FlashベースWeb会議システム

■ [webcam]某FlashベースWeb会議システム検証結果覚え書き
とあるFlashベースのシステムを検証する機会があったので覚え書き。少人数ならまずまず使えるが同時接続点が6カ所超えるといろいろと考慮すべき点がある。

  • 利用者にとっては画質よりも音声遅延の方が問題
  • 遅延を少なくする対応が最優先課題
  • 遅延時間はCPUとWebCamのスペックに大きく左右される
  • Celeronの800MHzくらいじゃダメ Pentium4の1.6GHzならOK (Win2000sp4)
  • PowerPCならG4の800MHzで十分 (OSX10.3.8)
  • CMOSよりもCCDのカメラ CPU負荷が大きく違う模様
  • 一人一台カメラ&インカムの方が望ましい 集音マイクはエコーで遅延原因になる
  • それでも大画面プラズマやスピーカーは別途用意されていると便利(らしい)
  • USBCamでもFireWireCamでも表示画質はあんまり大差がない 35万画素で十分
  • Logicoolはカメラもマイクもインカムも国内他社より同価格帯でも品質がよかった
  • スピーカ音で聞いている場合カメラ内蔵マイクがPCのノイズを拾い始めるとループになりノイズが増幅して騒音や遅延の原因になり利用できなくなる
  • カメラにはマイク内蔵でない方がノイズ問題は起きにくい(ドライバの出来による?)
  • QoSをうたっているだけあり?細い回線の拠点でも問題なく動作している状況で帯域使用率は40%程度であった
  • 実験はBフレッツ*4、広域LAN*1、社内LAN*3の構成で北海道から九州までバラバラの拠点からVPN経由で社内サーバへ接続

    思ったより使えると思っていたのだが、人数が増えるとやはり処理能力がモノを言うようで細かいケアが必要になることがわかった。特にノイズは大きな問題で、カメラやインカムの選び方は重要。感度も製品により大きく異なるので結局安いモノは避けた方がいいということなのかもしれない。

    ■ [webcam]某FlashベースのWeb会議システムリベンジ
    先日同時多拠点接続で実用に課題のあった同じシステムを、PCとWebカメラを刷新してリベンジマッチ。

    前回の構成と平均遅延時間
     Celeron 800MHz NotePC
     CMOS 30万画素 WebCam
     インカム&集音マイク&スピーカ
     2〜5秒

    今回の構成と平均遅延時間
     PentiumM 1.5GHz NotePC
     CCD 30万画素 WebCam
     インカム(エコーキャンセル付き)
     0.2〜0.5秒

    PCスペックとカメラ&インカムを変更しただけで、それ以外のサーバ機材とネットワーク環境は全く同じにも関わらず、体感は次元の違うものになった。Flashベースのこのシステムでは画像処理エンコードにかなりのCPUパワーが必要なようで、CPUを上げたことで思った以上の効果が出たようだ。各拠点の担当女性に試用してもらったのだが、前回の試験と違い話題がはずむこと!遅延がない&画質が多少よいってことは、こんなに人のコミュニケーションを変えるものかと思う。結局1時間半の試験中大きなストレスを抱える事なくコミュニケーションをつなげることができた。音声品質や同時性の観点から多人数会議を行うためには、議事進行者に少々スキルが要求されるものの、十分にコミュニケーションをなしうると判断。試用してもらった女性らは、毎日拠点間ミーティングを開いてもいいくらいだと評価してくれた。あとは決裁権限者にどうアピールするか。

    ちょうどvSkypeもβリリースされているようだし、そちらも試してみようと思う。無料で使える同時接続は4カ所までのようだが、画質もよいという評判なのでそれはそれで別の用途で利用できるかもしれない。

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  • vSkypeの実験

    ■ [tool]vSkype実験してみた
    ということで某FlashWeb会議システムの検証のついでにvSkypeも実験してみた。まずはSkypeのHP(http://www.skype.com/intl/ja/)からSkypeをダウンロード。vSkypeはSkypeのプラグインなので必須。vSkypeもHP(http://www.vskype.com/)からダウンロード。vSkypeは英語ページしかないけど、downloadリンクをクリックするとすぐに落とせるので迷う事はほとんどない。

    あとは以下の手順で。

  • Skypeのインストール
  • Skypeを起動してアカウント作成(新規にした)
  • 2台目のPCにもSkypeを設定
  • コンタクトリストに双方のアカウントを登録
  • vSkypeをインストール(要管理者権限orPowerUser権限)

    vSkypeではSkypeのコンタクトリストにあるユーザに対してのみCallできるらしい。SkypeのVideoメニューからCall画面を開く。Call画面で呼ぶ人を選んでCall。すると呼ばれた人にはメッセージが表示され、メッセージ中の指定のURLをクリックするとブラウザが開いて参加するかどうか確認する画面が現れる。ここでJoinを選べば参加できる。

    Flashベースのものに比べると非常に画質も音質も優れているのだが、画像がきれいな分コマ落ちしたぎこちない動きになっているよう。音質も聞き取りやすいのだが、エコーキャンセルの仕組みのせいか「ぶつ切り」感があってちょっと慣れが必要そう。実際に利用した感じではFlashベースの仕組みの方が全体バランスがよくスムーズな印象を受ける。画質重視な場合にはvSkypeを選ぶべきって感じか。

    それにしてもhttpとhttpsしか外部につなげないうちの社内から、こうも簡単に使えるインターネット電話&ビデオ電話が存在しちゃうのがすごいよなぁ。うーむ。

    さて、こうなるとh.264搭載のiChatも試しておかないとなぁ。Tiger鯖は社内にあるからやってみようか。

    ■ [tool]Skype通信を検出して防ぐ
    セキュmemoでタイムリーなネタが紹介されていたので。なるほど。DeleGateを間に入れてやればいいのか。SoftEtherも同様に対処できているらしい。すばらしい。

    [DeleGate] Re: skype の中継停止するには
    http://www.delegate.org/mail-lists/delegate/13003

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  • Timbuktu待ち受けプロセスの再起動

    ■ [tool]Timbuktu待ち受けプロセスの再起動
    なぜか稼働中のOSXマシンのTimbuktuサービスにアクセスできなくなることがある。sshで入ると待ち受けプロセス(Timbuktu Host.app)が起動していない。その時の対策。

    [code]$ sudo open “/Applications/Timbuktu Pro/Timbuktu Pro.app/Contents/SharedSupport/Timbuktu Host.app”[/code]
    これでマシンを再起動せずに待ち受けプロセスを復活させることができる。

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    MacOSXでトラフィックモニタリング

    ■ [tool]ntop3.1のインストール
    MacOSXで利用可能なトラフィックモニタはいくつかあるが、商用製品は高いので手軽に使えるntopを設定してみる。ntopは結構以前からOSX用に移植されており、手持ちのバイナリでは2.1.1が残してある。2.2や3.0ではgdbmなどを別コンパイルする必要があるなど多少面倒な部分があったが、3.1ではどうやらその必要はなく、用意されたpkgをインストールするだけで主な機能が利用可能になっているようだ。

    ntopを利用するためには公式サイトからOSX用のpkgをダウンロードすればよい。http://www.ntop.org/ からntop-3.1-macosx.binをダウンロードして展開する。ntop-3.1-macosx.pkgができるので、これをダブルクリックすれば後はOSXの他のソフトウェア同様にインストーラの指示に従うだけでいい。

    注意したいのは、旧バージョンのntopをインストールしている場合には必ず/usr/local/ntopを削除してから行うこと。

    ■ [tool]ntop3.1を起動する
    起動はいたって簡単。Terminalから

    [code]$ sudo /usr/local/ntop/bin/ntop -u root -w 8888[/code]
    とすれば管理者パスワードを求められた後、起動し始める。一番最初の起動ではadmin用パスワードを求められるので、

    [code]Please enter the password for the admin user: [/code]
    この表示が出たら(起動途中で CHKVER: This version of ntop is the CURRENT stable version という表示のまま止まることがあるが、リターンキーを押すとパスワード入力の表示が出てくるようだ)パスワードを入力する。確認も含めて2回入力を求められる。するとadminパスワードがセットされ起動が続く。

    [code]NOTE: -L | –use-syslog=facility not specified, child processes will log to the default (24). [/code]
    という表示が出たところで起動プロセスが一旦終了。

    [code]$ sudo lsof -i[/code]
    でntopのプロセスが起動しているかどうか確認する。

    [code]ntop 3765 root 12u IPv6 0x03e76e80 0t0 TCP *:ddi-tcp-1 [/code]
    こんな出力が出ていればOK。

    ここまでできたら後はsafariでhttp://localhost:8888/へアクセスすればntopの画面が表示される。

    ntopを終了させる場合には、ブラウザ上でntopメニューのAdminからshutdownを選択する。ユーザIDとパスワードを求められるので、ユーザにadmin、パスワードはさきほどセットしたパスワードを入力する。

    ■ [tool]ntop起動オプション
    必要な時だけ起動するなら上記のコマンドでいいが、常時起動させておく場合にはデーモンモードを利用する。

    [code]$ sudo /usr/local/ntop/bin/ntop -u root -d -w 8888[/code]
    httpsでアクセスしたい場合には以下のようにする。

    [code]$ sudo /usr/local/ntop/bin/ntop -u root -W 8888[/code]
    トラフィック監視するインターフェースを特定する場合。

    [code]$ sudo /usr/local/ntop/bin/ntop -u root -i en0 -w 8888[/code]

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