■MacとWindows Phone 7を同期する
 OMNIA7をMacと同期できるようにしてみたのでメモ。端末のアップデートもできます。ハッキリ言ってZuneのサービス使わないなら設定なども含めて日常的な使い勝手はこっちの方がずっと楽な気がする…。

1)MacのメニューからApp Storeを起動する
2)「zune」で検索する
3)見つかった「Windows Phone 7 Connector(無料)」をインストールする
4)MicroUSBケーブルでOMNIA7をMacに接続する
5)Windows Phone 7 Connectorを起動する
6)同期するコンテンツを選ぶ

 なんだか当然のようにiTunesのコンテンツがiPhone同様に同期できるようになってます。同期可能なのは音楽・写真・ビデオ・ポッドキャストで、iTunes/iPhotoで管理されているコンテンツが対象です(DRMコンテンツは転送できませんし、動画はWP用に変換して転送されるようなので転送時に時間がかかります)。WP7端末内のコンテンツもMac側で見ることが可能です。左メニューに表示されている端末名をクリックして「Device Options」ボタンを押すと細かい設定が可能で、ここから端末のアップデート等も可能です。7004から7392へのアップデートを普通にWindows7でやってしまったのだけど、Macで試してみたら良かったなぁ。

 Windows Phone 7 Connector for Mac の現在のバージョンは1.1。10.6.xでしか動作させていないので10.7で適切に動作するかはわかりません。Mangoの登場に合わせてタイムリーにアップデートしてくれると嬉しいのですが、さてどうなりますか。


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■ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー2
 ちょっと間が空きましたがASUS Eee Pad TF101 Transformerのキーボードを装着した場合のレビューをしておこうと思います。Androidバージョンも3.1にアップデートされているのでその辺りも軽く触れておきます。TF101としてのメディアレビューでは個人的にはこちらのPCWatchのレビューが詳細でお勧めです。前回のレビューは以下になります。

ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー1
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1224

■キーボードの感想
 Android3.0タブレットのリファレンス端末であるXOOMでなくTF101を購入したのは、何よりこのドッキング形式のバッテリー内蔵キーボードが存在するからでした。Android端末はBlueTooth経由でキーボードが使えるのですが、Android専用キーのついた一体設計や拡張バッテリーとして利用できるよう設計され長時間稼働を可能にする工夫など、TF101には通常のキーボードの組み合わせでは得られない魅力がありました。画面タッチで長文書くのはどうしても慣れなくて個人的にはそれなりの長さの文章書くならキーボードは外せない要素なのです。キーボードの品質自体は各所でレビューされているようにネットブックと同程度で、特別に秀でたところはないかと思います。ノートPCと変わらない一体感というのがポイントで、ASUSのUL20Aを持っていますがそれを使っているのとあまり変わらない感覚で利用できるというのが、なかなか面白い感じです。個人的にはAndroid専用キーである「戻る・ホーム・メニュー・検索」の各ボタンの位置が好みの配置で、方向キーも十分使いやすくできているところを非常に気に入っています。長文を入力するのも(日本語変換をATOKにすれば)とても快適に利用できます。実際出張の際に実験してみましたが、UbuntuのノートPCを使う際よりも長時間稼働してくれ、文書作成効率のいいATOKのおかげで長文テキスト作成もより快適に利用することができました。昼間出かけて外で少しネット、夜2〜3時間テキスト作成に使うという感じで4日間無充電で使えていました。それでもバッテリー警告が出るところまで行かなかったのでちょっとびっくりしてしまいました。

 以前タブレットで使う場合にはFSKARENは常用に堪えないと書きましたが、キーボード入力の場合には一転して評価は変わります。キー割当を含めて完全に動作するよう設計されているため、非常に快適に利用することができます。変換候補の表示も非常に高速で、キー入力に合わせて選択肢がリアルタイムに変わっていく様は気持ちいいくらいです。キーボードでATOKを利用することももちろん可能ですが、漢字キーやひらがなキーなどファンクション部分が機能しないため、必要に応じて画面タッチで操作せざるをえず快適さは大きくダウンしてしまいます。それでも日本語変換性能に限ればATOKの方が意図した候補が選出される確率が高く修正が少なくてすむため、長文を作成する場合には選択するメリットは十分あると感じました。

 キーボードの物理接続部分は比較的しっかりしていると思いますし、通常の取付け操作であまり不安はありません。カッチリはまっているのかと気になることもないわけではありませんが、不具合というほどのことではないと感じます。Android3.0だった際には時々スリープ状態から戻った時にキーボードが認識されていない(取り外して再度接続するまで使えない)ことがありましたが、3.1になってからはまだそうした問題は起きていません。

 キーボードを付けて約1.3kgというのは決して超軽量級というわけではありませんが、レスポンスや液晶品質の良さと稼働時間の長さ、そして価格を考えると非常にリーズナブルなマシンだと思います。アプリケーションが必要用途に足るのであれば、業務で利用しても素晴らしいコストパフォーマンスを発揮してくれると思います。

 ちなみに実際にsshでキーボードを使って気になったことがあった関連記事もあるのでこちらもどうぞ。

Android3.0タブレットで公開鍵を使ってssh
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1234

■Android3.1の感想
 更新されたAndroidバージョンは3.1、カーネルバージョン 2.6.36.3-00007-gd357ac7 android@Maple #1、ビルド番号 HMJ37.JP_epad-8.4.4.12-20110715でした。FSKAREN Ver1.4.5HAS01001へ更新されています。相変わらずFSKARENは標準で利用チェックが入っており外すことはできません。Android3.1でUI的な部分ですごく変わったと実感するようなところはあまりないのですが、問題だったFlashの動画再生も確かに改善されており、ニコニコ動画でもコマ落ち感はずいぶんマシになりました(なくなってはいない)。またギャラリーの動画再生についても改善は確認できました。ということでローカル及びDLNA動画再生について変化を確認してみます。

 例によってテストファイルを使って動画の再生試験をします。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.7.8。再生アプリはローカル再生はギャラリーアプリから標準動画プレイヤー、DLNA再生はTF101標準で導入されているDLNAアプリ「MyNet」での再生となります。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 F,G,H,I,J,K,L,N,Oは再生可能。Mはコマ落ち激しい。
 Dは再生不可だが、Eは映像のみ再生可能。aviは全て不可。

DLNA再生
 F,G,H,I,J,K,L,N,Oは再生可能。Mは再生不可。
 Dは再生不可だが、Eは映像のみ再生可能。aviは全て不可。

 3.0であったボリューム関連の問題はなくなっていました。aviやmkvの再生ができないのは変わらず。特にmkvではMyNetがフリーズ状態になるケースがあり。wmvは再生できなかったものが再生できるように。しかも再生品質がとても高く見やすく感じました。mp4はほとんど再生できましたがフルHDでHPのものはコマ落ちあり。約4M/sのビットレートの問題?ともかく再生対象ファイルが増えたのは歓迎できます。aviやmkvはVPlayerなど当面は別アプリが必要ですね。

■まとめ
 個人的にはキーボードを付けたTF101は、使う用途次第でネットブックやCULVノートを凌駕してしまう存在だと感じます。価格とスペックのバランスはとても素晴らしいと思いますし、これからの出張には欠かさずお供に連れていくことになるだろうと思っています。しばらくMacbook Airを購入しようか悩んだ時期がありましたが、とりあえずこれがあれば不要かなと思えるくらい。ネットが使えて長文テキストが効率良く書ければいいので、本当に十分という感じです。WiMAXルータのWM3500Rとセットでとても活躍してくれています。3GのSIMスロットが付いてくれればb-mobileのSIM入れて使うというのも魅力的だと思います。WindowsやMacでこのアプリが動かないと困るという限定的な目的がある方は難しいと思いますが、ブラウザやTwitterなどのネットアプリをメインで使っている方で、キーボードが必要でノートPCを選択している場合には積極的にTF101を検討してみてもいいのではないかと思います。

 現時点でも国内発売されているAndroid3.xタブレット自体としてはXOOMがオススメなのは変わりませんが、上記のようなキーボードが重要な要素になる方にはTF101はとてもオススメできると思います。日本のアップデート提供はやや遅れ気味ですが、ASUS自体は非常に積極的にバージョンアップに取り組んでくれていますので、そういう観点からも安心して選択してもらえる製品ではないかと思います。


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■au IS12T デザイニングスタジオ版レビュー
 昨日発表になった日本初のWindows Phone 7系端末 IS12T が本日よりKDDIデザイニングスタジオで展示されるということだったので早速見に行ってきました。展示は2Fの中央、6台ほどが展示されており展示初日ということもあってか並ぶほどではないものの常に誰かしらが見ているという感じで、平日昼間としては人が集まっていたのではないかと思います。全く新しいタイプの製品(WM6系とは完全に別モノですし)ということで、説明員さんも少し戸惑っている様子で、事前にマニュアル等は案内されたがまだわからないことがいっぱいと正直に話してくれていました。ちょっと面白かったのは見ていた限り意外と女性の注目を集めていたことと、女性の製品評価がすごく高かったことでした。数台横の端末を使っていたカップルの女性がとても気に入って喜んでいる様子がとても印象的で、個人的にも製品を見てなるほどなと思うところもあり、出足を心配されているWP7端末ですがauのマーケティング次第では結構イケルんじゃないかなと感じました。

■ハードウェア
 正直に行ってハードスペック的には防水防塵+1320万画素カメラという特徴があるとはいえ実質中身はIS05相当(MSM8655)で、昨今のAndroid端末のスペックに比べれば特にハードウェア的に見るべきものはありません。Windows Phone 7からMicrosoft社がハードウェアの仕様を厳密に定めたことでAndroid系に比べてメーカーの特色が出しにくくなっていることが影響していると感じざるを得ません。もちろんハードウェアがプアという訳ではなく、全体の印象はボタン類も少なくシンプルで軽量、剛性も高くしっかりした本体で、持った感じもコンパクトで意外と持ちやすい印象です。液晶も表示は美しくタッチ反応も非常に軽快で好感触です。液晶下部に物理ボタンで左から 戻る・スタート・検索とボタンが並んでいますが、こちらの操作感も悪くありません。側面のボタン類は右側面に上から 電源・音量・カメラボタンと並び、上部にイヤホンジャックとMicroUSB端子、下部にはストラップホール、左側面には何もなし、という極めてシンプルな構成です。ストラップホールを除いてはWP7系端末としては標準的な構成で、手元のOMNIA7もほぼ同じ構成要素で成り立っています。既に世界で出荷されているWP7系端末と比較して特徴的だとすると、本体に黒ではないカラーが付けられていることは興味深いポイントです。

 起動時間はWP7のおかげで非常に速く、以下のような感じになっています。
 電源オン→6秒→防水性能注意画面→10秒→au by KDDIロゴ→7秒
 →Windows Phoneロゴ動画→3秒→メイン画面(合計約26秒)

 電源オンからたった26秒でメイン画面になる俊敏さは今のAndroid端末にはない強みだと思います。これでも同じWP7系端末であるOMNIA7と比較すれば遅いくらいでOMNIA7は24秒ほどで起動してしまいます。IS12Tは他言語対応を果たして多機能になったWindows Phone 7.5 (7716)を搭載しており、OMNIA7は初期のWindows Phone 7 (7004)を搭載しているということでシンプルな分OMNIA7の方が勝ったのかもしれません。いずれにしても起動が一分程度かかる端末が多いAndroid系に対してそれなりに嬉しいポイントではあります。

■ソフトウェア
 Windows Phone 7.5 Mangoの動作している実物を触るのが初めてだったので個人的にはすごくいろんな変化を期待していたのですが、日本語に対応したという大きな変化はもちろんあるものの実際のメニュー構成の中身などを確認してみると、英語で動作しているWP7の(日本語表示は可能)OMNIA7と比較してもさほど大きな変化を実感できず、やや期待外れというのが率直な印象でした。もっと大きな変化があるかもという期待が大きすぎたようです。もちろんOMNIA7に比較して画面のスクロールが3〜5割程度速く快適になっていたり、日本語フォントがきれいに表示されていたり、アニメーションのスムーズさが体感でわかるなど全般的に向上している部分は実感できますが、それがハードウェアの力なのかソフトウェアの改善なのか判断することはできませんでした。これらはOMNIA7がMangoになった時に改めて比較してみたいと思っています。展示されていたIS12TのOS情報ですが、以下のようになっています。

 ソフトウェア:Windows Phone 7.5
 OSバージョン:7716.WM7_Main (mojobld).20110718-1440
 ファームウェアリビジョン番号:5008.1907.952.450
 ハードウェアリビジョン番号:112.1410.2.0
 無線ソフトウェアバージョン:0.9.04.50
 無線ハードウェアバージョン:8655
 ブートローダーバージョン:7.17.2.0
 チップSOCバージョン:0.75.2.1

 WP7の開発者向けに最新で提供されたMangoバージョンが7716で、完成版Mangoが7720ということらしいので、展示されていたのは開発者向けと同じ最新バージョンということになります。9月発売時には7720以降の番号で発売されることが予想されますが、現在と大きく中身が変わることはないと思うので、IS12Tに興味のある方はすぐに実機確認に行かれてもいいのではないかと思います。

 Windows Phone 7.5になってもUIなどの操作感やメニュー構成などはほとんどWindows Phone 7の時と変わっていないように感じます。日本語化された設定メニューも並び順も含めてほぼ同じ内容です。IS12Tで追加されているのが確認できたのは「バッテリーセイバー」「ワイヤレス設定」「SIMセキュリティ」「音質設定」の4項目で、どれもとてもシンプルな設定内容になっています。WP7の特徴として設定できる項目が非常に少ないことが上げられると思いますが、Androidを日常使っている人がWP7端末を初めて触って設定画面を見た時に感じるのは「えっ?これしか設定できないの?」という驚きではないでしょうか。iPhoneも設定できることが少ないと思いますが、それよりも更にシンプルになっている印象です。一つの設定メニュー項目を選択して出てくる画面で設定できるのは1つか2つが当り前、ページをスクロールして設定項目が並ぶような画面はとても少ないのでびっくりしてしまいます。WM6系ではどこで何が設定できるのか困ることがままありましたが、WP7では本当に思い切ってシンプルになっており見通しもよくなっていてMicrosoftの本気を感じさせます。

 タイル状アイコンを操作する2次元的で非常にフラットな印象が強いメトロUIですが、設定項目のシンプルさからも判るようにMS的にシンプルさと使いやすさを追求した結果到達したユーザインターフェースであることは、使ってみると非常に実感ができると思います。IS12Tはauの製品だけにINFO BARのUIと比較されることも多いようですが、表面的にカスタマイズされただけのAndroidのUIと、設計思想として貫かれたWP7のメトロUIではその操作感も統一感も比べ物にはならないというのが正直な感想です。ただ英語でWP7を使っていた印象からすると、日本語でのメニュー表記等はフォントも含めてやはりデザインの一貫性を微妙にするような違和感を感じる部分が残ってしまっていると思います。いっそユーザにフォントを選択させてくれたらいいのにと思うのですが…。またIS12Tには残念ながらWP7の設計思想を無視した国内アプリも標準搭載されてしまうようですが、ぜひとも早期にWP7専用のアプリとして再リリースして欲しいと感じます。明るいカラータイルに小さく表示される情報は、40代以降の視力に自信がなくなってくるくらいの世代にはちょっと厳しい感じがしますし、たくさんのアプリを入れたり細かくいろいろ設定をしたい人にはあまり好まれないと思うので、メトロUIは万人向けのUIとは思いませんが、前述の通りシンプルな使い勝手を望む層で特に女性には印象的にも好まれると感じました。

 日本語入力は話題になっているカーブフリックの他、通常のqwertyキーボードでの日本語入力も可能です。変換精度はAndroidのATOKほど優秀ではない印象ですが、FSKARENよりはマシという印象でした。日常Androidでqwertyキーボード入力なのですが、IS12Tでは思った以上に誤入力をしてしまい、ちょっと慣れが必要かなと感じました。各キーがなんとなく小さめに感じるのはスクリーンサイズというよりは、配列デザインの問題のような気もします。

 少し気になったのは展示機では「音声(speech)」の機能が使えないようになっていたことです。英語設定であればスタートボタンを長押しして音声で端末コントロールをすることができるのですが、日本語設定では「現在の言語設定では、音声は使用できません。」となって利用できない旨が表示されてしまいます。これはAndroidが音声検索等で先行していることもあり、ちょっと残念なところです。できないと言えば、IS12Tには国内で比較的要望の多い赤外線通信の機能がないのですが、そのカバーとして「プロフィール交換」というアプリが用意されていました。自分の情報をQRコードで表示できるアプリでdocomoやsoftbank向けコードを生成することもできます。これでQRコードを相手の携帯カメラで撮影して読み取ってもらうことで簡単にアドレス交換できるという仕組みです。次善の策ということなのでしょうが、嬉しい工夫だと思いました。

 1320万画素とスマホとしては高い画素数を誇るカメラ部ですが、WP7のソフトウェア的な部分でカメラ対応があまりレベルが高くないせいか、撮影レスポンスはそれほど悪くない(こちらも解像度が違うとは言えOMNIA7の方がやや快速)ものの、機能的な部分で最近のAndroid端末にはやや見劣りしてしまいます。本体側面のカメラシャッターボタンの長押しでいつでもカメラが起動できるなど使い勝手は悪くないのですが、カメラ重視の方はできるだけ実機確認をされた方がいいと思います。カメラで撮影するとデフォルトでSkyDriveにアップロードしようとするので、その辺の設定も含めてプライバシーを重視したい方は注意をする必要があります。

 ちなみにキャリア毎に選択となっているらしいテザリングの機能はIS12Tには見当たりませんでしたorz

■まとめ
 日本語化されて国内にいよいよお目見えするWindows Phone 7.5を搭載したIS12Tですが、KDDIデザイニングスタジオで実際に端末を触っている人たちの感想を聞いている限りでは、シンプルさ分かりやすさを望む層には十分訴求できるのではないかと思いました。IS11PTのようにシンプルメニューを選択して利用するくらいならIS12Tはそれに近い簡便さを提供してくれるように感じます。おそらくauもそうした層を意識してカラーを選択できるようにし、CM等にも若い女性層に受けるキャラクターを使ってくるのではないかと推測しています。個人的には一般向けモバイルデバイスの選択肢のひとつとして十分な素養はあるのではないかと思いますが、WindowsMobileは企業向けという既成概念をうまく打ち壊して、シンプル且つ動作が軽快というポイントをうまく伝えて実機をどこかで体験してもらう戦略を取っていかないと、相当値段を安くしない限り選択肢が豊富なAndroid端末と比べて積極的に選択してもらうのは国内の現状では難しいのではないかとも思います。Android auで訴求してきたauがどのような広告戦略を取るのか、今後の動向を非常に興味深く見ていきたいと思います。

 そうそう。Microsoftが提供するHotmailはセキュリティの面でこれまで何度も問題になっていたりしますし、WP7自体がクラウド指向でSkyDriveを利用するように誘導されているため写真撮ってクラウドにアップしてたら知らない間に世界中に公開されちゃってて大慌てみたいなことにならないといいですよねーなどと、説明員さんとも話していたのですが実際にありそうで恐いので、やっぱり設定には慎重になりたいところですね。IS12Tに導入されるリリース版のMangoのデフォルト設定が安全側へ誘導(デフォルトでネットへアップじゃない)になっているよう祈りたいと思います。


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■ESET Cybersecurity for Mac 日本語版レビュー
 fansfansの「ESET Cybersecurity for Mac 日本語版」プレビューイベントに参加することができたので、簡単になりますがレビューを書いておこうと思います。パフォーマンスの適切な計測をしてから記事にしようと思ったのですがまだできておらず、来週一週間不在にしてしまうため期間が開きすぎるのもアレかなと思ったので、感想が中心になりますがレビューしておきます。今回はESETのMac用アンチウイルス&アンチスパム製品「ESET Cybersecurity for Mac」のみをターゲットにしたものでしたが、会社や製品概要紹介の時間が長く実際にイベント内で使用して質問などする時間がやや少なくなってしまったのがちょっと残念でした。

 System6.0.3からMacを使っている身としては、Macの方が昔はMDEVとかウイルス感染すること多かったんだけどなーとかアンチウイルスソフトも必須で種類も結構あったんだよねーとか思ってしまうわけですが、OSのシェアと攻撃のしやすさからWindows向けウイルスの方が圧倒的に増えてしまったため、相対的にMacの方がウイルス感染リスクが少なくなってOS自体がセキュアであるかのような誤解が広まっていたところ、MacOSXでシェア回復と共に再度ウイルス感染リスクが高くなって再度こうしてたくさんのアンチウイルスソフトの選択肢が提供されてくることは喜んでいいやら悪いやら、なんとも不思議な気分です。

■ESET Cybersecurity for Mac

 ESETはアンチウイルスソフトNOD32という製品で有名なスロヴァキアの会社で、社名は女神イシス(古代エジプト名アセト)の名前に由来するのだそうです。神話に詳しいわけではありませんが、良妻賢母の象徴・豊饒の女神でかつ強力な魔術師ということなのでなかなか意味深い感じがします。国内ではNOD32を中心にパーソナルファイアウォールやアンチスパムを機能統合したESET Smart SecurityとしてキヤノンITソリューションズ社がWindows用製品を開発、EC studio社が販売を行うという体制を取ってきました。ESET製品は軽快な動作が非常に特徴的で、WindowsXPをメインで使っていた頃Avast!4からESET Smart Securityに切り替えた際に劇的に通常操作の体感速度が向上して感動したことを覚えています。

 今回のMac版ではWindows版と異なりアンチウイルスとアンチスパムの二機能のみの搭載となっています。レビュー用に提供されたバージョンは4.0.69.0になります。7月中にリリースされる予定のモニター版(レポートに協力すると抽選で50人に1年ライセンスをくれるらしい)は既に完成しているものの、今回はそのひとつ前のバージョンとのこと。このバージョンでも10.7には対応済みということでした。正式な製品版は秋頃になるそうです。プレビュー版ということで、EC studio社の担当さんからインストーラ入りUSBメモリをお借りして持ち込んだMacにインストールします。

 インストールはマウントされたインストーラをダブルクリックするだけで見慣れたMacアプリのインストーラ画面が表示されます。ライセンスの同意の後、いくつかインストーラ上で設定を選択しますが基本デフォルトでOK。インストール自体も難なく終わり再起動を要求されます。再起動するとログイン後にESETのスプラッシュ画面が開き、メニューバーにESETアイコンが表示されるようになります。この後ESETのアイコンからアクティベーションを行います。Windows製品では再起動時や起動直後からすぐにスキャンが始まるものもありますが、ESETではそうした動作は行われていないようで(ディスクアクセスの状況から判断しただけで仕様を確認したわけではありません)、明示的にローカルディスクの検査を一度行う必要があるように見えました。ESETではThreatSenseエンジンというヒューリスティック検出の技術を利用するため、所謂定義ファイルのみ依存型と異なり軽快に動作するのだということでした。ThreatSenseエンジンの標準設定では、SMART Optimizeという機能が有効になっており、ファイルのmtimeやctimeなどを参考にファイルの更新検知をして、一度チェックしたファイルはファイル自身かESETの定義ファイルの更新がない限り再チェックしないことで動作効率を上げているのだそうです。

 メモリ2G /Core2Duo 2GHzのMacBook白で、ローカルディスクの検査を行いながらSafariでEICARのテストウイルスをダウンロードするという実験を行ってみましたが、ダウンロード完了直後に画面右上にフロートウインドウが表示され、隔離された旨が通知されました。レスポンスは極めて良好だと思われます。ローカルディスク検査中のパフォーマンスをtopコマンドで確認してみると、CPU使用率は25%〜30%前後、esets_guiとesets_daemonが合わせて50%程度のCPUを使っているようでした。メモリもあまり消費しておらず非常に安定した印象です。他のアプリケーションを動かしても動作が遅くなったような印象はほとんど受けません。今回はイベントに合わせてクリーンインストールしたOSに試験データを入れて持ち込んでいたので、長期間稼働した場合のレスポンスの変化は気になるところです。

 他のMac用アンチウイルス製品との比較では、ウイルスバスターやSophosと比較してGUIの設定画面がよりわかりやすい印象がありました。また通知内容がわかりやすく、検出されたファイルのパスが確認しやすいため、ここは特に好印象でした。ただ検出通知された数と隔離されたファイルの一覧の数がリスト作成タイミングによっては合わない場合があるようで、ちょっと気になりました。動作速度面ではウイルスバスターは論外(3年ライセンスを3本持っていますがレスポンスが悪く数々の不具合が発生したため現在は使っていません)として、軽量でとても静か(余計な通知が一切ない)なSophosと比較しても遜色ありません。(できればSophosとの比較を数値的に出してみたかったのですがこれはまた別の機会に。EC studio社によると倍くらい速いとか。)

 プレビュー版のためローカライズの点で変な説明があったり内容が合ってなかったり誤訳があったりと、まだまだな部分は散見されましたがその場ですぐに対応を検討してもらえるなど、キヤノンITソリューションズ社とEC studio社の柔軟さは素晴らしいと思いました。実際のところ海外でのMac版リリースから約1年遅れての今回の日本語版リリースなため、なぜこれほど遅れてしまったのかと質問をしてみたのですが、開発担当のキヤノンITソリューションズさんからとても正直に(1)Mac開発のノウハウがなかったこと(2)マルチバイト対応を含む不具合が多く国内要求品質レベルまで高めるのに時間を要したこと、という回答をいただきました。製品の販促イベントでこうした事情を正直に話すことはとても勇気のいることだと思うので、ちょっと感心してしまいました。

 ライセンスも柔軟な設定が検討されており、価格こそ発表されなかったもののBootCamp下では1台のマシンで稼働するMacOSX版とWindows版は1つのライセンスキーでOKとのこと(VMwareとかVM環境用は個別購入が必要)。海外の価格と大きく異なることはないだろうということなので、年間2500円くらいになるのではないかと想像します。

■まとめ
 個人的にはESET Cybersecurity for Mac自体は優れた製品で、有用な選択肢のひとつになると感じています。ただしSophos Home Editionや Intego VirusBarrier Expressなど無料でそれなりに使える選択肢がある状況での個人向けアンチウイルスソフトとしての差別化はまだ十分ではないように思います。より具体的な数値でのパフォーマンス比較や、安定性信頼性の情報提供(イベントではPassMarkAV-comparatives.org などの比較結果を紹介していました)を継続的に行っていく必要があると思います。それでもアンチウイルスソフトに敢えてお金をかけたいと思わせるのはなかなか難しいことのように思います…。しかしながら企業導入されているMac向けという観点であれば、かなり有望ではないかと思います。今回のイベントでは確認できませんでしたが、企業向けのESET製品マネージメントツールでESET Cybersecurity for Macが制御可能なのであれば、Macの企業導入が進む中むしろパフォーマンスと信頼性を前面に出して積極的に販促すべきだと感じました。そのためのサポート等関係バックヤードの構築も必要にはなりますが、個人向けよりは訴求できそうな気がします。

 今回イベントに参加してESETに関わる方々の熱意を感じられたので非常に良かったと思いました。特にEC stadio社の方は熱さを感じられました。きっと良い製品に仕上げていってくれると思います。現状はキヤノンITソリューションズ社が開発担当ということでしたが、ローカライズ作業自体は本家スロヴァキアで行っているとのこと。国内の要望にタイムリーに応えていくためにも、ローカライズはできる限り国内で可能な契約を検討して欲しいというお願いを勝手ながらさせていただきました。これまでいくつもの良質なMacアプリがローカライズ対応で苦労してきた(海外の開発者はなかなかマルチバイト圏を理解してくれない…)経緯を見てきたため、より高い信頼を得られるようぜひとも国内での対応力強化を期待したいと思っています。

 近くモニター版のリリース情報が提供されると思いますので、MacOSXをご利用の方はぜひ試してみていただければと思います。


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■Android3.0タブレットで公開鍵を使ってssh
 ASUS Eee Pad TF101 Transformerで自宅サーバに公開鍵暗号方式でsshアクセスした設定のメモ。キーボードって素晴らしい。とはいえ、いろいろと不便なことも。その辺の覚書。

■ConnectBot
・マーケットからConnectBotをインストール。
・起動してメニューボタンを押して公開鍵管理を選ぶ
・もう一度メニューボタンを押して生成を選ぶ
 インポートの場合は事前にSDカードに鍵を用意しておき選択するだけ
・鍵の名前を入力し、必要な設定を行う
 起動時に鍵をロード、使用時に確認するはチェックをオススメ
・ランダマイズ用に表示される領域をタッチして鍵を生成する
・生成された鍵に名前がついてリスト表示されるので鍵マークが緑なのを確認
 赤のロックされた鍵マークの場合は使用できない状態という意味
・戻るボタンで接続画面に戻す
・下部メニューからsshを選択し、user@hostname:portの形式で入力して改行
・これで問題なければ接続する(最初は確認ダイアログが出る)
・二回目以降は接続画面で前回接続の表示が出るのでそこから選択でOK

自宅のCentOS5.6サーバにsshで接続したところ、ConnectBotでは接続以降英語キーボード配列での入力になるので注意。日本語キーボードを使っているとやや不便を感じる可能性あり。Tabキーによるコマンド補完も機能せず。またShift+数字キーが全てファンクション扱いになる(Shift+1キーが!でなく<F1>となる)ため、記号入力に若干の工夫が必要。パイプ(|)などはShift+バックスラッシュで入力できる。CtrlやESCは画面をクリックすると左下に表示されるので、指かマウスポインタでクリックすると入力待機状態になる。一応Android3.0でも大きな問題なく動作してくれている。若干使いにくいところではあるが、とりあえず利用可能なのでOKとする。設定などで使い勝手を向上できそうな気はするが、エミュレーション設定などでは変化がなく今のところ打つ手無し。あくまで緊急避難用なので深く追求しないかも。


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