■緊急時の携帯電話接続成功度合いのメモ
 東北地方太平洋沖地震の当日、都内日本橋浜町近辺にて被災。浜町公園にて退避中に音声通話が可能だったのはWillcom同士のみだった。仕事先の方々の他社携帯電話が全く音声通話できない中、Willcom同士だけがほぼ問題なく通話できたことで、かなりの方が家族のためにWillcomの契約を検討しようと言うことになった。以下に3月11日の地震発生以降の携帯電話会社間の接続成功度合いをメモしておく。

■音声通話可能
・Willcom(移動)→Willcom(横浜)
 日本橋浜町から横浜へ徒歩帰宅する都合約12時間(休憩含む)、30分に一度3分程度通話して1度のみ通話規制対象に。
 Willcom 9の電源は朝満充電で帰宅までフルゲージ表示のまま。バッテリー良好。
 ヘリが近いとノイズや切断が発生するものの、概ね快適に通話可能だった。ライトメールも同様。
・Willcom(横浜)→Willcom(移動)
 着信も問題なく接続できていた。ライトメールも同様。
・Willcom(移動)→固定電話(静岡)
・Willcom(移動)→au(静岡)
・Willcom(横浜)→Willcom(京都)

■音声通話不可能(発信は全て都内)
・Willcom→docomo(都内、茨城)
・Willcom→固定電話(都内、茨城)
・docomo→docomo(都内、茨城)SMSは送信可能
・docomo→固定電話(都内、茨城)
・Softbank→docomo(都内、茨城)
・Softbank→固定電話(都内、茨城)

■所感
 携帯電話の規制地域であってもWillcomの通話には問題のないことがとても周りに驚かれていた。電話機を貸し他社の携帯にかけても繋がらなかったのだが、他のWillcom利用者もWillcom同士の間では通話できており、停電さえしていなければWillcomの音声通話が非常に災害に強いということが認識されていたようだ。週末に早速Willcomに契約に行くという方もおり、期せずしてWillcom株アップの機会になった。同時に所持していたiPhone3GSは朝満充電だったが、音声通話はぜすGPSマップを時々利用した程度で徒歩帰宅途中午後11時過ぎに電力低下で外部バッテリーを接続しなければ事実上利用できなくなった。PHSの省電力性と接続性の良さ(地域によるとは思うが)を改めて認識することになった。正直なところ電話回線の整理をすることも想定していたが、今回の事象からWillcomの契約はメインで継続することを決意。東海地震に備えて実家にもWillcom回線を提供することを追加検討しようと思った。メールが繋がることも嬉しいが、やはり音声で繋がるのはとても有り難い。Willcomにはとても感謝している。

 ちなみにVoIPは未確認。ここ数日Viberの検索でこのblogにアクセスが増えており、調べてみてAppleが「災害対策アプリケーション(iTunesが開きます)」としてViberをリストしていることを知った。どうやらパケット通信を利用するViberであれば被災地との音声通話ができる率が高かったようだ。現時点でViberはv1.1であり通信時の暗号化対応がなされていない状態なので手放しでオススメはできないが、リスクを承知した上でなら被災地との連絡確保のため利用することを否定するものではない。連絡先の情報(名前、電話番号)が平文でネットを流れるということに対して、連絡先を必要分に減らし利用することが望ましいとは思う。月内にはv2.0にアップデートされ、暗号化がサポートされる予定なので、早めにアップデートが提供されることを期待したい。

 ※Willcomの契約を検討される方はこちらのサイトが参考になると思います。
 ウィルコム機種変更感想データベース
 http://www5f.biglobe.ne.jp/%7Efet/index.html

 ※結局willcomのもう1台無料キャンペーンを利用して実家用にPHSを1台送りました。auより切れないし音がいいと喜ばれましたw

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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (1 投票, 平均値/最大値: 4.00 / 5)
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