SNS用超低消費電力高C/Pサーバの構築■SNS用超低消費電力高C/Pサーバの構築
 夏に向けて節電も兼ねて超低消費電力且つ高C/Pのサーバを構築する。停電対策として現在の環境にはUPSを導入してはいるものの、消費する電力は少ないに越したことはない(UPSで稼働可能な時間も延長できる)ので、コンパクトで静音という条件も加えて検討した。最終的に以下の構成でFix。

■構成パーツ
ケース
 岡谷 MX1203-BK Mini-ITX 200W SFX電源付き ¥5,980
CPU
 Intel Core i5 i5-2500 BOX ¥17,480
CPUクーラー
 サイズ 薄型CPUクーラー KOZUTI ¥3,000
マザー
 ASRock H67M-ITX ¥8,898
SFX電源
 SilverStone SST-ST45SF 80PLUS Bronze対応 ¥7,880
メモリー
  CFD Elixir DDR3 SDRAM PC3-10600 4Gx2 ¥6,436(合計8G)
HDD
 Hitachi Z7K-320 ¥4,270(2.5インチ 7mm 320G)
SSD
 Micron C300 MTFDDAC064MAG-1G1 ¥8,980(2.5インチ 64G)
VGA
 オンボード
HDD4台用5インチベイラック
 CVS CV-EB6400-BK ¥4,980
SATA 20cmケーブル
 Owltech OWL-CBSATA-SS20(SL) ¥720×4

合計金額 70,744円

■組立上で気にした(なった)こと
・MX1203-BKに追加されたサイドファンは低速ではとても静か
・H67M-ITXのファンコントロール機能で調整可能なので便利
・むしろ電源の方がMX1202-BKよりも煩い(ロットによる?)
・KOZUTIはMX1203-BKにぴったり!ただし2600回転越えると煩い
・H67M-ITXはCPU周辺に背の高いパーツがないのでKOZUTIでもOK
・ただしPCI Expressスロットは干渉して利用できない
・H67M-ITXはメモリの相性にシビアらしいがElixirは問題なく起動した
・ディスクを4つ詰める5インチベイラックを導入したのはI/O分散のため
・マザボはRAID対応だがSATA 3Gx2 SATA 6Gx2という構成
・3GをHDDに、6GをSSDに割当て長期的なI/O分散を意識
・サーバ交換後既存サーバのディスクを時期を見て追加予定
・CV-EB6400-BKは低価格&ファン付きで冷却が良さそうなので購入
・ファンは静かで問題なしだがトレイが樹脂製なのでHDDよりはSSD向き
・7mmのZ7K-320を選択したのはやはり冷却を意識して
・SSDは4kランダムの性能を重視して価格バランスを見て選択
・電源は安定出力と低消費電力&静音のバランスを見て80Plusからを選択
・MX1203-BKの大きさの制約上奥行き10cmのSST-ST45SFで決定
・SST-ST45SFはめちゃくちゃ静か!排気効率もいい!
・CPUはクロックとコストのバランスでi5-2500を選択
・現i7 860に対してスレッド数は半分になるがクロックが上がるので相殺
・ロードアベレージが高くないので1タスクの処理時間短縮を狙う(検索とか)

■消費電力と静音性
 Ubuntuでの動作実験では起動からアイドル状態になるまでの消費電力は、現在のサーバがピーク93W・アイドル32Wのところ、この構成のサーバではピーク56W・アイドル21Wで安定しており、約3割の消費電力削減に成功した。静音に関してはCPUクーラーのKOZUTIが最大の騒音原因になるが、H67M-ITXのBIOS上でのファンコントロール機能で通常レベル3に設定することで2400回転程度で動作、CPUのアイドル状態の温度は約41度安定(室温26度)という感じで、僅かに音は感じるがほとんど気にならないレベルに抑えることができている。現状のCore i7 860でCPU Usageが200%をめったに越えず、load avarageも平均で0.7、最大でも16程度なので、控えめなファン回転数でも十分対応可能と推測する。

■まとめ
 この構成は約7万でコンパクト且つ静音、そして超低消費電力且つ高C/Pとおよそ目標を果たせたと思う。とりあえず約3割の消費電力削減が可能になったが、夏場に向けて温度変化を確認するための長時間稼働試験などが必要になると思っている。MX1203-BKは容積が小さいため、排気がうまくいかないと熱がこもりやすく障害につながることが容易に推測されるので、実際のサーバ設定などを入れてある程度の負荷試験を行い、内部温度変化などをチェックする必要があると思われる。設置スペースの関係で小さなケースを選択したが、Linuxサーバとしては非常にコンパクト且つ高スペックになっているので、この構成でうまく行くと非常に嬉しい。サーバOSとしてはこれまでのCentOSに変えてScientific Linux 6を導入予定なので、こちらの設定記事も安定したら書こうと思う。


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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (1 投票, 平均値/最大値: 5.00 / 5)
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  1. SNS用超低消費電力高C/Pサーバの構築 http://t.co/y6wo3L0 MX1203-BK + Core i5 2500を使ったコンパクト静音サーバの構成例