■iPadのiOSを3.2.2に戻すメモ
 iPadのiOSを4.2.1にバージョンアップしたところ、手持ちのDLNAクライアントアプリの全てでPS3 Media Server上のmp4ファイルの再生ができなくなってしまった。AirPlayerのQuickTimeを利用しない設定ではカクつくものの再生が可能なので、QuickTimeの扱い方が変更されたことが原因なのではないかと推測。DLNAの使用率がそこそこあるので、仕方なくiOS3.2.2に戻したメモ。

【12/22追記】
 12/21時点でこの方法はもうアップルの確認が通らなくなっているため利用できません。

※ノーマル状態のiPadを前提としています
 復元を利用するのでiPad上の全データが消失します
 最初から全部設定し直す覚悟が必要です

1)以下のサイトよりiPad(3.2.2/7B500)をダウンロード

 iPod, iPhone and iPad Firmware Download
 http://www.felixbruns.de/iPod/firmware/

2)iTunesを起動して、iPadをドックで接続
3)iPadを選択して「復元」ボタンをオプションキーを押しながらクリック
4)ファイル選択ダイアログが出るのでダウンロードしたファイル
  iPad1,1_3.2.2_7B500_Restore.ipswを選択
5)後は完了するまで待つ
6)iTunesに新規iPadとして表示されたら設定を行う

 上記サイトのファームはAppleのサーバにリダイレクトされダウンロードされるということで、実際に復元も問題なく(ちゃんとAppleのチェックも走っていた)できたので問題はないと思われる(たぶん)。

iOSバージョンアップする時には一つ前のバージョンに簡単に戻せる仕組みも用意して欲しいとマジで思った…。設定全部やり直すのは大変だ…。

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■CommuniGate ProでiPhone/Androidとメール同期&SIP利用
 このBlogのタイトルにもなっているCommuniGate Pro(CGP)は5ユーザまで無償利用可能な統合メッセージングサーバである。CommuniGate ProにはMS ExchangeのActiveSync互換のAirSyncという機能がありExchage同期設定が可能になっており、iPhoneやAndroid2.1以降の端末と簡単にメールのプッシュ同期設定ができる。また統合メッセージングサーバらしく、メール用に作成したアカウントのID/パスワードがそのままSIPアカウントとして利用可能で、ポート設定さえ適切に行えば、外部アカウントともSIPで音声通話/ビデオ通話が可能になるので非常に面白い。5ユーザまでは個人法人問わず無償利用可能なので、ここでその設定方法を紹介する。

 CommuniGate System日本語ページ
 http://lang.communigate.com/jp/

 CommuniGate Pro ダウンロードページ
 http://www.communigate.com/pub/CGatePro/

■CommuniGate Proのインストール
 CommuniGate Pro自体は上記ダウンロードページを参照すると判る通り、非常に多くのOS及びプラットホームに対応している。バージョンが同じであればOSの種類を問わずデータは互換性があるので、必要なパフォーマンスによってOSの移行も容易である(データディレクトリをコピーするだけ)。ここでは過去にCentOS5向けに高パフォーマンス環境のインストール記事があるので、そのリンクを紹介しておく。こちらの記事のプロセス1〜6までがインストール手順となる。

 カスタム版MyNETSとCentOS5で1万人規模のSNSを構築する
 http://blog.isnext.net/issy/archives/384

 以下の項目は上記インストール手順を前提にそれ以降の設定となる。

■CommuniGate Proにアカウントを追加する
 サンプル設定に従い、sns.example.comにアカウントを追加するため「https://192.168.0.100:9010/」へブラウザでアクセス。user01を作成する。

 管理画面>アカウント>ドメイン>sns.example.com
 アカウント作成ボタン横の入力フィールドにuser01と入力
 アカウント作成ボタンを押す
 user01のアカウント設定画面が開く
 「CommuniGateパスワード」にuser01のパスワードを入力
 「更新」ボタンを押して保存する

■CommuniGate ProをExchange同期可能に設定する
 上記で作成したuser01とuser02のアカウントがExchange同期できるように設定する。CommuniGate ProではExchange同期するにはhttp/httpsのいずれかでアクセスする必要があるので、まずはhttp/httpsを有効にする。

1)apacheが同時に稼働していない場合(TCP80/443が未利用)

 管理画面>設定>サービス>HTTPU
 HTTPU設定画面、「処理」項目の右端にある「リスナー」をクリック
 ポート、ローカルIPアドレス、SSL/TLS初期化の項目に以下を入力
 80、全てのアドレス、オフ
 「更新」ボタンを押して保存
 ポート、ローカルIPアドレス、SSL/TLS初期化の項目に以下を入力
 443、全てのアドレス、オン
 「更新」ボタンを押して保存
 (リモートIPアドレス制限はどちらも「なし」でOK)

2)apacheが同時に稼働している場合
 sns.example.comをapacheが使うように設定されている場合、Communigate ProにWebアクセスできるように、別のホスト名を割当てproxyを設定することでapache経由での同期を可能にする。ここでは別ホスト名をmail.example.comとする。(DNSにも適切に設定すること)

 管理画面>アカウント>ドメイン>sns.example.com>ドメイン設定
 ドメイン設定画面の一番下左にある「ドメインエイリアス」に
 mail.example.comと入力
 「更新」ボタンを押して保存

 apacheにproxy設定を追加する(mod_proxyが有効になっていること)
 以下のような設定を追加してapacheを再起動
 SSL設定例(証明書とキーが別途必要です)

  1.  <VirtualHost 192.168.0.100:443>
  2.   ServerName mail.example.com:443
  3.   ErrorLog logs/mail_ssl_error_log
  4.   TransferLog logs/mail_ssl_access_log
  5.   LogLevel warn
  6.  
  7.   SSLEngine on
  8.   SSLProtocol all -SSLv2
  9.   SSLCipherSuite   
  10.   ALL:!ADH:!EXPORT:!SSLv2:RC4+RSA:+HIGH:+MEDIUM:+LOW
  11.   SSLCertificateFile /etc/mail/mail.crt
  12.   SSLCertificateKeyFile /etc/mail/mail.key
  13.  
  14.   ProxyRequests Off
  15.   ProxyPass / http://localhost:8100/
  16.  
  17.   <Location />
  18.    ProxyPassReverse http://localhost:8100/
  19.    ProxyPassReverseCookieDomain localhost mail.example.com
  20.    ProxyPassReverseCookiePath / /
  21.    Order allow,deny
  22.    Allow from all
  23.   </Location>
  24.  
  25.  </VirtualHost>

 https://mail.example.com/ にアクセスしてWebMail画面が開くことを確認

■CommuniGate ProをSIP利用可能に設定する
 CommuniGate Proではインストール直後からSIPサーバ機能が有効になっているので、CGP側で特に設定することはない。サーバOS側でiptablesの設定を追加してSIP通信が外部と可能な状態にする。/etc/sysconfig/iptables に以下を追記してiptablesを再起動する。

  1.  -A RH-Firewall-1-INPUT -p udp -m udp --dport 5060 -j ACCEPT
  2.  -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 5060 -j ACCEPT
  3.  -A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 5061 -j ACCEPT

以上でCommuniGate ProにてExchange同期とSIPが利用可能になる。iPhone/Androidでの設定方法は以下の通り。

■iPhone/iPadでのExchange同期設定

 設定>メール/連絡先/カレンダー>アカウントを追加…
 Exchange選択
 メール:user01@sns.example.com
 ドメイン:sns.example.com
 ユーザ名:user01
 パスワード:設定したパスワード
 「次へ」
 (必要なら証明書を受け入れる)
 サーバ:sns.example.com(apache併用の時はmail.example.com)
 「次へ」
 (アカウントの確認ができないと言われたら)
 「保存」

 保存後、アカウントの設定を開くとSSLを試用するかどうか設定できるようになるので、やむを得ない場合はSSLをオフにして試してみる。
 iOS4では複数のExchange同期が設定できるが全てプッシュ設定しているとうまく動作しないようなので注意。iPhone/iPadはこの設定をすることで、リモートワイプ等も実行することが可能。

 リモートワイプは以下の手順で実行
 管理画面>アカウント>ドメイン>sns.example.com>user01>モバイル
 AirSyncクライアントにiPhoneやiPadが表示されるので、ワイプする端末にチェックを付けて「消去」ボタンを押す。するとワイプが設定されて、次回端末がアクセスしてきた時にリモートワイプが実行される。

■AndroidでのExchange同期設定
 機種ごとに若干差異があるので、ここではNexusOne (froyo)の設定方法を紹介。

 設定>アカウントと同期>アカウントを追加
 Microsoft Exchange ActiveSyncを選択
 メールアドレス:user01@sns.example.com
 パスワード:設定したパスワード
 「次へ」
 ドメイン/ユーザー名:user01
 パスワード:設定したパスワード
 サーバー:sns.example.com(apache併用の時はmail.example.com)
 安全な接続(SSL)を試用する チェック
 全てのSSL証明書を承認 自己証明の場合はチェック
 「次へ」
 新着メール自動確認:自動(プッシュ)
 同期する量:3日間
 いつもこのアカウントでメールを送信 必要ならチェック
 メールの着信を知らせる チェック
 このアカウントから連絡先を同期します チェック
 このアカウントからカレンダーを同期 チェック
 「次へ」
 このアカウントに名前を付ける:省略
 「完了」

 Android端末では2.1以降でExchage同期が標準実装されるが、リモートワイプ機能は2.2以降が対象となる。残念ながらCommuniGate Proでは一部非互換があるため、カレンダー同期とリモートワイプが5.3.xのバージョンでは実行できない。5.4系で修正されるということなので、来年初めには問題が解決されると期待している。

 Androidのリモートワイプ対応状況については以下を参照。

 AndroidのExchange連携(リモートワイプ)対応状況
 http://blog.isnext.net/issy/archives/280

■SIPアプリケーションのアカウント設定
 こちらは別途アプリ比較等を行った時に記事にしたいと思う。原則的にはユーザでuser01@sns.example.com、パスワードに指定パスワードを入れて、サーバにsns.example.comを入力すれば、多くのSIPアプリではSIPレジストまでは可能だと思われる。CommuniGate Proは音声/映像コーデックの変換機能はないので、SIPクライアント同士が同じコーデックを持っていることが必須になることに注意。

 CommuniGate Proで動作実績のあるSIPソフトは以下。
 http://www.communigate.com/Papers/VoicePlus_Technical_DataSheet_A4-c.pdf

 AndroidのSIPアプリで確認した状況は以下も参照。

 AndroidとSIP/VoIP
 http://blog.isnext.net/issy/archives/292
 

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■iPad用DLNAクライアント動画再生比較検証
 iPadでの動画再生方法のひとつにDLNAクライアントを利用するという手段があるが、iPadで直接再生ができない(コマ落ちする)720pのmp4動画がDLNAサーバ経由DLNAクライアントで再生でき、またaviやwmvも再生する方法があったので比較検証記録を書いておく。

最新の記事はこちら
 iPad2でDLNAクライアント動画再生比較検証2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1072

■MacOSXでDLNAサーバを起動する
 DLNAクライアントを利用するためにはDLNAサーバが必要なので、まずはサーバを用意する。サーバプログラムはいろいろあるが、手元の機材の関係でMacOSXでDLNAサーバを作る。MacOSXで試したDLNAサーバは以下の2つ。どちらもフリーで利用可能。

 ・PS3 Media Server 1.10.5
  http://ps3mediaserver.blogspot.com/
 ・PLEX 0.8.5
  http://www.plexapp.com/

 他にもTwonkyMediaやeyeconnect、Boxeeなどがあるようだが有料だったり、アカウント登録が必要だったりなのでパス。PLEXは最新が0.9系になっているが、0.9以降はDLNAサーバ機能が削除されたため0.8.5を試用した。どちらも起動してメディアのあるフォルダを指定すればいいので簡単に利用することができる。PLEXはApple Remoteで操作する前提のため、設定操作するのにキーボードだとコツはいるが慣れればなんとかなる。ここでは比較的使い勝手が良かったPS3 Media Serverを使ってクライアントの比較をした。

 PS3 Media Serverはダブルクリックして起動すればそのままDLNAサーバとして動作するので非常に手軽だが、共有するフォルダをしっかり設定しないと、デフォルトでMacOSXの動いているマシン全てのディレクトリがクライアントから閲覧可能になってしまうので注意が必要。

 PS3 Media ServerはiMac Core i7 8Gメモリのマシンで4コアを割り当てて設定。「H264マルチコア対応を有効にする」のチェックをオンにしたいのだが、なぜかチェックが外れてしまうので、コア設定以外はほぼ標準状態で試験している。

■iPad用DLNAクライアントを比較して試す
 AppStoreでDLNAをキーワードに検索すると2010/10/28時点では9件のアプリがリストされる。うち無料は2件。後の7件は有料アプリである。今回試用したのはそのうちの4件。BUZZ PlayerがDLNA対応したということなので11/3に追加。

 ・Media Link Player for iPad(無料)
 ・CineXPlayer 450円
 ・DiXiM DMC(2010/11/30まで無料)
 ・AirPlayer 600円
 ・BUZZ Player HD 230円

 このうちCineXPlayerはDLNAで検索して出て来るものの設定方法がわからず実際には試すことができなかったので残りの4つを比較して紹介する。

 再生対象フォーマットは以下の7つ。
 A) 1280×720 H.264 AAC mp4
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4
 C) 640×480 H.264 mp3 avi
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv
 E) 640×480 DivX mp3 avi
 F) 640×480 Xvid mp3 avi
 G) 1280×720 x264 AAC mkv

1)Media Link Player for iPad
 問題なく再生できたのはAだけだが、4つのうち最も動作的には安定していたと評価できるクライアント。Bは再生は始まるが途中でクライアントが強制終了してしまうことが多く、視聴には耐えず。C,D,E,F,Gは「再生できないコンテンツ」ということでダイアログが出て終了。mp4についても再生自体は可能だが、HFS+の領域にMac上で日本語名を付けたフォルダに入れているか、ファイル自体に日本語名がついていると、再生することができなくなるので注意が必要。コンテンツ自体はリスト表示のみで、日本語表示可能なので期待していたのだが、日本語ファイル名だと再生できないのはちょっと残念。

2)DiXiM DMC
 期間限定で無料ということで試してみたが、本来DLNAサーバにあるコンテンツをDLNA対応機器で再生コントロールするためのアプリケーションのため、純粋なDLNAクライアントではなく、操作感はもうひとつ。リストから選んで「プレビュー再生」ボタンで視聴する。AとBが再生可能、他は不可。Bでも比較的安定して再生できた。コンテンツはリスト表示とタイル表示の2種類で日本語ファイル名も表示可能だが、フォルダ操作時に「ブラウズエラー xxxはブラウズできません」というエラーが日本語英語関係なく出ることが多く、実用上困る場面が多そう。こちらもファイル名に日本語がついているとmp4でも再生できない。1080pの動画再生したい場合以外は、有料化後の導入はあまりオススメできないと思う。

3)AirPlayer
 設定でプラグイン切り替えによりA,C,D,E,Fが再生可能。C,D,E,FはUse QuickTime Pluginをオフで、Aはオンで利用することを推奨。どちらも基本的には非常にスムーズに再生可能。BもiPad再起動直後は再生可能だが途中で落ちることがしばしば。Cは通常再生ではほとんど問題ないのだが、再生時間スライダを進めたり戻したりすると音声と映像がズレたりするので注意。Dは再生データによって映像と音がズレやすい。E,Fは快適に再生できる。Gは再生しようとするがリスト画面に戻ってしまう。このアプリはメモリ管理周りに問題があるのか全般的に動作が不安定な印象はぬぐえない。利用する前には一度iPadを再起動することをオススメする。他の2つと違って日本語フォルダ名、日本語ファイル名も問題なく再生可能。多少音質が低い印象はあるが、再起動を厭わなければ再生能力という点では非常に評価できる。動作が安定してくれれば非常に便利なクライアントになると思うので、今後に期待したい。

4)BUZZ Player HD
 元々iPad上にダウンロードした動画やファイル共有サーバにある動画を再生するPlayerがDLNAに対応。他の3つと異なり横画面でのみ動作。A,B,E,Fが再生可能。Bも安定して再生可能。C,Dは映像が遅延。Gは再生は始まるもののDLNAサーバ側が強制終了してしまう。日本語のパス名、ファイル名も再生可能。アプリの安定度は高いが、再生開始までに他のアプリより若干時間が余計にかかる印象。DLNAだけでなく様々な置き場所の動画データを再生できるので用途によっては非常に便利だと思うが、DLNAプレイヤーとしてはAirPlayerの方が使い勝手はいいと感じた。A,Bのフォーマットで日本語ファイル名を付けて運用したい場合、現時点では最も安定した再生環境と言えるかもしれない。

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