本日スティーブ・ジョブズ氏の訃報がメディア各社で報道されました。iPhone4Sの発表の翌日に息を引き取られたということで、きっと発表の様子を見て安心できたんだろうなと思いました。おそらくiPhone4Sの発表の舞台に立った人達のほとんどがジョブズ氏の状態を知り、その上で発表に臨んでいただろうことは想像に難くありません。アップルの流儀に則り自信を持って恙なく行われた発表は、新しいアップルの強い結束の現れであったのだなと改めて感じました。少なくとも数年はティム・クック氏が安心してアップルを率いてくれるだろうと感じられました。

 私はビジネスパーソンとしてスティーブ・ジョブズ氏を最も尊敬しています。氏の体現した製品群にはとても多くの影響を受けました。コンピュータの本当の楽しさ嬉しさを教えてくれたMacintoshシリーズ、UNIXがどれほど可能性に満ちたプラットフォームであるか教えてくれたNeXTシリーズ、パーソナルデバイスの在り方を教えてくれたiPod/iPhoneシリーズ。どれも今の自分を形作るためになくてはならない一部であったと心の底から思うことができます。特に今仕事を支えている知識と興味と製品思想を与えてくれたMacintoshとNeXTを生み出してくれたことには感謝しかありません。今でもNeXTCube+Dimension Systemは大切に保管しています。そしてMacやNeXTが繋いでくれた人脈や交流は本当に得がたいものでした。

 氏の訃報を聞いても不思議と悲しい気持ちにはなりませんでした。来るべきものがきた、と感じるのと同時に前述のようにアップルは大丈夫なんだなという感覚を感じました。氏が世界に問いかけたコンピュータやソフトウェアの在り方はまだまだ氏のビジョンの一端しか実現できていません。これからも多くの方がその実現に向かって努力を続けていくのだと思います。IT業界に関わるものとして、人を助ける道具としてのコンピュータの理想に向けて、自分自身が受け取った感銘を忘れることなく、自身の信じる仕事に努力していきたいと思います。そうした姿勢こそが氏より学んだ最も大切なことだと思うので。

とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (3 投票, 平均値/最大値: 5.00 / 5)
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