■CentOSのImageMagickのバグ対応x86_64版
手元のサーバを初めてx86_64版でインストールした結果、ImageMagickでまたハマったのでメモしておく。とりあえず解決はできたようなので、たぶん他でも大丈夫かと…(自信なし)
ちなみに以前記事で書いた内容は全く役に立たなくなっていた。今回CentOS5と書いている部分では、特に注意書きがない限りx84_64版なので注意。
CentOS5.6でのアップデート対応記事はこちら
http://blog.isnext.net/issy/archives/1022
1)ImageMagickのバージョン確認
[code]# rpm -q ImageMagick[/code]
通常CentOS5でyumからImageMagickをインストールした場合、ImageMagick-6.2.8.0-4がi386版とx86_64版で2つインストールされているはずである。ここでは2つ入っていることが確認できればそれでいい。入っていない状態なら以下のコマンドでインストールしておく。
[code]# yum install ImageMagick[/code]
2)ImageMagickのHPからCentOS用rpm(x86_64)をダウンロードしてアップデートする
[code]# ~/download
# wget http://www.imagemagick.org/download/linux/CentOS/x86_64/ImageMagick-6.6.3-5.x86_64.rpm
# rpm -Uvh –force ImageMagick-6.6.3-5.x86_64.rpm[/code]
ついにCentOS5用のrpmが用意されたようで、これをダウンロードして強制的にアップデートをかける。(作業中にはダウンロードできたのだが、今確認したら404エラーになってるので更新されるのかもしれない)これで、問題が解決してしまうようだ。i386版と競合するファイルがあるのだが、man関係のファイルなので強制的にアップデートしてもたぶん問題はないと思われる。
障害の発生するgifでも正しくエラーになり、MyNETSでもリサイズが正しく動作しているので、i386版とx86_64版のバージョン違いが微妙に気になるが、スルーしておくことにする…。
実際作業して見て実感するが、CentOSのx86_64版はいろんな意味で微妙…。
ImageMagickのHPにはi386版も最新のCentOS用rpmがあるのでインストールしたくなるのだが、なぜかi386版のみ前の記事と同じライブラリが不足するため、いろいろインストールしないといけない状況に陥る。しかしx86_64版のCentOSではi386版の必要ライブラリがうまく導入できず(スキル不足のため)最終的にインストールできなかった。(前回記事の手法ではx86_64版が導入されるのみ。i386版のlibファイルを持ってきて配置してみたが認識されず…)
ちなみにyumでImageMagickをインストールしないで、直接ImageMagickのHPからファイルを持ってきてrpmでインストールすることもできるが、その場合、MyNETSで画像のリサイズができないという問題が発生した。障害の発生するgif自体はconvertでエラーになるので、適切に動いているようではあるが、お使いの環境によっては正しく動作しない場合があるので注意。