■国産CMS Magic3 インストールメモ
超高機能型国産CMS Magic3 のインストールメモ。インストールは非常に容易。コマースやblog・掲示板などの機能を始め、デモデータのインストール機能やJoomla v1.5までのテンプレート互換など初期のサイト構築の手間を大きく軽減してくれる機能が満載。高機能な汎用タイプは設置者が十分な設計イメージを持っていないと迷うことになりがちだが、デモデータが用意されているおかげで管理画面のカスタマイズも含めてイメージしやすくなっている。わかりやすさという点ではBaserCMSなどシンプルなものもいいが、joomlaのテンプレートを活用して簡単にデザインの凝った多機能なサイトを作ろうと思うなら、Magic3を試してみるのがいいと思う。
事前にMySQLでDBとユーザを作成しておくこと
今回はhttp://www.example.com/magic3/となるよう仮定して設定を行う
# cd ~/download/
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/magic3/50471/magic3_1.17.15_src.tar.gz
# tar zxvf magic3_1.17.15_src.tar.gz
# mv magic3 /var/www/html/
# chown -R apache:apache /var/www/html/magic3
http://www.example.com/magic3/ にアクセスしてGUIの指示に従う
以降は本家のドキュメント参照
http://www.magic3.org/doc/index.php?ドキュメント
centos, cms, php
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■国産CMS BaserCMSのインストールメモ
国産CMSであるBaserCMSをインストールした時のメモ。管理画面が充実しており慣れればかなり使いやすいと思われる。自宅環境のCentOS5サーバではeAcceleratorと相性がでるらしく.htaccessでeAcceleratorを無効にしてやらないとうまく動作しなかった。php.iniやeaccelerator.iniのメモリを128M以上にしてもうまくいかなかったので取りあえず無効化で対応。
展開したいURLの位置まで移動
(今回はhttp://www.example.com/basercms/となるよう仮定)
BaserCMSとプラグイン、テーマファイルのダウンロード
# cd ~/download/
# wget http://basercms.net/packages/download/basercms/1.6.8
# mv 1.6.8 basercms-1.6.8.zip
# wget http://basercms.net/packages/download/baseruploader/1.2.9
# mv 1.2.9 baseruploader-1.2.9.zip
# wget http://basercms.net/packages/download/basertwitter/1.0.1
# mv 1.0.1 basertwitter-1.0.1.zip
# wget http://basercms.net/packages/download/theme_simplerest
# mv theme_simplerest theme_simplerest.zip
# wget http://basercms.net/packages/download/theme_simplecorp
# mv theme_simplecorp theme_simplecorp.zip
それぞれを解凍して配置
# unzip basercms-1.6.8.zip
# unzip baseruploader-1.2.9.zip
# mv uploader basercms-1.6.8/app/plugins/
# unzip basertwitter-1.0.1.zip
# mv twitter basercms-1.6.8/app/plugins/
# unzip theme_simplerest.zip
# mv simplerest basercms-1.6.8/app/webroot/themed/
# unzip theme_simplecorp.zip
# mv simplecorp basercms-1.6.8/app/webroot/themed/
# mv basercms-1.6.8 /var/www/html/basercms
アクセス権等を修正
# cd /var/www/html/
# chown -R apache:apache basercms
# chmod -R 0707 basercms
.htaccessにeAcceleratorの無効化を追記する
# vi basercms/.htaccess
# vi basercms/app/webroot/.htaccess
以下を追記
php_flag eaccelerator.enable 0
php_flag eaccelerator.optimizer 0
core.phpの修正
# vi basercms/app/config/core.php
以下を修正
Configure::write(‘Session.save’, ‘cake’);
Security.saltの値を任意のものに変更
Apacheを再起動
# apachectl graceful
http://www.example.com/basercms/ にアクセスしてGUIの指示に従う
設定などは以下の本家サイトを参照
インストールあとのはじめの一歩
http://basercms.net/manuals/introductions/fast_steps
修正パッチの適用方法(1/13現在3つ有り)
http://basercms.net/manuals/introductions/9.html
centos, cms, php
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■高機能Web解析ツールmrliteのインストールメモ
DBが不要なので設置が容易、かつ国産なので日本語表示については安心感あり。
展開したいURLの位置まで移動
(今回はhttp://www.example.com/mrlite/となるよう仮定)
# cd /var/www/html/
mrliteの最新版をダウンロードして展開
# wget http://www.mr-analizer.com/software/download/archive/tar.bz2/mrlite5.3.013.tar.bz2
# tar jxvfp mrlite5.3.013.tar.bz2
ディレクトリ名を変更
# mv mrlite5.3.013 mrlite
所有権をapacheにしておく
# chown -R apache:apache mrlite
アクセス権を修正する
# chmod -R 0777 mrlite/LOG
# chmod -R 0777 mrlite/include/config
自前サーバでは.htacessが不要だったので無効化する
# mv .htaccess bk.htacess
http://www.example.com/mrlite/ にアクセスして説明を読み
http://www.example.com/mrlite/init_tool.php から初期設定を行う
パスワードは管理用、公開用、初期設定用の3つを設定する
設定が完了したら不要なファイルを消す
# rm -f info.php
# rm -f index.html
計測したいサイトのfooter部分に指定されたログ取得用タグを貼り込めばOK。
以下の画面からデータを参照する
管理用画面
http://www.example.com/mrlite/mr_gway.php
公開用画面
http://www.example.com/mrlite/mr_gway_public.php
centos, mrlite, php, WebAnalytics
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■高機能Web解析ツールPiwikのインストールメモ
事前にMySQLでDBとユーザを作成しておくこと
展開したいURLの位置まで移動
(今回はhttp://www.example.com/piwik/となるよう仮定)
# cd /var/www/html/
Piwikの最新版をダウンロードして展開
# wget http://piwik.org/latest.zip
# unzip latest.zip
余計なファイルを消す
# rm -f How\ to\ install\ Piwik.html
所有権をapacheにしておく
# chown -R apache:apache piwik
書き込み権限の変更
# chmod -R 0777 piwik/config
# chmod -R 0777 piwik/tmp
必要があればphp-jsonを追加
# yum install php-json
php.iniのmemory_limitの値が128M以上であることを確認する
# cat /etc/php.ini
apache再起動
# apachectl graceful
http://www.example.com/piwik/ にアクセスしてGUIの指示に従う
計測したいサイトのfooter部分にtrack tagで指定されたJavascriptを貼り込めばOK。
centos, php, piwik, WebAnalytics
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■EC-Cubeのインストール手順メモ
事前にMySQLでDBとユーザを作成しておくこと
展開したいURLの位置まで移動
(今回はhttp://www.example.com/shop/となるよう仮定)
# cd /var/www/html/
EC-Cubeをダウンロードして展開
# wget http://downloads.ec-cube.net/src/eccube-2.4.4.tar.gz
# tar zxvfp eccube-2.4.4.tar.gz
# mv eccube-2.4.4 shop
# rm -f eccube-2.4.4.tar.gz
所有権をapacheにしておく
# chown -R apache:apache shop
サブディレクトリ運用のための変更
# cd shop
# cd html
# mv * ../
# mv .htaccess ../
# cd ../
# rm -rf html
.htaccessの修正
# vi .htaccess
php_value output_handler mb_output_handler
↓
#php_value output_handler mb_output_handler
define.phpの修正
# vi define.php
define(“HTML2DATA_DIR”, “/../data/”);
↓
define(“HTML2DATA_DIR”, “/data/”);
http://www.example.com/shop/install/ へアクセス
確認できたら以下を実行
# rm -f install/index.php
後はGUIに従って設定する
centos, ec-cube, php
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■無償利用可能な高機能型Web解析ツールのメモ
自サーバ構築型のWeb解析ツールで、GUI等がなかなか良く出来てると思うツールのメモ。自サーバで運用するのは、外部にアクセスデータを送信しなくてもいいようにするため。外部送信が可能なケースではGoogleAnalyticsやMixPanel(今年から10万PV?/月まで無料になった模様)を利用する方がおそらく負担も少なく便利だと思う。
・SlimStat(このblogで利用中)
http://slimstat.net/
・mrlite(ライセンスが必要なケースがあるので注意)
http://www.mr-analizer.com/software/mrlite_index.html
・piwik(要Flash / iPadでの参照に難有り)
http://piwik.org/
・Open Web Analytics(GoogleAnalyticsにかなり近い印象)
http://www.openwebanalytics.com/
以下サーバログ解析型の高機能ツールで過去に使ってみて結構便利だと思ったもの。期間限定無料を含む。
・Funnel Web Analyzer(Mac/Win/Linux/Solaris対応、フリーウェアだが2003年から更新無し)
http://www.quest.com/funnel-web-analyzer/
・Sawmill(CommuniGate Proのログ解析が可能な高機能型、デモ版が30日利用可能)
http://www.sawmill.net/
http://www.jtc-i.co.jp/sawmill/sm00-top.htm
・Summary(デモ版が30日利用可能)
http://summary.net/
気になったものは今後追記します。
php, WebAnalytics
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■SIPS(SIP/TLS)対応アプリのメモ
意外と対応しているアプリや機器が少ないのだが、ある程度まとまっているURLを見つけたのでメモ。互換性の問題があるので選定のためには実機検証。
FreeSWITCHのWikiより(ページ内をTLSで検索をお勧め)
http://wiki.freeswitch.org/wiki/Interop_List
■iPhone用
以下の3つしか見つけられなかった。GroundwireはAcrobit製なので安定していそう。本家にないTLSをサポートしているせいか値段が1200円と高め。PrivateGSMはマニュアル設定で汎用SIPプロバイダを設定可能。
Groundwire – Business Caliber SIP Phone
http://itunes.apple.com/jp/app/groundwire-business-caliber/id378503081?mt=8
PrivateGSM
http://itunes.apple.com/jp/app/privategsm/id380086048?mt=8
PrivateGSM-Enterprise
http://itunes.apple.com/jp/app/privategsm-enterprise/id410825598?mt=8
■Android用
こちらは2つ。uMobilityはコンシューマ向けでないと宣言されているので注意。
Voip By Antisip
http://www.appbrain.com/app/voip-by-antisip/com.antisip.vbyantisip
uMobility Android Client
http://www.appbrain.com/app/umobility-android-client/com.varaha.umobility
■CommuniGate Proでの設定
SIPサーバとしてCommuniGate Proを利用する場合、標準でSIPS対応のためTCP5061を外部から接続許可するだけでOK。
android, iphone, security, sip, voip
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■b-mobile IDEOS 簡易レビュー
ということで年末に日本通信公式Twitterアカウントで、3が日はヨドバシ秋葉原店で担当さんがいてIDEOS(BM-SWU300)実機が見られるということだったので、行って見てきました。場所的にはWillcomブースの辺りでそこに間借りしている感じ。Willcomブースも若干縮小された感もあり、ちょっと寂しい扱いだなぁと思ってしまいました。夕方17時過ぎだったのですが、カウンター棚にはIDEOSの箱がたくさん並んでいて、女性担当者が1名で対応されていました。今回IDEOSの注目度は高いらしく、b-mobile自体をよく知らない人から、明らかにblogネタ取材に来ている人(自分以外にも)まで、少なくとも切れ目無くお客さんがいて、最大4名くらい待ちになっていました。昼間の様子がわからないのでなんともですが、並ぶのを諦めてしまうお客さんも多く、1名で対応するのは少々厳しい感じだったので、夕方以降は応援を入れた方が良かったのではないかと思いました。4日以降は担当さんがいるかいないか確認が必要ということですが、この注目度を見る限り早々に実機を展示するようにするか、夕方以降は説明員を配置した方が販促的にはいいのではないかと感じました。そんな状況の中、夕食を取ったり他所を回りながら比較的空いているタイミングを狙って何度か訪れてみたのですが、どうにも人が引かないので、やむなく並んで短時間ですが試させていただきました。
まずはいつも通りシステム情報から。Androidバージョン2.2.1、カーネルバージョン、2.6.32.9-pref huawei@product #1、ビルド番号U8150V100R001C126B831SP01、モデル番号 Ideosでした。2.2.1らしく、CPUの割には動作は思ったほどもっさりではありません。ホーム画面もカスタマイズが少ないことが功を奏してかキビキビとまではいきませんが、追従性良く気持ちよく操作できます。タッチ関係やアプリの起動も反応は悪くなく、CPU性能が低いことをあまり意識しないで利用できそうです。ただし、起動から起動直後などはやはりCPUの弱さが出ており、ロック解除後すぐには使い物にならないくらい反応が悪いことがありました。
端末の起動時間は以下のようになっています。
電源オン→即→IDEOSロゴ表示→29秒→IDEOSアニメロゴ→34秒→ロック画面(約1分3秒)
起動はやはり長め、ただ電源オンの反応が非常に早いのは好感触でした。ロック画面表示直後はタッチがうまく反応せず(別のタスクでCPUが忙しいのでしょう)、少し間をおかないとホーム画面に行けません。起動して落ち着いてしまえば、悪くない操作感が戻ってきます。あまり再起動を繰り返すようなことはないと思いますが、再起動には余裕を持った操作が必要だと思います。
ハードの大きさは非常にコンパクト。ラウンドフォルムがとても持ちやすく、手にしっくり馴染む形になっています。ディスプレイは液晶の品質も悪くはありませんが、QVGAのためHTC Ariaに比べてもドットが非常に目立つ印象で、小さい文字などは正直見やすいとは言えません。メール等は支障ないと思いますがブラウザを多用する用途にはあまりお勧めできません。液晶下にはタッチ式で左から戻る、メニュー、ホーム、検索の各ボタンが並んでいて、反応は十分よいと思いました。IDEOSの特徴として、タッチ式ボタンの下に更にハード式ボタンがあって、左から通話ボタン、カーソルリング+決定ボタン、終話ボタンとなっています。これが意外と使いやすく、通話ボタンは通常時電話アプリを開き、終話ボタンは戻るボタンとして機能します。カーソルリングは方向キーとして使うのですが、なかなか使いやすく便利です。コンタクトに相手が登録してある場合、これらのボタンの連携だけで通話から終話が完全に対応でき、レスポンスも悪くないため、電話機として活用するのにぴったりな操作系になっていると思いました。
残念ながら肝心のIP電話機能はまだインストールされておらず、遅延や音声の具合を確認することはできませんでした。IP電話アプリはIDEOS以外に対応するかどうかはまだ未定ということでしたが、「アプリを抜いて他機種でインストールした場合、動作は保証できない」という説明があったので、apkを抜かれたりすることは想定されているようで、IDEOSのハードとはチューニング的な相性はあっても、IDEOSでなければ動かないというハード的な縛りは実装されていないようです。IP電話のため何かOSのカスタマイズをされているのか確認したところ、日本通信としてdocomoプラスエリアに対応するよう800MHz対応に関するカスタマイズはしているが、それ以外はほとんどしていないということでした。ということは、IDEOSと同じような素のAndroidに近いものが動作している機種(NexusOneとか)であれば、チューニング的な部分はともかくIP電話アプリが動作する可能性は高いと思われます。そしてダイアラーやコンタクトが独自実装に見えるGalaxy系などでは動作しない可能性が高そうです。カスタマイズ範囲が限定されているようなので、日本通信のIDEOSのmodem.binが入手でき他のSIMフリーIDEOSにインストールする手段が提供されれば、プラスエリア対応に変更することもできそうな気がしますね。
IP電話のサービスそのものを他のSIPアプリで利用可能にするようなサービスは検討されていないのか質問してみましたが、今のところ検討はされていないようです。Windows環境に提供しているIP電話サービスを例に、他のSIPアプリから使えるようにしていないので、たぶんやらないのではないかということでした。IDEOSに提供されるIP電話アプリそのものは他機種への対応も検討要素にはなっているようなので、適用機種が広がっていくことの期待はしたいと思います。
IDEOS自体は、国内のdocomo,softbank,EMOBILEの3キャリアのSIMをどれでも使える上に、プラスエリア対応というアドバンテージを持ち、テザリングもOKな低価格SIMフリー端末ということで、魅力的な一面を持つ端末ではあるのですが、低価格ゆえにCPUや液晶スペックに制約があり、正直なところ通話&メール用途を中心でいいという場合以外はオススメしにくいなぁと感じました。軽量コンパクトさを活かしていざという時の予備機という印象が強いのですが、IP電話サービスが十分な品質で提供されるようであれば、業務用の追加番号向けなどで活用できそうな気もします。個人的にはAndroid端末本体がそれなりに魅力的なHTC…はムリでも、LGやAcerのミドルクラス以上をこういう仕様で日本通信が提供してくれると嬉しいなぁと思います。SIMフリーの魅力が活かせるのは、低価格という側面よりも、国内仕様に縛られない最新のOSやスペックが提供されることを期待する側面の方が大きいと思いますので、日本語対応とロットが大きく取りにくいという壁はあると思いますが、ぜひ今後とも日本通信にはがんばってよい端末を選択して国内に提供し続けてもらいたいと思います。
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