■国内向けWindows Phone 7.5対応予定端末管理(MDM)製品メモ
 本日から行われているITPro EXPOにおいてWP7系に対応予定としている端末管理(MDM)製品をいくつか確認したのでメモ。一部製品を除いてあくまで対応予定であり、実際の機能の詳細や提供時期などは多くが未定。以下も合わせてどうぞ。

 法人向けWindows Phone 7端末管理(MDM)ソリューションメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1450

・AirWatchデータコントロール社
 既に海外で実績がありWP7用専用アプリも提供されている。国内ではデータコントロール社がローカライズ等を担当し、SaaS型サービスとしてキヤノンITソリューションズ社からサービス提供されることも発表されている(2012年2月より)。専用アプリAirWatch Agent(Ver1.1.0.0)は日本でもMarketplaceからダウンロード可能。ただしこのバージョンでは日本語化はまだされていない。管理コンソール側は日本語対応済み。iOS・Androidにも対応しており、アイコン表示で管理可能な項目が一覧でき非常にわかりやすい。管理コンソールのUIが良くできているので導入もあまり難易度は高くないと思われる。残念ながらWP7.5端末で管理できる項目はiOSやAndroidに比べて少ないということだが、Exchange 2007相当のActiveSyncプロトコルによる端末制御よりは、専用アプリを入れる分だけのメリットがあるはずなので、現在その詳細について問合せ中。

・Optimal Biz for MobileOPTiM社
 Android向けMDM製品として知名度のあるOptimal Biz for MobileもWindows Phone 7.5の対応を予定。Optimal BizとしてはWindows PCは既に対応済みだが今後MacOSXやLinuxにも対応するとのこと。Androidで特徴的な端末画面転送型サポートを可能にするOptimal Remote及び独自キッティングツールについてはWP7.5対応は未定。キッティングツールはぜひ対応してもらいたいが難易度は高そう。

・FENCE-Mobile RemoteManager富士通ビー・エス・シー社)
 Android向けのMDM製品であるFENCE-Mobile RemoteManagerも現在Windows Phone 7.5対応に向けて開発を進めているとのこと。IS12Tがリリースされているわけでぜひがんばってもらいたい。WP7.5端末のハードウェアとソフトウェアの一番近いところで製品開発できるアドバンテージを活かせるかが鍵になりそう。Android端末向けにはSD暗号化ツール FENCE-SVP for Androidや専用キッティングツールを開発していたり、無償アンチウイルス製品のViRobotと提携するなど活発な動きが行われているので、こちらの充実にも期待したい。

 ITPro EXPO会場ではMDMツールの紹介をしているスペースをそれなりに見つけたが、多くがiOS・Android対応止まりで、見落としはあるかもしれないがWP7.5について確認できたのは上記3社だった。事実上AirWatchがサービスも可能な状態になっており一歩先んじている。AirWatchはお試しも用意されている(海外のみ、国内版はまだ未提供の模様)ので、比較的必要な機能が試しやすいというメリットもある。月額運用の価格差もつけにくいところなので、国内勢はサポート面やキッティングサービスなど日本向けサービス部分も並行して取り組むことで総合的な導入環境支援での差別化が必須になるように思われる。今後の動向に注目しておこうと思う。

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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (まだ評価されていません)
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