■ASUS Eee Pad TF101 Transformer 簡易レビュー3
 ASUS Eee Pad TF101 TransformerがAndroid 3.2.1になったので変更点などを少しレビューしておこうと思います。もう少しすると後継機Transformer Primeも出るということのようですが、TF101にもAndroid 4.0が提供されると報道されましたので、新機種が出ても悔しくないもん!という感じですw それにしてもASUSは意外なほどにアップデートに努力してくれていて、本当に嬉しい限りです。買って良かった!

■Android 3.2.1の変更点
 公式な変更点のアナウンスはこちらにありますので参照してください。ここではその使い勝手について書いていきます。まず一番驚いたのはマウスカーソルがデフォルトで矢印ポインタから、ジェスチャーモードのサークルポインタに変更されたことです。これに伴ってキーボード接続時のタッチパッド操作の方向感が、画面タッチ時と違和感なく使えるようになり操作感が非常に向上しました。個人的にこれは非常に嬉しかったです。ピンチ操作や2本指スクロールなども、画面にサークルや軌跡が表示され今どこに何をしようとしているのか非常に判りやすくなりました。ノートPCの延長で使いたい人には違和感があるかもしれませんが、タブレットの延長でキーボードを使う感覚の人には非常に嬉しい変更です。

 またタブレット対応していないアプリケーションのための画面拡大表示機能も追加されています。アプリケーションによって自動判定で、アクションバーにアイコンが表示され任意で画面を切り替えることが可能です。全画面表示(Stretch to fill screen)と拡大表示(Zoom to fill screen)の2つの表示が選べるようになっています。ただアプリケーション側がこれに対応できていないこともあるようで、FireFoxではこの機能が働くのですが、Zoom選択した瞬間画面がブラックアウトして、Stretchを選択して元に戻しても適切な画面に戻すことができなくなりますので注意が必要です。アプリを強制終了するか端末を再起動しないと戻せません。また拡大表示した画面はフォントがボケボケに感じられるので、決して見やすいとは言えずあまり実用的な印象はありません。画面サイズの都合で使えないアプリが使えるかもしれないという程度だと思った方がよさそうです。Polaris Officeもバージョンアップされ表示互換性が増したということですが、この辺りは使ってないのでよくわかりません。

 更新されたAndroidバージョンは3.2.1、カーネルバージョン 2.6.36.3 android@Mercury #1、ビルド番号 HTK75.JP_epad-8.6.5.13-20110925でした。MobileドックバージョンもEP101-0231になっています。FSKARENもVer1.4.5HAS01002と最後の数字が僅かに上がっています。システム全体の動作は僅かにレスポンスが向上した感じがしますし、なんとなく液晶表示自体がキレイになっているような感じがします(フォントのレンダリング精度?)。

 一応例によってテストファイルを使って動画の再生試験をしてみました。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.8。再生アプリはローカル再生はギャラリーアプリから標準動画プレイヤー、DLNA再生はTF101標準で導入されているDLNAアプリ「MyNet v8.1.1」での再生となります。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 D,E,F,G,H,I,J,K,L,N,O,P,Qは再生可能。
 Qはコマ落ち激しいがMicroSD次第で改善可能かも。(←OMAP4460でもNGなので無理そう)
 Mは再生不可。D,Eが再生可能になっているがEは音声出ず。aviは全て不可。

DLNA再生
 D,E,F,G,H,I,J,K,L,N,O,Pは再生可能。Pはバッファリングが頻繁で実用にならず。
 M,Qは再生不可。D,Eが再生可能になっているがEは音声出ず。aviは全て不可。

 今回MKVが再生可能になっていることが確認されました。AC3の音声は再生できませんが、AACなら問題ないようです。また追加でmp4 60fpsの動画も確認してみました。720pならローカル再生可能、1080pも再生自体は可能そうなのですが、残念ながら転送データ量の問題で60fpsの再生には限界があるようです。おそらくMicroSDやネットワーク接続の速度が速ければ1080p 60fpsでも再生は可能になりそうです。 OMAP4460でも1080p 60fpsは適切に再生できないので、高速なMicroSDでもTegra2ではちょっと無理そうな感じです(高速なMicroSDを持っていないので確認できていませんが…)。

■まとめ
 ASUSが着実にアップデートを提供してくれるので、TF101を使っていて本当に良かったと思います。用途が主に出張時に限られるのであまり頻繁に使っているわけではないのですが、もうちょっとメインに近く使ってみてもいいかなと思うようになってきました。次期Transformer Primeも非常に期待できそうでわくわくします。TF101より更に軽く軽量になっている上に4コア Tegra 3にはちょっと魅力がありますね。さすがに1080p HPも再生できるようになっているでしょうし早く見てみたいと思います。キーボードの品質次第では買い替えてしまうかも…。ASUSがAndroidタブレットを出すと聞いた時にはアップデートの心配をしたのですが、こうして非常に積極的に更新してくれるので、安心感信頼感が非常に高くなってきました。そういう観点でASUS製品はお勧めできそうです。TF101に満足していたので、SL101はまだ実機を見てもいないのですが、こちらもその内見てこようかと思います。

【追記】1080p 60fps mp4動画についてOMAP4460でも適切に再生できないようなので、Tegra2で期待させるような記述部分を修正

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■docomo GalaxyTab 7.0 Plus SC-02D ラウンジ版簡易レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということでL-01Dに続き早速見に行ってきたレビューを簡単に書いておきます。展示機はL-01DやSC-03Dよりも多く3台は出ていたようです。タブレット端末の展示テーブルで試すことができるようになっていたのですが、テーブル反対側に展示されたGalaxyTab 10.1 LTEよりも注目はされているようでした。

 手に取った第一印象は軽くて薄くて持ちやすい!という衝撃でした。初代GalaxyTabを常用している身としては「やられた!」という感想が一番に出てきました。初代の時はもうちょっと薄かったらいいのにと思ったのですが、その希望通りの製品になっているという感じです。軽くなったおかげで縦持ちでも横持ちでも手にかかる負担はほとんど感じない上に、側面が薄くラウンドデザインに変わったことで片手で裏面からがっしりと鷲掴みも可能で、非常に持ちやすく好印象です。SC-01Cと比較して薄さで2mm薄いだけ、幅に至っては2mm広がっているにも関わらず、7インチのタブレットとして非常に理想的な持ちやすさだと思いました。本体形状はそういう感じでいいなと思ったのですが、液晶画面の解像度は1024×600で変わらずドット感が目立ってしまい惜しいのと、TFT液晶で輝度や発色は悪くないのですがなぜか残像感がかなりありちょっと残念な印象でした。残像感はカスタムホーム画面で画面をスライドさせた時に出るエフェクトとしての残像が、他の画面を見る時にも印象として残っているだけでハードの技術的な問題ではないかもしれませんが、一度気になるとどの画面でもわずかに感じ非常に気になってしまいました。タッチパネル自体の反応は非常にいい感じで問題はないと思います。

 本体の上面にはヘッドホンジャックのみ、右側面には上から電源・ボリュームキー・赤外線ポート、左側面には上からSIMスロット、MicroSDスロットがカバー付きであります。下面には両端にスピーカー、中央部に独自ドックコネクタが用意されています。初代と違って左右側面にインターフェースが振り分けられてしまっているので手帳型(バインダー風)のカバーケースだと使いにくそうな気がします。赤外線ポートはSamsung製家電製品のリモコンに使えるという用途で、アドレス交換等はできない仕様とのこと。国内ではほぼ無用の長物なのでリリースにはなくなっているかもしれないとのことでした。ドックコネクタのケーブルはSC-01Cと同じで、初代のものがそのまま利用できるそうです。Android3.2を搭載しているので液晶下にはタッチ式ボタンはなく、画面内に戻るボタン等が配置されることになります。設定で表示されるAndroidバージョンは3.2、カーネルバージョン 2.6.36-SC02DOMKJ4-CL566107 se.infra@SEP-69 #3、ベースバンドバージョン SC02DOMKJ3、ビルド番号 SC-02D-eng 3.2 HTJ85B 2DOMKJ4 test-keys SC02DOMKJ4となっていました。明確に開発途中のバージョンと判るようにだと思いますが、GalaxyTab 10.1 LTEの初期のものと同様に、画面を遷移する都度ランダムに画面に赤枠が表示されるようになっており、使っていてこちらも非常に気になりました。

 ホーム画面などはGalaxyTab 10.1 LTEなどSamsung製タブレットで共通な印象で、スクリーンショットボタンがあったり、通知領域のデザインもうまくまとまっているように思います。ただ設定などを開くと縦持ち画面のままでは、左に並ぶ項目の名称がほとんど表示上切れて非常に中途半端な印象になってしまっていました。縦持ちを標準としてハードが設計されているわけなので、縦の7インチ画面で適切に表示できる工夫は必要ではないかと思いました。この辺りは正式リリースまでにぜひ改善してほしいところです。展示スペースが厳しく数機種づつしか置けないなら、もうちょっと完成度を上げてからの展示にすればいいのにとちょっと感じてしまいました。

 起動時間は以下のような感じです。LTE端末より気持ち早いという感じです。
 電源オン→6秒→docomoロゴ→8秒→GalaxyTab 7.0 Plusロゴ動画→20秒→ロック画面(合計約34秒)

 SC-02Dの魅力はやはりその形状になりそうです。軽さ薄さに加えてラウンドデザインの持ちやすさに大きなインパクトを受けました。形状変更にも関わらずバッテリーも4000mAで初代と同じまま。確認はしませんでしたがケータイWatchの記事によると、タブレットユース専用のAndroid3.xなのに音声通話ができるように独自拡張がされているそうで、初代SC-01C同様に利用することが可能になっているようです。まだ開発途中ということで液晶残像感と7インチ向けのレイアウト修正がされれば、かなり魅力的な端末になるのではないかと思いました。SC-02Dではdメニューアプリは存在するものの、dマーケットアプリはなく、問題のメディアプレイヤーもアイコンが存在しない(動画アプリは存在するがアイコンが異なる)ことからIMEI送出問題の対象なのかどうかちょっと気になります。もし対象外なのであれば、安心してオススメと書けるのですが…。個人的には非常にインパクトを受けたので、MediaPadと非常に悩むところとなりました。もう少しファームウェアのバージョンが進んだところで再検討したいという感じです。引き続きチェックしたいと思います。

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■docomo Galaxy S II LTE SC-03D ラウンジ版簡易レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということでL-01Dに続き早速見に行ってきたレビューを簡単に書いておきます。展示機はL-01D同様にこちらも2台のみ。今回発表された機種が多かったのでスマホラウンジ側でも展示スペースの確保が大変になりそうとのことでした。比較的評価も高く販売も好調な機種Galaxy S II SC-02CのLTE対応後継機ということでもう少し積極的な展示があるかと思ったのですが、そうでもないところに多機種展開しすぎでプッシュしたくしてもしきれない展示スペースの都合が見てとれます。

 SC-03DのポイントはLTE対応もさることながら、4.5インチに大きくなったSuper AMOLED Plus有機ELとNFCだと思います。輝度が高く非常に発色の強い画面はとてもSamsungらしい印象ですが、画面が大きくなったことでL-01Dを見た後では非常に粗くドット感が目立った感じがして、少し残念な印象になってしまいました。NexusOneやOMNIA7の有機ELと比較すれば同ピクセルで画素密度自体が上がっているためキレイにはなっているのでしょうが、如何せん画面サイズが大きくなったことで、同程度の印象…というよりはむしろ粗い感じがより強く感じてしまう結果になった気がします。ただ比較して気付くという程度で、通常利用する分には十分キレイな画面ですので、あまり気にならないのではないかとは思います。NFCについてはFelicaのように特に外観で判断できるマークのようなものはなく、導入されているアプリでも「タグ情報」というアプリが入っているくらいで、どのように利用可能なのか全くわかりませんでした。一応mixiがNFC対応端末向けに「mixi チェック」や「mixi チェックイン」というNFC対応POP広告連動のサービスをやっているらしいので、こうしたものが使えるようになるのではないかと思われます。

 ハード的には薄くて軽い印象はそれほど変わらず、ボタン類も非常にシンプルで上面にヘッドホンジャック、下面にMicroUSB、右側面に電源、左側面にボリュームキーと必要最低限という感じです。ワンセグはないのでアンテナもついていません。液晶下には左からメニュー・ホーム・戻るボタンが並んでおり、ホームは物理ボタン、両側の2つはタッチ式になっています。SC-03Dを使って最も気になったことが、このボタンが押しにくいことでした。スクリーンが大きくなって本体幅が広くなったことで片手持ち親指での持ち手反対側のボタン操作が非常にやりづらく感じました。特に左手持ちの時親指で本体右側にある戻るボタンを操作するのがとてもやりにくかったのです。右手持ちにすれば戻るボタンの操作に支障はありませんが、今度はメニューボタンが押しにくくなります。SC-02Cと比較しても3mmしか広がっていないはずなのにその3mmが致命的に使いづらく、何度か試行錯誤したものの安定したポジションが作れず、個人的にはこの端末の常用は難しいと感じました。欧米であればおそらく問題にならないでしょうが、スペック買いする場合を除いて日本ではひょっとするとこれが致命的になってあまり販売を伸ばせないのではないかと心配になりました。

 起動時間は以下のような感じです。Optimus LTEと同じくらいですね。
 電源オン→3秒→docomoロゴ→12秒→Galaxy SII LTEロゴ動画→22秒→ロック画面(合計約37秒)

 Androidのバージョンは2.3.6、カーネルバージョン 2.6.35.11-SC03DOMKJ4-CL663272、ベースバンドバージョン SC03DOMKJ4、ビルド番号 GINGERBREAD.OMKJ4となっていました。設定にはドコモサービス・モーション・ドック設定が追加されていて、ドコモサービス項目でドコモアプリパスワードが設定された状態になっているようで、ドコモアプリを起動しようとすると4ケタのパスワードを聞かれました。関連性がよくわからないのですが、ドコモサービス項目にはオープンソースライセンスという項目があり、ライセンスが表示されるようにもなっていました。ドック設定ではオーディオ出力設定が可能になっており、外部スピーカー設定が可能なことから、まだ詳細は見つけられなかったのですが専用ドックが発売される(国内で出るかわかりませんが)のではないかと推測されます。現状ではおそらくHDMI変換ケーブルSC01のための出力設定として機能するものと思われます。

 ちょっと驚いたのはシステムソフトウェアのアップデートチェックのためにSamsungアカウントの登録が必須になったようです。GalaxyTab 7.0 Plusでもそのような仕組みはなかったので、現在のところSC-03Dだけだと思うのですが、チェックのためのメニューをクリックした時点でアカウント登録のためのサインアップ画面に誘導されてしまいます。これはなんというか…微妙な印象ですね。

 Xiやdサービス関連についてはOptimus LTEの記事に書いたのでこちらを参照してください。個人的にはSC-03Dは画面がイマイチ&戻るボタン操作がしにくいという点でないな…という印象でした。Arrows X LTEとMEDIAS LTEの出来次第ではありますが、ひょっとするとこの機種が今回発売のLTE対象機種の中で一番販売に苦労するかもしれないなと思いました。戻るボタンの操作感はかなり重要だと思うので、左手持ちで常用される方は特に注意して確認される方がよいと思います。

 dサービスの微妙さも含めて、多機種多サービス展開をすることに気を取られすぎて、ひとつひとつの品質管理や全体マネージメントがおざなりになって来ているのではないかと、docomoの今後の展開がやや心配になってしまいます。しばらくの間注意して動向をチェックする必要がありそうです。

  

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■docomo Optimus LTE L-01D ラウンジ版レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということで早速見に行ってきました。展示されていたのはLTE対応機種ではOptimus LTE L-01DとGalaxy S II LTE SC-03Dだけで、残りのArrow X LTE F-05DとMEDIAS LTE N-04Dは調整中だが今月中くらいの展示開始になるのではないかとのことでした。注目のGalaxy Nexusもまだ展示時期未定とのこと。展示台数もまだ少なくL-01DもSC-03Dも2台ずつ、少し残念でしたが個人的にはL-01DがLTE対応機種では一番注目していたのでじっくりとチェックしてきました。

■ハードウェア
 最も注目されるのは 1280×720 1677万色表示の4.5インチTrue HD IPSディスプレイですが、非常に美しい液晶でした。輝度もハデさがなく一見地味に見える発色ですが、その精細感と自然な印象は非常に好印象でした。ドット感はほとんど感じませんし、アイコンや字が非常に落ち着いた感じで見やすく疲れにくいと思います。フォントが標準で丸ゴシック系になっているのですが、この精細度なら明朝系でもキレイに違和感少なく表示できそうな気がしました。液晶画面下にはタッチ式ボタンが左からメニュー・ホーム・戻ると並んでいますが、非常に使いやすくなっています。4.5インチと大きいサイズの割に横幅がそれほど広がっていないのと、本体下部をホールドした時に指が届きやすいようにボタン類の位置が調整されているようで、ボリュームキーなども含めてほとんど違和感なく操作できるようになっていました。SC-03Dは画面が大きく幅が広くなった分ボタン類の操作が非常にやりずらく感じたので、個人的にはL-01Dではここが一番感心したところでした。タッチパネルの反応も良くぎこちなさはなく、非常に安定感を感じます。

 本体のボタン類は最小で本体上部に左からヘッドホンジャック・MicroUSB・電源ボタン・ワンセグアンテナ、左側面にはボリュームキー、右側面には何もなし、下部にはマイク穴のみととてもシンプルになっています。横置きでクレードルを使う想定なので右側面には何もないということになるのですが、ラウンジではクレードル自体は展示されておらず、どんな感じなのか確認することはできませんでした。カメラは背面上部中央にレイアウトされ、背面の真ん中やや下辺りにFelicaマークが表示されています。本体背面は全面を覆う感じのカバーになっており、樹脂製なのですがマットで滑るような感じはなく非常に持ちやすいデザインになっています。このタイプは大容量バッテリーが提供されやすい形状だと思うので、ちょっと期待したいところです。全体的に地味な印象になっているのですが、ホームボタンやカメラ周辺に金属的装飾がされていることで少し高級感を感じることができます。好みは分かれるところかと思いますが、個人的には好印象でした。

 カメラは810万画素で最大撮影サイズが3264×2448となっていました。カメラ周りの操作画面は若干野暮ったい印象で、設定できるオプションも豊富というほどではありません。連写やパノラマ・タイマーなどの機能的には揃っています。しかしながら、ISOの設定が100/200/400/AUTOしかないなど全般的にオプションの選択肢にやや物足りない印象があります。撮影自体は快速でフォーカスも早いと思いますし、画像も本体で見る限りキレイだと思いましたが、様々なシチュエーションで撮影することを考えると最近は裏面照射型CMOS搭載の機種が増えてきている状況ですし、カメラの基本性能部分に若干の物足りなさを感じるかもしれません。

 起動時間は以下のような感じです。
 電源オン→7秒→LGロゴ→8秒→docomoロゴ→3秒→Optimus LTEロゴ動画→20秒→ロック画面(合計約38秒)

 起動は決して遅くはないのですが、最近のWP7.5系やS42HWのようなAndroidでも快速起動する機種と比較するとやはりちょっと待つ感じはしてしまいますね。Optimus LTEのロゴ動画がスピード感あるものになっている分、それが何度も繰り返し再生される様子を見るのは微妙な感じです。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.3.5、カーネルバージョン 2.6.35.11、ベースバンドバージョン L01D-MDM9200B-V08a-OCT-4-2011-XX 1 [Oct 4 2011 13:34:20]、ソフトウェアバージョン V08a-OCT-4-2011、ビルド番号 GRJ22となっていました。日本語入力プラグラムは iWnn IMEで Ver.2.1.4.jp-type2-ABC-dcm-01-LG-22となっています。ホーム画面やアプリ一覧画面はLGカスタマイズが施されており、こちらも比較的シンプルな印象のものになっています。ドコモ機種はプリインストールアプリが非常に多い印象なのですが、今シーズンの機種も同様で最初から70を越すものすごい数のアプリが導入されています。早くICSを導入してフォルダ整理するようにしてほしいものです。

 設定画面ではドコモサービス・ジェスチャー・外部接続というメニュー項目が追加されていました。無線とネットワーク項目にはWi-Fi Direct設定という項目が追加されており、SC-02Cから導入されている機能ですが、Wi-Fiデバイス間で直接のやり取りが可能になっています。外部接続項目にはLGの特色であるOn-Screen Phoneという項目があり、対応ソフトをダウンロードすることでWindows端末上でAndroid端末の画面操作が可能することができます。まだL-01D用のダウンロードページは用意されていないようですが、近いうちにこちらからダウンロードできるようになると思われます。

 今シーズンのdocomo機種からdブランドでコンテンツサービスが開始されますが、その中で物議を醸しているものにプリインストールされるメディアプレイヤーで、特定条件下(PlayReadyライセンス取得下とされている)で端末のIMEIをHTTPヘッダに入れて送信するというものがあります。残念ながら送出条件にはhttps等暗号化接続下に限定されることを明示するものが確認できず、IMEIが通信上で保護された状態であるかは不明と言わざるをえません。通信自体が保護されていたとしても、仮に取得事業者経由でIMEIが漏えいした場合、IMEIに依存した認証でサービス提供をする仕組みを利用する場合において技術的に成りすましされる可能性があり、当該サービスに個人情報を登録編集する機能が存在した場合個人情報が漏えいする可能性があります。アカウントは通常変更可能ですが、IMEIは買い替えしない限り変更はできません(ハックすることは不可能ではありませんが)し、IMEIが消せない以上転売することもできません(転売すればリスクが発生する)。非常にリスクが高い仕組みと言えます。これまでにもかんたんログイン等で同様の問題がわかりやすく指摘されていたのに、スマートフォンにまでこうしたリスクを敢えて持ち込むのは理解に苦しみます。

 PlayReadyはMicroSoftが開発した著作権保護技術DRMで現在SilverLightで利用されています。すなわち機種固有のデバイスIDを必須とする必然性はなく(通常PCにはそうしたものが存在しませんし)DRMのためにdocomoがIMEIを送出しなければならない理由はないということになります(何らかの識別符号で代替が可能と考えられる)。リスクの方が大きいと思われる現状の仕組みを考えると、docomoのメディアプレイヤーは使用しないことをオススメせざるを得ません。アンインストールできればいいのですがさすがにスマホラウンジで試すわけにもいかず、厳密な意味で起動禁止するため、無償で利用できる特定アプリ起動禁止設定を可能にするアプリを探してみたのですが、適切なものがないようで、企業向けのMDMツールか、有償のi-フィルターなどを利用する必要があるようです。L-01Dに限らず今シーズン以降のdocomoのAndroid機種を選択する場合には、こうしたリスクについて十分に注意をする必要があるということになります。ハードウェアの仕上がりが良いと思われるだけに非常に残念なことです。

■Xiサービス
 今回初めてXiの通話可能機種がリリースされたことで、料金面にも新しいコースが設定されています。詳細はケータイWatchのこちらの記事を確認いただくとして、今回のL-01Dには通常サイズのXiSIMが搭載されているのですが、これを既存のFOMA対応機種に挿してもサポート対象外ではあるが問題なく動作するとのことでした。APNはSPモードになるということで、FOMA機種でテザリングしてもXiのプランの上限が適用されるとのことでした。Xi対象機種のIMEI制限はないということになります。さすがに海外のSIMフリー機で使えますかとは聞けませんでしたが、利用できればかなり魅力的なプランになると思われるので試してみたい気はします。ちなみにLTE対応エリアは首都圏でもかなり狭いのですが、L-01D等のLTE対応機種ではLTEと3Gはスムーズに切替されるので通常の利用において切替を意識する必要は全くないということでした。実際の切替時に待ち時間が発生するのかどうか(auでWiMAXと3Gの切替ではそれなりにかかる)など詳しい部分は、少なくとも設定項目で明示的にLTEをオフにするような仕組みはないため、実際に移動して使ってみないとわからなそうです。

■まとめ
 個人的には価格次第の部分はありますが、購入決定かなと思っています。特にディスプレイ部は期待通りで非常にわくわくします。今後発売予定のLTE対応4機種の中では最も地味な印象ですが、実際に使ってみたサイズ感と安定感は非常に好感触でした。作りがシンプルなのも好みで、重さもほとんど気になりませんでした。バッテリーも1800mAと比較的大きいので、テザリングの動作時間と合わせて期待したいところです。動画の再生テストも可能なら事前にしておきたいところですが、スマホラウンジでは試させてもらえないのが残念なところです。動画再生時のメディアプレイヤーの実際のところの動作も気になるので、キャプチャしつつその辺りも確認できればと思っています。多すぎるdocomoのプリインストールアプリをうまく取り除ければいいのですが、その辺の試行錯誤も購入したら記事にしたいと思います。現状では正直なところdocomoの新機種はソフトウェアサービスのリスク部分で手放しにはオススメできないと思っているのですが、L-01Dのハードウェアとしては非常に好みで期待できるので、早くソフトウェア部分の懸念を解消できたらいいのになぁと感じます…。

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