動作プロセスの状況やディスクについて更に詳細なデータを取得する設定手順
iostatが入っているか確認
# updatedb
# locate iostat
以下があればOK
/usr/bin/iostat
なければsysstatインストール
# apt-get install sysstat
監視ツールmuninインストール
# apt-get install munin munin-node
プラグインの位置
/etc/munin/plugins
ノード再起動コマンド
/etc/init.d/munin-node restart
muninはインストールした時点でDebianでは標準設定で動作。
http://hostname/munin/
でグラフが表示される。
この時点でiostat等いくらか必要なものは導入されグラフも見えるはずですが、より詳細な情報を得るため設定を追加します。
http://muninexchange.projects.linpro.no/
から必要なプラグイン以下の4つをダウンロード
・cpuload_
・multips
・cpubyuser
・linux_diskstat_
scpやftpなどで/etc/munin/pluginsに配置
プラグインを実行可能にします
# cd /etc/munin/plugins
# chmod 777 *
追加するプラグイン1「cpuload_」
プロセス毎のCPU負荷を表示します
設定方法
cpuload_[process]
prosessはsshd,CGServerなどpsコマンド等で表示されるプロセス名
今回はCommuniGate Proとclamdを監視する設定を追加します
プラグインを複製し名前を変更します
# cp cpuload_ cpuload_clamd
# mv cpuload_ cpuload_CGServer
必要な設定を追記します
# vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
以下の4行を書き込みます
[cpuload_CGServer]
env.process CGServer
[cpuload_clamd]
env.process clamd
追加するプラグイン2「multips」
プロセスの数を監視します
設定方法
# vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
[multips]
env.multipsnames clamd CGServer
追加するプラグイン3「cpubyuser」
ユーザ毎のCPU利用状況を監視します
通常CoomuniGate Proはroot権限で動作しているのですが、CommuniGate Proをrootでなく動作させる場合は有効です。(OSXなどではroot権限でなく動作させるのが容易です)
設定方法例
# vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
[cpubyuser]
env.USERS root clamav nobody
追加するプラグイン4「linux_diskstat_」
ディスクの動作状況を詳細に取得します
設定方法
linux_diskstat_[mode]_[device]
[mode] = iops,throughput,latency
deviceは # cat /proc/diskstats 内にある名前
まず必要な情報を調べます。
# cat /proc/diskstats が読めるか確認します
# ls /sys/block を確認します
sda hdaなどディスクの名前が並びますので、監視したいデバイスを選びます
以下はsda1を監視する設定です
diskstat設定が有効か調べる
# cd /etc/munin/plugins
# perl linux_diskstat_ autoconf
yesと出ればOK noなら設定できない可能性があります
標準で利用可能な設定を調べる
# perl linux_diskstat_ suggest
latency_sda1
throughput_sda1
iops_sda1
該当の表示があればファイルを作成します
# cp linux_diskstat_ linux_diskstat_latency_sda1
# cp linux_diskstat_ linux_diskstat_throughput_sda1
# cp linux_diskstat_ linux_diskstat_iops_sda1
該当script用config
# perl linux_diskstat_latency_sda1 config
# perl linux_diskstat_throughput_sda1
# perl linux_diskstat_iops_sda1
ここまで行ったらmunin-nodeを再起動して設定を反映します
# /etc/init.d/munin-node restart
これで必要な情報が取得されるはずです。
http://hostname/munin/
を適宜リロードして確認します。
エラーが発生している場合には以下にログが出るのでチェックします。
# tail -f /var/log/munin/munin-node.log
標準で入っている不要なプラグインは
/etc/munin/plugins
以下のシンボリックリンクを削除することで無効にします。
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