■au htc EVO WiMAX ISW11HT 簡易レビュー 改訂版
 KDDIデザイニングスタジオで触ってきたEVOのタッチパネルがあまりに酷かった件について、充電ケーブルを外して操作すると問題が解決するという情報をいただいたので、本日3/3昼過ぎに速攻で再レビューのためデザイニングスタジオに行ってきました。そして実際に充電ケーブルを挿している間だけ問題が発生し、抜いた時点で解消することを確認しましたので、先のレビューを全面的に改定したいと思います。この事象についてはデザイニングスタジオの説明員の方に説明し、展示上「操作時は充電ケーブルを抜いてお試しください」など注意書きを置いてもらう等改善の依頼をしました。早速検討しますと言っていただけたので、近日何かしらの対応がされると思います。充電ケーブル接続中にタッチパネル動作が不安定になるのは試作バージョンだからかもしれないとおっしゃっていました。リリース版では改善される可能性はありそうです。

 3/27 EVOの新ビルドを確認したのでレビューを追加しました。
 充電ケーブルに関するタッチ不具合が改善されていることを確認しています。合わせてご確認いただければと思います。
 au HTC EVO WiMAX ISW11HT 更新ビルド レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/907

 4/6 EVOの製品版ビルドと思われるバージョンを確認したのでレビューを追加しました。
 au HTC EVO WiMAX ISW11HT 製品版ビルド? レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/953

 ということで、改めて充電ケーブルを抜いた上でのレビューを先の内容と合わせて修正したレビューをいたします。旧バージョンは本文の修正をしないまま、続きを読む以下に掲載しておきます。

 デザイニングスタジオでは入口入って右奥のカウンターのところに4台のEVOが展示されていました。どれもEVOの最大の特徴であるWiMAXで接続されており、いくつかはWiMAXテザリングがonの設定になっている状況でした。WiMAX接続時には通知バーにWXという文字にアンテナ感度を示すWi-Fiと同じような扇型のアイコンが重なるように表示されて、一目でWiMAX接続中だとわかるようになっています。WiMAXテザリングの場合にはWXの文字に横に広がる波形のアイコンが表示されます。たしかにブラウザ等の読込み自体はかなり高速でWiMAXの快適さがよくわかります。またテザリング中にWiMAX接続をオフにすると、テザ接続中の端末がいる場合自動で3Gテザリングに切り替えて接続し直す様子が通知バーで確認できます。これは素晴らしい機能だと思いました。EVOではWiMAXはKDDIがUQのMVNOとして自動的に契約先となるため、他のWiMAXプロバイダのアカウントは利用できないようです。説明員さんも確定かどうかわからないとされていましたが、現時点では他社のアカウントを利用可能とは説明されていないそうです。設定メニューの「無線とネットワーク」には「WiMAX設定」という項目があり、「タップするとWiMAXサービス」というアカウントを設定できそうな項目はあるのですが、WiMAXがオンでもオフでもグレー表示でクリックしても何も反応せず、KDDI以外のWiMAXプロバイダを選択することができませんでした。これは少し残念でした。

 せっかくなので手持ちのNEC製WM3500R/UQ契約の接続と速度の比較をしてみました。NexusOneをWiFiでテザリング接続して、Xtremelabs Speedtestで「EVOで2回WM3500Rで2回計測」を2回繰り返して、その平均値を取ったところ以下のような結果になりました。

 WM3500R:Down 2331.4Kbit/s MAX 2338.2Kbit/s :Up 1915.0Kbit/s MAX 2140.6Kbit/s
 EVO WiMAX:Down 2706.7Kbit/s MAX 2709.4Kbit/s :Up 1997.8Kbit/s MAX 2193.0Kbit/s

 ダウンロードはEVOの方が約15%、アップロードも4%ほど速いという結果になりました。テストでは3つの機器を同じ展示卓上に置いてテストをしています。EVOは満充電状態で、WM3500Rはファームが1.0.2で充電が1/3以下くらいの状態(帰宅途中でバッテリ切れになったため)でのテストです。WiFiのn/g/bのいずれで接続していたのかはわかりません…。NexusOneでリストされたアクセスポイントを指定してお任せで接続しています。一応EVOの方がCPUが強力なためか少し速かったようです。少なくともUQ契約とKDDIのMVNOで速度的な差はなさそうということがわかります。これでUQ解約してEVOにするか悩む要素が少し減りました。

 ハード面では4.3インチWVGAの液晶はDesire HDと比較しても遜色なく、発色はやや大人しい印象があるものの、十分に精細感のあるキレイな液晶だと思います。タッチスクリーンは充電ケーブルを繋いだ状態では、ダブルタップやフリックの操作を無視するなどとても動作が不安定で使い物にならないのですが、一旦充電ケーブルを抜いて使ったところ、タッチミスもほとんどなく、サクサク快適に操作することができました。その快適さはNexusOneの2.2を上回る追従性応答性であると感じられました。念のため再度充電ケーブルを繋ぐとまたタッチミスが頻発するので、現状これは不具合と認識すべきものだと思いました。EVOを試用する際には必ず充電ケーブルを抜いた状態でお試しされることを強くオススメします。

 液晶下部にあるタッチ式ボタンは左から「ホーム・メニュー・戻る・検索」となっており、どれもタッチ無視等はなく快適に操作することができました。端子類はとてもシンプルで左側面には何もなし、右側面にはボリュームキーのみ、下部にはHDMIとMicroUSB、上部にはイヤホンジャックと電源ボタンとなっています。背面カバーはマットな手触りで非常に持ちやすく好感触です。スクリーンが大きいことで本体幅も大きく厚み重さもそれなりにあるのですが、持ちやすさという点では片手親指でできることはやや限定的ですが、成人男性であればあまり大きな問題はないのではないかと思います。

 起動時間は以下のような感じでした。
 電源オン→7秒→Android auロゴ→19秒→htcロゴ→20秒→ロック画面(合計約46秒)

比較的速い数値ではありますが、ロック画面表示後壁紙表示に更に4秒、HTC Senceはロック解除後更に読込みで10秒ほどかかるため、実際には1分近くかかると考えた方が適切だと思います。こういう点ではDesire HDの高速起動の解決アプローチはとても有効な方法なんだなと実感します。

 Androidのバージョンは2.2.1、カーネルバージョン 2.6.32.17-g5b49f89 htc-kernel@and18-2 #2、ベースバンドバージョン 2.15.00.02.18、ビルド番号 1.02.970.1 CL337213 test-keys、htc独自項目としてソフトウェアの番号 1.02.970.1、ブラウザバージョン Webkit 3.1、PRIバージョン 2.10_01C、PRLバージョン 01001となっています。HTC Senceのバージョンは1.6になるそうです(Desire HDは2.0)。案の定htc版のAndroid2.2は設定にデバイス管理者の項目がなくなっていたり、項目の配置が標準と相当異なっていたりと、かなりカスタマイズされていることが確認できます。日本語入力は iWnn IME for HTC Ver.1.40-HTC43i-09とこちらもHTC用にカスタムされていることがわかります。

 充電ケーブルを抜いた状態で利用するブラウザはとても快適で、WiMAXでの接続と合わせてページのロードはとても速いと思います。複雑なレイアウトのページはさすがにやや重く感じますが、ピンチズーム等の操作もテキスト再配列の一拍はありますが、NexusOneの2.2よりも快速でキビキビとした動作に感じます。Flashの再生にも対応していますが、WiMAXのおかげで読込みが速いため、あまり待ち感がありません。それでも大きなFlashデータはブラウザの全体動作に影響するので、基本は設定でオンデマンドにしておくことをおすすめします。

 今回充電ケーブルの接続状態で動作に大きな差があることがわかったことで、適切な状態で試用してみることができました。最初に情報くださったタカヒロさんや、追加情報をくださった多くの皆さんに感謝いたします。EVOは手持ちのNexusOneと比較しても大画面で見やすく非常にレスポンスのよい端末なので、国内独自サービスが必要でない場合には十分オススメできる端末だと思います。au ICカードに対応していないのでガラケと差し替えで利用できないというデメリットはありますが、それを補って余りあるWiMAX/3Gのテザリング対応という魅力もありますので、対応エリアの方にはコスト面からもお得でいいのではないでしょうか。

 個人的にHTC Senceを導入した端末が必要になっていたことと、NexusOneをソフトウェア動作検証専用にしたいと思っていたので、WiMAXの既存契約部分をよく検討してコスト面の調整をした上で、EVOの購入を積極的に進めようと思います。EVOは電池持ちも心配されていますが、既に常にモバイルバッテリーを持ち歩いているので、こちらはあまり心配はしていません。WiMAXの契約がKDDIオンリーでなくUQアカウントが使えたらいいなぁと言うところがやはり残念に感じます。WM3500Rが死蔵されてしまうのはもったいない…。ともかく、まずはEVOのリリースを楽しみに待ちたいと思います。

 個人的にメイン端末にする可能性もあるので、念のためイヤホンジャックの音質も確認しておきました。普段スマホで使っているのはVictorのHA-FXC71-Bで、量販店で6000円以下という価格の割に遮音性も高く音漏れも少なく、1万円以上するヘッドホン並にとてもいい音で鳴ってくれます。小さい音量ではやや痩せた音に感じますが、ある程度音量を上げるととたんに化ける面白い製品です。これでiPhone3GS、NexusOne、GalaxyTab、EVOと比較してみました。確認方法は普段良く聴く曲を自サイトにmp3でアップロードしておき、端末からブラウザでアクセスして同じ音源を再生するというやり方をしてみました。個人的にはEVOは十分音楽プレイヤーとしても楽しめる品質だと思いました。ヘッドホンとの相性や音質には好みもあるので試聴感覚の個人差は大きいと思いますし、うまく伝えられるものでもないとは思いますが一応参考までに違いを表現しておきます。

 iPhone3GS:華やかで全体にバランスのいい音。女性ボーカルがいい。iPhone向けにチューンされてる?
 NexusOne:高音が抑えられ低音にウェイトのある落ち着いた音。華やかさが失われる。
 GalaxyTab:全体に奥まったようになり音圧が低い印象。音場も狭くなりギュっと詰まった感じ。
 EVO:iPhoneより華やかさが減るが音場広く音の線が少し太く力強くなる印象。ボーカルが気持ちいい。

 以上で現時点のEVOのレビューは全てになります。
 たくさんの方にご覧いただき本当にありがとうございます。

 旧バージョンのレビューではお騒がせしてしまい申し訳ありませんでした。基本的にネガキャンするつもりはなく、自身の体感した事実を書いたのですが、もう少し事象の検証と回避方法の検討を考慮すべきだったと思いました。以下に自戒を込めて旧バージョンを残しておきます。

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■au XOOM TBi11M KDDIデザイニングスタジオ版 簡易レビュー
 今日からKDDIデザイニングスタジオで展示されたAndroid3.0リファレンス端末 Motorola XOOM TBi11M Wi-Fiを触ってきました。まずは先に書いておきます。Optimus Padより断然動きが良くびっくりしました。ハードウェアスペックはそれほど大きな差はないしAndroidのバージョンも同じなのに、なぜこんなに印象が違うのかと驚いてしまいました。そして重さも明らかにXOOMの方が重いにも関わらず、Optimus Padほど重さを感じませんでした。デザイニングスタジオではXOOMは2Fに展示されており、ソファに座りながら試用する(15分制約付きでした)というスタイルになっていて、ドックも用意されているなど、日常の使い方を意識した展示方法だったことが、安心感や安定感を醸していたのかもしれません。この展示方法は非常に巧いやり方だなと思いました。本当にXOOMがより快適に感じられた理由は、Motorolaのインテグレーションや重量配分バランスが優れているせいかもしれませんがw

 前面の10.1インチの1280×800液晶ディスプレイは非常に精細感のあるキレイな発色ですが、この端末もやはり指紋が目立つのが残念な感じです。指操作するタブレットである以上避けられない問題ではあるのですが、何か対策しないのかとちょっと不思議な感じがします。前面にはボタン類はありません。液晶画面内のアクションバーにて「戻る・ホーム・メニュー」のボタンを操作することになります。背面はやわらかくラウンドしたフォルムでマットな手触りに仕上げられていて持った時に滑りにくくなっています。カメラとLEDライト等に並んで電源ボタンが背面右上にあるのがちょっと面白いところです。Android端末で背面に電源があるものは初めて見るような気がします。(前面から見て)左側面上部にボリュームキー、右側面にはなにもありません。下部にHDMI・MicroUSB・充電端子・イヤホンジャック(たぶん)が並んでいます。ドックに接続する際にはMicroUSBと充電端子が接続されるようになっています。上部にはMicroSDスロットとSIMスロットがありました。MicroSDが使えるようにする予定はあるようですが、SIMスロットは日本では使わないためリリース時にどうなるかはわからないということでした。

 起動時間は以下のような感じでした。
 電源オン→4秒→Motorola Dual Coreロゴ→21秒→Android auロゴ→19秒→ロック画面(合計約44秒)

最初説明員さんから20秒くらいで起動しますよと言われてびっくりしたのですが、計測したら44秒でした。誇大表現はいけませんw 起動直後からアニメ壁紙が動作してかっこいいです。ロック画面の解除は(docomoではPINロックがかかっているので、説明員さんに解除してもらわないといけなかったのですが)鍵マークをタッチした後、表示される鍵をリング上の軌跡に沿ってなぞってやるという、ちょっと面白い方法になっていました。

 Androidのバージョンはもちろん3.0です。カーネルバージョンは2.6.36.3-dirty w21120@zkr30Inxdroid20 #2、ビルド番号 H.6.1-2でした。なんとなくカスタムROMっぽいカーネルバージョン表記です。モデル番号がMZ604になっており、ところどころ設定に英語表示が残っていることからも、まだローカライズが終わっていないバージョンであることがよくわかります。ただ動作は非常に滑らか且つ快速で、タッチパネルの応答性や追従性は素晴らしいと思いました。アプリケーションの起動も俊敏、ブラウザのデータ読込みも速く、ピンチズームもとても快適に追従してきます。フォントのレンダリングはやはり小さい文字だとイマイチ感が出てしまいますが、これはフォントを変更すると改善されるのかもしれません。日本語の入力はiWnn IMEがデフォルトでauのサポート対象になるそうです。

 残念ながら夕方遅い時間だったこともあり、展示機にはかなりの数の3rdパーティアプリが既に導入されており、標準状態がどんなものかを判別することができませんでした。ただ再起動の前後でほとんどレスポンスの変化はなく、アニメ壁紙がぐるぐる動いている背景で、フリック操作やアプリ起動がとても快速快適に動作しているのが本当に印象的でした。docomoのスマートフォンラウンジで見たOptimus Padよりも動作が機敏で快適だったと感じました。XOOMはWi-Fiのみモデルですし、Optimus Padは3G有りなので用途によっては3Gが必要ということはあるかもしれませんが、少なくとも現時点では個人的にXOOMを強くオススメします。まだどちらもリリースまでのリビジョンアップをしてくると思いますので、最終的にはリリース版で比較する必要があると思いますが、XOOMはAndroid3.0のリファレンスモデルでもありますので、いろいろな意味で長く楽しむにはXOOMは面白い選択肢になるのではないかと思います。

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■au IS05 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 KDDIデザイニングスタジオで1月の終わりから展示されていたIS05にやっと触ってくることができたので、今更感はあるかもしれませんがレビューしておこうと思います。昨日までは2Fで展示されていたそうですが、本日からHTC EVOやXOOMが展示されるのに合わせて1Fのメイン展示へと昇格?したということで、スタジオの正面入口から入ると真正面にIS05とIS04の展示コーナーがどどんとお出迎えしてくれます。2Fも合わせて台数もかなり出ているので、ゆっくり触ることができる状況でした。今日は雨だったこともあり来客も少なく複数台で動作確認することも容易でした。

■ハードウェア
 IS03をスリムにしたような形で、既にモック自体は確かめたことがあったのですが、改めて実機を触ってみて本当に日本人サイズで持ちやすい端末だなと思いました。電源が入りっぱなしの展示機体はさらりとした手触りでほんのりと暖かく、これまた好感触に一役買っていたように思います(夏場は微妙かもですが)。コンパクトな筐体ですが厚みはそれなりにありちょうど気持ちよく手の中に収まる感覚でホールドすることができます。小さめ3.5インチWVGA液晶スクリーンも品質は十分で精細感もあり、スクリーンに合わせて表示やアイコンもやや小さめになるため、持ち替えしなくても指で操作可能な範囲が広く使い勝手はいいように感じました。

 液晶下のタッチ式ボタンは左から「メニュー・ホーム・戻る・検索」となっていて、液晶からやや離れているものの、使い勝手は悪くないと思いました。本体右側面には上から電源ボタン、ボリュームキー、シャッターボタンがあります。電源ボタンは小さくやや押しにくい感じですが、他のボタンはそれほど違和感はありませんでした。シャッターボタンは半押しフォーカス、全押しシャッターということでデジカメと同じように使え、反応もよい感じでした。本体上面にはイヤホンジャックとワンセグアンテナ(アンテナの先端パーツが壊れている端末もありました…弱いのかも)があります。本体左側面にはMicroUSBとHDMI端子があるのですが、MicroUSBが比較的上についているので、ケーブルを挿して充電しながら操作してもあまり邪魔にならない位置でした。これは結構重要な気がします。

 起動時間も測定してみました。
 電源オン→4秒→Android auロゴ→37秒→IS05ロゴ→17秒
 →au ICカード読み込み表示→5秒→ロック画面(合計約63秒)

 ISシリーズ共通な感じでAndroid auロゴの時間が長く感じます。残念ながら展示機のCPUクロックが800MHzなのか1GHzなのか確認するのを忘れてしまいました。動作の印象では800MHzぽい感じがしますが、あくまで印象ということで。ロック解除は最初ややぎこちない動きをしますが、すぐに安定して動作するようになります。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.2.1、カーネルバージョンは2.6.32.9-pref nbproj@TG712205 #2、ベースバンドバージョン 00.01.00、ビルド番号R1145.00.01.00となっています。IS03に比較するとAndroidバージョンからしてもかなり変わってきていますので、全体的な動作のスムーズさが向上していることが実感できると思います。設定関連メニューの構成はIS03とほぼ同じ(テザリングも当然なし)ですが、ワイヤレスネットワーク設定に「DLNAサーバー設定」が追加されており、DLNAのサーバとして動作するようになっています。残念ながらDLNAクライアントアプリはインストールされていないようです。

 ホームは相変わらずOcean UIですが、2.2になってずいぶん反応自体はよくなっていると思いました。タスクの一覧の操作感も遅くて使えないというほどではなくなっています。タッチパネルのフリックの応答性や追従性は悪くないのですが、やはりUIの動作の仕方でもっさりに見えてしまっているのが残念なところです。IS05でもホームアプリは変更した方がいいと思いました。アプリケーションの起動などの動作自体は爆速とは行きませんが、十分快適だと感じました。

■まとめ
 正直なところIS03からソフトウェア的にはバージョンアップしているものの、動作の快適さなどの向上面が主で新しい要素というのはあまり感じることはできませんでした。IS05の特徴としてはやはり日本人サイズの横方向のコンパクトさに尽きるような気がします。NECのMEDIAS N-04Cもコンパクトではありましたが、薄さ軽さに特化したのであって端末前面の面積は決して小さくありません。IS05はおそらく高校生の女の子でもちょうど持ちやすい使いやすいサイズと感じられ、狙い通り女性ターゲットでかなりヒットする端末になるのではないかと思いました。横幅の持ちやすさという意味では現状オンリーワン端末になっていると思います。端末の厚みが結構あるのでビジネスマン向けには微妙かもしれませんが、若年層や女性層には相当訴求できる端末だと感じました。Android端末はこうした個性がいろいろ出てくるのが面白いところですね。価格的にはコンパクトさ故にIS03よりもやや下げて欲しい感じではありますが、端末の完成度は高いと思うので同程度で出してきてもおかしくないような気がします。ユーザの層を広げるという意味でもauにはぜひ価格面でがんばっていただきたいなぁと思います。

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■au SMT-i9100 タブレット 簡易レビュー
 KDDIデザイニングスタジオで、実機がひっそり展示されていたので触ってきました。こちらも2月後半発売予定ということですが、2Fの隅っこにひっそり置いてあって、IS06と合わせてデザイニングスタジオでの国産端末以外の扱いはなんかひどい感じです…。それはさておき、7インチのWifi対応Androidタブレットということで、GalaxyTabの兄弟機に当るわけですが、実際にはGalaxyTabより横幅が大きくてちょっと重くなっています。画面の質感は非常に高くGalaxyTabと同等と言えると思います。ベゼルが太く見え、厚みもあるのでスマートさには欠けますが、持った時の安心感はあります。基本は横置きで使うことが想定されているらしく、クレードルも横置きのみ、Ocean UIのホーム画面も横画面にしか対応していません(アプリは縦表示もできます)。クレードルには置きやすく充電接点も面倒なく接触してくれます。ハード自体は安っぽさをあまり感じない白モノ家電っぽい印象なので、バッテリー容量を考えてもさっと調べ物をするとかリビング等宅内で活用するには悪くないと思いました。

 Androidバージョンは2.2、カーネルバージョン 2.6.32.9 i9100@ytopia #7、ビルド番号 FROYO.DL09。ベースバンドの表示はありません。ホームはOcean UIで操作感は悪くはないのですが、GalaxyTabに比べるといまひとつと感じてしまいます。アプリ等の起動は快適です。タスクマネージャー他GalaxyTabと同じUI デザインがあちこちに見えます。購入したらやはりホームアプリは変更した方がいいと思いました。

 起動時間は以下のような感じです。
 電源オン→5秒→アンドロイド君表示→14秒→アンドロイドロゴ→17秒→ロック画面(約36秒)

 電源オフ時にはSAMSUNGロゴが表示されますが、起動時にはアンドロイド君とロゴだけでした。なんとなく不思議な感じ。でも起動が速いのはありがたいですね。ロック解除後メディアスキャンが入りますが、概ね快適に操作可能です。auの独自アプリがいくつか入っていましたが、興味深かったのはNorton Securityがインストールされていたことです。標準アプリなのかわかりませんでしたが、ISシリーズには導入されていないので、もし標準で導入されるのであればこれは画期的かもしれません。またWiFiオンリーモデルですがマーケットアプリはインストールされていました。日本語はSamsung日本語キーボードが導入され、入力することができるようになっています。マーケットがインストールされているので、他の日本語入力プログラムの導入も容易だと思われます。

 実際に触った印象はホームを除けば、ちょっと重くて持ちにくいけどGalaxyTabそのものです。操作感もいいのでGalaxyTabよりも購入しやすい条件が出れば、それなりにヒットするかもしれません。WiMAX契約済みでWM3500Rなどをご利用中の場合には外でも活用できそうです。最終的には値段次第だと思いますが、正直GalaxyTabが一括0円購入できる現状ではかなり販売戦略は厳しく、単体で3.5万程度でないとほとんど売れないだろうと思います。データ通信系とセット割引などでdocomo同様0円に近づけないと、GalaxyTabに比べて魅力的に思える要素が現状ではあまりありません。次期iPadも噂されている時期に発売するのは、なかなか大変だと思います。そういう意味では価格が下がりやすく、狙い目の端末になるかもしれません。

 auのAndroidマーケティング戦略はどうにも国産機を優先しすぎて失敗しているように感じます。IS06やSMT-i9100を低価格で早めに発売してベースユーザを増やして、Android上のソフトウェアサービスで稼げる土壌を構築する方が適切だったのではないかと思ってしまいます。Felica等の国内独自サービスにこだわった結果世界の周回遅れになったのに、追いつけそうな土俵の上でまた同じことを繰り返すのでは残念でなりません。Android auの看板にふさわしい魅力的な最新端末を国産にこだわらずにどんどん投入して、シェアを回復して元気になって、更に素晴らしいサービスを提供してもらいたいと思います。

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■au IS04 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 KDDIデザイニングスタジオでIS04の実機とIS05のモックが展示されたという話を聞いて、早速確認に行ってきました。IS04の展示にはIS03の時同様かなり力が入っていて、1Fと2Fで合計14台が展示されており十分な人数が同時に触れるようになっていました。IS05も2Fにモックが3台色違いで3色が展示されていました。この辺りはauの力の入れ具合が良くわかります。今回レビューするIS04は先行して発売されたdocomoのT-01Cと兄弟機となり、ハードウェアの仕様はほぼ共通で違いはクレードル対応しているかどうかくらいなので、ハード面についてはT-01Cのレビューも参考になると思います。実際触ってみてケース背面の質感(黒はマット、白はつるつる)やクレードル充電端子の有無くらいしか違いはわかりませんでした。そのためOSやソフト面について確認した部分を中心にレビューしたいと思います。

 docomo T-01C 内覧会版 レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/495

■ハードウェア
 起動時間の測定をしているので書いておきます。
  電源オン→2秒→電源ランプ点灯緑→6秒→Android auロゴ→14秒→防水警告→8秒→
  REGZAロゴ→9秒→ICカード読み込み表示→5秒→ロック画面(約45秒)

 T-01Cに比べてロック画面表示までの時間が若干長いようです。防水警告が長いのがちょっと意外でした。ただし、起動後は(メディアの読込み除けば)比較的スムーズに利用できるので、それほど気にはならないと思います。

■ソフトウェア(OS)
 ファームウェアバージョン 2.1-update1、カーネルバージョン 2.6.29-rel ftml-android@ftml #4、ベースバンドバージョン 5011.1907.18、ビルド番号FEK100。T-01Cではカーネルにtoshibaの文字列が入っていましたが、こちらは富士通東芝モバイルコミュニケーションズの略称であるftmlに変わっています。docomoもT-01CのTVCMでT型番なのに東芝の名前をいっさい出さず富士通としか表示しなかったので、理由は不明ですが東芝色を消してしまいたいようですね。(東芝のノート型やタブレット型Android端末が不評なのを受けて影響を回避するためかもしれませんが…)

 ホームにはauのOcean UIの他にオリジナルのNX! UI(IS04オリジナルと表示されます)も導入されており、起動時にはOcean UIが標準で動作しますが、ホーム切替アプリでNX! UIに切替ができるようになっています。NX! UIはT-01Cよりチューニングが進んだのか、Android2.1としては十分快適に操作できるレベルで仕上がっています。2.2の俊敏さまでは感じませんが追従性も良くフリックやタッチに非常に快適に反応してくれます。ただし画面全面のWidgetを表示する時には若干反応が落ちますので、使うWidgetは選んだ方がいいかもしれません。こちらのNX! UIならホームアプリはそのまま使ってもいいのではないかと思いました。アプリケーションの起動も十分快適です。如何にOcean UIが操作感をスポイルしているか実際利用されると実感できると思いますが、auはUIの戦略を早々に見直して2.2アップデートで方向転換を行うべきだと感じました。

 日本語入力にはこちらもATOKを採用、Ver.1.0.0が導入されています。T-01Cと違っていたのは、電源オフ時に「公共モード」がなくなっていたこと。機内モードやマナーモードとは別に用意されているところが面白いなと感じたのですが、メーカーによる独自カスタマイズかと思ったのですが、どうやらdocomo仕様のカスタマイズだったようです。また、同期できるアカウントの設定がかなり増えていて、mixiプリセット、twitterプリセット、twitter、Facebookプリセット、コーポレート(Exchange)、YouTubeプリセット、Picasaプリセット、Flickrプリセット、Google(gmail)と、大盤振る舞いになっていました。

■ソフトウェア(アプリ)
 展示機にはskypeやjibe、au one関連アプリがある程度入っていたので、この展示機はリリース版ですか?と説明員さんに確認したところ、やはりまだ開発途中でこれから修正が入る可能性があるとのことでした。実際auのイチオシであるはずのLISMOアプリが見当たらないので、LISMOアプリは入るんですよね?と軽く確認したつもりが、バックヤードに問い合わせされた上で、IS04の印刷物を持ってきてその画面上にLISMOアイコンがあるので入ると思いますがリリースまでわかりませんと説明されてしまいました…。auの最新アンテナショップとして、それはどうだろうかと…。

 今回はカメラアプリも少し見てみたのですが、詳細設定に「グリッド線を表示」「デジタル補正」「自動タグ」「手振れ補正」など興味深い機能がありました。撮影音が結構大きくてびっくりしたので、こうした機能をいろいろ試すことはしませんでしたが、うまく機能すれば便利そうなものが多かったので、カメラアプリにはかなり力が入っていることを確認できました。また画質という観点で、興味のあったワンセグ表示でのREGZAエンジンのON/OFF時の表示品質の差を比べてみました。実際にONにすると確かにノイズが減って平坦な見やすい表示にはなるのですが、静止画面ではかなり有効ですが動きのある画面ではあまり意味を感じませんでした。正直…高画質というのはちょっと微妙な表現かなと思いました。

 こちらにもDLNAアプリとしてデジオン社のDiXiM for Androidのクライアント製品であるDiXiM Playerが、サーバとしてはDiXiM Serverが導入されています。DTCP-IPに対応していないのが残念ですが、DiXiMブランドはiPhoneやアイオーデータ向け製品でDTCP-IP対応をしているので、ぜひREGZA TVとの連携のためにもアップデートで対応してもらいたいと思います。

 ちょっと面白いと思ったのが「履歴消しゴム」というアプリで、通話履歴、連絡先、ブラウザ、Googleアプリ、その他、一括削除とメニューがあり履歴を個別アプリではなく、このアプリで一気に消してくれるようになっています。これはなかなか便利そうなので、ぜひ他機種でもマネしてもらいたいですね。

■まとめ
 IS04は発売が遅くなった分、十分なチューニングをされているように感じます。もちろんT-01Cのフィードバックのおかげもあると思います。2.1端末として今発売されること自体は、Android開発における日本メーカーの周回遅れの実態を痛感せざるを得ないのですが、比較的良い完成度でリリースされると思いますので、IS04待ちの方はあまり失望されることはないのではないかと思います。
 ただauのAndroidに対する本気度は今回少しばかり疑念を感じざるを得ませんでした。デザイニングスタジオの展示台数は多いもののメイン展示が1Fから2Fに移動しており、主力の展示とは感じられませんでした。実機を熱心に触っているお客さんも主にIS03を見ている人で、あまりIS04を長く触っている人はいなかったようです。またIS05のモックを確認する人もほとんどおらずで、たまたまそういうタイミングだったのかもしれませんが、IS03展示の時の熱狂ぶりに比べるとIS04/IS05に対してはずいぶん冷めた印象を持たざるを得ませんでした。IS06に至っては展示数も少ない上に他の機体が適切にWiFi設定されて快適なブラウジングを体験できるようにしてあるところ、WiFi設定がされていなかったりしました。一番残念なのは上記の例のように説明員さんの習熟度合もまだまだのようでIS04の質問に対して満足な解答はあまり得られないという状態でした。デザイニングスタジオはマーケティング目的の場所なので、技術に詳しくなくても仕方ない面はあるかと思いますが、何でも質問してくださいと言われて質問すると、その度バックヤードに問い合わせしやや要領を得ない回答をされるのでは、質問する側の気も失せるというものです…。最先端のマーケティングスポットがこのような状態ではやはり本気度が疑われても仕方ないのではないでしょうか…。IS04の販売予定時期は2月中旬以降ということでしたが、発売後のアップデートも含めてぜひとも国産ブランドの端末を安心して購入できるよう、auの本気を見せ続けてもらいたいと思います。

 ちなみにIS05のモックですが、とてもコンパクトで手の収まりが良く、片手親指でほぼスクリーン全体に容易にタッチができそうな印象でした。早くホットモックを使ってみたいと思わせるサイズと形でした。噂通りCPUがアップグレードされるとなると、最強売れ筋端末になるのではないかと思います。こちらにも期待したいと思います。

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■au IS06 製品版 簡易レビュー
 発売から数日経ちますが、やっと本日IS06の製品版を試すことができたので簡単にレビューしておこうと思います。10/19のデザイニングスタジオでのレビューからずいぶん発売まで時間がかかりましたが、しっかりと最新のAndroid2.2.1にアップデートされての登場でした。やはりPantechのAndroidの開発部隊の仕事は早いですね。国内メーカーもがんばって欲しいところです。ちなみに前レビューはこちら。

 au IS06 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/447

 製品版のバージョンは Android 2.2.1、カーネルバージョン 2.6.32.9-pref P12405@BS154 #1、ビルド番号 FRG83、ボードとソフトウェアの表示は 8×50 V01.01.00、ベースバンドバージョンはTJMASKAP01.01.00でした。前レビューと比較してカーネル以外が更新されています。前回のものではベースバンドバージョンを表示していませんでしたが、TJMASKAW00.02.00となっていました。Androidは確実に最新化されているのがわかるのですが、他の数値は一見下がっているようにも見えて微妙な感じ。更新ルールがわからないのでなんともいえませんが。

 動作の方は期待通りサクサクです。Pantech製のカスタムホームアプリは非常にレスポンスよく動作しますし、Widgetも快適に動いてくれます。今回初めて気付いたのですが、Pantechの独自3DWidgetは重ねることができるんですね。アイコンとしても重ねて置けますし、カレンダーなどは一回クリックすると日付表示から月間表示にサイズを変えて大きく見せてくれます。この時他のWidgetは下側に回って隠れる状態になります。AndroidのWidgetは重ねておけないという印象が強かったのでちょっとびっくりしました。意外なところで使いやすいです。もちろんアプリアイコンの邪魔はしないように、アプリアイコンと重なった場合には、アプリアイコンの方が前面にあってちゃんとタップできるように配慮もされています。ホームボタンの長押しではアプリのリストが表示されます。一瞬タスクマネージャーかと思いましたが、実は最近使ったアプリのリスト一覧(最近実行一覧という名前になってます)で、ランチャーとして機能するだけで、入れ替えやタスク終了などはできないようです。ただこの機能は他の端末では見かけないのでちょっと面白かったです。

 ホームやPantechカスタムのデザイン(特に色使い)がぱっとしないのは変わらずですが、この辺は好みの問題でもあるのでPOPな感じのアイコンを識別に便利と考えることもできそうです。SAMSUNGのGalaxyシリーズもそうですが、こういう感じのアイコン背景に色を敷くデザインが韓国のトレンドなのでしょうか。個人的には背景に色がない方が好みですが、視認性や操作感はOcean UIよりはずっとマシと思います。動作自体は本当に快適なので、デザインに不満がなければIS06の標準ホームで使うので全然問題ないと思います。むしろAndroid標準ホームよりも楽しい印象でいいのかもしれません。

 本体は軽量で液晶もキレイ。背面の手触りもさらりとマットな感じで好感触です。現時点でこれだけ軽くてスマートにできるのだから、大容量バッテリーを出せば、それほど大きく重くならずに超長時間駆動のAndroid端末が出来てしまいそうなので、そういう3rdパーティ製品が出てくるのを期待したいと思います。

 IS06は発表当初より完成度が高く非常に好印象な端末だったのですが、auの販売戦略によってやや不遇な印象を受けます。国内独自機能がない分速やかにリリースできたであろうところ、発売自体をIS03待ちにされたり、ezwebメールやSkype対応が後回しにされたり、レスポンスやバージョンが劣るIS03やIS04を優先的に販売するためとしか思えない扱いを受けているのがやや残念です。今期登場した各社のAndroid端末を見てきて、ベスト3に入る端末だと思います。国内独自機能が必須だと真っ先に選択肢から外れてしまうのですが、Pantechの組み込んだカスタマイズ機能は携帯端末として非常に面白いものも多く、Android端末としての面白さではNo.1と言ってもいいかもしれません。auの販売方法がSoftBankの月月割方式でなく、docomoの端末購入サポート方式だったら、初期負担が少ないので一括で購入していたかもしれないところです。(実家がauメインなので実はまだ迷っていますが…)

 auがAndroidでユーザを増やそうと思うなら本来価格も抑えて提供できるでしょうし、最も期待されて然るべき端末だと思うのですが、国内メーカーへの配慮でできないのかなぁと邪推してしまいます。国内メーカーへの配慮が過ぎると他キャリアの攻勢で機を失い兼ねないと思うので、ほどほどがいいと思いますが難しいんでしょうね…。
 

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■IS01のbcc漏えいバグをIS03で検証する
 巷でauの対応が話題騒然となっているIS01のbcc漏えいバグ(docomoのSH-10Bにも有り)について、IS01は所有していないので実機検証することができないのだが、(au,docomoの両機種で発現していることから)SHARPカスタマイズのPCメールアプリバグであろうと推測し、IS03のPCメールでは問題がないかどうか念のため検証をしてみることにした。

 検証したIS03のビルドは01.00.01。IS01には簡単に言うと3種類のメール設定実装があり、ひとつはau独自のCメールとEメール(ezweb.ne.jpアドレスを利用)が使えるもの、ひとつはアカウント設定から追加可能なExchangeもしくはGoogle同期用メール、最後のひとつはPCメールアプリから設定するPOP/IMAP対応(Exchange設定も可)のメールとなっている。今回はgigazineで紹介されている記事と同様にYahooメールでbcc漏えいの確認をしてみた。また念のためSMTP通信の内容を確認できるよう手元のCommunigate Proサーバにて同様の実験をしてdumpした送信データの中にbccヘッダがないか確認を行った。利用したPCメールアプリのバージョンは7。

 検証結果
 1)Yahooメールでのbcc発露無し
 2)CommuniGate Pro上のdumpログのSMTP DATA部内にbccヘッダ記述無し

 少なくともIS03では同様の問題がないことは確認できた。IS03のPCアプリはバージョンが7とはなっているが、インターフェースを見る限りAndroid標準メールソフトをベースに「PCメール専用」っぽく見えるようにカスタマイズされただけのように見え、SHARPが独自実装したものではなさそうなので結果としては順当ということかもしれない。他所でも解説されたところがあったが、通常メールクライアントソフトはbccで送信する場合、bccヘッダというものをメールサーバに送信する必要はなく、宛先をRCPT TOとしてサーバに渡すだけで良い。メールヘッダとして「敢えて」bccをDATA内に記述するとなると、サーバ側でbccヘッダ行を削除する実装がない限りその内容はメールとして送信されてしまう可能性は高い。メールクライアントがbccヘッダを付けたメール情報をサーバに送信するのに正当な理由があるとすれば、自分が送信したメールの送信控えをサーバの送信済みメールボックスにIMAPやActiveSync等で書き込む時だけだと思われる。

 bcc漏えいについては古くからしばしばメールソフトの欠陥として話題になっており、検索してすぐに見つかるのは2004年のOutlook Express6の漏えい事件になる。この問題は現在でもMicrosoftのサポート情報で確認できる。当時利用者も多く当然のようにビジネスで利用されていたであろうMS製メーラの問題が発生条件含めて適切に情報開示がなされていたというのに、auやdocomoは何を持ってbcc漏えいバグの公表を行わないのか理解に苦しむ。利用者が送信を秘匿する目的で能動的にbcc利用しなければ発生しえない問題を公表することが、どのように第3者から悪用可能になるというのか想像力が足りないようで適当な事例が思いつかない。過去に送信していた利用者が問題を知って混乱を来すとか、bccヘッダ探しが始まって問題が顕在化してしまうことで結果的に利用者が困難な状況に置かれうる、ということを心配するならまだわかる。だが、これは本人が知ろうと知るまいと問題が発覚した以上公表を控える理由にはならない。むしろこの件を公表することでキャリア自身にクレームが大量に向けられる(特に悪意を持ってクレームされる)ことを恐れていると捕えられても仕方ないように思う。

 auがAndroidに本気で未来を賭けるつもりであるなら、今まさに信頼を獲得するチャンスであるはずなのだが、IS01の2.x系対応を「不可能」と言ってしまったり、不具合の隠蔽ともとれる対応をしてしまったりすることは、真逆の方向を向いており大変残念に思う。LYNXとIS01の関係性において実質的にauがdocomoのスケープゴートになってしまっていることも残念に思う。ユーザがAndroidスマートフォンに期待しているのは、OSの継続的なアップデートだけなく、その努力をする姿勢まで含めたものだと思う。海外ではソニエリがXperiaを2.2やマルチタッチに対応させようと努力する方向性を打ち出したり、HTCはスペックの劣る端末にも2.x系アップデートを提供したり、SAMSUNGは可能な限り最新のOSに対応させていくと表明したりと、企業の姿勢がとても強く打ち出されているのにも関わらず、端末メーカーの前に立って本気でAndroidをやるとしているauがこのような対応をしていたのでは、ますます世界との差が開いていくだけになってしまうのではないかと強く危惧する。折角Androidをマーケティング上重要戦略と位置づけてau復活を打ち出しているのだから、国内サービスを利用可能な端末を使うことが、インターネットを利用するには時代遅れで不適切な端末を使うことになってしまわないよう、何をもって顧客サービスとするのか、Androidマーケットにおいて在るべき姿は何か、ぜひとも信頼回復のため見直してもらいたいと思う。

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■au IS03 更新ビルド 簡易動画再生レビュー
 またしても出所が明示できないビルドになります。今回は大きな変更点はなくビルド番号 01.00.01と、最後が1だけ増えたものになります。比較的にキレイなビルド番号とほんの少しだけ更新された度合いが、なんとなくファイナルっぽい雰囲気を感じさせてくれますが、au独自アプリはほぼ無く、IS03の基本部分のみの構成となっていますので、リリース版とは異なることは間違いありません。

 操作感覚などはほぼ前回のレビューの更新版ビルド 01.00.00と変わりません。Android2.1ということもありレスポンスは必要十分という印象。バランスよくまとまって安定度が上がっている感じです。なのであえて追記することはありません。

 そこで今回たまたまGalaxy Tabの動画再生試験で使ったMicroSDを持っていたので、お願いして動画の再生検証をさせていただきました。再生検証の手順は、IS03に挿入したMicroSDの/Videos/に入った動画をコンテンツマネージャーから選択して標準でインストールされている「ビデオプレイヤー」or「動画」の2つのアプリで再生してみます。再生確認した動画フォーマットは以下の7つです。

 A) 1280×720 H.264 AAC mp4 △
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4 △
 C) 640×480 H.264 mp3 avi ×
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv ◎
 E) 640×480 DivX mp3 avi ×
 F) 640×480 Xvid mp3 avi ×
 G) 1280×720 x264 AAC mkv ×

 結果どちらもDしか再生できませんでした。ABはリストには表示されるものの再生できず。他の動画はリストに出てくることすらありません。ただこれはAndroid標準という意味では妥当な結果で、NexusOne2.2.1でも素のままではABがリストされるだけで再生できず、他の動画はギャラリーに出てこないという状況です。Dが再生できただけでも多少拡張がされていることになります。この点については標準状態で全て再生可能だったGalaxy Tabがよく出来ているということでしょう。IS03でこれらの動画を再生するためにはRockPlayerなどの無料の動画Playerアプリを追加する必要があるということになります(RockPlayerでもSoftwareDecodeでは720p以上の動画は難しいようですが…)。今回IS03はLismoPlayerも入っていなかったので、auアプリがフルインストールされたらまた結果が異なるかもしれません。動画Playerとして利用される場合はPlayerアプリ選択とフォーマットに注意が必要です。

 ちなみにiPhone3GS用に変換したmp4(480×272 H.264)はAndroid2.1標準でも再生可能です。上記の結果は元々DLNA経由再生可能フォーマットのバリエーションのテストのためのものですので、携帯電話で直接再生できなくても仕方ないかなと思います。(むしろGalaxy Tabがすごい…)

 今回初めてブラックの端末を触ったのですが、他の色と違って背面カバーがマットなざらっとした表面になっていて、重さと質感のバランスが非常に大人っぽいシックな端末という印象になっており、正直びっくりしました。この手触りからくる全体印象の変化だけでIS03買うならブラック1点買いだなと思い直すくらい印象が変わりました。もう既に予約済みの方も多いと思いますが、個人的にはブラックがオススメになりましたw

 IS03は順調な仕上がりを見せていると思います。真価が発揮されるのはAndroid2.2になってからかなとも思いますが、十分に安定感のある端末になっていると思いますので、過度な期待は禁物ですが実用に足るという評価が得られるのではないかと楽しみです。

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■au IS03 更新ビルド2種 レビュー
 ありがたいことに前回のレビューの後、IS03の更新されたビルドを試す機会があったので、OSの部分のみ主にレスポンス面についてレビューを追加しておこうと思います。もうすぐ発売になるということもあり、Android2.1でどこまで勝負できるか気になっている方も多いと思いますが、SHARPは本当にがんばってくれたんだなと実感できる出来上がりになっていると思います。先のレビューは以下から読めます。

au IS03 CEATEC版レビュー【10/17追記】
http://blog.isnext.net/issy/archives/406

au IS03 KDDIデザイニングスタジオ版 検証追加レビュー
http://blog.isnext.net/issy/archives/435

■更新版ビルド RA125.00.02.00
 ヨドバシ秋葉原店で店員さんに「動くIS03を見たいんですけど」と聞くと奥から出してきてくれる1台しかないらしいホットモックのバージョン。店員さんによるとリリース版に非常に近いバージョンとのこと。Androidバージョンはもちろん2.1-update1、カーネル 2.6.29-pref nbproj@TG712205 #1。ビルド番号のルールがCEATEC版のD9156から大きく変わっている模様。いろいろなアプリを導入して検証しているようで、たくさんの3rdパーティアプリが導入されており、出された当初ホームがADWLauncherになっててUIが変わったのかと思ってびっくりしました。店員さんもよくわかっていなかったみたいで「標準ですよ」と言ってましたが、知らない人が見たら本当に誤解するからもうちょっと勉強して欲しいと思います…。Ocean UIに切り替えて動作を確認すると、やはり左右フリックはややもたつく感じ。標準ホームアプリ自体は残念ながらこのビルドではあまり改良された感じはしませんでした。ただADWLauncherで利用する限り、フリックの追従性も良くAndroid2.1としては十分に快適な操作が可能であることが確認できました。この時点ではIS03を購入された方はホームアプリを変更することを強くお勧めすると思いました。

 起動時間の測定結果はCEATEC版より悪くなっています。
 電源オン→1秒→Android auロゴ→50秒→ローディングアニメ→16秒→メモリ液晶表示
 →5秒→au ICカード読み込み表示→5秒→ロック画面(合計約77秒)

 30秒近く起動が遅くなっていますが、ロック画面解除後の動作はスムーズでした。それでも起動が長くなったのはちょっと残念な印象でした。

■更新版ビルド 01.00.00
 出所が明示できなくて申し訳ないのですが、NDAではないと確認したので、こちらのビルドについてもレビューをします(数日後この部分が消えていたらすいません)。Androidバージョンはこちらももちろん2.1-update1、カーネル 2.6.29-pref nbproj@TG721404 #1。カーネルはCEATECと同じバージョンのようですが、ビルド番号ルール?がこちらも違っており、なんとなくキレイな数字になっています。

 こちらは起動時間から見てみます。
 電源オン→1秒→Android auロゴ→31秒→ローディングアニメ→7秒→メモリ液晶表示
 →5秒→au ICカード読み込み表示→2秒→ロック画面(合計約46秒)

 CEATEC版と遜色ない速度で起動していて、ロック解除後の動作もスムーズでした。標準ホームでのフリック操作も少し遅れ気味に見える動きではあるものの、それはOcean UIの視覚効果の問題でタッチ自体のレスポンスは非常に良いように感じました。こちらのビルドにはau独自アプリがほとんど入っていなかったため、それが快適な理由になっている可能性は否定できないのですが、もしこちらのビルドがよりリリース版に近いものだとすれば、標準ホームでも十分快適さを感じることができるのではないかと思いました。もちろんADWLauncherにホームを変更すればもっと快適になると思います。ブラウザやワンセグも快適に動作し、若干縦横切り替えが遅い印象はありますが、非常に安定しており十分欲しいと思わせる完成度だと感じました。

 ブラウザのピンチズーム操作も非常に快適だったのですが、Flashが多かったりテーブルネスト構造が複雑なページだったりすると、ピンチズームがカクカクになることも確認しました。サイト側の作り方に大きく影響を受けるということのようです。アンテナの受信感度のそれほどいい場所ではなかったのですが(2〜3本表示)、ページによっては非常に速い速度で表示できたりしていたので、auのパケットは比較的余裕があるのかもしれません。

 こちらについては3G経由proxy無しSSL接続時のサーバ側受信ヘッダがフルに取れたのでそれも紹介しておきます。

  1. GET / HTTP/1.1
  2. Host: cgpadmin.isnext.net:9100
  3. Accept-Encoding: gzip
  4. Accept-Language: ja-JP, en-US
  5. Accept: application/xml,application/xhtml+xml,text/html;q=0.9,text/plain;q=0.8,image/png,*/*;q=0.5
  6. User-Agent: Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.1-update1; ja-jp; IS03 Build/SA300) AppleWebKit/530.17 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/530.17
  7. Accept-Charset: utf-8, iso-8859-1, utf-16, *;q=0.7

 ネットワークアドレスは以下からでした。
 inetnum: 111.236.17.0 – 111.236.17.255
 netname: KDDI-NET
 descr: KDDI CORPORATION

■設定項目等
 気になった設定項目を書いておきます。ここで紹介する項目は上のどちらのビルドにもありました。まずは「センサー感度補正」。SoftBankの003SHで確認した時に気付いた項目だったのですが、IS03にも同様に存在しました。「テキスト読み上げ」という項目も今回気付いたのですが、設定アイコンをクリックした最初の項目一覧の中に並んでいました。Froyo標準では「音声入出力」の下の階層だったと思うので、少し優先順位が上がっているようです。「フォント切替」ではモリサワ新ゴR、LC明朝、SHクリスタルタッチ、DroidSansの4つのフォントに変更可能になっています。また本体での簡易留守録として「音声・伝言メモ」という項目があります。003SHでは「簡易留守録設定」なのにIS03では「伝言メモ」になっています。ヨドバシの店員さんに伺ったところ本体で設定できる留守録で間違いないということなので、名称だけが異なっているようです。

■まとめ
 ISフラットや月々割など非常に魅力的なプランが用意されたことでISシリーズの購入がぐっと魅力的になってきました。純粋にレスポンスを求める向きには今もIS06を強くお勧めしますが、ワンセグを始めとする国内独自サービスを存分に使いたい場合にはIS03は非常に心強い選択肢になったと思います。CEATEC版ではもっさり感の強かった動作状況も、かなりチューニングが進み十分快適(Ocean UI除く)と言える状況になってきているようです。iPhone4やAndroid2.2のDesireを当り前に触っている人たちがビルド01.00.00のIS03を使って「これはぜひ欲しい」と悩み始める様子を見ていて非常に興味深かったです。

 本当のリリース版がどういう状態で出てくるのかは知る由もありませんが、今回レビューしたビルドの状況と利用者の反応を見る限り非常に期待できるものになっているのではないかとワクワクします。バッテリー容量やメモリ量など不安要素がないわけではありませんが、Android2.1端末としては非常にがんばったものになっていると思います。正式な価格発表と発売を楽しみに待ちたいと思います。

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■au IS06 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 今日からIS06がKDDIデザイニングスタジオで触れるということだったので、たまたま出先の仕事が早めに終わったこともあり、帰りに寄って触ってきました。展示はホットモック黒1台とコールドモック白1台だけ。1FのIS03の展示台の中に紛れての展示となっていました。18:30過ぎだったので昨日の発表の直後ということもあり会社帰りの人たちで人だかりになっているかと思いきや、待ち人数も少なく比較的余裕で試せるくらいの感じでちょっと拍子抜けでした。

【12/27追記】製品版のレビューを追加しました
 au IS06 製品版 簡易レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/642

■ハードウェア
 もう既にあちこちで取り上げられているようにPantechは韓国のメーカー、数年前の資料では携帯でSamsung、LGに続くシェアを持っていたそうです。今回のIS06はSIRIUSαという名前がついていますが、韓国で今年8月ごろからAndroid2.1端末として発売されているVEGA IM-A650SをベースにW-CDMAや独自コネクタを廃止し、本体右側上方にMicroUSBコネクタを加えたau仕様のハードウェアになっています。手に取って最初に感じたのは軽いという印象。サイズがほぼ近似したNexusOneより約20g軽いため、おおっと思いました。手に持った感じは軽いけどとても落ち着いていて良い、という好感触。写真よりも実物の印象の方が見た目もスッキリクリアでいい感じです。

 VEGA IM-A650Sは韓国の方のblogを読む限り、Android2.1端末としてはNexusOne相当のスペックでありながら、それを超える非常にレスポンスのよい端末として高評価を得ていたようです。実際に以下の動画を見ると2.1とは思えないレスポンスの良さにびっくりします。

 Pantech Sky IM-A650S UI Navigation Test by LAZION.com
 http://www.youtube.com/watch?v=LHHQQy2RcAg

 ということで2.2になって更に快適になっているのかワクワクしながらの操作だったのですが、実際期待通りのサクサク感を味わうことができました。上記の動画とほぼ変わらないくらいの追従性の良さは、2.2になったNexusOneよりも更に軽快で素晴らしいと実感しました。タッチ操作の応答性は現時点ではGalaxy Sと双璧という感じです。フリック操作のみならず標準で導入されるPantechオリジナルの3D Widget類も非常にレスポンスよく動作します。以下の動画の0:41ごろに登場する地球のWidgetもとても快適にくるくるしてくれます。

 5.洗練されたデザインIS06
 http://www.youtube.com/watch?v=IKvvkuqsCGU

 上の動画のタイトルに文句を付けるわけではありませんが、比較的シンプルですっきりしたハードウェアデザインに対して、PantechカスタムのソフトウェアのデザインはPOPを狙ったけどやや野暮ったいという印象。液晶自体は明るく十分な品質だと思いますが、うまく表現できないのですが発色が野暮ったいというか、ソフトウェアのカラーマネージメントが野暮ったいというのか、全体的にスッキリしない印象が残ってしまいました。ホームアプリや壁紙を変えたら印象が変わるかもしれません。

 起動時間も測定してみました。
 電源オン→1秒→Android auロゴ→33秒→SIRIUSロゴ→9秒
 →au ICカード読み込み表示→3秒→ロック画面(合計約46秒)

 Android auロゴがやや長く感じますが、ロック解除後の動作はすぐに快適に動作しますので、あまりストレスにはならないと思います。電源ボタンもそうですが、ボタン類はややストロークが浅い感じで個人的にはもうちょっとしっかり押せる実感がある方が好みだなと思いました。auはドックを使うことを想定しないのか、この端末も微妙な位置にUSB端子があるので充電時への配慮がもうちょっと欲しいなと思います。
 
■ソフトウェア(OS)
 展示のOSバージョンはAndroid 2.2-update1、カーネル 2.6.32.9-perf P12405@BS154#1、ビルド番号 FRF91でした。同じ場所にハード関連情報も少しだけ表示されており、メモリ容量 Total RAM 401MB, Free RAM: 287MB、ボードとソフトウェア 8×50 V02.00という内容になってました。メモリが401MBとなっているのがやや気になります。2.2までは良くても次のOSバージョンアップが出来るかどうか…。NexusOneのスペックが最低ラインになると思われるので、メモリ不足でNGにならないことを期待したいと思います。

 日本語表示はもちろん可能になっていますし、iWnnで入力も問題なくできます。フォントの変更も可能になっていますが、展示機には選択肢がひとつしかなかったので変えて見ることはできませんでした。フォントを導入する仕組みもそこではわからなかったので、マーケット等からインストールするパターンになるのかもしれません。

 設定関係では、テザリングはもちろんメニューから消えており、代わりに?フィルタリング設定という項目があってWebアクセスなどをフィルターするサービスの設定ができるようになっています。また通常ホームから「設定」アイコンをクリックした場合テキストメニュー画面になるのですが、Pantechはここにもカスタマイズが入っていて、「音/バイブ」「音量」「ディスプレイ」「サウンド」「通話モード」「システム」という6つのアイコン選択画面になり、「システム」から一般的な設定項目を表示します。「通話モード」の設定には「通話時間/料金」「番号付加設定」「外部機器オプション」「着信/拒否設定」など日本のサービスっぽい感じに分かりやすくまとめてありました。

 ちょっと面白いところでは、ダイアル画面のテンキー画像を何パターンか差し替えることができたり、Qsound設定というイコライザ設定があったりと、細かいカスタマイズが結構いろんなところでされていて、なかなか楽しい感じになっています。

■ソフトウェア(アプリ)
 まず驚いたのはパンテック動画プレイヤー。DivX対応のこのプレイヤーはレスポンスが素晴らしいです。プレイヤー画面からはフォーマットが判別できなかったのですが、導入されていた40M近い動画のデータを再生しながら再生時間スライダを指で動かすと止めたところから遅延無くすぐに再開されます。先送りでも巻き戻しでもとても快適に動作します。アスペクト設定やABリピートもあったりして、動画再生が(フォーマットとビットレート次第だとは思いますが)相当快適に楽しめるように感じました。

 カメラも画像解像度が9種類(2560×1920 /2460×1536 /2048×1536 /2000×1200 /1600×1200 /1600×960 /1280×960 /800×280 /640×480)、撮影シーンモードが12種類(一般、自動、人物、風景、室内、スポーツ、夜景、浜辺、雪景、夕日、テキスト、花火)、詳細設定で手ブレ防止ON/OFFや測光エリア設定などが可能になっています。撮影方法も連写撮影、分割撮影、ポラロイドが用意されていました(分割とポラロイドってなんだろう?)。

 メモ帳的なアプリとしてスマートノートというアプリが導入されていて、それなりに使いやすそうな印象でした。というようなパンテック独自の拡張や追加アプリケーションが結構たくさん導入されているようで、NexusOneでFRF91をよくご存知の方も、ああFRF91か…とか思わないでぜひ一度触ってみられることをオススメします。違いを知れば知るほど楽しめると思います。もっといろいろ使ってみたかったのですが、ここまでで15分経過してしまったため、また次に行く機会があったら追記したいと思います。

 ちなみにブラウザのUser-Agentはこんな感じでした。
 

  1. User-Agent: Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.2-update1; ja-jp; IS06 Build/FRF91) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1

■まとめ
 Pantechは8月にVEGAを2.1で発売して今既にIS06で2.2をこの完成度でリリースできる(各種オリジナルアプリもてんこ盛りで)のですから、相当デバイス関連に強い&Androidアプリにリソースを割いているのではないかと推測されます。Android関連のウォッチをする中でもPantechはほとんどノーケアだったので、auがPantechを採用すると噂が流れた時になぜ日本ではほとんど無名に近いメーカーを選択したのかと思いましたが、むしろよく研究された成果であったことを、調査をして実機を触って改めて実感しました。ここでもauの本気を強く感じることができました。(この端末のベースになったVEGAはPantechでもSKYというブランドを付けた端末になっており、SKYはSKテレコムとKYOCERAの2社の名前から付けられたものだそうで、KDDIとKYOCERAのところで繋がっていたみたいですね。Pantechの携帯はKDDIで過去にも出ていたそうです。)

 Felica等の日本独自サービスがないことであまり注目されていない印象すらあるIS06ですが、独自サービスが不要でブラウジングやGmailなどの一般的な用途を中心に使うのならば、なかなか入手しにくいHTC Desire系やAndroid2.1系でリリースされる他端末よりはむしろオススメかもしれません。レスポンスはスマートフォンを使う上で最も重要な要素のひとつだと思います。長時間稼働させていないので、時間を経るに従ってレスポンスが落ちる可能性は否定できませんが、そうした不具合がないことを祈りつつ、IS06のリリース版の登場を楽しみに待ちたいと思います。

 スタジオから帰宅途中、電車内でネットをチェックしてみたらIS03がファームアップされたものに入れ替わって展示されていたとのこと。ショック!IS03を再チェックしてくるの忘れました。こちらもまた機会があればチェックしたいと思います。

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