■PENTAX K-3 vs Nikon D7000 夜間撮影
ということで、前記事の通りリコーイメージング社主催のイベントでPENTAX K-3 の長期モニターに当選し3週間ほどじっくりと使ってみる機会をいただきましたので、手持ちの機材との比較をしてみましたの続きです。こちらは夜景の撮影での比較です。昼間撮影に比べてK-3の強みが非常に活かされる撮影になりました。こちらは撮影した画像よりも撮影のしやすさという観点で「 K-3 すごい!」という印象でした。まずは比較のため画像をご確認ください。(クリックで拡大します)
■撮影機材の構成
PENTAX K-3 + 18-135mm キットレンズ
NIKON D7000 + 18-105mm キットレンズ
GITZO GT2542L 三脚 + Sirui K-20x 雲台
■画像処理方法
本体にてJPEG最高画質でマニュアルモード撮影
測光はマルチパターン
WBは全てオート
K-3はライブビューでAF、D7000はライブビューで拡大ピント合わせ
ピクチャーコントロールはK-3ナチュラル、D7000スタンダード
MacOSXのiPhotoで読込み、リサイズして書き出しのみ
■絞りF8固定でシャッター時間とISOを変更
観覧車の撮影時の発色の違いなどで若干の色の出方には同条件になっていない部分もありますが、K-3の方が全体にしっかり色が出ているように感じます。全体が引き締まって見えている印象がありますね。ISO3200でオーバー目になっている画像でもそれなりに見られます。実際撮影してびっくりしたのは夜景にも関わらずライブビューでAFがしっかり効いてあまり外してないことですね。残念ながらD7000では迷いまくってAFは使い物になりませんでした。さすがは満月の月明かりでもAF/AEしっかり効きますと言うだけあります。個人的には夜景撮影が好きなので、この使い勝手には感動しました。また撮影画像も解像度の割にノイズ感が少なく非常に見やすいと思いました。K-3に添付されるDigital Camera Utility 5のノイズリダクションもかなり優秀な印象なので、夜景撮影でも非常に活躍してくれそうだなと思いました。
この比較画像以外でも夜景をいくらか撮影したので最後に掲載しておきます。実際に撮影していて感じたのは、夜景がとても撮りやすいということです。AFで普通に撮影できちゃうのですごく楽です。シャッターを切るまでの手数が少なくて済むという実感があり、実際手持ちで撮れた画像もブレも少なく無駄があまりでません。シャッターが大人しめなのとボディ内手振れ補正の効果が結構あるのではないかと思いました。またボディ内手振れ補正のおかげでPENTAXレンズは同クラスのNIKKORレンズに比べて非常にサイズがコンパクトで軽いため、撮影に持ち出すシステム一式で比較すると総合的にNikonで組むよりも大幅に重量が減らせるということがわかり、ちょっとショックを受けてしまいました(苦笑。
今回のモニターではK-3のキットレンズしかありませんでしたが、そのため途中何度もKマウントレンズを購入したい衝動にかられて困りました。Nikonのナノクリスタルコートに匹敵する(と秋葉原のK-3イベントで聞いた)HDコートのレンズでどれだけの違いがあるのかを実感したかった…。ナノクリコートレンズは基本的にすごく高価なのに、HDコートレンズは結構お手ごろのお値段なのですごく羨ましいです…。APS-Cサイズは本当に全てPENTAXに置き換えてしまおうかと心底思うことが何度もありました…。たった3週間(実際には1週間ちょっとで)そう思えるくらいに、K-3は使っていて使いやすく馴染むカメラだと実感しました。
ということで夜景のサンプルです。こちらは多少トリミングや露出調整をしています。
次の記事ではアイソン彗星の撮影に行ったので、そこでD600と撮り比べた写真を紹介します。
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