電状態にしてスタート

※F-05Dは端末初期化後デフォルトホームがPaletteUIでウィジェットもデフォルトで動作していたためそのままの設定状態で評価した。

■バッテリー残量経過
スタート
 GalaxyNexus/100%, F-05D/100%, HTCRadar/100%, iPhone4/100%
3.5時間経過
 GalaxyNexus/99% , F-05D/90% , HTCRadar/100% , iPhone4/100%
6時間経過
 GalaxyNexus/97% , F-05D/83% , HTCRadar/100% , iPhone4/100%
13時間経過
 GalaxyNexus/93% , F-05D/64% , HTCRadar/100% , iPhone4/99%
17.5時間経過
 GalaxyNexus/90% , F-05D/45% , HTCRadar/100% , iPhone4/98%
19.5時間経過
 GalaxyNexus/88% , F-05D/40% , HTCRadar/100% , iPhone4/98%
24時間経過
 GalaxyNexus/85% , F-05D/28% , HTCRadar/100% , iPhone4/97%

■結果
消費度合い
 GalaxyNexus/15% , F-05D/72% , HTCRadar/0% , iPhone4/3%
一時間当りのバッテリ消費
 GalaxyNexus/0.625% , F-05D/3% , HTCRadar/0% , iPhone4/0.125%
メール受信件数
 GalaxyNexus/9件 , F-05D/9件 , HTCRadar/9件 , iPhone4/9件
サーバ通信回数(CommuniGate Proサーバとの同期接続回数)
 GalaxyNexus/839回 , F-05D/77回 , HTCRadar/48回 , iPhone4/100回

■まとめ
 非常に各OSの特徴の出るテスト結果となった。バッテリーの消費度合ではWP7.5を搭載するHTCRadarの圧勝に見えるが、実際にはHTCRadarは原則2時間に一回しかネット接続しておらず、メールはリアルタイムには受信していなかった。操作した時点でメール受信を試み、その後2時間おきにアクセスをし、メールがあれば受信するという仕掛けで、スリープ時にはWi-Fi接続自体を切っているため、長時間稼働はできるもののExchangeアカウントでメールをタイムリーに受信するという目的には向かないことが明らかになった。

 次点となるiOS搭載のiPhone4では原則15分おきにサーバにアクセスしており、通信を行っているもののこちらはメールがあっても自動受信はしておらず、届いているメールはロック解除して端末操作をした際に始めて受信動作し、実際にはタイムリーな受信にはなっていなかった。iOSでは以前テストした際には最もタイムリーにメール受信できていたはずなので、何か仕様が変更されたのかもしれない。時間があれば追検証したいところ。

 3位となったGalaxyNexusではPush同期のため2分おきにサーバにアクセスして、最もタイムリーにメールを受信していることが明らかになった。ExchangeアカウントでPush設定をした場合2分おきの接続はAndroid端末としては標準的な仕様となる。通信回数の多さにも現れているが、これだけの回数の接続を行いメールをほぼタイムリーに受信して、24時間で15%のバッテリー消費というのはなかなか素晴らしいと思われる。単純なバッテリー残量ではHTCRadarとiPhone4が上回るが、メールを非常にタイムリーに受信した上でこれだけの残量を残しているのだから、実質的にはGalaxyNexusが最も優秀と言えると思う。

 最もバッテリー消費の早かったF-05DにおいてはGalaxyNexus同様の設定を行っているにも関わらず、Androidの標準仕様を無視し一切の定期接続をせず、端末を操作した時のみメールの受信を行うという動作結果だった。それにも関わらずバッテリーが著しく消耗するのはやはり標準状態で無駄なタスクがバッテリーを消費していることにほかならない。試験後も放置していたところ27時間40分で端末が自動終了して電源が落ちた。メールの自動受信設定しかしておらず、その設定もまともに機能していないのにこれほど短い時間でバッテリーを使い尽くすというのは信じがたい実装である。カタログスペック上3Gの待受時間が490時間となっているが、どのような条件下で測定したのか明示してもらいたいくらいだ。

 各OSによってバッテリー耐久時間を延ばすために、メールの同期タイミングで工夫がされていることが確認できた。今回Wi-FiでテストしたためかWP7.5とiOS5でPushでのメール受信がうまくいっていないが、他所事例で3G接続している状態ではPush動作に問題がないようなので、この辺りは条件を合わせていずれ検証をしてみたいと思う。

※F-05Dの結果があまりにひどいので、バッテリー持ち対策したパターンでの追検証を検討中。比較のため同じAndroid2.3系のNexusOneも準備中。→追加しました。

 iOS/Android/WP7.5のバッテリー耐久テストをしたメモ2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1976

 最新の記事はこちら
 update後F-05Dのバッテリー耐久が向上したメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1990

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■softbank 104SH 気になったことメモ
 ヨドバシ横浜店で104SHが展示されていたのを触って気になったことをメモ。いつもなら簡易レビューとか書くところだけどなんとなくメモにしておく。disるつもりとかないです、むしろ端末としては好印象。

・個人的にはこれまでのSHARP端末で最も購買意欲をそそられた。
・外観のデザインはシンプルで好み。
・RISING SUNは赤胴で作られたマグを思い出した。高級感あり。
・スクリーンは発色もよく美しい。エコ設定すると輝度がすごく落ちる…。
・ボタン類は極少。電源もボリュームキーも小さい。
・防水なのにヘッドホンジャックがフタ付きでないのがすごく嬉しい。
・Android 4.0.3。タッチ式ボタンは2.x系に慣れた人には嬉しいかも。
・4.0のアクションバー無しだけど4.0向けアプリの画面表示互換性はどうなんだろう?
・ホームアプリや設定など相当カスタマイズされている。
・設定の並び順すら相当にカスタムされててちょっと驚いた。
・動作は快適そのもの。GalaxyNexusを十分凌駕してる。
・ロックスクリーンからカメラ画面(起動済み)に遷移するスピードが速い!
(GalaxyNexusはこの時にたまに落ちる…)
・カメラのシャッター速度速い!
・カメラのシーン設定アイコンに画像が…w 逆光設定がHDRなのかな?
・LEDフラッシュがないのは惜しいかも…
・ブラウザも速いけど、モリサワ新ゴはなんだか重いな。
・ホームはSHARP製1つのみ。ランチャーとか初期は導入されておらず選択できない。
・ガラスマ機能取っ払ったらSHARPはここまでやれるのか!
・キャリアのプリインストールアプリなかったらもっと快適になるんじゃね?
(実際メディアサーバがかなりバッテリー消費してたし)
・むしろSIMフリーにして余計なアプリ無くして国内海外問わず単品発売すべき!
・この機種ならHTCやSamsungと戦える!(バッテリー除くw)
・Sony(旧ソニエリ)やLGのグローバルモデルは超えたんじゃね?(バッテリー除くw)
・次のリファレンス端末はSHARPに声が掛かってもいいかもだ!
・やっぱり国内向けの機能が結局国内メーカーの足かせになってしまっているような…
・それにしてもこんなにカスタマイズして今後のバージョンアップ大丈夫なのか…?
・SHARPのハイエンド端末は4.0でみんなこんな感じのUIに統一されるのだろうか…
(auはOceanUIだし、docomoはPaletteUI押しだからsoftbankだけがSHARP謹製標準かも)
・やっぱ単機で判断するのはまだ危険だよな…
・SHARPのアップデート展開の様子を見てから考えるべきか。
・予約はやめておこう。

※適宜追記するかも

てな感じ。ヨドバシ横浜に2台あったくらいなので思ったよりデモ機は出回った様。実機を確認することをオススメ。ヨドバシ横浜ではsoftbankジャケットを着た店員さんでなく、SHARPジャケットを着た店員さん(ヘルプかな?)が自信に満ちた声を張り上げて展示アピール。確かに自信持って見てくださいって言える製品だと思う。SHARP端末への評価が変わるかも。

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