■Viber v1.1の現状とv2.0のリリース予定
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Viber 2.1遂に連絡先平文送信を変更
http://blog.isnext.net/issy/archives/1610
久しぶりにViberの記事追加です。1月に約束通りv1.1がリリースされていたこと、約束された変更が行われたことは確認していましたが、記事にしていませんでした。例のblogにViber社CEOのTalmon Marco氏が2/20のコメントでv2.0について言及していたので、思い出して今更ですが記事にしておこうと思いました。
■v1.1の現状
v1.1では以前の記事で取り上げた内容の内、以下の3つの約束が実行されています。
・アドレス帳へのアクセスに関する通知については1月のリリースで変更する
・同様に1月にプライバシーポリシーへのリンクを最初の画面に追加する
・Viberを買収や合併しようとする場合、強制的に自分達のプライバシーポリシーを受け入れる必要があることを明記する
1)現在通知は以下のようになっています。
The Viber service needs to access your address book.
Viberサービスはあなたのアドレス帳にアクセスする必要があります。
Don’t Allowを選んだ場合以下の説明が表示され、確認後再度通知が行われるようになっています。
Access to your address book is required to determine which of your contacts are on Viber.
あなたのアドレス帳にアクセスするのは、あなたの連絡先の内誰がVibarを使っているか確定するために必要だからです。
Viberサービスがアクセスするという言い方は微妙なところですが、アプリがアクセスするという表現よりは、サービスとして必要としていると言う説明と合わせて、それなりに合理性はあるように感じます。
2)ポリシーへのリンクについては以下の箇所で追加されていることを確認しています。
・インストール直後に表示されるWelcome to ViberのタイトルページのContinueボタン直下
・起動後moreメニューの中にPrivasy Polisy項目を追加
3)ポリシーへの追記事項についてはプライバシーポリシーの 5. Business Transitions の項目に同内容が追記されています。
■v2.0のリリース予定
以前の記事で取り上げた内容の内残る約束は2つでそれはおそらく数週間以内にリリースされる予定のViber v2.0で実現されると推測されます。内容は以下の2つです。
・暗号化対応
・個人データの削除リンクの追加
コメント内でTalmon Marco氏は「Viber 2.0 should be around in a couple of weeks.」と述べていますので、2/20から起算して長くても3週間程度、3月中旬にはv2.0がリリースされると考えられます。以前の記事でも太字で記載しましたが、当時Viberの問題点は2つあり、1つはユーザの了解のないところでアドレス帳データをサーバに送信していること、もう1つはデータ送信が平文で送られていること、だと考えています。v2.0のリリースが果たされることで問題は解決されると期待できます。リリースされたら、またキャプチャして検証した上で記事を起こしたいと思います。
※Viber 2.0自体ではSMS機能が目玉として追加される予定です。またこれまで明らかにされているリリーススケジュールから推測するとAndroidバージョンが同時リリースされる可能性があります。Android版のベータテスターには応募していたのですが、タイミングが遅かったこともあり結局連絡来ずで残念という感じでしょうか。