■NEC WM3500R WiMAXルータ 簡易レビュー
 YAMADAでWiMAXのキャンペーンをやっていてとても好条件だと聞いたので、仕事帰りにYAMADA新橋店でWiMAXルータWM3500Rで契約をしてきました。評判通り、1年縛りのYAMADA Flat 年間パスポート月額3880円を申し込むことで NEC WM3500Rが2800円、更に今は同時購入した商品(なんでも!)から3150円を値引きということで、実質的にただ同然で入手することができました。YAMADA Flat 年間パスポートは30日以内の解約なら解約無料もちゃんと説明があり、解約日まで使用した分は日数案分での支払いになるということで、実際日常利用するエリアでWiMAXが使いにくかった場合でも、リスクの少ない非常にリーズナブルな契約内容になっていると感じました。

 実際の購入にかかった費用は以下の通りです。
 WM3500R 本体2800円
 WiMAX登録料 2835円(初回利用料と同時請求)
 同時購入割引 -3150円
 実質費用   2485円

 同時購入には普段ほとんど割引のないApple製品で気になっていたAppleTVを選びました。DLNAで既にネットワークがあるので必要不可欠ではないと思っていたのですが、値引きを使わないテはないと思ったので買ってしまいました。まんまとYAMADAの戦略にハマっています。

 YAMADA新橋店で最終的に購入の決め手になったのは、実際に自分の手持ち端末をWiMAXルータ経由でWiFi接続して速度を体感させてくれたことによります。普段家庭内WiFi経由かSoftBank 3G経由で使っているAndroid端末がWiMAXでどんな感じで動作するのか、日常動作と比較することでその速さと快適さが実感できたのがとても大きかったです。比較的重い企業HPやMAPがさくさく読み込まれる様は非常に感動的でした。もちろん目の前にWiMAXルータがあり自分で設定を確認しながら入力したので、(アンテナが有利に配置されている可能性はあるかもしれませんが)端末やソフトに仕掛けなども一切ないとわかっています。Willcom 3GやSoftBank 3Gのレスポンスで持っていた、まぁまぁこんなもんかという感覚が吹き飛びました。WiMAX本当に速いですね!

 もちろん、重要なのはYAMADAの店舗で速いことでなく、日常使う可能性の高いところでどうかということです。帰宅してすぐに設定をいろいろ変更して使ってみました。結果だけ先に書くと以下のような感じです。

 WM3500R ファーム 1.0.2
 iPad 3.2.2 SpeedTest X HD
 測定時間 20:50~21:00ごろ

 1)仕事部屋(ワンセグ受信不可 SoftBank 3G アンテナ1〜2)
  アンテナ2本表示
  Download 774.07Kbps
  Upload 1626.38 Kbps

 2)リビング(ワンセグ受信可 SoftBank 3G アンテナ時々フル)
  アンテナ3本表示
  Download 815.85Kbps
  Upload 1878.95 Kbps

 自宅は横浜ですが、マンションのため構造上電波的には不利な位置になっており、ワンセグはリビング窓側でないと受信できないとか、SoftBank 3Gもアンテナが不安定だとか割と残念な場所なのですが、WiMAXはワンセグが受信できない仕事部屋でもアンテナ2本、十分な速度で動作してくれました。むしろ受信状態が良さそうなリビングでも速度が大幅に変わらないということで、比較的に電波条件が悪くなかったことにびっくりしました。WiMAXとしては必ずしも良い数値ではないのでしょうが、ブラウザのレスポンスはテキスト主体のページなら自宅無線LAN(フレッツ光に接続)と遜色なく、マップも一拍遅れる感はあるものの十分実用的な速度で表示がついてきます。電波状態がよくないかもと思っていましたが、嬉しい誤算です。

 WM3500Rの設定はiPadからWiFi接続の上で http://web.setup/ にアクセスすることで簡単にすることができました。ファームは現在の最新版1.0.2です。NECの機器らしく設定は即時反映すれども「保存」ボタンを押さない限り設定保存されず、設定保存すると必ず再起動というパターンです。WM3500Rは本体にSSIDとWAPのキーが記載されてしまっているので、まずは管理者パスの変更とこれらの無線関連設定を変更します。ファームの更新もWebブラウザから可能ですが、なぜか最新版をチェックすると1.0.0が最新と出てきてしまい、うまくチェックが働いていないようでした。

 年末年始に向けて移動することも多くなると思うので、当面あちこちでWiMAXの接続性や速度を試してみようと思います。バッテリーの持ちや電車等での移動時の利用などについても確認したいですし、現ファームでも切断等の問題があるなど指摘されているWM3500Rですが、その辺りも自身の利用環境で確認できればと思っています。とりあえず、現在のモバイル接続よりもかなり速度アップになりそうですので、iPhoneやAndroid端末が更に快適に利用できることを期待してしばらく楽しんでみたいと思います。

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■Galaxy Tab 専用レザーケース 2種 レビュー
 Galaxy Tab用にPDairとMelkcoのレザーケースを購入したので簡単にレビュー。本来のこのblogの主旨的にも微妙だし、画像はおかないと決めているので紹介度合いもうまく伝えられるか微妙ですが、どちらもよい製品だと思ったので紹介しておこうと思いました。海外製品のため個人輸入したのですが、今後は国内の販売店で入手できるようになるといいなぁと思っています。

■PDair Leather Case for Samsung Galaxy Tab GT-P1000/SGH-T849
 Book Type (Black)

 PDair http://www.pdair.com/
 製品へのリンク

 国内でもビザビなどが扱っているのでガジェット好きには割とお馴染PDair製のGalaxyTab用ソフトレザーケース。残念ながらビザビでは現在GalaxyTab用にはNoreveのケースのみ扱っているようで、ラインナップには入っていないようです。

 PDairのソフトレザーは手触り良く安っぽい感じは少なく、持った時に心地よくしっくりくるのでオススメできます。PDairのこのケースの特徴はGalaxyTab用に電源ボタンやボリュームボタン、MicroSDとSIMの抜き差し穴、インカメラ・アウトカメラ、スピーカ穴やコネクタ穴がちゃんと利用できるようになっていることはもちろんですが、前面背面にしっかりした芯地が入っていて、スクリーンや本体背面の圧迫からしっかり保護してくれる構造部分だと思います。本体はケース上から挿し込むようにして入れるのですが、前面ホールドする部分がZENUS等のケースと違ってやや厚手の革でスクリーンのふちを全体で覆うようになっているため、前面フタとスクリーンの間に少し空間を作ることで、前面からの圧迫があってもすぐに圧力がスクリーンに伝わらない構造になっています。このため満員電車でGalaxyTabを入れたカバンへの圧力がかかっても多少安心していられます。

 GalaxyTabをレザーケースに入れて利用される場合BTヘッドセットと組み合わせて通話するケースも多いと思いますが、このPDairのケースの場合、前面と背面の折りの部分のつなぎが下半分だけになっていることで、本体左側面にあるMIC穴が通常状態でも外に開放されていますので、ケースを閉じたままスピーカホンとして利用することが可能です。これは他のレザーケースではあまり見られない特徴ですね。

 ケースふたはマグネットで止めるタイプなので場合によっては電子コンパスのキャリブレーションに本体を取り出す必要があるかもしれません。マグネット部の使い勝手自体は悪くありません。ケース背面にはスタンドとして使えるパーツが用意されていますが、こちらはホックで止めるようになっています。スタンドも角度があれば十分安定しますが、本体を横にしてキーボード入力に便利なような角度で利用することはできません。上から挿し込む構造上、ケースに入れたまま充電のためコネクタを下から接続しようとすると上に本体が抜けズレることがしばしばあります。手に持って運ぶ時にはうっかり逆さにして本体を落とすことのないよう注意が必要です。

 スクリーンふちがやや厚めの革でホールドされることで得られる安心感と引き換えに、その厚さから通知バーを引き出す操作の時に若干の煩わしさを感じることもあります。指がどうしても革部分に当るため、通知バーがうまく引き出せないことがしばしばあるからです。また革が厚手になることで、GalaxyTabを入れた時に全体の印象が少し大きめ厚めのシステム手帳という感じになります。レザーケースなので仕方がないところではありますが、ややスマートさには欠ける感じです。

 ケース自体の重さは実測で182g、GalaxyTabを入れた場合GalaxyTabが実測387g(ミヤビックスのOverLay Plus for GALAXY Tab SC-01Cを貼っています)で、合計569gとなります。決して重すぎるわけではありませんが、その厚さも手伝ってコートやスーツのポケットには入れておくという感じにはなりません。

 このケースはGalaxyTabをビジネス用途でお使いで、カバンに入れて毎日満員電車に乗って持ち歩いている方にはお勧めできると思います。操作部分は慣れですし、本体の出し入れも上から簡単にできますので、プレゼンの時は取り出してというのも容易です。入手は上記PDairのホームページからPaypal決済で購入可能です。値段は送料込みですが、国際書留になりますので香港で発送されてから5〜7日到着までかかることになります。PDairのカスタマーサービスのメール返信は(英語で問い合わせる必要があります)非常に速いのでその点は安心です。

■Melkco Leather Case for Samsung Galaxy Tab
 Limited Edition Book Type (Black Fiber / Black LC)

 CarryMobile http://www.carrymobile.com/
 製品へのリンク

 こちらは国内ではあまりみかけないMelkcoというブランドのレザーケースです。GalaxyTabのレザーケースを探していた時にYouTubeの動画で見かけて気に入ってPre-Orderに申込み入手しました。言葉で説明するよりその動画を見てもらう方が早いと思うのでリンクを紹介します。

 http://www.youtube.com/watch?v=GF0-1Vi5Tyw

 実際に届いた製品の質感は悪くありませんでした。本体の大半がスウェード調に加工されており、背に当る折り部分と内面がスムース革になっています。スウェードっぽいので若干汚れ等付くことが気になるかもしれません。前面背面の芯地はやや弱め。前面は折り返してキーボード入力に適した角度になるよう工夫されているため、芯地も2つに分割された状態になっています。こちらもケースに入れた際本体スクリーンのふち全体をカバーするような構造になっているのですが、PDairのケースと異なりカバーする部分が薄いスウェード調の革になっているため、前面ふたとの間に空間はできず、通知バーの操作の邪魔になることはありません。また上からの差し込みでなくケース中央部分から右に挿し込んでいく作りで、GalaxyTab全体をホールドする仕組みのため、抜けたりすることがなく非常に安心感があります。

 キーボード入力用スタイルで実際使ってみましたが、カバー部分も邪魔にならず角度もいい感じで、それなりに使える仕様だと思いました。仕事用のメモである程度長い文章を作成する場合、このケースはなかなか使えると思います。GalaxyTabをケースに入れた場合でもPDairのケースに比べて厚みが少なく手に持った感覚では2割くらい薄いのではないかと思うくらいです。これならコートのポケットくらいはOKかなと思えました。ただ、PDairに比べて薄い分、液晶面にふた部分が当っている実感もあり満員電車等では少し恐い感じも残ります。

 前面ふたはGalaxyTab本体右上カドと右下カドに当る部分に付けられた弱いマグネットで閉まるようになっています。個人的にはマグネットがなさそうという期待をしていたのですが、しっかり付いていました。非常に弱い磁力なので今のところ電子コンパスの邪魔はしていないようですが、もしキャリブレーションが必要になった場合、本体を取り出すに少々手間がかかるのが気になります。

 こちらのケースも当然のように電源ボタンやボリュームボタン、MicroSDとSIMの抜き差し穴、インカメラ・アウトカメラ、スピーカ穴やコネクタ穴がちゃんと利用できるようになっているのですが、どうも品質管理はまだまだのようで、スピーカ穴の開け位置がズレているor上下逆に裁縫したのか小さい穴の半分くらいしかスピーカが見えていません。またスクリーン上部のカバー部分に余裕が足りないらしく突っ張ってカバーの一部がやや浮き上がってしまう状態でした。革なので突っ張ってる部分はしばらく使えば馴染むと思いますし実用上支障はないのですが、残念と言えば残念です。

 ケース自体の重さは116gとPDairのものより65gほど軽く、GalaxyTab本体を入れても503gということで、厚さも減っていることで持った感触はずいぶん異なります。日常持ちならこちらの方が持ちやすい印象です。電子ブックリーダーとして利用する場合に適しているように思います。GalaxyTab本体のホールドもいいので自宅内や満員電車に圧迫されることがない状況であれば、十分安心して使えると思います。入手は上記CarryMobileのホームページからPaypal決済で購入可能です。こちらも値段は送料込みで、国際書留になりますので香港で発送されてから5〜7日到着までかかることになります。CarryMobileのカスタマーサービスのメール返信は(英語で問い合わせる必要があります)若干遅いし回答がラフな感じがしますが、問い合わせにはちゃんと応えてくれるので、めげずに丁寧に対応しましょう。ちなみにMelkcoの商品パッケージには「ウルトラスリム」という日本語のコピーがあったので、ひょっとすると日本でも販売される予定があるのかもしれません。

■まとめ
 どちらも特徴がありオススメできると思います。個人的にはしばらくMelkcoのケースを使うつもりです。仕事でメモを入力するのに便利に使えそうだからです。満員電車に乗ることはありますが、そこはカバンの方でカバーすることにして、普段手に馴染んでくれる使い勝手を期待したいと思っています。Melkcoのケースが届くまでPDairを使っていましたが、これはこれで便利なのでE7001で使えないかと試してみたのですが、コネクタ類はうまく使えそうだったのですが、メニュースイッチにちょうど前面と背面をつなぐ革部分が当ってしまうので流用はちょっとムリでした。もったいないので、時々交換して使うなど考えておこうと思います。

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■SoftBank 001DL Streak レビュー
 もう明日発売ということで、遅くなってしまいましたが例によってヨドバシ秋葉原店で001DL Streakを触ってきたので、レビューを書いておこうと思います。展示機は1台、003SHに比べてあまり人気がないようで夕方の混雑時間だというのに誰も使っていなかったのですぐに試すことができました。

■ハードウェア
 5インチTFT液晶が最大のポイントになるのですが、もともとが両手横持ちを意識してデザインされている筐体のため、横持ちで使いやすいようスクリーンの左右に余裕のある持ち手部分があることで、スクリーンサイズの割には大きめな印象になっています。ただ厚みはあまりないので、重さはそれほどに感じません。両サイドがカーブしたデザインなので実際両手横持ちでしっくりくる感じです。電源ボタンやカメラシャッターボタン、音量ボタンが側面にあるのですが、どれも横持ちを前提とした位置になっているので、縦持ちの際には微妙な場所かなと思いました。もっとも縦持ちでも片手で操作するにはやや厳しいため、結局両手で操作することになればボタン位置はあまり気にならないかもしれません。

 液晶自体の品質は悪くないという程度。800×480で5インチだとドットが粗く感じるかと思いましたがそんなことはなく、十分にキレイに見えると思いました。若干輝度や鮮明度が他のものに比べるとやや低めの印象という感じ。屋外では少し見にくい場合があるかもしれませんが、室内での通常利用には問題ないと思います。スクリーンの右(横持ち時)にあるタッチスイッチは上から戻る・メニュー・ホームの順番に並んでいます。最初メニューのアイコンデザインがピンとこなくて、これなんの機能だろうと思ってしまいました。

 起動時間は以下のような感じです。
 電源オン→0秒→SoftBankロゴ→20秒→デルロゴ→11秒→ロック画面(約31秒)

 非常に高速に起動します。ロック画面までは本当に速いのですが、ロック解除後、ホーム画面の表示で少しもたつく印象がありました。デル独自のWidgetが表示が遅れる原因になっているように見えました。

■ソフトウェア
 OSバージョンはAndroid 2.2、カーネルバージョン 2.6.32.9-perf、ビルド番号 10688、ベースバンドバージョン GAUSB1A130512-US、OEMバージョン GAUSB1A130512。OEMバージョンが明示されているのは珍しいと思いました。ベースバンドにUSという文字がありモデルナンバーもDell Streakとなっていたので、展示機は日本向けの001DLではなかったのかもしれません。SoftBank 3Gには接続していたようですが、画面左上のキャリア表示はVodafonになっていました。もしこのまま発売されてしまうようなら、それはそれでびっくりです。

 展示機のOS部分は非常に素のAndroid2.2に近く余計なカスタマイズはほとんど入っていないように思いました。ホーム自体も2.2の標準のもののように見えます。ただデルのStage WidgetsというカスタムのWidgetが設定されており、このWidgetがホーム1面を丸々使う巨大サイズのためか、これを表示するのに時間がかかっているようでレスポンスの体感は今一つでした。正直あまり意味のないWidgetだと思うので、使わなくていいのではないかと思います。追加アプリとしては面白いなと思ったのが SIM Managerアプリが入っていたこと。本来Streakの2.2版では削除されているはずのアプリなので、この機体が前バージョンからアップデートされたものであることがわかります。まさかリリース版に残っていることはないと思いますが…。

■まとめ
 起動直後は全体的にカクカクすることもありましたが、2.2らしく基本的に非常にタッチレスポンスもよくサクサク機敏に動作してくれます。展示機はおそらく日本仕様ではないものと推測しますが、日本用にチューニングされたものは、更に快適になっているものと期待したいと思います。この端末の場合、大きさが評価の分かれるポイントだと思いますが、普段GalaxyTabを使っている感覚から見ると、5インチもいいじゃないかと好印象でした。GalaxyTabはスーツの内ポケットにも入るという話はありますが、それはケースなしの前提であって、ケースを付けると一回り大きく重くなってしまうのでさすがにポケットは厳しくなります。001DLならケースを付けてポケットに収められるなぁとちょっと魅力的に感じてしまいました。

 少しキワモノ感があったサイズだったのですが、ひょっとすると40代以降くらいの小さいディスプレイは目が疲れると感じているビジネスマン用スマートフォンとしては、意外とヒットするかもしれません。GalaxyTabよりも機動性は高いと思うので、興味を持たれたらぜひホットモックを触って実感されることをオススメします。意外と面白いサイズだと思います。

【12/16追記】
 発売日直前ということでYAMADA新橋店にてホットモックを確認。モデル番号001DL,Androidバージョン2.2、ベースバンドバージョンGAUSB1A131312-US、カーネルバージョン2.6.32.9-pref、OEMバージョンGAUSB1A131312、ビルド番号12186となっていました。モデル番号もSB用に、ビルド番号もかなり更新された数字になっています。ベースバンドは相変わらずUSが付いていましたが、この時点で付いているということは国表記とは異なるのかもしれません。動作に特に大きな違いはみられませんでしたが、ホームのWidgetが重かった印象はずいぶんマシになっていました。SIM Managerもなくなっていたので、残っていたのはヨドバシ秋葉原店やITmediaのレビューで使われたホットモックのビルドの問題だったようです。

 GalaxyTabのキャンペーンによる実質的な値下げが発表されているので、割高感のある001DLがどれほど販売を伸ばせるのか微妙な感じはしますが、電話として著しく不自然でない掛け方ができ、スーツでもポケット等に入れて常に持ち歩き可能な最大サイズのAndroid端末になると思いますので、ビジネス関係でAndroid端末を検討されている30代以上の方にはとても魅力的な選択肢になるだろうと改めて感じました。画面が大きいのはやはりいいですね。SoftBankがもう少し魅力的な価格設定をしてくれたらと残念に思います。

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■Viberが送信する情報のメモ
 Viberが利用者のアドレス帳情報をサーバに送信して保管するということなので、具体的にどんな内容が送信されているのか、登録から全てパケットキャプチャして確認してみた。暗号化されていたらわからないなと思っていたが、昨日の記事で電話番号が平文で送信されていたのでひょっとしたらと予想した通り、Viberは登録時にほぼ全ての情報をhttpで平文のまま流通させていた。せっかく素晴らしいソフトなのに残念なことだと思う。

 ※こちらの記事はガジェット通信に転載いただきました。

 最新の記事
 Viber 2.1遂に連絡先平文送信を変更
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1610

3/15 地震関連でViber検索の結果こちらにたどり着かれる方が多いようなので一部再編集しました。Viber関連は可能な限り以下のリンクを全てご確認いただき、使用するかどうか判断材料としていただければと思います。4/2 暗号化検証記事を追加しました。5/8 他記事を読まずにミスリードされる方がいるので必要と思われる注記を追記しました。

 ・Viber 暗号化対応を示唆 CEOが表明【12/31追記】
  Viber社の情報取扱いの詳細に言及しています
 ・Viber 5つの誓い
  Viber社が会社として守るべきと定めた誓約を紹介しています
 ・Viber v1.1の現状とv2.0のリリース予定
  Viberの問題点の現状と次期リリース版について言及しています
 ・Viber 2.0の暗号化対応は限定的
  Viber 2.0の暗号化対応について検証しました

■キャプチャで判明したこと
・登録で通信するサーバはwa.viber.com
・NYのミッドタウンセンターにあるNetVision社のIP
・Webサーバはngnix Webアプリはphp
・User-Agent: Viber/1.0.95906 CFNetwork/485.12.7 Darwin/10.4.0
・登録時にクライアントから送信される項目
 RegisterUserRequest
 PhoneNumber
 PushToken
 CountryIDDCode
 UDID
 DeviceType
 SystemVersion
 ViberVersion
・アクティベートがOKになるとアドレス帳が送信される
 送信はTCP4244宛て平文
 送信先はAmazon EC2上にあるサーバ
 送信内容は連絡先アプリ内の登録情報全員分
 送信項目は 「姓、名、携帯番号、着信音設定値」
 他の入力項目は送信されていないように見える

 ※当初送信項目を「性、名、携帯番号、着信音設定値」としていましたが、漢字の変換ミスです。iPhoneの連絡先の登録項目には標準では性(性別)という項目はありません。

■所感
 3G接続を前提にしているとはいえ、せめてSSLは利用してもらいたいと思う。アドレス帳を項目は限定されているとは言え、全てネット上に平文で送信するのはどうかと思う。たしかにアプリの設定時にアドレス帳へのアクセスは許可しているが、通常それはアプリケーションがローカルでアクセスすることを想定し、情報がネット上にアップロードされることを許可しているつもりまではないと思われる。仕様上必須なのであれば「アドレス帳のデータをViberサーバにコピーするが構わないか?」という問いかけで許可を得るのが適切だと思う。Viberのサイト上のポリシーにはサーバ上にコピーする旨が明記されているが、アプリをダウンロードして設定するまでの間に、それに気付く機会がないのでは片手落ちだと思われる。Viber自体は非常に優れたアプリケーションだと思うので、告知内容の見直しや、登録時や架電時の通信内容の暗号化はぜひとも対応してもらいたい(※v2.0のリリースにより3月中に暗号化対応される予定)。

 Viberはユーザの意図しないところで、アドレス帳情報を外部送信していると見られても仕方ない状況だと感じる(※v1.1で通知内容が改善されたことで一応の対処はされている)。一般の人は個々の判断でViberをどのように利用するか判断すればいいと思うが、少なくともアドレス帳に入っている友人知人の情報(一部)が、TRUSTe等の比較的信頼のある個人情報保護体制認定プログラムを取得していると明示されていない外国企業に流れていることは自覚しておく必要がある。もしPマーク等の個人情報保護体制認定プログラムの適用事業者に勤務している場合には、業務上利用しているiPhoneにViberはインストールしてはいけない。アドレス帳に取引先や従業員情報が入っていた場合、法人としてViber社と適切な契約状況になければ情報漏えいに該当すると判断される可能性が否定できない。おそらくEU辺りからViber社はいろいろ突っ込みをもらうことになるのではないかと推測する。その改善後には安心して利用できるようになるかもしれないと思う。

Viber社
http://www.viber.com/
Viber社プライバシーポリシー
http://www.viber.com/privacypolicy.html

【12/23追記】
 Viberの情報の取扱いについて以下のblogが12/04に懸念を表明したところViber社のCEO Talmon Marco氏から12/10 16:02のコメントで回答があった。その一部に気になる発言があったのでメモしておく。

 Agmon Dot Com / Privacy 101 or Why You Should Not Use iPhone App Viber
 http://blog.agmon.com/2010/12/04/why-i-will-not-install-viber/

 アドレス帳を送信していることについては、アドレス帳でなく名前と電話番号のみだ(we actually do not send the entire address book, we only send names and phone numbers)と回答している。blogではアドレス帳の全ての詳細が送信されているとしている(They now know practically every detail of your phone book.)ことからこの反論は妥当と思う。正確には着信音設定も送信されているのだが、プライバシー項目に相当しないという観点から述べられていない可能性がある。電話番号と名前をセットで送信している理由としては、Push通知する時に電話番号だけではない方がいいと判断しているから(We send the names associated with the numbers because otherwise we won’t know what to write in the push notification and will have to send something like +12125551212 is calling you. Not good.)だそうだ。これはある程度理解できるが、だとすれば事前告知で適切に説明すべきと思う。

 個人情報が第3者に提供されることについては、パートナーと共有する可能性があること(Yes, we may share information with partners in order to provide the service.)を明確にしているが、例示としてSMS配送会社との共有を出しており(For example, we share your phone number with an SMS delivery company in order to send you a text message.)、規約を修正して明示する(I do believe that we can make this clause clearer. We will fix it.)としている。規約へのより適切な明示は歓迎すべきところではあるが、例示されたSMS配送会社への共有というのは、やや不安感を伴うものであり、Viber社がどのような信頼性評価をするのかわからないが、今後SMS配送会社経由でSMSスパムが送信されてくるかもしれない懸念を感じざるを得ない。第3者提供の可否について個別のオプトアウトを可能にしてもらいたいと思う。(※こちらの後日記事情報が共有される範囲はサービス提供上妥当な範囲であることが確認されています

 通話記録を残していること(their privacy agreement states that they collect and log all your phone calls)については、特別な言及はなかった。ViberではP2Pでの通信が前提なのでiPhoneで3G回線同士で通話する限り通話内容をViberサーバに残すことはできない。サーバに残るのはプライバシーポリシーにはViber ID, phone number, 端末識別コードUDIDとなっている(hese logs contain your internal Viber identification which is a combination of your account identification (i.e., your phone number) and Apple Unique Device Identification (“UDID”) or Android Device ID.)ので、通信事業者?としては妥当なものだと思われる。ただ保存目的や保存期間の明示がないのは残念だと思う。(※こちらの後日記事で保存期間等についても明示されています)

 コメントの最後に、ポジティブなレビューと同じくらい製品とポリシーの改善に役立つから批評について歓迎する(Anyway, we welcome the critiques – they help us improve our product and our policies as much as we are happy about the positive reviews we get.)と書いてある。CEOが直接個人blogにコメント返信するなど、今ではあまり驚くことでもないかもしれないが、真摯に回答がされることはやはり素晴らしいと思う。

 一方、自分で記事を書いてやはり暗号化されてないことが非常に気になったので、12/18にViber社のサポートに暗号化のリクエストを出してみたのだが、受付された旨の表示にはなっているものの12/23現在全く進捗がない。12/17に投稿されている別人からの暗号化通話のリクエストにも何も進展がないように見える。(なぜ自分のリクエスト投稿は公開されていないのか不明、カテゴリが違うのか?)年末が近くもしかしたら既にクリスマス休暇で稼働していない可能性もあるが、CEOの対応はなかなか興味深いのに、通常あるべきサポートのレスポンスが残念に見えてしまう。リクエストへのレスポンスがあったら、またこちらに追記していこうと思う。(※その後Viber社のCEOとコンタクトする機会があり、直接要望を行い対応してもらうことができた。サポートも解決済みステータスに移行した。)

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■Viberを使ってみたメモ
 iPhone用のVoIPアプリViberを使ってみたメモ。どういう動きをしているのか大変興味深いので、いろいろ試してみた。気になるところがあったので、最後に少し書いておく。

 【12/9追記】更に調査したので、こちらもどうぞ。
 Viberが送信する情報のメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/571

■試験環境
 ユーザA
  iPhone 3GS SoftBank回線から接続
 ユーザB
  iPhone 3GS WiFi接続 SIM抜き
  iPad WiFi接続 3G無し
 ネットワーク
  WiFiは、BフレッツでAsahi-netに接続している宅内LANに
  Ethernetで接続しているiMacのAirMacインターネット共有。
  iMac上でCocoaPacketAnalyzerでAirMac I/Fをdump調査。

■通話試験でわかったこと
・ViberはSMSでパスコードさえ受け取ればWiFiオンリーでも利用可能
・同じ電話番号は常にひとつのデバイスでしか利用できない
 ひとつ登録した後で、別のデバイスで同じ番号を登録すると先の登録は無効に
・しばしばコールを受け取れず不在着信だけ残ることがある
・コールをフックした後音声が出ないまま切れることもしばしば発生する
・まともに着信しても音声が出るまでに数秒間がある
・最初はバッファ時間を調整しているのか遅延が0.5〜1秒ほどある
・通話している内に遅延が短くなって0.1〜0.2秒程度になっていく
・通話品質は3Gのアンテナの弱いところでも3G通話程度
・アンテナが良好な場合はPHSより少し下くらい?良い音に感じる
・iPhoneはもちろん、iPadでも利用できた

■dumpしてわかったこと
・ユーザ登録情報を管理しているサーバはAmazon EC2上にあるらしい
・日本のViber用サーバが「使えるネット」のVPS上にあるらしい
・認証関連はTCP 4244でEC2サーバに接続
・ダイアル発信時にはUDP 5243でViber用VPSサーバに接続
・3G接続側はVPSサーバに音声データ接続するらしい
 3G接続側のデータはVPSサーバ経由でWiFi側に到達している
・WiFi接続側は3G接続側のIPに直接データを送っている
・そのため通話初期の短時間を除いて上りと下りの経路が違う状態となる
・認証サーバとの通信途中で通話先の電話番号が平文で送受信されている

■通話中の通信状態

上り
 ユーザA(3G)→ VPSサーバ:UDP5243→ユーザB:UDP51618(WiFi)
下り
 ユーザA(3G):UDP49242←ユーザB:UDP51618(WiFi)

■まとめ
 EC2やVPSを活用したサービスであることがよくわかる。Viber用サーバの置き場所がこのようなクラウドサービスだとすると、その環境のネットワークやVPS利用者等のセキュリティ管理が若干心配。通信内容から電話番号が平文で拾えるということは、クラウドサービス内の環境が安全でなければ、Viberで利用可能な電話番号を比較的容易に収集できてしまうのではないかと心配になる。数回試した限りでは現状認証関連はEC2上のサーバにしかアクセスしていないので、EC2の環境次第ということか…。うーむ。
 ダイアル時の認証自体は最初の12シーケンスだけなので、ぜひとも暗号化をしてもらいたいと思う…。少なくとも利用者側でできる自衛手段としては、オープンなWiFiにつないでViberで電話をかけない方がいいということか。

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■iPhoneとSIP/VoIP 2010/12版
 iPhone用にSkypeを脅かす存在になりそうなViberというVoIPアプリが登場し、実際使ってみてその音質の良さに少し驚いた。遅延は少し感じるものの3Gでの通話品質の高さと、iPhoneのコンタクトとの親和性の高さ(コンタクトの登録者がViberユーザならアイコンが表示されViberで通話する)はとても素晴らしいと思う。アプリをインストールしてSMS経由でパスコードを受取り認証を行うだけの簡単な手続きもよい。機能的には現時点で音声のみ、iPhoneユーザのみが対象(Andorid版は来年1Q予定)とは言え、今後の発展がとても楽しみなアプリである。

 SkypeはauがAndroid端末の標準機能として組み込み、3G通話との融合でパケットの不安定さを排除し通話の安定性や品質の向上を図る一方で、期間限定とはいえ日本国内で他社のAndroid端末がSkypeを簡単にインストールできなくする制限をかけるなど、キャリアの戦略を左右するところまで成長している。iPhoneではこの規制の影響を受けることなくSkypeを利用可能なので大きな問題はないのだが、プラットホームに依存しなくてすむはずのSkypeがこうした排他的戦略を受容することはやや残念に感じる。auの3G通話融合はバックボーンのIP化やSkype Connectなど多くの技術的背景に支えられたものだと推測するが、戦略的に判断が難しいことは承知の上で、ぜひ他キャリアも実施してもらいたいと思う。

 ということで、前置きがちょっと長くなったがAndroidのSIP記事同様、iPhoneをひかり電話の子機として接続する試験をしてみる。以前試した時よりも選択肢が非常に増えており、実際試し切れないので手元にあるもの&日本語対応のものを中心に試験してみた。環境は以下の記事と同様なので参照してほしい。

 AndroidとSIP/VoIP 2010/12版
 http://blog.isnext.net/issy/archives/556

 iPhoneでの電話経路は WiFi接続でiPhone 3GS →CommuniGate Pro →RV-230SE →ひかり電話網 →WillcomPHS電話。iOSのバージョンは最新の4.2.1となっている。

 ・Acrobit SoftPhone 4.5 ◎ 通話可能 遅延ほぼなし
 ・Linphone 1.0.3 ◎ 通話可能 遅延ほぼなし
 ・AGEphone 1.1 ◎ 通話可能 遅延ほぼなし SIPポート5060に変更
 ・iSip 4.7.1 ○ 通話可能 遅延ほぼなし CodecをG711(uLaw)指定必須
 ・Media5Phone Pro 2.6.1.0 ○ 通話可能 遅延ほぼなし G711 uLaw以外無効に設定
 ・Whistle Phone 1.23 ○ 通話可能 遅延少し
 ・Nimbuzz 2.0.2 × コールするものの音声通話できず
 ・fring 3.3.1.9 × コールするものの音声通話できず

 今回はほぼ全てのアプリでコールが可能で、2つを除いては通話も問題なくできた。上記のうち有償ソフトはAcrobit SoftPhone, iSip, Media5Phoneの3つ。後者2つはCodecを明示的にG711uLawに限定しないと通話できなかったことから、子機運用のみでは利用可能だが外部持ち出し時に3G接続では通話品質に難が出る可能性がある。LinphoneとAGEphoneは無償かつ安定感もあるのでオススメできる。

 AGEphoneは国産ということもあり、2つのSIPアカウントのうちひとつをIP電話Cなど050番号のIP電話に設定可能と思われる(WM版のAGEphoneは可能だった&NiftyフォンCへの接続事例がストアコメントにある)ので、使い勝手の面で一番良い選択肢になるかもしれない。国内のIP電話サービスにはなかなかレジスト可能なIP電話ソフトがないため、AGEphoneがiPhoneに移植されたことは、無償であることと合わせて非常に嬉しいことだと思う。

 今回はひかり電話経由の発信のみ確認したが、iPhoneの場合着信も要確認と思われるので、日を改めて確認をしようと思う。Viberの登場でVoIPがまた注目されそうなので、久しぶりにSIPの検証をやりたくなった。今後も面白そうなものがあれば試していきたい。今回SIPアプリを探す過程で国内でもAgeetがAndroid/iPhone用にBlueSIPというアプリを開発したという記事を知ったのだが、現時点ではリリースされていないらしくAndroidマーケットでもiTunes Storeでも見つけられなかった。CommuniGate Proなど比較的簡単に無償導入できるSIPサーバがあり、昔に比べるとネットワークの帯域や安定性も向上している状況なので、ぜひ国内でももっとSIPが見直されることを期待したい。

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■iPhone3GSをiOS4.1に戻すメモ
 とあるハードウェアの検証を行うために、仕方なくiOS4.2.1になっているiPhone3GSを4.1に戻したメモ。この手法では4.0.1や3.1.3には戻せないので注意。ダウングレードはいろいろ面倒だが、これは比較的シンプル。

※ノーマル状態のiPhone3GSを前提としています
 復元を利用するのでiPhone3GS上の全データが消失します
 最初から全部設定し直す覚悟が必要です

1)以下のサイトよりiPhone 3G S(4.1/8B117)をダウンロード
 iPod, iPhone and iPad Firmware Download
 http://www.felixbruns.de/iPod/firmware/

2)以下のリンクよりRecBoot1.0.2をダウンロードして展開しておく
 http://www.mediafire.com/?0ow9n84j63euax7

3)iTunesを起動して、iPhone3GSをドックで接続
4)iPhoneを選択して「復元」ボタンをオプションキーを押しながらクリック
5)ファイル選択ダイアログが出るのでダウンロードしたファイル
  iPhone2,1_4.1_8B117_Restore.ipswを選択
6)書き込みの最後でiTunesがエラーになりダイアログが表示されるのを待つ
7)ダイアログが出たらRecBoot Exit Onlyアプリをダブルクリックで起動する
8)「Exit Recovery Mode」ボタンを押してiPhoneが再起動するのを待つ
9)iTunesに新規iPhoneとして表示されたら設定を行う

 とりあえず1つ前まではAppleは戻す手間を省かせてくれるということなのか、比較的シンプルな方法で対応できるのは有り難い。

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■au IS03 更新ビルド 簡易動画再生レビュー
 またしても出所が明示できないビルドになります。今回は大きな変更点はなくビルド番号 01.00.01と、最後が1だけ増えたものになります。比較的にキレイなビルド番号とほんの少しだけ更新された度合いが、なんとなくファイナルっぽい雰囲気を感じさせてくれますが、au独自アプリはほぼ無く、IS03の基本部分のみの構成となっていますので、リリース版とは異なることは間違いありません。

 操作感覚などはほぼ前回のレビューの更新版ビルド 01.00.00と変わりません。Android2.1ということもありレスポンスは必要十分という印象。バランスよくまとまって安定度が上がっている感じです。なのであえて追記することはありません。

 そこで今回たまたまGalaxy Tabの動画再生試験で使ったMicroSDを持っていたので、お願いして動画の再生検証をさせていただきました。再生検証の手順は、IS03に挿入したMicroSDの/Videos/に入った動画をコンテンツマネージャーから選択して標準でインストールされている「ビデオプレイヤー」or「動画」の2つのアプリで再生してみます。再生確認した動画フォーマットは以下の7つです。

 A) 1280×720 H.264 AAC mp4 △
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4 △
 C) 640×480 H.264 mp3 avi ×
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv ◎
 E) 640×480 DivX mp3 avi ×
 F) 640×480 Xvid mp3 avi ×
 G) 1280×720 x264 AAC mkv ×

 結果どちらもDしか再生できませんでした。ABはリストには表示されるものの再生できず。他の動画はリストに出てくることすらありません。ただこれはAndroid標準という意味では妥当な結果で、NexusOne2.2.1でも素のままではABがリストされるだけで再生できず、他の動画はギャラリーに出てこないという状況です。Dが再生できただけでも多少拡張がされていることになります。この点については標準状態で全て再生可能だったGalaxy Tabがよく出来ているということでしょう。IS03でこれらの動画を再生するためにはRockPlayerなどの無料の動画Playerアプリを追加する必要があるということになります(RockPlayerでもSoftwareDecodeでは720p以上の動画は難しいようですが…)。今回IS03はLismoPlayerも入っていなかったので、auアプリがフルインストールされたらまた結果が異なるかもしれません。動画Playerとして利用される場合はPlayerアプリ選択とフォーマットに注意が必要です。

 ちなみにiPhone3GS用に変換したmp4(480×272 H.264)はAndroid2.1標準でも再生可能です。上記の結果は元々DLNA経由再生可能フォーマットのバリエーションのテストのためのものですので、携帯電話で直接再生できなくても仕方ないかなと思います。(むしろGalaxy Tabがすごい…)

 今回初めてブラックの端末を触ったのですが、他の色と違って背面カバーがマットなざらっとした表面になっていて、重さと質感のバランスが非常に大人っぽいシックな端末という印象になっており、正直びっくりしました。この手触りからくる全体印象の変化だけでIS03買うならブラック1点買いだなと思い直すくらい印象が変わりました。もう既に予約済みの方も多いと思いますが、個人的にはブラックがオススメになりましたw

 IS03は順調な仕上がりを見せていると思います。真価が発揮されるのはAndroid2.2になってからかなとも思いますが、十分に安定感のある端末になっていると思いますので、過度な期待は禁物ですが実用に足るという評価が得られるのではないかと楽しみです。

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■SoftBank 003SH 更新ビルド 簡易レビュー
 003SHのホットモックが最新のファームになっているらしいという噂を聞いてヨドバシ秋葉原店で確認してきました。更新が確認できたので簡単にレビューしておこうと思います。簡単にまとめると「確かに良くなっているがまだまだ安定にはほど遠い」という感じです…。前回のレビューは以下です。

 SoftBank 003SH ヨドバシ秋葉原版 レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/473

 今回更新されたビルドは、Androidバージョン2.2、ベースバンドバージョン00.00.00、カーネルバージョン2.6.32.90perf sharp@TG440901 #1、ビルド番号RB128でした。ベースバンドバージョンにまだ未完成である様子がはっきりと見てとれます。全体的な動作は非常に改善されており、タッチレスポンスとソフトウェアの反応は2.2らしくキビキビとした印象に変わりました。アプリの縦スクロールメニューなどはとても快適に操作できます。ホームのフリック操作の追従性もかなり良くなっていますが、NexusOneで2.1を使っている感じ。2.2端末としてはもう一息がんばってほしいところです。タスクマネージャーもかなり動作が改善されていて、まぁなんとか使えるようになりました。SHARPの開発の方の努力が本当に感じられる改善度合と言っていいと思います。

 しかしながら、説明員の方によると本体ハードウェアは以前から提供されているものに新しいビルドを入れただけということで、ハード的な完成度の低さの面からか現在でもかなり不安定になるとのこと。6台ある端末のうち3台しか稼働できてないということで、安定度の質問される度申し訳なさそうに応対されていて、ちょっと気の毒でした…。今回は起動時間が測定できるかと思って再起動してみたら、電源ONからロック画面表示までに1分30秒以上かかってしまったので詳細を書くのを止めます。やはり展示機はハード面で課題があるようで、あまり評価すべきではないと感じました。

 ソフトウェア面では、SH-03Cが3Dデモ動画が削除できない仕様とdocomo製品内覧会で聞いてびっくりしたので、003SHの3Dデモ動画が削除できるのか確認してみました。こちらはちゃんと削除できるようでメニューから削除が選択できるようになっていました。機体によって動画の数も違ったので確かに削除できているようです。今回ワンセグの表示も試したのですが、これはIS03の方が圧倒的に表示がキレイだと思いました。液晶の解像度の差が出ているのかと思います。

 今回のSHARPが出す端末の中では003SHの筐体デザインは好みなので、もっとしっかり評価したいと思うのですが、説明員さんが弱ってしまう完成度ではなんとも…。これだけ展示機で問題が出ているのだからハードウェアもより安定したものに入れ替えしていかないと、正直SHARPの開発者の方々の努力が伝わらないと思うし、実際に販売の最前線にいる方々もモチベーションが下がりまくるんじゃないかと心配になります。これで8万円台の価格を提示するSoftBankは本当にAndroid端末を自社ラインナップとして売るつもりがあるのか疑ってしまいます…。ということで、プラス評価ができるモックかリリース版が出るまで003SHについては、何か更新があっても追加記事を書くのはやめておこうと思います…。

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■LiveView 動作検証メモ
 Galaxy Tabとの接続検証。LiveViewの互換リストにはGalaxy SはあるがGalaxy Tabはないのでどこまで動作するか検証したメモ。気になったとこだけ。

・日本語表示対応、タッチ反応は上々
・電子メールの着信は対象外(かなりがっかり)
・受信したSMSについてLiveViewから本体の該当SMSを開く操作が可能
・Galaxy Tab再起動後はLiveView Applicationを起動してないと再接続しない
・LiveView側の電源ON/OFFでは一度接続後なら問題なく接続可能
・電話着信時のバイブレーションはコール中継続でなく最初1度のみ
・本体に着信後1〜2秒LiveView側が反応する(結構間が長い)
・電話着信に対して操作できることなし
・動画も音楽再生も音量コントロールはできるが他は未対応
・Twitter同期などの設定をしているとしばしばGalaxy Tab本体が高負荷になる
・高負荷になると電源長押しで再起動させないと復活しない?
・LiveViewからGalaxyTabを呼び出す「電話を検索」は便利
・腕時計として利用する場合、LiveView本体を外して充電する必要あり
・電池持ちあまり期待できず
・プラグインが使えるようなので今後に期待

互換リストにあるNexusOneでも上記とほぼ同様。2.2.1だからダメなのか?
おそらく*付きは一部互換ということか。

1日Galaxy TabとLiveViewの組み合わせで使ってみたが、Tabが何度も高負荷状態になって使い物にならないので、LiveView関連アプリを2つともUninstallした。対応アップデートがあるまで、この組み合わせでは使わないことに。がっかり。

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