EPSON EP-976A3 インプレッション■EPSON EP-976A3 インプレッション
 fansfans経由でエプソン販売株式会社主催の「カラリオ・プリンター 新フラッグシップモデル新商品体験+モニターイベント」に当選し参加させていただきました。モニター製品の到着は9月下旬とのことなので、先行してイベントで体験したフラッグシップモデル EP-976A3 を中心にインプレッションを書いておきたいと思います。プリンタのイベントは正直初めての参加でしたが、実際に複数のハイエンドプリンタ用紙で自撮影の写真を印刷して比べられるというのはとても面白いですね。量販店でも印刷を試させてくれるケースはあるようですが、紙を比べたりは容易ではないですしとても嬉しいイベント体験だなと思いました。この辺りのイベントの様子については最後にもまた触れたいと思います。ということでまずはフラッグシップのインプレを書いていきます。

■EP-976A3
 エプソンでは主に写真用途に向いた顔料インクを使うプロセレクションシリーズが存在していますが、今回はフラッグシップと言っても染料インクを使うカラリオシリーズの方のフラッグシップモデルということになります。ターゲットが一般家庭ということで、プレゼンテーションの中でも、今回の新製品シリーズでは一層の小型化・スマホと連携する・リビング等で手軽に楽しめるなどが主な訴求ポイントになっていました。印刷品質やヘッドなどはほぼ前シリーズと同じで、ソフトウェア的な改善はあるものの、抜本的に見直しされたということではないようです。それでもEP-976A3にはインプレッションとして取り上げたくなる大きな魅力が感じられました。それは二代前のEP-804系(A4対応プリンタ)とほぼ同じ程度の大きさなのにA3印刷対応(手挿しのみ)しているということです。

 現在写真用にプロセレクションシリーズからA4対応のPX-G930を購入して使用しているのですが、通常のサンプルとしてはA4で十分なものの稀にA3での出力をしたくなることがあり、時々悩ましいと感じます。PX-5V/7VのA3対応機はやはり少し大きくてたまに使う用途のために購入するのは躊躇してしまうのですが、EP-976A3のようにA4プリンタの大きさでA3まで対応可能というのは、スペース的にもコスト的にも非常に魅力的に感じられました。惜しむらくは染料インクという部分なのですが、PX-G930もほぼ同型の染料インクを使ったCシリーズからの派生モデル?なので、きっと顔料インク対応モデルが出てくれると信じたいところですw

 この小型でA3対応という部分はもちろんなのですが、他にも使い勝手に優れたポイントがいくつかあります。
・A3印刷のスピードが速い(1枚約3分)
・スキャナトップのフタが一部折れるようになっていて位置確認がしやすい
・余白だけでなく余黒のフチ指定が可能(フチ設定)
・SD/CF/MSに対応しておりメモリカードからExif付きサムネイル出力が可能(撮影情報付印刷)
・プリンタ上で写真の色味変更を一覧でチェックできるサムネイル出力が可能(色補正一覧印刷)
・スマホやタブレットからEPSON iPrintを使うことで直接印刷指定が可能(LINEやfacebookにも対応)

 スキャナトップ以外は今シリーズ共通の特徴ということなので、EP-806系でも同じものが利用できます。EP-976A3とEP-806ではプリンタヘッドなどは共通ということなので、A4のみでいいからよりコンパクトなプリンタが必要な場合は EP-806 を選択されるとよいと思います。正直なところパソコンでiPhotoやPhotoshop Elementsなどを使ってデジカメ写真をされている場合には撮影情報付印刷・色補正一覧印刷・スマホ対応等はあまり活用する意味がないような気もしますが、余黒フチ指定ができる部分は実際にサンプル印刷させてもらってかなり使えるなと感じました。額装する場合には写真の周りを黒で〆るというのが容易なのですがややコストもかかりますし、余黒設定をすることでアクリルスタンド等でも簡単に黒で引き締まった写真が見せられるというのは、ちょっといいなと実感しました。

 メモリカードからダイレクトに出力できるということで色空間への対応の件を質問したところ、sRGBでもAdobe RGBでも写真のExif情報から必要な色空間を読み出し自動で対応するとのことでした。出力時には紙指定などももちろんできるようになっており、それぞれ設定に合わせてAuto Fineによる最適な出力が得られるようになっているということです。このAuto Fineが若干曲者な感じはしましたが(サンプルの出力結果で若干色合いがあれ?という感じのものが…)、sRGBのものでは概ねきれいな出力結果が得られたので通常用途ではあまり問題ないかなと思いました。Adobe RGBのサンプルを持っていかなかったのは失敗でしたが、こちらはモニター機が届いたら試してみたいと思います。

 少し気になったのは、スマホ・タブレット対応で、実際にiPadに読込んだ30MくらいのNikon D600で撮影した高画質のjpag画像をEPSON iPrintからA4印刷指定してみた時に非常に時間がかかったことと、転送しながら同時に印刷も進んでいくので途中転送に失敗したりバッテリ不足になったりした場合など問題が発生しやすそうだなということでした。基本的にはスマホやタブレットで直接撮影したあまりデータ容量の大きくない画像を想定しているようなので、実際に問題になることはあまり多くないのかもしれません…。

■EP-806
 こちらはA4まで対応の普及機ということになりますが、ほぼ機能的にはEP-976A3と同じでサイズが非常にコンパクトになっています。横幅と手挿し部分のパーツを除いてほぼEP-976A3と同等なので、置き場所を重視の方はこちらを選んでもよいかと思いました。最近のエプソンの小型化への取り組みは前シリーズの製品でも理解しているつもりでいましたが、本シリーズでは更に小さくなっておりちょっとびっくりしました。ただ、小型化に伴ってインクカートリッジも小さくなる傾向でちょっとこの辺りはコスト的なところも含めて気になってしまいますね。

■イベントまとめ
 エプソン販売さんの会議室をお借りしてのイベントでしたが、地味ながら体験型のよいイベントだったかと思います。会場にBGMがながれておらずすごく静かな印象だったのと、写真を撮影するにはちょっと暗かった感じではありましたが、これは会議室ということで仕方ないかなと思いました。イベントの進行はスムーズでしたし、プレゼンも安定しており内容も分かりやすく良かったです。プリント体験では1人づつ1台(EP-976A3とEP-806の2種類のどちらか)が利用できるように準備されている上に、各テーブル(4名)に1名以上のサポート担当の方が付いてくださり、使い方やサンプル印刷のフォローをしてくださっていました。この辺りの行き届いた配慮は日本企業らしいなと思いました。しかし、それでも用紙指定ミスやインク切れ・ノズル詰りなどの小イベントが次々に起きてしまうところが、イベントの難しさというか面白さというかですね…。真摯に対応してくださったエプソンの皆さんにはとても感謝しております。

 ということで一端インプレは終了とさせていただき、後はモニター機が届いた後にPX-G930との比較などをまた記事にしたいと思います。


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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (まだ評価されていません)
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