■EMOBILE GALAPAGOS A01SH タブレット レビュー
 fansfansの「Android 3.2搭載タブレット GALAPAGOS(A01SH)タッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加して、イーモバイルから発売されるA01SHをじっくり触ってくることができたのでレビューを書いておこうと思います。イベントの様子はこちらで紹介されています。イベント参加者のblogはこちらでまとめて紹介されるそうなので合わせてどうぞ。イベントでは発売元のイーモバイル、開発元のSHARP、CPU製造元のNVIDIAがそれぞれプレゼンで製品のアピールをした後、質疑応答・タッチ&トライという順番で進みました。質問は若干少なめな印象でしたが、タッチ&トライでの参加者同士の意見交換がかなり活発だったので、面白い意見が聞けたり有意義なイベントになりました。

 A01SH自体は国内メーカー初の7インチサイズタブレットでAndroidバージョンも最新の3.2ということで注目度も高く、既に発売日も8/30と迫っており価格も44,800円と明示されていますので、興味を持たれている方も多いと思います。そこで分かりやすくするため比較用にGalaxyTab (GT-P1000)TF101を持ち込んでいろいろと比べてみましたので、その辺りの比較を中心にして書いていきます。

■ハードウェア
 基本は横持ちを前提としているようで、全てのスイッチとコネクタ類は左右側面に振分けられています。上下は背面から回り込んだアルミでカーブして覆われていてスイッチ類は何もありませんし、画面前面にもスイッチ類は一切ありません。左側面には上からスピーカー・電源ボタン、ボリュームキー、ヘッドホンジャック。右側面には上からスピーカー・AC電源・HDMI・MicroUSB・MicroSDスロットとなっています。横持ち前提で工夫されているのが左右側面上部に配置されたスピーカーで、両手持ちをしても手がスピーカーを覆わないため視聴を妨げません。TF101はスピーカーが側面下部にあり両手持ちの時に手がスピーカーを覆ってしまうので、A01SHの方が実用的な設計になっています。電源とボリュームキーは小さめでストロークも浅めですが、クリック感はしっかりあるので特別使いにくいということはありません。MicroSDスロットはフタがある関係で穴が深めになっており少々出し入れがしにくいのがちょっと残念な感じでした。

 液晶はモバイルASVではなく普通のTFT液晶っぽいですが、SHARPらしいドットの目立ちにくい精細感のあるもので若干メタリックな感じの艶を感じさせるものでした。GalaxyTabと比較してみて高輝度の時にはどちらも同程度に美しい表示だと思いましたが、低輝度の際の表示品質はA01SHの方が良好と感じました。GalaxyTabは低輝度では液晶にざらつき感を感じることがあるのですが、SHARPの液晶ではそのような感じはなくキレイなまま暗くなるので、夜ベッドサイドで電気を消して利用する際にもいいのではないかと思います。液晶自体の美しさではIPS液晶を搭載したTF101が圧勝かなと思います。液晶が7インチサイズということで、本体もほぼGalaxyTabと同じサイズになっていますが若干A01SHの方が大きめです。SHARPの商品開発部の方がプレゼンでこのサイズにこだわったと力説されていたのですが、個人的にはGalaxyTabでも常用するには縦持ちでやや幅が大きく感じる(おそらく欧米マーケットを狙ったグローバルなサイジングのため)ので、何故日本人向けに国内メーカーが作ったものが同じようなサイズになるのか理解に苦しみました。7インチの既存タブレットはどれもGalaxyTabの模倣かと思うようなデザインですが、7インチの利用時は縦持ちでも片手操作は実質無理でほぼ両手使いになり片手手のひら全体でしっかりホールドしもう片手で操作をするようになるため、本体を支える理由で液晶周辺ベゼルを太く取る必要はないと思います。縦持ち時の想定で両サイド(長辺)をもう5mmずつでも幅カットしてもらえると、日本人の手でも持ちやすくなるのに…と感じてしまいました。隣の参加者の方もGalaxyTab持ちでやはりベゼル部分は半分でいいと発言されていました。商品マーケティングの説明の中でも「国産のブランドを求めている人達がいるのでこのサイズのタブレットを作ることにした」という話があったのですが、だとすればちゃんと日本人の手にあったサイジングを検討すべきではないかと、少々残念に感じました。

 本体の重さもGalaxyTabとほぼ同じでちょっと重め。A01SHは1620mAのバッテリーを2つ搭載しており、4000mAのGalaxyTabには少し及びませんが、Tegra2の省電力性能と合わせて長時間動作を実現しているということになるようです。特別に重いということではないのですが、上記のようにベゼル部分のカットができればもう少し軽くできるのではないかと思うので、ぜひ次モデルでは国産の意地で更なる軽量化をお願いしたいと思います。実物のスペックやプレゼンを聞いていても感じたのですが、SHARPは世界最高の7インチタブレットを作ろうとしたのではなく、GalaxyTabを目標に高スペックのタブレットを作ったように感じました。プレゼンにあった「国産のブランドを求める人達に」ではなく、最高のタブレットを求める人達に向けて設計したら、もっと違った発想や設計ができたのではないかと思ってしまいました。その辺りの志の揺れ具合というかは液晶のアスペクト比の質問でも感じていて、GALAPAGOSというブランドで電子書籍をアピールする戦略を取りながら、「なぜアスペクト比を電子書籍やデジタルコミックと親和性の高い4:3にしなかったのか?」という質問に対して「社内で議論はあったがアクオスと連携するなど映像面を重視して16:10を採用した」と、動画重視の決定だったという回答がされたところに、なんとなく日本のメーカーがアップルに勝てない理由を垣間見たような気さえしてしまいました。(もっとも実際は類似デザインによる訴訟を避けるとか別の思惑がある可能性は否定できませんが…)

 タッチスクリーンの感度は非常に高く、やや過敏すぎる印象もないわけではありませんが、コツを掴めば非常に快適に操作が可能でした。Android3.2と相まってTF101よりも高速且つ快適にホーム画面の操作が可能です。この差は同じCPUを搭載しているとは思えないくらい快適と言っていいくらいのものでちょっと驚いてしまいました。ただマップやブラウザでのピンチズームなどでは若干ぎこちなさを感じる場面もあり、全てにおいてベタ褒めできるというところまではいきませんが、操作感の快適さレベルはとても高いと思います。

 起動時間は以下の通りです。
 電源長押し→5秒→EMOBILEロゴ→8秒→GALAPAGOSロゴ→17秒→ロック画面(合計約30秒)

 起動は快速で電源オンから30秒で利用可能になります。SHARP製のスマホは起動時間が長いものが多いのですが、A01SHは非常に素早く立ち上がるのでこれは嬉しいポイントですね。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは喧伝のように3.2です。カーネルバージョンは2.6.36.3、ビルド番号は5031_1_200でした。日本語入力プログラムはiWnn IME Ver.2.1.2.jp(SHHC-A)となっていました。スマホではiWnn IME for SHとかおまけが付いているのに、タブレットではfor SHがない表記になっているところが面白いですね。ホームアプリやメニュー項目などのカスタマイズはあまりなく、ほぼ標準のAndroid3.2を採用しているような印象でした。独自ウィジェットもGALAPAGOSアプリのものくらいで、NVIDIAのデモのためTegraZoneアプリやゲームがいくつか導入されていましたが、他に特筆するようなものはなかったと思います。

 最新のAndroid3.2でもあり、一応いつもの動画再生テストファイルを持ち込んでいたので再生テストをしてみました。DLNAはさすがに検証できませんでしたが、MicroSDからの再生結果は以下の通りでした。再生アプリはギャラリーアプリから標準動画プレイヤーです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 D,F,G,H,I,J,K,Lが再生可能。A,B,C,Mはリスト表示されるもののサムネイル無し、クリックすると再生できませんダイアログを表示。Eは映像は表示されるものの音声が出ず。WMVについてはリストにすら出て来ない。

 NVIDIAの方がいらっしゃったので、1080p HighProfが再生できない理由を伺ってみると、TegraとAndroidの両方でチューニングが間に合っていないとのことでした。サムスン製品がAndroid2.3環境でも1080p HighProfを再生可能にしていることはご存知でしたが、これはサムスンの独自チューニングによるもので、Android側でもバランス調整の問題がまだ残っているとのことでした。少なくともA01SHではSHARP独自で動画再生の調整が入っているというようなことはなく、Android3.2で標準的に再生できるものということになるようです。ちなみにイヤホンジャックの音質も動画再生時に確認してみたのですが、いつものVictorのHA-FXC71-Bとは相性が悪いようで、中音から低音がブーミーになってしまい聴くに堪えない感じでした。小さいスピーカーで出力する時に軽くなり過ぎないようにチューニングされた音をそのままヘッドホンジャックでも流してしまっているような印象でした。A01SHと組み合わせるヘッドホンは低音控えめか低音をしっかり抑えて鳴らしてくれるものを組み合わせた方がいいような気がします。

■まとめ
 個人的な印象は和製GalaxyTabという感じです。しかし動画プレイヤーとしては、CPUスペックに劣るGalaxyTab (GT-P1000)の方が再生能力が高く、aviやwmvも難なく再生できてしまいますしコマ落ち感はあるものの1080p HP4の動画も再生は可能で、実用上優れていると感じました。大きさも重さもほぼ同じで、3Gがついた白ロムの価格も3万円前後で安定しているSC-01Cと、Android3.2の最新版が利用可能とは言え正式対応アプリもまだ少なくWiFiのみ44,800円の価格で対抗するのは非常に厳しいのではないかというのが率直な感想です。もちろん国産ブランドやアクオス連携を気に入って購入される場合には別ですが、A01SHだからこそという部分はあまり見えて来ないと言わざるを得ません。本当に主観的で申し訳ないと思いますが、GalaxyTabを目標にして作られたように思えてなりません。そして越えられていない。そんな印象になってしまいました。プレゼンを見ていてSHARPはA01SHを世界で売る気はないのだと感じましたし、それで世界をターゲットにして予算を投入し開発された製品に勝とうとするなら、より日本人に使いやすいサイズや使い方をもっと真摯に追求するべきだったのではないかと思います。SHARPのAndroidに対する製品開発姿勢は素晴らしいと思いますし、ぜひとも今後よりよい製品を出していただければと願います。

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■携帯ブラウザのSSL/TLS renegotiation対応の検証メモ
 とある案件でSSL/TLS renegotiation機能の脆弱性の問題に突き当たったため検証したメモ。問題の内容と対策はこちらのページ( http://blog.abacustech.co.jp/blogx/entry/40 )がとても詳しいので参照。Webアクセスをするブラウザ(クライアント)とサーバの両方が問題に対応している必要があるので注意。対応状況が簡単に確認できる方法はそれぞれ以下。

※9/27追記 誤解を与えかねないRTがされていたので追記しておきますが、この検証はiOSやWP7のブラウザにSSL/TLS renegotiation機能の脆弱性が残存しているということを意味しません。SSL/TLS renegotiation機能の脆弱性に対してはRFC5746を実装する対処方法と、脆弱性発見当初実施された「SSL/TLS renegotiation機能に非対応とする」という対処方法があり、実際に非対応を選択しているSSLアクセラレータやロードバランサがあることを確認しています。今回実施しているのはあくまで対応か非対応かの検証であり、脆弱性があるかどうかは確認していません(おそらく脆弱性がある場合はデビル画像がチェックで表示されると推測はします…)。誤解のなきようお願いいたします。ちなみに検証をしようと思った動機は、RFC5746非対応の場合エラーになる事象を確認したからであり、スマホブラウザで該当脆弱性を発見したためではありません。

■サーバ側の対応確認
 ブラウザでQualys SSL Labのテストページにアクセスし確認したいサーバ名を入力する
 https://www.ssllabs.com/ssldb/index.html
 出力結果で、Renegotiationの項目が「Secure Renegotiation Supported」になっていればOK
 そうでない場合はサーバがRFC5746に対応していないことになる
 ※脆弱性発見につながるため自身で責任を持って対応可能なサーバに対してのみ行うこと

■クライアント側の対応確認
 チェックしたいブラウザで以下のテストページにアクセスする
 https://ssltls.de/
 表示されたページ内でペンギンの画像のみが表示されればOK
 デビル画像が表示されたブラウザは使うのを止めた方がいいかもしれない

■スマホブラウザの対応状況(2011年8月17日現在の最新版で確認)
 結果の見方
  ○:ペンギンのみ表示
  △:両方表示せず
  ×:デビルのみ表示

1)iPhone 3GS (iOS 4.3.5 8L1)
 Safari △
 iLunascape 3 △
 Atomic Lite △
 iCabMobile △
 Mercury △
 Opera Mini 6 ○
 Sleipnir △

2)iPad2(iOS 4.3.5 8L1)
 Safari △
 iLunascape 3 △
 Atomic Lite △
 iCabMobile △
 Mercury △
 Opera Mini 6 ○
 Sleipnir △

3)001HT(Android2.3.3)
 標準ブラウザ ○
 FireFox ○
 Dolphin HD ○
 Angel Browser ○
 Opera Mobile ○
 Opera Mini ○
 SkyFire ○

4)OMNIA7(Windows Phone 7 7392)
 標準ブラウザ(IE)△

5)IS12T(Windows Phone 7.5 7720) ※8/27追記
 標準ブラウザ(IE)○

6)Nexus One(Android2.3.4 WhisperCore 0.5.2)
 標準ブラウザ ○

7)GalaxyTab GT-P1000(Android 2.3.3)
 標準ブラウザ ○

8)Eee Pad TF101(Android 3.1)
 標準ブラウザ ○
 FireFox ○

■まとめ
 iOS系は独自実装のOpera Mini以外全滅。WP7もダメ。WP7.5(Mango)では問題ない。Android系は全て問題なかった。この問題に限って言えば、Android端末が最も安心できる選択肢となった。ちなみにssltls.deではStartSSLが利用されているようで、試験中にOpera MobileとWP7系IEのみ(WP7もWP7.5も)証明書対応ができておらず不正警告が表示された。サーバ側では厳密な検証は行っていないが通常OSが最新状態になっていれば問題ないと思われる(CentOS5.6の標準環境+StartSSLでもサーバチェックでBスコアとなり問題はなかった)。この問題では大手でもまだ未対応なサーバが多いらしいのだが、推測するにSSLアクセラレータ等を導入して古いファームウェアのまま動作させているサイトなのではないかと考える。通常は安定して稼働していればあまり手を付けない部分なので必要な対応が遅れている可能性は高いように思われる。事実そのようなサイトをひとつ確認してしまった…。今回の問題はサーバとクライアントの双方で対応されて安全性が担保されるということなので、サーバ運用者はチェックを行い必要に応じた対応をとることをオススメする。

【8/27】IS12Tの発売を受けてWP7.5端末の試験結果を追記して編集。
【9/27】微妙に誤解を招きそうなRTがされていたので注意書きを先頭近くに追記。

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■docomo Xperia ray SO-03C ラウンジ版 簡易レビュー
 有楽町のスマートフォンラウンジでXperia rayを見てきたので簡単にレビューしておきます。この端末で気になったのはやはりその大きさと軽さ。これは実機確認しないとと思いチェックしてきました。ラウンジでは早速メイン展示機のポジションに。お盆休み真っ最中の休日だったのであまり人もおらず、説明員の方々も心なしかのんびりした雰囲気で、ゆっくり確認することができました。

 持ってみた感想はやはり軽い小さい!通常のAndroid系端末の8割くらい?の大きさで100gという重量は本当にスマホ?という不思議感覚になります。スモールライトで小さくした感じ…。小さいながらも全体の品質は非常に高く塗装もキレイで、液晶の高い精細感と外装のシンプルながらもしっかりした印象が非常にいい感じです。上面に電源ボタンとイヤホンジャック、左側面上部にUSB、右側面上部にはちょっと細小さくて使いにくい感じのボリュームキー、下部にはマイクとストラップホールだけと、とてもシンプルな造りになっています。液晶下のボタンは左から戻る・ホーム・メニューの順で、ホームが物理ボタンになって一段下がっているため、ちょっと押しづらい感じでした。

 タッチスクリーンの反応は上々で、フリック等の操作も非常にスムーズです。ただ10点マルチタッチサポートということでしたが、手のサイズが大きいと片手操作しようとした際に、親指の内側がかなりスクリーンに触れてしまってうまくタッチ操作ができないというケースがしばしば発生してしまいます。タッチ式ボタンも反応エリアがやや広めで思わぬ反応をしてしまうことがありました。なんとなく女性向けをアピールしている理由はこのヘンなんじゃないかと思ってみたり。本体が薄いことで指が回り込みやすいため、操作時には注意が必要そうです。

 起動時間については以下のような感じです。
 電源オン→11秒→ソニエリロゴ動画→7秒→docomoロゴ→6秒→ロック画面(約24秒)

 正直一番驚いたのはここです。たった24秒でロック画面に!起動だけで言えばAndroidハンドセットで最速ではないでしょうか?これは先日レビューしたWindows Phone 7.5を搭載したIS12Tの26秒を上回る起動速度です。IS12TやOMNIA7を見て、しばらくAndroid端末は起動時間ではかなわないなと思っていたのですが、まさかすぐにこれほど速い端末がリリースされるとは驚きました。SO-03Cに搭載されているのは既存のMSM8255でスペック的な点では特別に優れたハード構成になっているわけではありません。それでこの起動時間が実現できるのですから、ソニエリの実装努力の賜物ということだと思います。

 OSはAndroidバージョン2.3.3、カーネルバージョン 2.6.32.9-perf SEMCUser@SEMCHost #1、ベースバンドバージョン 8x55A-AAABQOAZM-20302204-41、ビルド番号 4.0.D.2.61でした。日本語入力はPOBox Touchでバージョンは4.3とのこと。中国語入力も入っていてChinese keyboardはバージョン4.0.16、CooTekという会社の製品でした。POBoxを少し試してみましたが、スクリーンが小さいため誤タッチが多くなってしまい、特に最下段の入力がちょっと厳しい感じでした。記号や顔文字は入力しやすいと思います。

 アプリ面ではdocomoによるキャリア導入アプリが非常に増えていてちょっと微妙な感じ…。なんというか一時期のWindowsマシンのように使わないアプリがゴテゴテ場所を取ってしまっているんじゃないかという印象を持ってしまいます。説明員さんに確認したところ、最終決定ではないが一応これらが標準インストールになる予定とのことだったので、ちょっとゲンナリです。今回もLiveWareマネージャーがプリインストールされていましたが、LiveViewも国内発売になっていますので今回は標準導入されそうですね。説明員さんのアピールによるとrayは音質がすごくいいとのことだったのですが、いつものインナーイヤフォンを持っていなかったので、こちらは確認できませんでした。

■まとめ
 カメラなど個々のアプリの動作は確かめてこなかったのですが、ハードとしての出来栄えは手のサイズさえ合えばとてもいいのではないかと感じました。起動時間含めて基本性能部分が非常に良く出来ているのではないかと感じさせます。これで価格が新規一括で43,250円、実質25,620円、MNPだと実質15,540円ということなので、非常に購入しやすい思い切った価格になっていると思います。新製品の発表から発売までが非常に短くかつ価格も安いというのは、これまでの端末リリースの実績からするとちょっと驚いてしまいます。ワンセグやFelicaなど独自機能を実装するよりも、タイムリーなリリースを優先したということで、docomoがかなり力を入れていることがわかります。独自機能がないことでどの程度販売が伸びるのかは興味深いところですが、端末としては非常に訴求ポイントが分かりやすく魅力的だと思いますので評価されるのではないかと期待します。

 

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■WhisperCore 0.5アップデートメモ
 セキュア環境を目指すAndroidカスタムROM,WhisperCoreが0.4から0.5 (現在は0.5.2)にアップデートしているので、遅くなったがメモを書いておく。

 WhisperCore
 http://www.whispersys.com/whispercore.html
 WhisperCore 0.4アップデートメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1173
 NexusOneにWhisperCoreをインストールしたメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1094

■WhisperCore 0.5改良点
・アプリケーションのパーミッション設定を制御する機能を追加

■アップデート
 既にWhisperCoreをインストールしている場合は アプリ一覧から
 WhisperCoreUpdaterを開き、Check for Updatesボタンを押すだけ

■Selective Permissions
 Andoridではアプリケーションをインストールする際に、そのアプリケーションがアクセス可能なAPIを明示するため「このアプリケーションに許可するアクセス権」として表示し、それを了解して初めてインストールが可能になるという仕組みが用意されている。通常これは利用者が任意に選択許可することはできず、全て受け入れるか、受け入れないかの2択しかない。WhisperCoreが提供するSelective Permissionsアプリは任意のアプリがインストールされた後で、そのアプリケーションのいくつかのアクセス権を個別にON/OFFすることを可能にする。ON/OFFが可能になるアクセス権は全ての項目ではなく、位置情報や連絡先情報の読み書きなどプライバシーに関する項目がメインで、システムエラーを起こす可能性がある項目は設定することができなくなっているようだ。

 設定画面などはこちらを参照
 http://www.whispersys.com/permissions.html

 実際にMapsアプリで位置情報の読み込みをOFFにしたところ、GPS等が動作している状況でも「システム設定で現在位置情報を有効にしてください」とアラートが出て、現在位置を取得できなくなることを確認している。WhisperCoreではアプリケーションが誤作動を起こす可能性を回避するため、APIによる読み出しを拒否するのではなく空の応答を返すという実装をしているということなので、Selective Permissionsで設定を行ったことで、アプリのエラーなどシステム上に重大な問題が起きる可能性は比較的低いと思われる。

 セキュリティに詳しくアンドロイドのアプリのパッケージ(apk)構成に詳しい場合には、パーミッション設定を変更して再パッケージするという手段を使うこともできるが、アクセス権を適切に理解していないとエラーを引き起こす可能性もあり、一般の利用者には敷居が高い方法のため、Selective Permissionsのような実装は非常にリーズナブルであると思われる。

■WhisperCore0.5の使用感
 OS部分には大きな変更はなく0.4とほとんど体感で変わるものはない。ただ使っている中でひとつ面白いトラップに気がついた。WhisperCoreではストレージを暗号化してセキュリティを担保しているため、電源投入時に必ずパスフレーズの入力を求められるのだが、一度目でパスフレーズを間違うと「Try Agein」と「Reset」の選択肢が表示されるものの、「Try Again」は実質的に機能せず以降何度正しいパスフレーズを入力しても同じ繰り返しになるようになっている。電源ボタンで電源を落とすこともできないため、普通ならリセットするしかなくなってしまう。これがトラップで、実は一度パスフレーズを間違えたら素直に裏ぶたを開けて電池を入れ直し、電源投入からやり直す必要がある。ブルートフォースアタックに対する携帯端末で可能な対抗策としては、十分に現実的な対応だと思われる。なかなか面白い。

 WhisperCoreはAndroidのシステム的なセキュリティの在り方に現実的な実装という手段で提案を投げ掛ける非常に面白い存在だと思う。まだNexusOneとNexusSでしか利用できないのは残念ではあるが、ぜひいろんな人に試してもらえるようになるといいなぁと思う。Android向けのアンチウイルスソフトは雨後の筍のように増えてきたが、こうした取り組みはまだあまり聞かないので、他のセキュリティを看板にしている企業にもぜひがんばってもらいたい。当面WhisperCoreの利用は続けてみようと思う。

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■ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー2
 ちょっと間が空きましたがASUS Eee Pad TF101 Transformerのキーボードを装着した場合のレビューをしておこうと思います。Androidバージョンも3.1にアップデートされているのでその辺りも軽く触れておきます。TF101としてのメディアレビューでは個人的にはこちらのPCWatchのレビューが詳細でお勧めです。前回のレビューは以下になります。

ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー1
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1224

■キーボードの感想
 Android3.0タブレットのリファレンス端末であるXOOMでなくTF101を購入したのは、何よりこのドッキング形式のバッテリー内蔵キーボードが存在するからでした。Android端末はBlueTooth経由でキーボードが使えるのですが、Android専用キーのついた一体設計や拡張バッテリーとして利用できるよう設計され長時間稼働を可能にする工夫など、TF101には通常のキーボードの組み合わせでは得られない魅力がありました。画面タッチで長文書くのはどうしても慣れなくて個人的にはそれなりの長さの文章書くならキーボードは外せない要素なのです。キーボードの品質自体は各所でレビューされているようにネットブックと同程度で、特別に秀でたところはないかと思います。ノートPCと変わらない一体感というのがポイントで、ASUSのUL20Aを持っていますがそれを使っているのとあまり変わらない感覚で利用できるというのが、なかなか面白い感じです。個人的にはAndroid専用キーである「戻る・ホーム・メニュー・検索」の各ボタンの位置が好みの配置で、方向キーも十分使いやすくできているところを非常に気に入っています。長文を入力するのも(日本語変換をATOKにすれば)とても快適に利用できます。実際出張の際に実験してみましたが、UbuntuのノートPCを使う際よりも長時間稼働してくれ、文書作成効率のいいATOKのおかげで長文テキスト作成もより快適に利用することができました。昼間出かけて外で少しネット、夜2〜3時間テキスト作成に使うという感じで4日間無充電で使えていました。それでもバッテリー警告が出るところまで行かなかったのでちょっとびっくりしてしまいました。

 以前タブレットで使う場合にはFSKARENは常用に堪えないと書きましたが、キーボード入力の場合には一転して評価は変わります。キー割当を含めて完全に動作するよう設計されているため、非常に快適に利用することができます。変換候補の表示も非常に高速で、キー入力に合わせて選択肢がリアルタイムに変わっていく様は気持ちいいくらいです。キーボードでATOKを利用することももちろん可能ですが、漢字キーやひらがなキーなどファンクション部分が機能しないため、必要に応じて画面タッチで操作せざるをえず快適さは大きくダウンしてしまいます。それでも日本語変換性能に限ればATOKの方が意図した候補が選出される確率が高く修正が少なくてすむため、長文を作成する場合には選択するメリットは十分あると感じました。

 キーボードの物理接続部分は比較的しっかりしていると思いますし、通常の取付け操作であまり不安はありません。カッチリはまっているのかと気になることもないわけではありませんが、不具合というほどのことではないと感じます。Android3.0だった際には時々スリープ状態から戻った時にキーボードが認識されていない(取り外して再度接続するまで使えない)ことがありましたが、3.1になってからはまだそうした問題は起きていません。

 キーボードを付けて約1.3kgというのは決して超軽量級というわけではありませんが、レスポンスや液晶品質の良さと稼働時間の長さ、そして価格を考えると非常にリーズナブルなマシンだと思います。アプリケーションが必要用途に足るのであれば、業務で利用しても素晴らしいコストパフォーマンスを発揮してくれると思います。

 ちなみに実際にsshでキーボードを使って気になったことがあった関連記事もあるのでこちらもどうぞ。

Android3.0タブレットで公開鍵を使ってssh
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1234

■Android3.1の感想
 更新されたAndroidバージョンは3.1、カーネルバージョン 2.6.36.3-00007-gd357ac7 android@Maple #1、ビルド番号 HMJ37.JP_epad-8.4.4.12-20110715でした。FSKAREN Ver1.4.5HAS01001へ更新されています。相変わらずFSKARENは標準で利用チェックが入っており外すことはできません。Android3.1でUI的な部分ですごく変わったと実感するようなところはあまりないのですが、問題だったFlashの動画再生も確かに改善されており、ニコニコ動画でもコマ落ち感はずいぶんマシになりました(なくなってはいない)。またギャラリーの動画再生についても改善は確認できました。ということでローカル及びDLNA動画再生について変化を確認してみます。

 例によってテストファイルを使って動画の再生試験をします。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.7.8。再生アプリはローカル再生はギャラリーアプリから標準動画プレイヤー、DLNA再生はTF101標準で導入されているDLNAアプリ「MyNet」での再生となります。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 F,G,H,I,J,K,L,N,Oは再生可能。Mはコマ落ち激しい。
 Dは再生不可だが、Eは映像のみ再生可能。aviは全て不可。

DLNA再生
 F,G,H,I,J,K,L,N,Oは再生可能。Mは再生不可。
 Dは再生不可だが、Eは映像のみ再生可能。aviは全て不可。

 3.0であったボリューム関連の問題はなくなっていました。aviやmkvの再生ができないのは変わらず。特にmkvではMyNetがフリーズ状態になるケースがあり。wmvは再生できなかったものが再生できるように。しかも再生品質がとても高く見やすく感じました。mp4はほとんど再生できましたがフルHDでHPのものはコマ落ちあり。約4M/sのビットレートの問題?ともかく再生対象ファイルが増えたのは歓迎できます。aviやmkvはVPlayerなど当面は別アプリが必要ですね。

■まとめ
 個人的にはキーボードを付けたTF101は、使う用途次第でネットブックやCULVノートを凌駕してしまう存在だと感じます。価格とスペックのバランスはとても素晴らしいと思いますし、これからの出張には欠かさずお供に連れていくことになるだろうと思っています。しばらくMacbook Airを購入しようか悩んだ時期がありましたが、とりあえずこれがあれば不要かなと思えるくらい。ネットが使えて長文テキストが効率良く書ければいいので、本当に十分という感じです。WiMAXルータのWM3500Rとセットでとても活躍してくれています。3GのSIMスロットが付いてくれればb-mobileのSIM入れて使うというのも魅力的だと思います。WindowsやMacでこのアプリが動かないと困るという限定的な目的がある方は難しいと思いますが、ブラウザやTwitterなどのネットアプリをメインで使っている方で、キーボードが必要でノートPCを選択している場合には積極的にTF101を検討してみてもいいのではないかと思います。

 現時点でも国内発売されているAndroid3.xタブレット自体としてはXOOMがオススメなのは変わりませんが、上記のようなキーボードが重要な要素になる方にはTF101はとてもオススメできると思います。日本のアップデート提供はやや遅れ気味ですが、ASUS自体は非常に積極的にバージョンアップに取り組んでくれていますので、そういう観点からも安心して選択してもらえる製品ではないかと思います。

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■Android3.0タブレットで公開鍵を使ってssh
 ASUS Eee Pad TF101 Transformerで自宅サーバに公開鍵暗号方式でsshアクセスした設定のメモ。キーボードって素晴らしい。とはいえ、いろいろと不便なことも。その辺の覚書。

■ConnectBot
・マーケットからConnectBotをインストール。
・起動してメニューボタンを押して公開鍵管理を選ぶ
・もう一度メニューボタンを押して生成を選ぶ
 インポートの場合は事前にSDカードに鍵を用意しておき選択するだけ
・鍵の名前を入力し、必要な設定を行う
 起動時に鍵をロード、使用時に確認するはチェックをオススメ
・ランダマイズ用に表示される領域をタッチして鍵を生成する
・生成された鍵に名前がついてリスト表示されるので鍵マークが緑なのを確認
 赤のロックされた鍵マークの場合は使用できない状態という意味
・戻るボタンで接続画面に戻す
・下部メニューからsshを選択し、user@hostname:portの形式で入力して改行
・これで問題なければ接続する(最初は確認ダイアログが出る)
・二回目以降は接続画面で前回接続の表示が出るのでそこから選択でOK

自宅のCentOS5.6サーバにsshで接続したところ、ConnectBotでは接続以降英語キーボード配列での入力になるので注意。日本語キーボードを使っているとやや不便を感じる可能性あり。Tabキーによるコマンド補完も機能せず。またShift+数字キーが全てファンクション扱いになる(Shift+1キーが!でなく<F1>となる)ため、記号入力に若干の工夫が必要。パイプ(|)などはShift+バックスラッシュで入力できる。CtrlやESCは画面をクリックすると左下に表示されるので、指かマウスポインタでクリックすると入力待機状態になる。一応Android3.0でも大きな問題なく動作してくれている。若干使いにくいところではあるが、とりあえず利用可能なのでOKとする。設定などで使い勝手を向上できそうな気はするが、エミュレーション設定などでは変化がなく今のところ打つ手無し。あくまで緊急避難用なので深く追求しないかも。

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■au IS11SH / IS12SH 簡易レビュー
 fansfansのシャープ「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SHタッチ&トライイベントに参加することができたので、両機種の簡易レビューを書いておこうと思います。イベントの定員は10名と狭い枠でしたが、それだけにSHARPの開発担当の方と直接お話する時間もとれ、とても面白い情報を知ることができ個人的に非常に有意義なイベントでした。両機種のファーストインプレッションはこちらの記事にありますのでぜひご参照ください。イベント参加後のレビューと比較していただくと変化がわかって面白いかもしれません。

 どちらの機種もCPUがかなり高速になっており、タッチ動作も良くホームの操作感も悪くありません。UIそのものは好みがあると思うので、ホームアプリなどは入れ替えた方が使いやすいケースはあるかもしれませんが、ほぼそのまま使っていけるかなと思いました。ここでは機種ごとの特徴的な部分のレビューと、両機種に共通でインパクトのあったものを紹介していこうと思います。

■IS11SH
 スライド式テンキーを特徴とする端末で、個人的にはHybrid W-ZERO3 (WS027SH)を彷彿とさせるので非常に興味深い端末です。一応メインターゲットしては女性を意識していてパンフレットもそうした装丁になっていました。WS027SHの実機を持ち込みIS11SHと実際に比較してみましたが、IS11SHの方が薄くやや幅広な感じでスライド時の使い勝手も含めてとても好感触でした。WS027SHとIS11SHは製造している事業所も異なり、WS027SHは奈良、IS11SHは広島で、現在のSHARPのスマートフォンの開発主力はガラケ部隊がそのまま移行した広島の事業部なのだそうです。残念ながらWillcom端末を手がけた部門はスマホ系の主力とは違う流れになっているようで、WillcomからSHARP製のAndroid端末が出てくることを期待していたのですが、少し難しいかもしれないなと思ってしまいました。

 IS11SHはスライドした場合でも戻るキーがハードキーで用意されていたり、タッチキーにも簡単に指が届くなど、使い勝手にかなり配慮されていることがわかります。ガラケには普通にある通話終話キーは存在しないのですが、これは10キーが主にメール入力用途で想定されているためで、Android携帯としてスライドしなくてもタッチ操作で通話できるのでハードキーはあえてつけなかったということでした。またイヤホンジャックもないのですが、こちらはスペース的な要因によるもので、イヤホンジャックの代わりにauからMicroUSB-イヤホンジャック変換のケーブル(IS06で付属していたようなもの)が別売りで提供されるようです。IS11SHには付属品としては付かないとのことでした。

 液晶がqHDでありながら3.7インチとスマホとしては小さめなサイズのため画面表示は非常に精細感があり、手持ちの720p動画を再生してみたところ素晴らしくキレイに見えて「おおっ!」とちょっと驚いてしまいました。大きめな画面で少し粗めに見えるより、小さめでも精細感のある画面の方が動画の満足度は高いのかもしれないなと思い直してしまいました。3D表示ももちろん可能ですが、3D表示の際に解像度が下がって見える問題はやはりこのサイズでも顕著で、個人的にはやはり2Dでしか利用しないだろうなと思いました。

 起動時間は以下のようになっています。CPUクロックの割に速い感じがありません。
 電源オン→2秒→Android auロゴ→37秒→AQUOS PHONEロゴ→24秒
 →au ICカード読み込み表示→3秒→ロック画面(合計約66秒)

 Androidのバージョンは2.3.3、カーネルバージョンは 2.6.35.7-perf nbproj@TG8Y0507 #1、ベースバンドバージョン 01.00.04、ビルド番号 01.00.04.R6160 release-keysとなっていました。日本語入力は iWnn IME – SH editionですがバージョンがわかりませんでした。日本語入力に追加で手書き入力が加わっていて、こちらは「MyScript手書き入力」となっておりバージョンが1.0RC3 shaとなっていました。

■IS12SH
 こちらは3Dカメラを搭載した一般的なスマホタイプの端末です。IS11SHに比べると角が丸い感じでやや重く大きく感じます。qHDで4.2の液晶はもちろんキレイなのですが、IS11SHほどの精細感が感じられないためむしろ普通に感じてしまいました。3Dカメラが一番の特徴になると思うのですが、3D自体にあまり興味がなくハードウェア的には他に個人的に魅かれる点があまりなかったので、ほとんどIS11SHばかりをチェックしてしまっていました。そのためIS12SHのレビューはあまり書くことがありません…。

 こちらにはイヤホンジャックがあるため音質は確認してみました。使用したヘッドホンは今回もVictorのHA-FXC71-Bです。手持ちのMicroSDと差し替えて試聴してみたところ、IS12SHはHA-FXC71-Bと相性が比較的良いようで、非常に聞きやすい組み合わせでした。音場はやや狭めですがボーカル等中音域がはっきり大きめに出てきて気持ちよく聴けます。低音は質的にやや軽い部分と低くしっかり出る部分のバランスが微妙かなと思うところはありましたが、量的には十分でやはり聴きやすいと感じました。これまで比較したiPhone3GS/ Xperia arc/ ISW11HT/ 001HTのいずれと比べても一番一般的に好まれるのではないかと思う聴きやすさだと感じました。

 起動時間は以下のようになっています。IS11SHとほぼ同じ感じです。
 電源オン→1秒→Android auロゴ→36秒→AQUOS PHONEロゴ→25秒
 →au ICカード読み込み表示→4秒→ロック画面(合計約66秒)

 Androidのバージョンは2.3.3、カーネルバージョンは 2.6.35.7-perf nbproj@TZ6Z1103 #1、ベースバンドバージョン 01.00.02、ビルド番号 01.00.02.R6160 release-keysとなっていました。日本語入力はIS11SHと同じです。

■DLNA対応
 両機種に共通で最もインパクトのあった部分は、実はDLNA対応にあります。SHARP製のアクオスTVとの連携でカタログ等に「スマートファミリンク」と名付けられている機能です。これはアクオスシリーズのTVやBDレコーダーに録画された番組を端末側で見ることができるというものでした。そうです、両機種はAndroidスマートフォンで初めてDTCP-IPに対応したDLNA機能を搭載しているということになります。こちらのDTCP-IP対応についてはカタログ等には一切表記されていませんが実は対応しています。Android端末初のDTCP-IP対応はセールスポイントになると思うのになぜカタログに表記しないのか確認してみたところ、女性向けのマーケティングだったりわかりやすさを追求したりということで細かい機能名は入れなかったということでした。実際のところはアクオスシリーズとしか動作確認していないということだったので、DTCP-IP対応と記載することで他メーカーのTV等と非互換になった場合のリスクヘッジなのかなと感じました。DLNA周りは実装により微妙なところがいろいろあるので表示してリスクを負うよりは、むしろアクオスシリーズ連携の便利さを追求することを選ぶのはマーケティングとしては当然のところかとは思いました。

 使用する際にはファミリンク用の専用アプリを起動して利用することになるのですが、skifta等のDLNAアプリのように汎用のUIデザインではなく、明示的にアクオスとの接続を意図した画面デザインになっているので、アクオスTVがないと使えないんじゃないかと思ってしまうような感じになっています。実は中身はDLNAなので(おそらく)他のDLNAサーバにも接続できると思われます(実際その場では時間がなくて他のDLNAサーバとの接続テストまではできませんでした)。

 送受信するデータはmpeg2だということだったので、送受信時のデータ量が多くなってしまうはずのところどう対処しているのか確認してみました。TVから受信する場合はファミリンクのネゴシエーションの中で端末側のqHDの画面サイズを認識しそのサイズに合わせたデータを送信するようにしているので、データが少なく安定した送信ができるのだということでした。それでも無線LANを使うためやはり電波状況が悪いとうまく表示できない場合はあるとのことでした。端末内の動画をTVで表示する場合には、なんと端末側にトランスコーダーが搭載されていて、端末内でmpeg2にトランスコードしてTVに送り出しているそうです。高いスペックのCPUを搭載できたからできることだと話されていました。トランスコードして再生可能なフォーマットまでは確認できませんでした。

■メール関連
 両機種に共通でインパクトがあった部分でもうひとつ、メール関連の機能拡張があります。「速デコ」という機能はメール作成時に本文をスクリーニングして本文の内容に合ったデコレーション(背景や絵文字を挿入)を自動で行ってくれるというものです。余計なお世話という気もしなくはないのですが、技術的に面白いのとスマートフォンの機能としてはなかなか思い切った感じだったので印象に残りました。また「自動再送信/送信予約」という携帯だからこそ欲しい機能も追加されています。自動再送信はメール送信時に電波が悪くて遅れなかったりした場合、後で自動で再送してくれる機能。送信予約は日時指定してメールを送信できる機能です。スマホにあったらいいなぁと思ったことがあったので、これはちょっとうらやましくなりました。

■OSアップデート
 今回他キャリアも含めて非常にギミックに凝った端末を多数展開されているので、今後のAndroid OSアップデートに追従できるのか、開発担当の方に直接伺ってみました。すると「2011春夏モデル以降であれば、OSのアップデートを意識して設計しているので原則的には大丈夫なように作っている。ただOSアップデートはSHARP単体では決められずキャリア等が関わってくるので、アップデートを必ず実現しますとは言えない。」ということでした。IS03は微妙なところ、IS05以降は大丈夫そうという感じのようです。海外を含めて複数キャリアに端末を提供しているのだから、GoogleのOSアップデート保証ガイドラインにSHARPとして単独でも参加してはどうかと聞いてみたところ、「開発の立場としては参加したいと思っている」ということでした。Android端末は既にPCと同じくらいのセキュリティリスクを負っているため、アップデートが担保されることは非常に大きな意味を持つので、ぜひガイドライン参加を実現し、積極的なアップデート実現のためのキャリアへの働きかけをしてもらいたいと思いました。

■まとめ
 正直なところIS11SHは実際見て使って、自分でも欲しいなと思うようになりました。パンフレットが女性向けなデザインオンリーになっているのがちょっと残念に感じるくらいです。主に経済的な理由で購入はできませんが、オススメできる端末だと思います。docomoのパレットUIみたいなものを加えたらもっとガラケぽい販促もでき、女性向けに売れるのではないかと感じました。IS12SHについては3Dに興味がないと、ハード的には突出したものがなく電池容量も決して多くない(むしろ少ない)ため、あまり選択されない端末になってしまうかもしれません…。(ちなみにSHARP製の端末はなぜ電池容量が少ないのか質問してみたところ、自社で電池を作っていないため設計の自由度が低い&コストが高くなるからというちょっと悲しい答えが返ってきました…orz)

 イベントでは入場時にIS11SHとIS12SHをそれぞれ1台ずつ手渡され、自由に利用できるようになっていました。本体のみだったため、パッケージや付属品についてはそこでは説明はありませんでした。MicroSDは試験用の2Gのものが始めから挿入されていましたが、参加者向けに8Gメモリが別途提供されており、実機で写真を撮影し持ち帰る場合にはそちらと差し替えて使うようにと説明されていました。イベント前半はSHARPの開発担当の方の説明があり、ケータイWatchの編集長さんの話を挟んで、アクオス連携のデモ、その後自由な質疑応答などと続きました。都合約二時間、全体的に人数も少なかったことで非常に和やかに進んでいたと思います。実機を触りながら話を聞いたり質問できたので、非常にわかりやすかったと思いました。今後もこうしたイベントがあればぜひ参加したいと思います。秋冬モデルにも更に新たな端末が提供されてくるようなので、SHARPのAndroid端末への取り組みには興味を持ってこれからもウォッチしていこうと思いました。

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■ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー1
 本日予約しておいたASUS Eee Pad TF101 Transformerが届いたので簡単なレビューを書いておきます。とはいえ、ハードウェア自体は事前のメディアレビューでほとんど語られてしまっているので、DLNA関連と個人的な感想を中心に。TF101としてのメディアレビューでは個人的にはこちらのPCWatchのレビューが詳細でお勧めです。こちらのレビュー1は主にタブレット部分のレビューです。キーボード付きにした状態のレビューはレビュー2でお届けする予定です。(7/30追記 レビュー2は以下)

ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー2
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1255

■ハードウェアの感想
 タブレット部はスペックで見るとそこそこ大きく初代iPadくらいに重いのですが、実機を持ってみると厚みもほどよくそれほど重い感じを受けないことに驚きました。普段使っているiPad2より気持ち重いかなと思いますが、重量配分や背面の加工のおかけで持ちやすいためかあまり負担感がありません。特に縦持ちの際のバランス感はiPad2よりも持ちやすい印象です。液晶はIPSだけあって非常に見やすく美しいと思いました。iPadと比べても悪くない印象です。タッチスクリーンの反応も悪くないしホームもさくさく動作するのですが、ガラス表面がやや指がすべりにくいようで、少し引っ掛かりを感じるのが残念です。保護フィルムなどで工夫をした方がいいかもしれません。スイッチやコネクタ類も十分使いやすいのですが、MicroSDスロットについては少し深めになっていて出し入れが少し不便に感じました。あまり取り出し等をしない前提の設計になっているようです。画面両サイドにあるステレオスピーカは高音はそれなりにキレイに出ていると思いますが、中低音がやはり厳しく非常に軽い音になってしまっています。セリフ等は比較的聞きとりやすいとは思いますが、長時間の動画視聴では少し疲れるかもしれません。スピーカが両側面下部にあるため、手持ちするとスピーカを手で覆ってしまうことになりやすいのが残念と言えば残念です。

■ソフトウェアの感想
 Androidバージョンは3.0.1、カーネルバージョン 2.6.36.3-00004-g069b8b5 android@Mercury #1、ビルド番号 HRI66.JP_epad-8.2.3.13-20110511でした。WiFiモデルなのでベースパンドバージョンの項目はありません。OSのカスタマイズは比較的少ないようですが、XOOM等に比べて戻るボタン等のデザインが変更されているなど細かいところでいろいろと手が入っているようです。ホームを含めた全体の動作感はXOOMと同等という感じです。日本語入力は標準でFSKAREN Ver1.4.2HAS01003が導入されており、組込みのため標準の設定画面では無効にすることができません。個人的にはタブレットとして利用した場合FSKARENのソフトキーボード画面は数字や記号への遷移がとても使いにくく(もちろん慣れの問題はあると思いますが)常用に堪えないと感じてしまいました。キーボードを付けた場合にはまた評価が違ってくるかと思いますが、タブレット中心で利用を想定する場合には別のIMEが必須だと感じました。

 ブラウザ等のレスポンスも良く、通常のブラウジングは非常に快適に操作できると思います。フォントも丸ゴシック系のものが採用されており、比較的見やすいと感じました。当然のようにFlash対応しているのでニコニコ動画も再生は可能ですが、コマ落ちが多く再生品質も決して高くありません。ここを期待している方は注意した方がよいと思います。縦持ちでブラウザを利用する場合、液晶比率が16:10のためやや横幅が狭く感じ字も小さくなるため年齢の高い方には少し辛いと思われる場合がありそうです。この辺りは4:3比率になっているiPadの方がバランスがいいと感じます。

■ローカル及びDLNA動画再生について
 例によってテストファイルを使って動画の再生試験をしてみました。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.7.5。再生アプリはローカル再生はギャラリーアプリから標準動画プレイヤー、DLNA再生はTF101標準で導入されているDLNAアプリ「MyNet」での再生となります。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 F,G,H,Iは適切に再生可能。K,L,Mは再生可能だがコマ落ち激しい。他は再生不可
 何故かmp4なのにJのファイルは読込み不可になった MainProfileがダメ?
 D,E,N,Oを再生しようとした後はボリューム操作が不能になる

DLNA再生
 F,G,H,Iは適切に再生可能。J,K,L,Mは再生可能だがコマ落ち激しい。他は再生不可
 D,E,N,Oを再生しようとした後は他の再生がうまくいかなかったりボリューム操作が不能になる

 フルHDでもBaseline Profileなら確かに再生は可能だったので一安心。ただアクションバーがある関係でローカル/DLNAどちらも液晶画面全画面での再生とならないことが残念です。またちょっと驚いたのがaviやmkvを再生しようとした後にほぼ100%の再現性でボリューム操作が事実上不能になることでした。最大音量でfixされてしまうようでボリュームボタンでオフになるまで下げるしかなく、現在のところ元に戻すには端末自体を再起動するしかないようです。サポートされていない動画ファイルとはいえ、ちょっとこのバグはどうかなと思いました。せっかくの大画面タブレットなので動画再生可能フォーマットの拡大はぜひお願いしたいところです。

■まとめ
 動画再生面で若干の不満はあるものの、全般的なレスポンスは良く比較的使いやすいデザインになっていると思います。今回はタブレットのみでレビューしましたが、次回はキーボードを付けた状態でのいくつかの想定シチュエーションを前提にしたレビューをお届けしたいと思います。日本ではキーボード付きのパッケージのみ販売ということでXOOMはともかく、Acerのタブレットに対して価格面で若干不利な状況になっているようですが、個人的にASUSはノートPCやマザーボードやビデオカードなどでよくお世話になっているので、ぜひ国内でがんばっていただきたいと思っています。

※しばらくの間随時追記します

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■極私的Android端末メーカーランキング ハンドセット編
 間違いだらけのAndroid端末選びを踏まえた、極私的な選択眼で選ぶ買っても後悔が少なそうな(=外れが少なそうな)メーカーランキングのハンドセット(携帯電話)編。各種リリースされてくるAndroid携帯を買ってひどくがっかりしないための一応の目安に2011年6月現在の各種状況から個人的趣味嗜好で勝手にランキングします。メーカーによっては製品単位で完成度等いろいろとバラ付きはあると思いますので、あくまで目安ということで。記載のないメーカーはオススメでもオススメじゃないわけでもない中庸の位置づけということでご理解いただければと思います。日本メーカーは個人的に後1年後がターニングポイントになるような気がする。がんばって!

↑オススメできる

・HTC
 端末の質感・安定感・バージョンアップ対応など最も安心できると思われる。
 機種によるがカスタムROMも豊富にあり楽しめる度合いは大きい。

・Samsung
 Galaxy Sシリーズはガチ。ファーム情報やカスタムROMも豊富。
 公式のバージョンアップは若干遅い気がする。

・Google
 メーカーというのは微妙だがリファレンス端末の出所なので。
 最新のOSをいち早く利用でき、カスタム等も最も安心して遊ぶことができる。

・Sony Ericsson
 Xperiaシリーズは初代こそ微妙だったがメーカーとして品質は平均して高い。
 初代のアップデートに努力する企業姿勢は素晴らしいと思った。

・NECカシオ
 非常に個性のあるハードウェアデザインが興味深い。
 ソフトウェアのアップデート対応など今後の動向に注意する必要はある。

・Pantech
 IS06では不具合もあったが技術力は非常に高いと思う。もっと国内で展開してほしい。
 ハイエンドデュアルコア端末の展開に期待したい。

・LG
 国内ではまだ未発売だがOptimus系列のハイエンドは興味深い。
 国内導入済みの低価格機種も個性があって用途を割り切れる分には面白い。

・Huawai
 S42HWが非常に興味深い。IDEOSなど低価格路線で独自の存在感を出している。



・SHARP
・富士通東芝
・パナソニック
 

↓オススメできない

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■極私的Android端末メーカーランキング タブレット編
 間違いだらけのAndroid端末選びを踏まえた、極私的な選択眼で選ぶ買っても後悔が少なそうな(=外れが少なそうな)メーカーランキングのタブレット編。各種リリースされてくるAndroidタブレットを買ってひどくがっかりしないための一応の目安に2011年6月現在の各種状況から個人的趣味嗜好で勝手にランキングします。メーカーによっては製品単位で完成度等いろいろとバラ付きはあると思いますので、あくまで目安ということで。記載のないメーカーはオススメでもオススメじゃないわけでもない中庸の位置づけということでご理解いただければと思います。…日本メーカーがんばって!

↑オススメできる

・Samsung
 GalaxyTabシリーズはガチ。個人的本命はGalaxyTab 8.9だと思う。
 7インチはファーム情報やカスタムROMも豊富。

・Motorola
 XOOMはリファレンス端末。ROMも各種入手可能。
 Android3.1への対応も非常に早かった(リファだし当り前か)

・ASUS
 TF101はIPS液晶搭載長時間駆動且つ低価格。Android3.1対応も早かった。
 Android3.0ベースではrootも取得されているのでいろいろ期待。

・LG
 L-06CはXOOMとの比較では微妙なところだが十分良くできている。

・HTC
 Flyerは良さそうだけど実機確認していないので…

・Huawai
 A01HWは意外な伏兵かも。実機確認できたらランク変わるかも…



・NEC
・マウスコンピュータ
・東芝
 

↓オススメできない

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