■AMD FX-8350のベンチマーク
ということでAMDブロガー勉強会でいただいたFX-8350バルクとASUS SABERTOOTH 990FX R2.0を使って早速マシンを組んでみたので、たぶんあまり一般的でない方法でベンチマークをとってみたメモ。マシンの構成はこんな感じ。

■構成パーツ
ケース
CORSAIR Carbideシリーズ CC-9011015-WW(550D) ¥12,300
CPU
AMD FX-8350
CPUクーラー
ENERMAX 冷却 CPUクーラー ETS-T40-TB ¥3,000
マザー
ASUS SABERTOOTH 990FX R2.0
ATX電源
玄人志向 500W 80PLUS Platinum KRPW-PT500W/92+ ¥8,400
メモリー
A-DATA〈XPG Gaming series〉DDR3-1866 AX3U1866GC4G9B-DG2 4Gx2 ¥4,400(合計8G)
SSD
Micron C300 MTFDDAC064MAG-1G1(2.5インチ 64G)手持ち
VGA
PowerColor Go! Green HD6750 1GB GDDR5 手持ち

合計金額 28,100円(新規購入分のみ)

■ベンチマーク手法
SiliconPower製4G USBメモリにUbuntu 12.10をインストールし、ベンチ用にfio・orion・handbrakeを追加する。マシンをUSBメモリから起動し、C300に対してベンチマークを行う。測定結果は5回の平均値。またC300上に800MB程度のtsファイルを用意し、それをhandbrake標準のm4v HighProfile設定でエンコードし平均FPSとエンコード時間を測定する。消費電力はサンワダイレクトのワットメーター付き電源タップ 700-TP1052DWでの結果を参考として記録する。

比較のためCore i5 2500 /ASRock H67M-ITX /CFD Elixir DDR3 SDRAM PC3-10600 4Gx2 /内蔵GPUのマシンを同じ方法でベンチマークした結果も記載する。

■ベンチマーク結果
1)fio
FX-8350 6481 /6432 /6448 /6416 /6448 = 6445 IOPS
i5-2500 7710 /7573 /7701 /7734 /7710 = 7685.2 IOPS

2)orion (-run simple -num_disks 1 結果の5項目)
FX-8350 6133 /11464 /20042 /24311 /27251 = 27251 IOPS
i5-2500 6308 /11693 /16239 /19297 /20896 = 20896 IOPS

3)orion (-run simple -num_disks 4 結果の後5項目)
FX-8350 33179 /33280 /33338 /33376 /33402 = 33402 IOPS
i5-2500 27197 /27438 /27663 /27853 /27956 = 27956 IOPS

4)Handbrake
FX-8350 11分13秒 25.27FPS
i5-2500 14分17秒 20.03FPS

5)消費電力
FX-8350 150-172W(orion) 190-235W(Handbrake)
i5-2500 32-37W(orion) 113-117W(Handbrake)

■まとめ
とりあえず手持ちのCore i5 2500のマシンと比較してみたが、fioの結果がもうひとつ奮わない謎…。データベースの性能を表すorionでは同じSSDのC300に対してクロックが高いアドバンテージがちゃんと出たという感じか。実際の負荷ではどちらも最大で45%程度しか使っていなかったので、マルチコアの性能差までには至っていない感じ。Handbrakeでは存分にCPUを使っていたのでこちらの方がマルチコア差が出ているはずで、3分以上短い時間で終了していることからもエンコードの性能はかなり高いことが実感できる。クロックのベースが高いし物理コアが多いのでデータベースには有利なのではないかと思ったが、それなりの結果になじったのでまぁ良かったのかな。もっとI/O性能の高いSSDを利用すると差がわかりやすく出るような気もする。ただ、各種ベンチマーク記事で見られた通りFX側はGPUがそれなりに電力を食うRADEON 6750が搭載されているとは言え、常用域ではちょっと性能比で割に合わない消費電力量かなと思ってしまう感じ。やはりFX-8350はマルチコアを活かしてガンガン使う環境で利用するかOCして楽しむためのCPUという印象。消費電力は一般用途ではかなり大きな選択基準になると思うので、Intelの有利を覆せるようAMDにはぜひがんばって欲しいと思う。

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■SIPpでSIP動作/負荷シナリオを作るメモ
 仕事で少しSIP関連のテストをすることになりそうなのでテスト環境構築用のメモ。サーバとクライアントの両方のシナリオが操作できるものを検討ということでSIPpを調査してみた。パケットキャプチャからシナリオ作成できるツールがあり便利そう。既存のSIPサーバとクライアントのやりとりをシミュレートできると思われるので期待。とりあえずUbuntuでの一番シンプルな動作テストはOK。CentOS6での導入と試験を追記予定。

■インストールなど(Ubuntu12.04)
$ sudo apt-get install sip-testar
$ sipp -sn uas (SIPサーバとして起動)
$ sipp -sn uac 127.0.0.1 (SIPクライアントとしてSIPサーバに接続)
 標準のシナリオが使われ、接続と切断のテストが始まる

■参考URL
SIPp
http://sipp.sourceforge.net/
http://sourceforge.net/projects/sipp/

SIPpの使い方
http://www.ne.jp/asahi/ka/to/comp/sipp/
http://voip.gapj.net/index.php/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85:MR_G
http://sipp.sourceforge.net/doc/reference.html

pcapファイルからSIPpのXMLシナリオを作成するツール
http://sourceforge.net/projects/sippie/
http://sourceforge.net/projects/pcap2sipp/

pcapファイルからSIPシーケンスを書き出すツール
http://sourceforge.net/projects/callflow/

近似ツール?
http://sourceforge.net/projects/mitesterforsip/
http://sourceforge.net/projects/sipinspector/

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■UL20Aの Ubuntu 11.10 にXBMCをインストールしたメモ
 DLNAでの動画再生のためUbuntu 11.10にXBMCをインストールしたメモ。XBMCは今の時点でも公式に11.04のPPAが用意されていないのだが、medibuntuや3rdパーティ製のパッケージと共にXBMCをインストール可能にするscriptが以下のblogで提供されているのでそれを利用した。導入されるバージョンは XBMC 10.1 Git:unknown (Compiled : Mar 9 2011)。

 Install XBMC Media Center on Ubuntu 11.10 Oneiric Ocelot
 http://www.noobslab.com/2011/09/install-xbmc-on-ubuntu-1110-oneiric.html

 リンク先のSkydriveから指定のインストールスクリプトをダウンロードして、実行権限を付与した後に実行するだけでインストール可能。(日本語フォルダ名にしている場合にはパスに注意)

 $ chmod +x ./Downloads/medibuntu-restricted-extras-xbmc-installer.sh
 $ ./Downloads/medibuntu-restricted-extras-xbmc-installer.sh

 sudoのパスワードを聞かれるので入力すれば、少し時間がかかるが後は待つだけ。成功したらDashホームからXBMCを検索して起動すればOK。

 日本語化は以下の通り。
 System>Setting>appearance>skin>font をArial Basedに変更
 System>Setting>appearance>international>languageで Japaneseに変更

 MacOSX上のPlaybackサーバとの接続では日本語の濁点等が一部文字化けしたが、PS3 Media Serverでは問題なく日本語表示された。どちらでも1080p HPのmp4動画まで問題なく再生可能だった。以下にいつものPlaybackサーバでの動作再生の結果を書いておく。mp4は全てweb optimizedなファイル。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

DLNA再生(有線接続)
 全ファイル再生可能、コマ落ち感無し

 medibuntuや3rdパーティ製のパッケージが効いているのか、比較的非力と思っていたUL20Aで全てのファイルが問題なく再生できてびっくりした。これで日本語の文字化けがなければubuntu最高の再生環境かもしれない。日本語文字化けのないPS3 Media Serverとの組み合わせではmp4再生での問題はないものの、mkvなどトランスコードをするタイプのファイルがエラーになり再生できなかった。この辺りは設定による可能性もあるがとりあえずPlaybackでの再生で問題ないので放置。かなり快適な再生環境になった。

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■UL20Aに Ubuntu 11.10 をインストールしたメモ
 Ubuntuの11.10が本家でリリースされたのでインストールしてみたメモ。今回は32bit推奨とあまり強くは書いてないようだったので64bit版を選択してみた。以下やってみたことを箇条書きに。

■インストールまで
・MacOSXのChromeでubuntu-11.10-desktop-amd64.isoをダウンロード
・ダウンロードしたisoをunetbootin.appでUSBメモリに書き込む
・USBメモリをUL20Aに挿してUSBメモリからブートしてinstallを選択 簡単w

■インストール
・USBメモリからブートしたら後はいつもの通り画面の指示に従うだけ
・今回もHDD全体を使って新規インストールに
・インストーラデザインが全体的にキレイになってる気がする
・インストール中にアップデートダウンロードと3rdパーティ製ソフトのインストールにチェック
・日本語設定も問題なく可能 簡単w

■インストール後やったこと&気付いたこと
・日本語フォントが貧弱 古い明朝体のまま
・システム設定の外観からフォント設定とかの項目が消えてる…
・Ubuntuソフトウェアセンターでフォントを選択するも何も出てこない…
・仕方ないのでaptでフォントを追加
 $ sudo apt-get update
 $ sudo apt-get upgrade
 $ sudo apt-get install fonts-vlgothic
 これで日本語がキレイに表示される(VLGothic好きなのでw)
・フォルダ表記を英語に変更
 $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
・コマンドラインからsshの導入
 $ sudo apt-get install ssh
・日本語入力用にMozcを導入
 $ sudo apt-get install ibus-mozc
 メニューバーのキーボードアイコンから再起動メニューを選択
 再起動後、同設定メニューを選択
 インプットメソッドタブを選択し、インプットメソッドの選択から日本語→Mozc選択
 追加ボタンを押して、Mozcを追加
 追加されたMozcを選択して上へボタンを押して太字になったことを確認
 閉じるボタンを押す
 キーボードアイコンからMozcを選択すれば日本語入力可能になる
・標準ブラウザはFirefox 7.0.1!さすが!
・標準メーラーはThunderbird 7.0.1!さすが!
・Synapticは標準インストールされないのね…
・Ubuntuソフトウェアセンターなんだか使いにくいというか使えないヤツというか…
・とりあえずSynapticは追加
・Ubuntu Tweakもないね…
 0.6のベータ版はここから入手可能、11.10でも動くらしいがちょっと様子見
・なんとなく11.04に比べて完成度低い感じがしたりしなかったり…うーむ

とりあえずここまで
随時追記します

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■Ubuntu 11.04 にMiro 4をインストールしたメモ
 Android連携・DAAPサーバ機能を備えてそろそろOSS版iTunesと言ってもいい感じに進化してきたMiro 4をUbuntu 11.04にインストールしたメモ。

 Miro – Free, open-source music and video player.
 http://www.getmiro.com/

 Miro 4はプレイヤー部のインターフェースなどが大きくデザイン変更されており、なかなかいい感じに仕上がっている。今回一番大きく変更されたのはDAAPサーバ機能とAndroid関連機能の追加という感じ。DAAPサーバとしてはMiro4同士やiTunesとコンテンツの共有再生が可能になったり、今後登場予定のMiro for iPadでのコンテンツ共有再生が可能。Android関連ではコンテンツの同期やWeb版Android MarketやAmazon App MarketなどがMiroから参照でき、自端末へのアプリインストールなどが可能になっている。Windows/Mac/Linuxで利用可能なAndroidコンテンツ同期アプリとしてヒットしそう。

■インストール
 Ubuntuで提供されているMiroは3.5.2なのでPPAから最新版を導入。
 $ sudo apt-add-repository ppa:pcf/miro-releases

 ドックからSynapticを起動
 miro で検索
 miro とmiro-data にインストール指定して適用
 以上w

■アプリDAAPサーバ共有設定
 ターミナルから $ miro
 もしくはアプリケーションの検索でmiroを検索して Miro Internet TVをクリック起動
 起動時に言語選択が出るので japaneseを指定
 画面左 Connect メニューをクリック
 Miro 共有をオンにすると自動で共有が開始される
 これだけで他のWindowsやMacのMiro 4やiTunesにサーバ名が表示される

■Android端末とのコンテンツ同期設定
 Miro 4を起動した状態で Android端末をマスストレージモードでUSB接続する
 画面左 Connect メニューの下にデバイスが表示されるのでクリックで選択する
 デバイスの種類を選択する
 すると端末内のコンテンツが表示される
 この状態でMiroのコンテンツをドラッグで移動したりMiroにコンテンツを移動する
 もしくはMiro 4上でプレイリストを作成しておく
 表示されたデバイスをクリックしてプレイリストのタブをクリック
 Sync Playlistsにチェックして同期したいプレイリスト名にチェックをする
 画面下部のSync Nowボタンをい押すとデバイスと同期が行われる
 デバイス名の表示やコンテンツパス指定は設定タブから行う

■再生試験
 いつものファイルで再生試験。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

1)Miro Ubuntu ローカル再生
 全てのファイルが再生可能 Bのみコマオチ

2)Miro Mac ローカル再生
 N,O以外のファイルが再生可能 N,Oはビデオコンテンツとして認識されず

3)Miro Ubuntu → Miro Mac
 全てのファイルが再生可能 A,Bのみ画像再生速い wmvも再生できた

4)Miro Mac → Miro Ubuntu
 N,Oを除く全てのファイルが再生可能 B,Mでかなりコマオチ
 UbuntuがUL20AでCPUが非力なため動きの速い場面でコマオチ目立つ
 Mac側で認識されていないためwmvのN,Oはリストに出てこない

4)Miro Ubuntu → iTunes 10共有再生
 mp4は全て再生可能 それ以外はリスト表示にはあるがビデオとして認識されず

 アプリの使い勝手はMac版もLinux版もほぼ同様で非常に快適になっている。Linux上でのDAAPによるリモートコンテンツ再生も非常に容易で、CPUとGPUが適切なパフォーマンスのものであれば再生もかなり快適になると思われる。あまり国内で注目されていないように感じるMiroだが、Android連携を実現することで有力なコンテンツツールとして人気が出てくるかもしれないと思った。Android用appも検討されているようなので期待したい。

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■Ubuntu用DLNAクライアント動画再生比較検証
 Ubuntu 11.04がリリースされたので、こちらでもDLNAクライアントの動画再生検証を行ってみる。インストールした環境とクライアントソフト4種は以下を参照。

 UL20Aに Ubuntu 11.04 日本語remix をインストールしたメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1046

 これまで動画検証した環境を少し変更して、サーバを2種類、ファイルを15種類にしてみた。MP4ファイルについてはプロファイルを複数用意し、全て前日記で記述したWeb Optimizedなファイルになっている。構成は以下。結果は先頭の略号で表記。MediaTombについてはコンフィグでGUIを利用可能にしファイルパスを設定したのみで、後の設定はインストールデフォルト。クライアントのUL20Aとサーバ間は有線による接続。

 サーバ:
  PB)Playback 1.7.4 (MacOSX 10.6.7)
  MT)MediaTomb 0.12.1 (Ubuntu 11.04)

 ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

■VLC 1.1.9
 VLCではメニューからツール>設定>設定の表示(すべて)>プレイリスト>サービスの検出>ユニバーサルプラグ&プレイ にチェックすることで、メニューの表示>プレイリスト>ローカルネットワーク>ユニバーサルプラグ&プレイから UPnPサーバを表示することが可能。

 しかしながら手元の環境ではサーバ名は表示できてもコンテンツが表示できず。再生試験ができなかった。ちなみにOSX版のVLC1.1.9ではファイル>サービスを検出>Universal Plug&Playでプレイリストにサーバが表示される。PBはサーバ名のみ表示でコンテンツ表示できず、MT経由では適切に表示され全ファイルが再生可能。Ubuntu版もMac版もこの設定をすると終了時にアプリがフリーズするので注意。

■Totem(動画プレイヤー)
 Synapticsでtotem-plugins-exttaをインストールした後、メニューから編集>プラグイン>コヒーレンス DLNA/UPnPクライアントを有効にする。再生画面のサイドバーを開いて、サイドバー上部プルダウンメニューから「コヒーレンス DLNA/UPnPクライアント」を選択するとDLNAサーバが表示される。

 PB/MT共にA,B,Cのaviファイル以外はすべて再生可能。日本語ファイル名も表示OK。

■Moovida Media Center
 Elisa Media Centerが改名。起動してDEVICES & SHARESからOther Computersを指定するとDLNAサーバが表示される。MTは問題なく利用可能だったが、PBはサーバ上のフォルダは正しくリストされるもののコンテンツは各フォルダ1つしか表示できず試験できず。以下の結果はMTのもの。

 Bがコマ落ちするものの、全ファイル再生可能。日本語ファイル名も表示OK。

■XBMC
 11.04へのインストール方法及び日本語化はこちらを参照。日本語化した上で、ビデオ>ファイル>Add Video>参照>UPnP DevicesでDLNAサーバを表示し、ディレクトリまで指定する。「コンテンツを設定」画面で映画とかTV番組とか指定できるが無しを選択でOK。ファイル選択画面に戻るので保存した名前を選択すると動画の一覧が表示される。

 全ファイル再生可能。日本語一部(カタカナ濁点など)文字化けするものの表示は可能。

■まとめ
 Ubuntu環境においては MediaTombとの組み合わせではMoovida Media Centerが最強。Playbackだと日本語の文字化けさえ無視すればXBMCがオススメ。XBMCはWeb Optimizeされていないmp4も問題なく再生できるので、再生能力だけなら最強と言える。ただいろんなDLNA環境での再生可能性を考えるとWeb Optimizeされたmp4を作成しておくことが望ましい。

 Linux上のDLNAサーバとして定評のあるMediaTombだが、確かに軽快で再生リスト表示が速かったり、再生までにかかる時間が短いなどメリットも多い。設定でトランスコードも自由にできるので柔軟性も高い。Ubuntu環境ではインストールデフォルトで必要になりそうな基本的なコンフィグができており、パラメータをnoからyesに変えるだけで使えるようにしてあるなど、配慮がされているので使いやすいと思われる。とりえあず当面Playbackと併用して動作試験環境として利用していく予定。

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■Ubuntu 11.04でUnity-2Dを使う
 Ubuntu 11.04で採用されたUnityは3D性能を必要とするので Parallels 5などVM環境では正しく動作せず、利用することができない。その場合、以下の手順で2D版のUnityを利用する。

$ sudo apt-get install unity-2d

インストール後再度ログインするとUnityが使えない環境では自動でUnity-2Dが動作する。Unityが利用できる環境でもUnity-2Dをインストールして、ログイン時に選択してログインすることが可能。

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■UL20Aに Ubuntu 11.04 日本語remix をインストールしたメモ
 本日5/1ということでUbuntu 11.04 日本語remixがリリースされたので、早速UL20Aの中身を入れ替えてみた。※午前4:50現在はまだ各ミラーサイトに配信されているのみで、サイトのコンテンツは10.10のまま。ダウンロードしたい場合にはこちらからどうぞ。

■やったこと
・まずは前回と同じこと
・フォルダ表記を英語に変更
 $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
・端末(Terminal)とかSynapticをランチャーに登録
 起動してランチャー上で右クリック→常にランチャーに常に表示にチェック
・コマンドラインからsshの導入
 $ sudo apt-get install ssh
・DLNA環境の設定
 クライアントして以下のソフトウェアをUbuntuソフトウェアセンターから導入
  VLC
  Moovida Media Center
 標準動画プレイヤーTotemにDLNA拡張を導入するためSynapticで以下をインストール
  totem-plugins-extra
 XBMCをコマンドラインからインストール
  $ sudo add-apt-repository ppa:team-xbmc
  $ sudo vi /etc/apt/sources.list.d/team-xbmc-ppa-natty.list
   deb http://ppa.launchpad.net/team-xbmc/unstable/ubuntu natty main
   deb-src http://ppa.launchpad.net/team-xbmc/unstable/ubuntu natty main
  のように修正
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install xbmc
  $ xbmc &
  XBMCが起動したらSystem>appearance>skin>font をArial Basedに変更
  System>appearance>international>languageで Japaneseに変更
 サーバとしてMediaTombをUbuntuソフトウェアセンターから検索インストール
  GUIの設定を有効にするため以下を編集
  /etc/mediatomb/config.xml の7行目 ui enabled=”no” をyesに修正
  $ sudo service mediatomb restart で再起動(細かい変更はいずれ)
・Google Chromeのインストール
 FirefoxでUbuntu用Chromeをダウンロード(debファイル)
  $ dpkg -i google-chrome-stable_current_i386.deb
  Ubuntuソフトウェアセンター経由ではうまくいかないのでコマンドラインで実行
 ランチャーに登録してみたがうまく起動できず…後で調査

 とりあえず常用できそうなレベル。Ubuntu 11.04は32bit版でもちゃんとPAEカーネルになっているようで4Gメモリをちゃんと認識してくれた。いつから標準でPAEになったんだろ?なかなかいい感じに安定しているので、これからDLNAのチェックなどを行ってみる予定。

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■Ubuntu11.04でパーソナルファイル共有を使うメモ
 Ubuntuの標準機能というかGNOMEの標準機能「パーソナルファイル共有(WebDAV)」を設定してみたメモ。現状限定的な使い方しか出来ていないorz

■設定方法
 まずは使えるようにするためのUbuntuソフトウェアセンターでパーソナルファイル共有を検索し、アドオンの2つ(ApacheとZeroconf)にチェックを付けて「変更を適用」し、インストールする。

 システムの設定>インターネットとネットワーク>パーソナルファイル共有 から「ネットワーク越しにファイルを共有する」にチェックが付けられるようになっているので、チェックする。

 ここからが問題。

 本来パスワードの要求を設定すべきだが、パスワードを設定した場合なぜかアクセスがうまくいかない。通常はパーソナルファイル共有したアカウント名と設定したパスワードでいいはずなのだが(もしかしてここが間違ってる?)、ユーザかパスワードが違うと言われ、MacOSXから接続できない。書き込み時のみorパスワード無しの場合にはアクセスが可能(書き込み時のみの場合、書き込む時エラーになる)。

 また困ったことにmdnsが有効になっているはずなのに、OSXのFinderからは見えないため、Ubuntu上で lsof -i を叩くことでApacheがリスンしているポートを確認の上、サーバ接続のためにhttp://サーバ:ポート/ と明示的にアクセスしないといけない。

 avahi-daemonも起動しておりmdnsはリスンしている上、ufwも無効なのになぜ見えないのか謎orz OSX側のFiirewallがonでもoffでも変わらず。LAN内の他のMacは見えているので、Ubuntuとの相性の問題か?何か考慮漏れしてるのか?

解決したら追記の予定。

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■UL20Aに Ubuntu 11.04 をインストールしたメモ
 11.04がリリースされたのでインストールしたメモ。以前の記事の10.04LTSを消してクリーンインストール。

■ダウンロード
 http://www.ubuntu.com/download/ubuntu/download
 今回64bit版で導入。recommendedがついてないのが残念。
 10.04の「スタートアップディスクを作成」にて起動用USBメモリを作成。
 USBメモリからインストール。簡単。

■やったこと
・VLゴシックの導入
 今回はttfファイルを/usr/share/fonts/truetype/以下に配置するだけでは自動でフォント変更されなかったので、上部メニューバー右端の電源マークのメニュー項目>システムの設定>ユーザ向け>外観の設定>フォントから「Ubuntu→VL Pゴシック」に変更。固定幅フォントもVLゴシックに。
・アンチウイルスの導入
 AVG Free 8.5 for Linuxが11.04ではパッケージがuidやらなんやら不適切ということでインストールには強制適用するしかなくなっていたので、導入は見送り。代わりに画面左に新しく追加されたドックから「Ubuntuソフトウェアセンター」を開いて、「ウィルススキャナ」を導入。ClamAVのフロントエンドでローカルファイルの検知が可能。せめてhttpのリアルタイムスキャンはしたいので、追加でHTTP Anti Virus Proxy 「havp」をインストール。標準で8080ポートを使って起動するので、システムの設定>インターネットとネットワーク>ネットワークプロキシの設定>マニュアルでプロキシの設定を行う で127.0.0.1 8080の設定を追加して「システム全体に適用」してやる。Firefoxでは編集>設定>詳細>接続設定>システムのプロキシ設定を利用する にチェックし、eicarのサイトでテストウイルスファイルにアクセスした時にhavpの警告画面が出ればOK。簡単。

■気になったこと
・GUIが刷新されてアプリケーションのメニュー表示位置がMacライクに。Mac使いとしてはあまり違和感はないけど、ポインタをやるまでメニュー内容が見えないのは微妙。
・アプリケーションのウインドウ上部のバーをダブルクリックで全画面になった際の画面効率が非常にいい感じで個人的に嬉しい。
・起動時間が10.04LTSに比べて少し遅くなった。20秒だったのが23秒くらいに。終了は4秒。
・アプリケーションの動作は全体的にそれなりに機敏な感じ。
・Thunderbirdを追加インストールしてみたら英語ロケールのまま起動したorz
・ちなみにMac上の仮想環境Parallels Desktop5で起動したらVRAMに256M割り当ててもサポートされていないということでUnityがフルファンクションでは利用できなかったorz これはFedora+GNOME3でも同じだったorz
・ドック>アプリケーション検索の画面で日本語が入力できない…?orz

適宜追加するかも。

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