■MacOSX Lionでsippieを利用するメモ
 sippieはsipp用のXMLシナリオをパケットキャプチャデータから書き出し編集可能にするためのツール。GUIベースで利用できるので、一括置換なども含めてそれなりに使いやすい。javaベースのためプラットホーム非依存ではあるが、それなりに導入が面倒だったのでメモしておく。

■sippieのインストール
 sourceforge.netよりダウンロードしてzipを展開しておけばよい。

■sippieを使うための準備
 以下の3つの条件を満たす必要がある。
 1)javaアプリなのでjavaが利用できること
 2)libpcapがインストールされていること
 3)jpcapがインストールされていること

1)javaを利用可能にする
 sippie.jarをダブルクリックしてみる。
 Lionでもしjavaがインストールされていないならjavaをインストールする画面になる。
 もし起動してGUI画面が出てくるなら一度アプリを終了しておく。

2)libpcapをインストールする
 WiresharkをインストールすればOK。こちらから「OS X 10.6 and later Intel 64-bit .dmg」をダウンロードして通常アプリ同様にインストールしておく。

3)jpcapをインストールする
 OSX用バイナリは用意されていないので、コンパイル環境を整えてmakeする。
 ・XcodeをApp Storeからインストールする
 ・Xcode>Preferences>Downloads>Command Line Toolsをインストールする
 ・こちらからjpcap-0.7.tar.gzをダウンロードして展開する
 ・Terminalでjpcap-0.7ディレクトリに入り、src/c/ディレクトリでmakeする
  $ cd [pathtojpcap-0.7]/src/c/
  $ make
 ・できたファイル&必要なファイルを指定の位置にコピーする
  $ cp libpcap.jnilib /Library/Java/Extentions/
  $ cp ../../lib/jpcap.jar /Library/Java/Extentions/

これでOK。

■sippieの使い方
1)pcapファイルの読込み
 起動したGUI画面でメニューからFile>newを選択する
 pcapファイルを選択する画面が出るのでサンプルにしたいpcapファイルを選択する
 内容を解析したダイアログが開くのでCall IDを選択する
 これでUACタブにクライアント側のXMLデータ、UASタブにサーバ側のXMLデータがロードされる

2)XMLファイルの編集
 UAC/UASどちらのタブも直接テキスト編集可能
 一括で置換等をしたい場合にはOptionメニューから各項目を指定してOKする
 File>Re-readすると置き換えが有効になる

3)XMLファイルを保存する
 保存したいタブでコマンド+Sでダイアログが出るので保存する
 終了しようとすると各タブ毎に保存するかどうか確認されるので安心

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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (まだ評価されていません)
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