■MacBookにScientific Linux 6をインストールしたメモ
CentOSの先行きが怪しい感じになってきたので、乗換えを画策しScientific Linux 6を試してみた。UbuntuでなくCentOSと同じRH系のScientific Linuxを選択したのは、既存環境をスムーズに移行させることを前提とすることと、CommuniGate Proがdeb形式のインストーラで提供されていないため。仕事の面からもRH互換なのは何かと便利。
Scientific Linux 6
http://www.scientificlinux.org/
■インストール
上記URLから32bitもしくは64bitのisoをダウンロードしてDVDに焼く。MacBookにDVDを挿入してオプションキーを押しながら起動して、DVD選択して起動。そのままHD全部使ってGUIに従ってインストールすればOK。簡単。再起動後もすんなり起動しちゃって、むしろ簡単過ぎてびっくり。便利になったなぁ。
試験用途だけだしと、最初Pemtium MのDell D600に32bit版をインストールしようと思って試したら、32bit版なのにCPUがpae対応してないからと言われてインストールできなかった…orz。もはやPemtium Mですらインストールさせてくれないようになったのね…。
■インストールの際ケアすることは以下
・Scientific Linuxのftpはそんなに速くないので当初DVD構成のみでインストール
・起動後、/etc/yum.repo.d/でリポジトリを近くのミラーサイトに手作業で修正
・yum-plugin-fastestmirrorは標準導入されていないしインストールしてもリスト少ない
・ミラーリストは以下
http://www.scientificlinux.org/download/mirrors
・ミラー直接指定するなら国内ではjaist辺りがオススメ。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/scientific/
・rikenはupdate以下が4月中旬以降更新されていないので注意
CentOSが最新で5.6のところ、Scientific Linuxは6.0でRH6.x系に対応済み+科学技術用途のため、起動しているデーモンなど細かいところで差異があるようなのでこれから調査。このblogサーバも含めて6月には移行実験を行って、本命マシンを8月移行できるように調整していく予定。
【追記】
その後結局MacBookはLion試験用に。Dell D520を試験用に購入し現在試験中。そちらの記事は以下。
D520にScientific Linux 5.6をインストールしたメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1281
Scientific Linux 5.6でSNSサーバを構築するメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1289
Scientific Linux 5.6にphp5.2.xを導入するメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1299
Scientific Linux 5.6でrootkitチェック
http://blog.isnext.net/issy/archives/1318