■docomo GalaxyTab 7.0 Plus SC-02D ラウンジ版簡易レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということでL-01Dに続き早速見に行ってきたレビューを簡単に書いておきます。展示機はL-01DやSC-03Dよりも多く3台は出ていたようです。タブレット端末の展示テーブルで試すことができるようになっていたのですが、テーブル反対側に展示されたGalaxyTab 10.1 LTEよりも注目はされているようでした。

 手に取った第一印象は軽くて薄くて持ちやすい!という衝撃でした。初代GalaxyTabを常用している身としては「やられた!」という感想が一番に出てきました。初代の時はもうちょっと薄かったらいいのにと思ったのですが、その希望通りの製品になっているという感じです。軽くなったおかげで縦持ちでも横持ちでも手にかかる負担はほとんど感じない上に、側面が薄くラウンドデザインに変わったことで片手で裏面からがっしりと鷲掴みも可能で、非常に持ちやすく好印象です。SC-01Cと比較して薄さで2mm薄いだけ、幅に至っては2mm広がっているにも関わらず、7インチのタブレットとして非常に理想的な持ちやすさだと思いました。本体形状はそういう感じでいいなと思ったのですが、液晶画面の解像度は1024×600で変わらずドット感が目立ってしまい惜しいのと、TFT液晶で輝度や発色は悪くないのですがなぜか残像感がかなりありちょっと残念な印象でした。残像感はカスタムホーム画面で画面をスライドさせた時に出るエフェクトとしての残像が、他の画面を見る時にも印象として残っているだけでハードの技術的な問題ではないかもしれませんが、一度気になるとどの画面でもわずかに感じ非常に気になってしまいました。タッチパネル自体の反応は非常にいい感じで問題はないと思います。

 本体の上面にはヘッドホンジャックのみ、右側面には上から電源・ボリュームキー・赤外線ポート、左側面には上からSIMスロット、MicroSDスロットがカバー付きであります。下面には両端にスピーカー、中央部に独自ドックコネクタが用意されています。初代と違って左右側面にインターフェースが振り分けられてしまっているので手帳型(バインダー風)のカバーケースだと使いにくそうな気がします。赤外線ポートはSamsung製家電製品のリモコンに使えるという用途で、アドレス交換等はできない仕様とのこと。国内ではほぼ無用の長物なのでリリースにはなくなっているかもしれないとのことでした。ドックコネクタのケーブルはSC-01Cと同じで、初代のものがそのまま利用できるそうです。Android3.2を搭載しているので液晶下にはタッチ式ボタンはなく、画面内に戻るボタン等が配置されることになります。設定で表示されるAndroidバージョンは3.2、カーネルバージョン 2.6.36-SC02DOMKJ4-CL566107 se.infra@SEP-69 #3、ベースバンドバージョン SC02DOMKJ3、ビルド番号 SC-02D-eng 3.2 HTJ85B 2DOMKJ4 test-keys SC02DOMKJ4となっていました。明確に開発途中のバージョンと判るようにだと思いますが、GalaxyTab 10.1 LTEの初期のものと同様に、画面を遷移する都度ランダムに画面に赤枠が表示されるようになっており、使っていてこちらも非常に気になりました。

 ホーム画面などはGalaxyTab 10.1 LTEなどSamsung製タブレットで共通な印象で、スクリーンショットボタンがあったり、通知領域のデザインもうまくまとまっているように思います。ただ設定などを開くと縦持ち画面のままでは、左に並ぶ項目の名称がほとんど表示上切れて非常に中途半端な印象になってしまっていました。縦持ちを標準としてハードが設計されているわけなので、縦の7インチ画面で適切に表示できる工夫は必要ではないかと思いました。この辺りは正式リリースまでにぜひ改善してほしいところです。展示スペースが厳しく数機種づつしか置けないなら、もうちょっと完成度を上げてからの展示にすればいいのにとちょっと感じてしまいました。

 起動時間は以下のような感じです。LTE端末より気持ち早いという感じです。
 電源オン→6秒→docomoロゴ→8秒→GalaxyTab 7.0 Plusロゴ動画→20秒→ロック画面(合計約34秒)

 SC-02Dの魅力はやはりその形状になりそうです。軽さ薄さに加えてラウンドデザインの持ちやすさに大きなインパクトを受けました。形状変更にも関わらずバッテリーも4000mAで初代と同じまま。確認はしませんでしたがケータイWatchの記事によると、タブレットユース専用のAndroid3.xなのに音声通話ができるように独自拡張がされているそうで、初代SC-01C同様に利用することが可能になっているようです。まだ開発途中ということで液晶残像感と7インチ向けのレイアウト修正がされれば、かなり魅力的な端末になるのではないかと思いました。SC-02Dではdメニューアプリは存在するものの、dマーケットアプリはなく、問題のメディアプレイヤーもアイコンが存在しない(動画アプリは存在するがアイコンが異なる)ことからIMEI送出問題の対象なのかどうかちょっと気になります。もし対象外なのであれば、安心してオススメと書けるのですが…。個人的には非常にインパクトを受けたので、MediaPadと非常に悩むところとなりました。もう少しファームウェアのバージョンが進んだところで再検討したいという感じです。引き続きチェックしたいと思います。

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■docomo Galaxy S II LTE SC-03D ラウンジ版簡易レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということでL-01Dに続き早速見に行ってきたレビューを簡単に書いておきます。展示機はL-01D同様にこちらも2台のみ。今回発表された機種が多かったのでスマホラウンジ側でも展示スペースの確保が大変になりそうとのことでした。比較的評価も高く販売も好調な機種Galaxy S II SC-02CのLTE対応後継機ということでもう少し積極的な展示があるかと思ったのですが、そうでもないところに多機種展開しすぎでプッシュしたくしてもしきれない展示スペースの都合が見てとれます。

 SC-03DのポイントはLTE対応もさることながら、4.5インチに大きくなったSuper AMOLED Plus有機ELとNFCだと思います。輝度が高く非常に発色の強い画面はとてもSamsungらしい印象ですが、画面が大きくなったことでL-01Dを見た後では非常に粗くドット感が目立った感じがして、少し残念な印象になってしまいました。NexusOneやOMNIA7の有機ELと比較すれば同ピクセルで画素密度自体が上がっているためキレイにはなっているのでしょうが、如何せん画面サイズが大きくなったことで、同程度の印象…というよりはむしろ粗い感じがより強く感じてしまう結果になった気がします。ただ比較して気付くという程度で、通常利用する分には十分キレイな画面ですので、あまり気にならないのではないかとは思います。NFCについてはFelicaのように特に外観で判断できるマークのようなものはなく、導入されているアプリでも「タグ情報」というアプリが入っているくらいで、どのように利用可能なのか全くわかりませんでした。一応mixiがNFC対応端末向けに「mixi チェック」や「mixi チェックイン」というNFC対応POP広告連動のサービスをやっているらしいので、こうしたものが使えるようになるのではないかと思われます。

 ハード的には薄くて軽い印象はそれほど変わらず、ボタン類も非常にシンプルで上面にヘッドホンジャック、下面にMicroUSB、右側面に電源、左側面にボリュームキーと必要最低限という感じです。ワンセグはないのでアンテナもついていません。液晶下には左からメニュー・ホーム・戻るボタンが並んでおり、ホームは物理ボタン、両側の2つはタッチ式になっています。SC-03Dを使って最も気になったことが、このボタンが押しにくいことでした。スクリーンが大きくなって本体幅が広くなったことで片手持ち親指での持ち手反対側のボタン操作が非常にやりづらく感じました。特に左手持ちの時親指で本体右側にある戻るボタンを操作するのがとてもやりにくかったのです。右手持ちにすれば戻るボタンの操作に支障はありませんが、今度はメニューボタンが押しにくくなります。SC-02Cと比較しても3mmしか広がっていないはずなのにその3mmが致命的に使いづらく、何度か試行錯誤したものの安定したポジションが作れず、個人的にはこの端末の常用は難しいと感じました。欧米であればおそらく問題にならないでしょうが、スペック買いする場合を除いて日本ではひょっとするとこれが致命的になってあまり販売を伸ばせないのではないかと心配になりました。

 起動時間は以下のような感じです。Optimus LTEと同じくらいですね。
 電源オン→3秒→docomoロゴ→12秒→Galaxy SII LTEロゴ動画→22秒→ロック画面(合計約37秒)

 Androidのバージョンは2.3.6、カーネルバージョン 2.6.35.11-SC03DOMKJ4-CL663272、ベースバンドバージョン SC03DOMKJ4、ビルド番号 GINGERBREAD.OMKJ4となっていました。設定にはドコモサービス・モーション・ドック設定が追加されていて、ドコモサービス項目でドコモアプリパスワードが設定された状態になっているようで、ドコモアプリを起動しようとすると4ケタのパスワードを聞かれました。関連性がよくわからないのですが、ドコモサービス項目にはオープンソースライセンスという項目があり、ライセンスが表示されるようにもなっていました。ドック設定ではオーディオ出力設定が可能になっており、外部スピーカー設定が可能なことから、まだ詳細は見つけられなかったのですが専用ドックが発売される(国内で出るかわかりませんが)のではないかと推測されます。現状ではおそらくHDMI変換ケーブルSC01のための出力設定として機能するものと思われます。

 ちょっと驚いたのはシステムソフトウェアのアップデートチェックのためにSamsungアカウントの登録が必須になったようです。GalaxyTab 7.0 Plusでもそのような仕組みはなかったので、現在のところSC-03Dだけだと思うのですが、チェックのためのメニューをクリックした時点でアカウント登録のためのサインアップ画面に誘導されてしまいます。これはなんというか…微妙な印象ですね。

 Xiやdサービス関連についてはOptimus LTEの記事に書いたのでこちらを参照してください。個人的にはSC-03Dは画面がイマイチ&戻るボタン操作がしにくいという点でないな…という印象でした。Arrows X LTEとMEDIAS LTEの出来次第ではありますが、ひょっとするとこの機種が今回発売のLTE対象機種の中で一番販売に苦労するかもしれないなと思いました。戻るボタンの操作感はかなり重要だと思うので、左手持ちで常用される方は特に注意して確認される方がよいと思います。

 dサービスの微妙さも含めて、多機種多サービス展開をすることに気を取られすぎて、ひとつひとつの品質管理や全体マネージメントがおざなりになって来ているのではないかと、docomoの今後の展開がやや心配になってしまいます。しばらくの間注意して動向をチェックする必要がありそうです。

  

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■docomo Optimus LTE L-01D ラウンジ版レビュー
 docomoから発表になった新製品がスマートフォンラウンジで展示開始されているということで早速見に行ってきました。展示されていたのはLTE対応機種ではOptimus LTE L-01DとGalaxy S II LTE SC-03Dだけで、残りのArrow X LTE F-05DとMEDIAS LTE N-04Dは調整中だが今月中くらいの展示開始になるのではないかとのことでした。注目のGalaxy Nexusもまだ展示時期未定とのこと。展示台数もまだ少なくL-01DもSC-03Dも2台ずつ、少し残念でしたが個人的にはL-01DがLTE対応機種では一番注目していたのでじっくりとチェックしてきました。

■ハードウェア
 最も注目されるのは 1280×720 1677万色表示の4.5インチTrue HD IPSディスプレイですが、非常に美しい液晶でした。輝度もハデさがなく一見地味に見える発色ですが、その精細感と自然な印象は非常に好印象でした。ドット感はほとんど感じませんし、アイコンや字が非常に落ち着いた感じで見やすく疲れにくいと思います。フォントが標準で丸ゴシック系になっているのですが、この精細度なら明朝系でもキレイに違和感少なく表示できそうな気がしました。液晶画面下にはタッチ式ボタンが左からメニュー・ホーム・戻ると並んでいますが、非常に使いやすくなっています。4.5インチと大きいサイズの割に横幅がそれほど広がっていないのと、本体下部をホールドした時に指が届きやすいようにボタン類の位置が調整されているようで、ボリュームキーなども含めてほとんど違和感なく操作できるようになっていました。SC-03Dは画面が大きく幅が広くなった分ボタン類の操作が非常にやりずらく感じたので、個人的にはL-01Dではここが一番感心したところでした。タッチパネルの反応も良くぎこちなさはなく、非常に安定感を感じます。

 本体のボタン類は最小で本体上部に左からヘッドホンジャック・MicroUSB・電源ボタン・ワンセグアンテナ、左側面にはボリュームキー、右側面には何もなし、下部にはマイク穴のみととてもシンプルになっています。横置きでクレードルを使う想定なので右側面には何もないということになるのですが、ラウンジではクレードル自体は展示されておらず、どんな感じなのか確認することはできませんでした。カメラは背面上部中央にレイアウトされ、背面の真ん中やや下辺りにFelicaマークが表示されています。本体背面は全面を覆う感じのカバーになっており、樹脂製なのですがマットで滑るような感じはなく非常に持ちやすいデザインになっています。このタイプは大容量バッテリーが提供されやすい形状だと思うので、ちょっと期待したいところです。全体的に地味な印象になっているのですが、ホームボタンやカメラ周辺に金属的装飾がされていることで少し高級感を感じることができます。好みは分かれるところかと思いますが、個人的には好印象でした。

 カメラは810万画素で最大撮影サイズが3264×2448となっていました。カメラ周りの操作画面は若干野暮ったい印象で、設定できるオプションも豊富というほどではありません。連写やパノラマ・タイマーなどの機能的には揃っています。しかしながら、ISOの設定が100/200/400/AUTOしかないなど全般的にオプションの選択肢にやや物足りない印象があります。撮影自体は快速でフォーカスも早いと思いますし、画像も本体で見る限りキレイだと思いましたが、様々なシチュエーションで撮影することを考えると最近は裏面照射型CMOS搭載の機種が増えてきている状況ですし、カメラの基本性能部分に若干の物足りなさを感じるかもしれません。

 起動時間は以下のような感じです。
 電源オン→7秒→LGロゴ→8秒→docomoロゴ→3秒→Optimus LTEロゴ動画→20秒→ロック画面(合計約38秒)

 起動は決して遅くはないのですが、最近のWP7.5系やS42HWのようなAndroidでも快速起動する機種と比較するとやはりちょっと待つ感じはしてしまいますね。Optimus LTEのロゴ動画がスピード感あるものになっている分、それが何度も繰り返し再生される様子を見るのは微妙な感じです。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.3.5、カーネルバージョン 2.6.35.11、ベースバンドバージョン L01D-MDM9200B-V08a-OCT-4-2011-XX 1 [Oct 4 2011 13:34:20]、ソフトウェアバージョン V08a-OCT-4-2011、ビルド番号 GRJ22となっていました。日本語入力プラグラムは iWnn IMEで Ver.2.1.4.jp-type2-ABC-dcm-01-LG-22となっています。ホーム画面やアプリ一覧画面はLGカスタマイズが施されており、こちらも比較的シンプルな印象のものになっています。ドコモ機種はプリインストールアプリが非常に多い印象なのですが、今シーズンの機種も同様で最初から70を越すものすごい数のアプリが導入されています。早くICSを導入してフォルダ整理するようにしてほしいものです。

 設定画面ではドコモサービス・ジェスチャー・外部接続というメニュー項目が追加されていました。無線とネットワーク項目にはWi-Fi Direct設定という項目が追加されており、SC-02Cから導入されている機能ですが、Wi-Fiデバイス間で直接のやり取りが可能になっています。外部接続項目にはLGの特色であるOn-Screen Phoneという項目があり、対応ソフトをダウンロードすることでWindows端末上でAndroid端末の画面操作が可能することができます。まだL-01D用のダウンロードページは用意されていないようですが、近いうちにこちらからダウンロードできるようになると思われます。

 今シーズンのdocomo機種からdブランドでコンテンツサービスが開始されますが、その中で物議を醸しているものにプリインストールされるメディアプレイヤーで、特定条件下(PlayReadyライセンス取得下とされている)で端末のIMEIをHTTPヘッダに入れて送信するというものがあります。残念ながら送出条件にはhttps等暗号化接続下に限定されることを明示するものが確認できず、IMEIが通信上で保護された状態であるかは不明と言わざるをえません。通信自体が保護されていたとしても、仮に取得事業者経由でIMEIが漏えいした場合、IMEIに依存した認証でサービス提供をする仕組みを利用する場合において技術的に成りすましされる可能性があり、当該サービスに個人情報を登録編集する機能が存在した場合個人情報が漏えいする可能性があります。アカウントは通常変更可能ですが、IMEIは買い替えしない限り変更はできません(ハックすることは不可能ではありませんが)し、IMEIが消せない以上転売することもできません(転売すればリスクが発生する)。非常にリスクが高い仕組みと言えます。これまでにもかんたんログイン等で同様の問題がわかりやすく指摘されていたのに、スマートフォンにまでこうしたリスクを敢えて持ち込むのは理解に苦しみます。

 PlayReadyはMicroSoftが開発した著作権保護技術DRMで現在SilverLightで利用されています。すなわち機種固有のデバイスIDを必須とする必然性はなく(通常PCにはそうしたものが存在しませんし)DRMのためにdocomoがIMEIを送出しなければならない理由はないということになります(何らかの識別符号で代替が可能と考えられる)。リスクの方が大きいと思われる現状の仕組みを考えると、docomoのメディアプレイヤーは使用しないことをオススメせざるを得ません。アンインストールできればいいのですがさすがにスマホラウンジで試すわけにもいかず、厳密な意味で起動禁止するため、無償で利用できる特定アプリ起動禁止設定を可能にするアプリを探してみたのですが、適切なものがないようで、企業向けのMDMツールか、有償のi-フィルターなどを利用する必要があるようです。L-01Dに限らず今シーズン以降のdocomoのAndroid機種を選択する場合には、こうしたリスクについて十分に注意をする必要があるということになります。ハードウェアの仕上がりが良いと思われるだけに非常に残念なことです。

■Xiサービス
 今回初めてXiの通話可能機種がリリースされたことで、料金面にも新しいコースが設定されています。詳細はケータイWatchのこちらの記事を確認いただくとして、今回のL-01Dには通常サイズのXiSIMが搭載されているのですが、これを既存のFOMA対応機種に挿してもサポート対象外ではあるが問題なく動作するとのことでした。APNはSPモードになるということで、FOMA機種でテザリングしてもXiのプランの上限が適用されるとのことでした。Xi対象機種のIMEI制限はないということになります。さすがに海外のSIMフリー機で使えますかとは聞けませんでしたが、利用できればかなり魅力的なプランになると思われるので試してみたい気はします。ちなみにLTE対応エリアは首都圏でもかなり狭いのですが、L-01D等のLTE対応機種ではLTEと3Gはスムーズに切替されるので通常の利用において切替を意識する必要は全くないということでした。実際の切替時に待ち時間が発生するのかどうか(auでWiMAXと3Gの切替ではそれなりにかかる)など詳しい部分は、少なくとも設定項目で明示的にLTEをオフにするような仕組みはないため、実際に移動して使ってみないとわからなそうです。

■まとめ
 個人的には価格次第の部分はありますが、購入決定かなと思っています。特にディスプレイ部は期待通りで非常にわくわくします。今後発売予定のLTE対応4機種の中では最も地味な印象ですが、実際に使ってみたサイズ感と安定感は非常に好感触でした。作りがシンプルなのも好みで、重さもほとんど気になりませんでした。バッテリーも1800mAと比較的大きいので、テザリングの動作時間と合わせて期待したいところです。動画の再生テストも可能なら事前にしておきたいところですが、スマホラウンジでは試させてもらえないのが残念なところです。動画再生時のメディアプレイヤーの実際のところの動作も気になるので、キャプチャしつつその辺りも確認できればと思っています。多すぎるdocomoのプリインストールアプリをうまく取り除ければいいのですが、その辺の試行錯誤も購入したら記事にしたいと思います。現状では正直なところdocomoの新機種はソフトウェアサービスのリスク部分で手放しにはオススメできないと思っているのですが、L-01Dのハードウェアとしては非常に好みで期待できるので、早くソフトウェア部分の懸念を解消できたらいいのになぁと感じます…。

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■HTC Radar UK版 レビュー
 予約してあったHTC Radar UK版が届いたのでOMNIA7やIS12Tと比較などしながらレビューしてみたいと思います。HTC Radarは同時発売のTITANと同様にWindows Phone 7.5 Mangoを最初から搭載し、前面カメラ+テザリングをサポートして発売された世界初の機種ということになります。IS12TはMango搭載は世界初でしたが早いリリースに合わせるため新しい機能の一部が間に合わなかった(もしくはauが不採用にした)ため、残念ながら前面カメラ+テザリングは搭載されていません。今後登場予定の機種スペックを見る限りMango端末としてはHTC Radarは標準仕様ということになると推測されます。(テザリングはキャリアにより採用されない可能性がありますが)

■ハードウェア
 注文したのはWhiteモデルだったのですが、到着したのはGraphite。Twitterなどを見ている限りどうやらHandtecに入荷したのは全てGraphiteになっているようです。製品の箱にはカラー表記がないのでWhiteは無しになったのでしょうか?(…他社ではWhiteが販売されているのでHandtecの事情のようですorz)そのGraphiteですが一目見た感じはNexusOneかと見まごう印象でした。すごく親近感を感じますw 背面までアルミボディになっているRadarの方が高級感はありますが、大きさや重さも比較的近いのでとても馴染みました。液晶パネルはWP7.5の仕様に沿って800×480の3.8インチと、最近のAndroidの高解像度化競争とは一線を置いてプラットフォームを堅持しています。OMNIA7の有機ELと違って輝度や発色は控えめなものの精細感があり(OMNIA7と比較して)とても美しく感じます。タッチの反応は上々。OMNIA7よりも俊敏でやはりIS12T同様にスクロールが早く快適に使える印象です。液晶下には左から戻る・スタート・検索のタッチ式ボタンが並んでおり、Androidのように機種毎に並びがバラバラということもなく、安心してボタンを操作することができます。

 ボタン類も仕様に沿ってシンプルで、上面には左からヘッドホンジャック・電源ボタン、下面にはマイク穴のみ、右側面には上からボリュームキー・シャッターキー、左側面には下の方にMicroUSB端子があります。クレードルを使うことが想定されているため、クレードルと接続するMicroUSB端子のある側面には他の端子はありません。個人的には左側面にボリュームキーがある端末(iPhone,OMINIA7,NexusOne,001HT)に慣れていたので、ちょっと使いにくさを感じています。背面上部には500万画素背面照射型CMOSのカメラとLEDフラッシュ1灯があり、その横にスピーカがあります。スピーカが結構音が大きく比較的ハッキリしたいい音で聴こえるので少し驚きました。上下にあるアルミ以外のパーツ部分は樹脂製のマットでややしっとりした感じの手触りですべりにくくなっており、OMNIA7の数倍持ちやすいと思いました。IS12Tと比べるとやや重さを意識しますが、持ちやすいのであまり気にはなりません。

 カメラはF2.2+背面照射型CMOSだけに室内でも非常に明るく撮影することができます。フラッシュオート設定での夜間室内でもフラッシュがあまり使われません。また28mm相当と画角が携帯カメラにしては広いので室内撮影でも広く撮れ便利だなと思いました。OMNIA7も画角は広い方で良かったのですが、Radarはそれよりも更に広く感じます。惜しいのは色が非常に薄いというか落ち着いているというか色ノリがイマイチなので、補正が必須かなと思われるところです。それを意識してか、Radarには標準でPhoto Enhancerという写真加工用ソフトがインストールされており、撮影した写真にエフェクトをかけられるようになっています。ただできることは限られるので、しっかり修正したい場合にはPC側で取り込んで作業する方がいいと思われました。撮影時のAF速度は快速です。シャッターボタン半押しで合わせて更に押し込んでシャッターを切るか、画面タッチでAFが動作しシャッターが切れます。シャッターを切る直前で一旦ボケたりするのでドキドキしますが、ちゃんと撮影されたものはピントがあっているので問題ありません。パノラマモードやバースト(連写)モードがなかなか面白いです。前面カメラの方はスペックが見つけられなかったのですが、普通の30万画素くらいの印象でややノイズも多い感じです。

 起動時間は以下のような感じです。WP7端末らしく非常に快適ですね。
 電源オン→3秒→白画面+HTCロゴ→15秒→Windows Phoneロゴ動画→6秒→メイン画面(合計約24秒)

■ソフトウェア
 Androidのようなスタート画面アプリ自体のカスタマイズの権利がそもそもないので、スタート画面はテーマのみカスタマイズされていました。標準ではグリーンのタイル+飾り枠付きの写真アイコンの組み合わせでhtcというテーマ名になっています。さすがHTC細かいところで差別化してきています。Settingメニューに入ると独自項目がいくつか追加されていて、OMNIA7と比較すると増えた項目は Internet Sharing(テザリング)・easy of access(TTY/TDD設定)・attentive phone(音量調節系)・camera modes(カメラ設定へ誘導)・sound enhancer(SRS等イコライザー設定)・SIM applications(SIM入れてないので未確認)という感じです。個人的には音声系の調整項目が増えているのと、イコライザ機能がまさに欲しいと思っていたので嬉しかったです。

 システムのバージョンは以下のようになっていました。
  ソフトウェア:Windows Phone 7.5
  OSバージョン:7.10.7720.68
  ファームウェアリビジョン番号:1600.2200.10803.401
  ハードウェアリビジョン番号:0002
  無線ソフトウェアバージョン:16.23.02.09_2_16.24.00.23U
  無線ハードウェアバージョン:2.102.0.D4
  ブートローダーバージョン:1.8.160015.3(131745)
  チップSOCバージョン:1.6.0.0

 HTCが独自導入しているアプリケーションとしてはDLNA対応のConnected Media、3G接続設定を行うらしいConnection Setup、Flashlight、日本語ヘルプにつながるHelp+How-to、天気予報・ニュース・HTC専用アプリ等を表示するHTC Hub、映画のプロモを見られるHTC Watch、位置情報を記録するLocations、メモを書けるNotes、写真にエフェクトをかけるPhoto enhancerという感じです。端末起動直後の初期設定(ネットワーク未接続状態)の途中でHTCアプリのインストール工程が入るため、WP7.5のOSとは別に専用アプリのインストーラがメモリ内に用意されているようです。ちなみに設定でregion+LanguageをDisplay Language以外はjapaneseに設定可能で、ブラウザの日本語表示や日本語入力等は問題なく利用可能です。またこの設定状況でMarketplaceにおいて日本語アプリがちゃんと表示されていることを確認しています。残念なのは日本語のフォントはあまりキレイではありませんOMNIA7はMangoアップデートでフォントがキレイになったのですが、新しいフォントはRadarには含まれていないようです。【追記】日本のWindows Live IDで設定し直して1日経ってから再起動したら日本語フォントがキレイになっていました。最初OMNIA7で使っていた英国IDだったので設定が適切でなかったのかもしれません。IE表示で比較してみたところ現在はIS12Tと同等表示になっているので、Mango用にビルドされたアプリであれば設定次第で適切な日本語フォントで利用することができるようです。

 ヘッドホンジャックの音質も確認しています。いつものVictorのHA-FXC71-Bを接続して聴いてみたところ、最初モコモコして低音ばかり強調されたひどい感じだったのですが、RadarではデフォルトでSRSエフェクトが有効になっており、設定→sound enhancerでMusicの設定をNo effectsに変更することで、ヘッドホン向けの音質で聴くことができました。001HT同様どうやらRadarもHA-FXC71-Bと相性はいいようで、しっかり芯のある低音と繊細でやや硬質さを感じさせる高音、センターで存在感を出すボーカルがとてもバランスがいい感じです。RadarではIS12TやOMNIA7に比べると低音がしっかり出ているのでより聴きやすい印象です。WP7系端末はIS12TやOMNIA7(Mango)とも共通して左右のセパレーションがしっかりしていて包まれるようなステレオ感がとてもよく出ているのと、ボーカルを含めた中〜高音がクリアで艶がある感じがしますね。この音に慣れるとiPhoneにはちょっと戻れないなと思います。MDR-7506などで聴くとボーカルのサ行がちょっと強く耳に痛い感じになることもありますが、HA-FXC71-Bでは全く気にならず、すごくバランスがいいのでかなりお気に入りです。実際のところイコライザー設定はありますがほとんど使わないで済みそうです。

 例によってテストファイルを使って動画の再生試験をします。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.1。DLNA再生はConnected Mediaでの再生となります。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

DLNA再生
 F,G,H,J,K,L,N,Oは再生可能。720pまでのmp4はほぼ再生可能。
 1080pのI,Mは再生不可。wmvはどちらもOK。mkvとaviはサムネは表示するも再生不可。

 720pまでのmp4であればHPでもコマ落ち感なく再生できたのでDLNAプレイヤーとしては十分使えそうなのですが、残念なことに4:3/16:9どちらのコンテンツも横画面固定且つ縦幅に合わせたフル画面(等比拡大?)再生になってしまい、表示の切替などが全くできないのでちょっと微妙な感じです。4:3なら上下が16:9なら左右が必ず一部欠けることになるので気になるかたはいるかもしれません。Windows Phone 7 Connectorでは720p BPのmp4までであれば無変換で転送でき、Zune Softwareで再生する分には画面の表示切替も行うことができたので、気になる方は転送を利用されることをオススメします。ちなみに動画の音声にもデフォルトでSRSエフェクトがかかっているので、ヘッドホンで視聴する場合には設定でオフにすることをオススメします。

■まとめ
 さすがのHTC端末という感じでしょうか。やはり高級感安定感完成度が素晴らしいと思いました。ディスプレイ輝度に関してだけはOMNIA7の明瞭且つキレイな有機EL発光に魅力はありますが、Radarの液晶の精細感がその分を補ってくれるかなと思います。使ってみて非常に満足度の高い端末で、十分にメイン端末として使うだけのクオリティがあると感じます。個人的にはかなりお気に入りです。音楽再生の音質がとても気に入ったので当面通勤時の音楽プレイヤーとして利用することになりそうです。今回クレードルは購入しなかったのですが、USBの位置的に充電しながら使うのは微妙なので、何気にクレードルがあった方が便利そうだなと感じました。WP7系端末はまだauのIS12Tしか国内では話題がありませんが、Mangoになってかなり全般的なクオリティが上がって使いやすくなっていると思うので、日本のキャリアでももっと扱ってもらえるといいのになぁと素直に思います。マーケティングや販売教育など課題は大きいかなと思いますが…。とりあえずWP7には興味あるけどIS12Tはいろいろちょっと…という方はディスプレイ言語のみ英語になったままで良ければHTC Radarは価格も安いですし、開発機等として試してみるにはちょうどいい端末になるかもしれません。

【追記】Connection Setupは挿入されたSIMに合わせて自動でネットワーク登録を行ってくれるアプリケーションの模様。通話設定は自動でOK。APN設定を行ってくれるわけではないので、データ通信のためのAPN設定は別途「Settings→mobile network→add apn」で設定が必要。APN登録はAPN名、ユーザ名、パスワードのみでほぼOK。Androidのように細かい設定はできない。一応黒SIMとU300で動作までは確認。

【追記2】日本のliveアカウントだと日本語関連がフォント含めて適切に利用できるのはいいが、一部アプリがダウンロードできないなど不便も多い模様…本家Twitterアプリがダウンロードできないとかどういうこと…orz

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■au MOTOROLA PHOTON ISW11M レビュー
 ITmedia +D Mobile主催の「MOTOROLA PHOTON タッチ・アンド・トライ ブロガーミーティング」に参加してきたのでレビューを書いておきます。実はこの端末CEATECでももちろん見てきたのですが、こちらのイベントの予定が入っていたのであまり詳細にはチェックしなかったのでした。MOTOROLA社のプレゼンと合わせて実機にじっくり触り質問もできたのでとても良いイベントでした。

■ハードウェア
 手に持った第一印象は幅広でガッチリという感じでした。4.3インチqHDの大きな画面とそれを取り囲むメタルフレームが相当に強固でしっかりしたインパクトを与えてくれます。その割にひどく重く感じないのは背面カバーの樹脂素材のラウンドデザインと柔らかなマット感によるものかもしれません。手に馴染む感じですべって落としそうなこともなく、安心してホールドできると思いました。プレゼンにあった高級感まではパッケージングには感じませんでしたが、高品質であるとは思います。ディスプレイ自体は非常にキレイで視野角もとても広く表面反射もある程度抑えられているように感じました。タッチ操作の反応も安定感があり非常に好感触です。液晶周辺のメタルフレームが液晶面より少し盛り上がっているため、ホールド感は大振りな感じになってしまってるのですが、むしろ保護ケースを付けているかのような感覚で、ちょっと落としたくらいでは液晶面にはあまりキズがつかなそうな気がします。とはいえ素でそんな感じなので、ケースを付けたりすると女性の手には少し大きすぎるかもしれません。

 ディスプレイ下にはタッチ式ボタンが左から、メニュー・ホーム・戻る・検索と4つ並んでいます。本体の角が少し削れたようなデザインになっているためか、大きさの割に意外と操作しにくい感じはありませんでした。物理的なボタン類は本体右側面に上からボリュームキー・シャッターキー、どちらもボタンに筋がデザインされており使いやすい感じです。上面には左から電源・ヘッドホンジャック、右側面には上からMicroUSB・MicroHDMIとなっており、下部には背面カバーを空けるスキマがあるくらいです。比較的シンプルな印象ですね。ボタン操作も比較重め?でしっかりした印象でした。ISW11Mはクレードルが別途用意され、本体右側面のUSBとHDMI端子を挿入して利用できるようになります。後述しますがその状態でWebTopというMOTOROLAオリジナルのUIを利用することができます。

 バッテリーは1650mAということでスマホとしては大きめ、WiMAXテザリングで240分、3Gテザリングで210分という接続が可能になっているそうです。ただし通常待ち受け時間は210時間とちょっと短めで使い方によっては微妙なところかもしれません。カメラは背面800万画素・前面30万画素となっていましたが(注:当初200万画素と記載していましたがITMedia社よりカタログスペックの記載ミスと訂正メールをいただきました)、低解像度の割にはカメラ切替して前面カメラで表示された画面を見るとノイズも少なくキレイに見える感じがしました。CPUスペックの高さもあってか写真撮影時のAFも素早くスムーズに撮影が可能でした。ただしカメラで設定可能な項目は少なくオプションも少し寂しい感じで、カメラ重視の方には物足りないかもしれません。LEDフラッシュも2コ付きでスペックは悪くないだけにカメラ機能の向上はぜひ実現してほしいところです。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.3.4,カーネルバージョン 2.6.32.9-00129-gd2042d5 w21120@zkr30Inxdroid20 #2、ベースバンドバージョン N_02.28.15P、ビルド番号 4.5.1A-1_KDI-92_LE-24となっています。ISW11Mに特徴的な項目としてシステムバージョン 45.1.24.ISW11M.KDDI.en.JPという項目と、WebTopバージョン WT-1.2.0-131_29という項目が追加されていました。日本語入力はiWnn IME Ver.2.1.4.jp-Moto-s03となっています。ホームも含めてUIはかなりカスタマイズされており、MOTOBLURというSNSやメールなどのコミュニケーションを統合するアプリと合わせてMOTOROLA製スマートフォンらしい味付けがされています。MOTOBLURについては他のレビュー等を参考にしていただくとして、個人的にはWP7のPeople HUBの方が使い勝手や見通し感はいいなぁと思ってしまいました。MOTOBLUR対応のおかげか、アカウントセットアップで登録可能なサービスは非常に多く、他機種ではあまり見かけないOrkut・LastFM・Photobuket・WindowsLiveなどが利用できるようになっていました。これはユーザには嬉しい部分かもしれません。

 カスタム面でちょっと面白かったのは、内部ストレージ16Gがアプリケーションストレージと内部ストレージに分割されていること。端末容量設定画面で別々に分かれて空き容量が表示されています。ちょっと見ると16Gじゃないの?って驚いてしまうかもしれません。おそらくWebTopの領域が更に別に確保されていると推測されます。また設定にあるアカウント追加メニューが単独アプリケーションとしても用意されており、アカウントという名前になっていました。バッテリーとデータ管理・HDMIなど独自設定メニューになっている項目もあり、使いやすくしようという努力が感じられます。アプリの名前も独自訳が多く、カムコーダーとかテキストメッセージングとか他のスマホではあまり見ない名前になっているものがいくつかありました。その中でも直球だなと思ったのはDLNAアプリで、まんま「DLNA」という名前でアプリになっています。実際の動作確認まではできなかったもののクライアント・サーバ・コントローラと3種類全ての役割が含まれているようです。UIが非常に残念で、必要最低限揃えました、とりあえず使えますという感じ。これについてはもうちょっと工夫してくれてもいいのにと思ってしまいました。ただ特徴的なところとして設定項目に「Xboxのサポート」という項目があり、明示的にXboxへのDLNA接続に対応しているようでした。

 さて、MOTOROLA端末でATRIXに初めて搭載され話題になったWebTopですが、今回ISW11Mに搭載されるに当ってUIやブラウザであるFirefoxが日本語化され日本語入力にも対応し、国内の利用者が問題なく利用できるように改良がほどこされていました。おまけ的位置づけで英語のままになるのではないかと思っていたのですが、UI自体は適切にローカライズされたことで一安心です。残念なのはWebTop向けに用意された各種Webアプリは英語のままということ。DropboxやCITRIXなどシンクライアント的に利用する上で重要なアプリは全て英語のままということで、ちょっと敷居が上がってしまうかもしれません。更にATRIXの頃から実装上心配だった「WebTop=Linux環境」のためセキュリティアップデートがちゃんと提供されるのか、安全のための実装が何か行われているのか」について質問をしてみました。ISW11MのWebTopに実装されているFirefoxは4.0.1でアップデートの予定は現在のところないそうです。WebTop内にアンチウイルス等のセキュリティ実装がされているかもわからないということでした。WebTop自体がUSでアップデートが提供されるようなら、日本でも対応していくが現在のところそうしたアップデートの予定はないとのこと。ARM環境で動くLinuxということで一般的なウイルス感染リスクは少ないと思うものの、比較的狙われやすいブラウザ環境がかなり古いバージョンのままで且つアップデートの仕組みが不透明というのは、ちょっと企業向けにどうこうアピールできる材料ではないのではないかと少し心配になりました。セキュリティ関係については調べてみるということでしたが、どのように公表されるのか興味深いところです(ITmediaの記事?)。とりあえずWebTopを利用しようとする場合には、必ずUTM配下の安全性の高いネットワーク内で試されることをオススメいたします。

■まとめ
 ISW11Mは質実剛健しっかりした拡張可能なハードウェア部分が最大の魅力かなと思いました。残念ながら動画のテストとか音楽の試聴とかもしてこれなかった(試験データ入ったSDを持っていくの忘れたorz)ので具体的な対応フォーマットまではわからないのですが、スタンド付きになっている&クレードルでHDMI出力を便利に利用できるようになっていることからも、メディアプレイヤーとして活躍する場面も多いのではないかと思います。専用クレードルは充電器・HDMIケーブル・リモコンもついて10/21に大手量販店経由8000円くらいで販売されるとのことなので、合わせて購入されるとISW11Mを利用する上でより活用の幅が広がることは間違いないと思います。クレードルにはHDMI1・USB3と拡張ポートがありますのでWebTopでPC的に利用することが容易になっています。一人暮らしでパソコンを占有して置く場所はないが大画面でブラウジングしたい場合などTV接続で活用できる組み合わせは魅力的になるかもしれません(ルータにセキュリティ機能必須ですが…)。HTC EVO ISW11HTが超低価格で販売されている状況下に投入されるので、購入する側も製品の特徴をしっかりと把握して、自身の利用シーンを具体的にイメージしながら選択できるといいなと思います。

【10/26追記】
なんかアクセスが増えたと思ったらITmedia記事からリンクしてもらっていました。イベント時の質問の回答があるのかなと思って確認してみましたが、WebTopのセキュリティに関する質問は記事では一切触れられておらずスルーされてましたorz リンクのために記事内容もチェックしていたと思われるのに、スルーされてしまったのは本当に残念。

 ブロガーイベントで分かった「MOTOROLA PHOTON」、本当の魅力 (2/2)
 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1110/25/news002_2.html

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■CEATEC: MVPen for iPad EN309i 簡易レビュー
 fansfansの「最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2011」特別招待日にご招待!」に当選したので招待日にプレスとして参加してきました。そこでPCwatchで紹介されてからというもの早く実機を見たいと思っていた「Smart Pen for iPad」が「MVPen for iPad EN309i」として3A60にて展示されているのを見て、大喜びで触ってきましたので簡単にレビューしたいと思います。

 iPad等で手書きしたい場合静電タッチ対応のペンを使えばある程度のことはできるわけですが、ほとんどの対応ペンが太い(仕様上やむなし)ため、実際に書いている部分がよく見えず違和感を感じることがありました。またマルチタッチの仕様上手を画面に置いてしまうと反応してしまう場合もあり、落ち着いて書くというのがやや難しい場合もありました。基本的にタッチ操作を代替するためのペンなのでそれで問題はないのですが、字や絵を書く場合にはやはりせっかくペンを使っているわけなので、手をしっかり安定させてタッチしている先の描画点をちゃんと見ながら書きたいと思うのが普通かなと思います。MVPen for iPadではこれまでのMVPenと同じように、ペン先の位置をiPadに接続したセンサーが関知して動作するため、タッチパネルを無効にしても動作させることができ、ペンを持つ手を画面に置いても誤動作することなく、ペン先を意識しながら操作することが可能になっています。

 実際に専用の描画アプリで書き味を試させてもらったところ、ちょうどGigabyteの912Xというタッチ対応ネットブックでArtRageを使った時のような感じでした。912Xは感圧式だったのでペン入力で使用でき反応もわるくなかったのですが、筆圧レベルの検出はできず、ネットプックなので描画反応はちょっと遅れる感じだったのですが、このMVPen for iPadもちょうど0.1〜0.2秒遅れる感じで等幅の線が書かれていくという感じで、個人的にはなんだか懐かしい感覚を覚えてしまいました。もちろん感圧と違ってとてもスムーズにあまり力を入れなくても書けるので、書いている感覚というのはかなり違いますが、反応の仕方が似ているという感じでしょうか。なぜ少し遅い反応になっているのか伺ってみたところ、位置検出して移動する筆跡を追いかけながら、ほぼリアルタイムでベクター演算してなめらかな線を書こうとしているため、ということでした。確かにMVPen for iPadで描かれる筆跡は912Xのように処理が遅延して遅い時に出るカクカクした線ではなく、非常に滑らかな美しい線です。気持ちゆっくりと字を書く時には遅延もほとんど気にならないので、この辺りは使い方で慣れるかもしれません。

 実際に書く時にはペン先が少し押し込まれる状態になるよう筆圧をかけて操作するため、まさにペンを利用している感覚で少し面白かったです。MVPen for iPadでは電磁誘導式ペンのように、センサーが常にペン先の位置を画面上に薄いドットで表示してくれるので、自分の書こうとしている位置の確認がしやすいと思いました。ただタブレットの仕様上ペンの当る画面表面と液晶画面の間にガラスが存在するため、ミリ単位で浮いている位置に書く感じになるので、ここも少し慣れが必要だなと思いました。展示機は液晶保護シートが貼られていない初代iPadでしたが、そのままでとてもスムーズに書けるので、むしろ摩擦係数がかわる保護シートは注意して選ぶかいっそない方がいいかもしれません。

 現状では専用アプリでしか動作しないそうで、専用アプリではアプリの操作パネルはタッチが有効になっています。メモや方眼紙などの用紙が選べ、簡単なビジネス用途としても十分な使い勝手になっていると思いました。本当に罫線に合わせてストレス少なくメモを書いていけるので面白いです。カメラロールの写真やカメラから直接撮影画像を下絵として取り込むこともできるので、PaparCameraのような写真のスケッチ化フィルターなどと組み合わせて使うとかなり楽しいことができると思います。ArtRageやPainterのような絵を描くようなアプリは作らないのですかと質問したところ、すぐには難しいが可能であれば対応していきたい(APIの公開等も含めて)とのことでした。そのためには十分な量のMVPen for iPadが売れないといけないですねw

 MVPen for iPadの発売は11月ごろ、価格は1万円くらいに抑えたいということでしたが、まだ詳細は未定ということでした。大きなロットで販売できれば8000円くらいまでにはなるかもしれないということで、人気が出てくれるといいなぁと思います。販売は当面専用Webストアからのみになるということだったので、実機をお手軽に確認できる機会は少ないかもしれません。お試しできる機会があれば躊躇無く参加されることをオススメします。

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■EMOBILE S42HW レビュー
 fansfansの「国内初!テンキー付ストレート型Androidスマートフォン EMOBILE「smart bar(S42HW)タッチ&トライ ブロガーミーティング」に参加して、イーモバイルから発売されたS42HWをじっくり触ってくることができたのでレビューを書いておきます。正直なところいろいろと惜しい部分はあるものの、非常にこだわりを感じる素晴らしい製品になっていると思いました。帰ってきて速攻で白ロムの価格を調査して購入するかどうか悩むくらい個人的にはヒットな端末でした。そういうバイアスが少しかかったレビューと思って読んでいただけると幸いですw イベント当日の様子はこちらからご確認いただけます。またイベント参加者による記事がこちらでご参照いただけます。合わせてどうぞ。

■ハードウェア
 国内初のテンキー付きストレート端末と銘打つくらい特徴がハッキリした端末です。テンキー付きはIS11SHが初物でしたがスライド式だったためストレート端末として初ということになります。個人的にはWillcom Nineやadesを長くストレート端末として使っていたので、Androidのテンキー付きストレート端末には非常に興味があり期待をしていました。液晶は3インチWVGA液晶ということでサイズは決して大きくありませんが、約310dpiと非常に高解像度になっているため精細感があって非常にキレイに感じます。機体表面から若干奥まって液晶が配置されているような感じで最初少し違和感を感じるところもありましたが、これはすぐに慣れました。液晶自体はA01HWと同じ感じで視野角があまり広くないタイプです。少しナナメから見ると白が黄色っぽく見えるのですが、そもそも画面が小さいので通常利用ではほとんど気にならないと思います。タッチの反応は非常によく感じますが、アイコン等が小さいのでタッチ中心で操作するには誤タッチが多くなりそうです。同時認識は二点までとのことですが、これもそもそも画面が小さいので十分な感じですね。

 液晶下にはタッチ式ボタンで左から戻る・メニュー・ホーム・検索と並んでいます。この位置が実に絶妙でその下に続く物理ボタンによるキー類とうまく配置されていて、片手親指の届く範囲でほとんどの操作が完結できるように設計されています。テンキー部上部はセンターボタンの回りに十字キー。その左右に2つづつボタンが並び、左側は上:メールボタン・下:アドレス帳ボタン、右側は上:ブラウザボタン・下:アプリ一覧/テザリングボタンとなっており、必要な時に液晶に表示される機能表示と合わせてガラケのように文字種変更だったり記号だったりと臨機応変に利用できるように工夫されています。テンキー部下部は15キーで構成されており、最上段は左から通話キー・Clear/マナーキー・終話キーとなっています。終話キーはホームキーとしても動作します。その下は通常の数字キーが並ぶようになります。ボタンはスペースの都合上やや小さめですが、角度がつけられていることでそれなりに使いやすくなっています。もう少し角度があると更に使いやすいと思うのですが、フラットなデザインを損なうためあまり角度を付けなかったとのことでした。キーは十分クリック感もあり操作感は悪くないと思います。

 本体側面にあるボタンや端子類は比較的シンプルで、右側面に上から赤外線・ボリュームキー・電源・シャッターボタン、左側面には上からMicroUSBフタ無し・MicroSDフタ付き、上面にはなにもなし、下面にはマイクとストラップホールがあるという感じです。ヘッドホンジャックがないのは残念。電源はボタンが小さく突起も少ないのですが、通常あまり使わなくていいような工夫が別途センターボタンによりされているため、使い勝手的には問題にならないと思います。ボリュームキーやシャッターキーは押しやすくクリック感も悪くない印象です。背面にはカメラがありますがLEDフラッシュはありません。本体側面はプラスチック系樹脂ですが安っぽい感じはありません。背面は梨子地っぽい?感じに加工された樹脂でキズはつきやすそうな印象がありますが、こちらも安っぽすぎないギリギリな感じで比較的品質は高いように感じます。軋んだりするわけではないのですが、剛性はあまり高い感じではないので、尻ポケ運用は結構危険かもしれません。

 本体重量は114gと超軽量とまではいきませんが、ストレート端末の形状ゆえか持ちやすくあまり重さを感じません。横幅もWillcom Nineに比べれば大きいですが、携帯としては一般的なサイズだと思います。サイズの制限上バッテリーが1100mAとAndroidスマートフォンとしては頼りない感じですが、CPUや液晶サイズのバランスでテザリングでも3.5時間利用できるとのことなので、とりあえず十分かなと思います。バッテリーが本体最下部に配置されていたりするので、ストレート端末ということもあり充電接点がないかと思ったのですが、その用意はなくMicroUSBで本体左上部から充電することになります…これはちょっと残念でした。充電スタンドが欲しかった…。

 動作中は本体背面のカメラ下中央辺りがほんのりと暖かくなりますが、心配になるほどではありません。カメラの動作は比較的快速でAFも素早くシャッターもラグは少ないと思いました。ただCMOSの残像感というか素早く動かした時の歪みの出方は結構大きいので、注意が必要かなと思うとともにこれは結構面白い写真が撮れそうだぞとも思いました。

 起動時間は以下のような感じです。無駄なロゴ表示とかが少なく非常に起動は早いです。
 電源長押し→8秒→EMOBILEロゴ→18秒→ロック画面(合計約26秒)

■ソフトウェア
 製品企画の方からも説明がありましたが、Android OSに対する外観的なカスタマイズは本当に最小に抑えられています。その代わりにテンキー操作についての作り込みにものすごい工夫と工数がかけられているように感じます。Android自体のバージョンは2.3.4、カーネルバージョン 2.6.35.7、ベースバンドバージョン 1.00、ビルド番号 GINGERBREAD、バージョン1.30Aとなっていました。バージョン表記の類いまでシンプルですw 日本語入力はFSKAREN Version 2.0.1 HH06007です。ASUSのTF101でも感じましたが、FSKARENは日本語入力プログラム単体として評価するとそれなりなのですが、組込みキー入力のカスタマイズ対応ソフトウェアとしては非常に優秀なのだなと改めて思いました。

 前述の通りAndroidカスタムについてはほとんどないので、あまりアプリ的に書くことはないのですが、テンキー操作の快適さは特筆するものがあります。個人的に最も興味深かったのは、十字キーの真ん中センターキーの使い方です。通常Android端末はスリープから電源キーを押して回復した後、ロックスクリーンをタッチ操作で解除するのですが、S42HWはそれをどちらもセンターキーでできるようにしています。センターキーの長押しでロックスクリーン解除できるという仕様はちょっと面白いなと思いました。またホーム画面表示の時に十字キーでウィジェットやアイコンの操作ができることはもちろん、ホーム画面の左右への移動やホームに戻る操作もキーで快適に操作できるようになっています。ブラウザのスクロールもタッチ操作ではぎこちない感じですが、十字キーではとてもいい感じに遷移してくれます。数字キーを押せば当り前のように電話画面になり、押した数字がちゃんと電話番号として入力され、本当にガラケのように操作できるようになっています。正直IS11SHの時に感じた操作の違和感が全くと言っていいほどありません!ここまでこだわって作り込んだ開発の方々には尊敬の念を抱いてしまいます。技術的にCキーに戻るボタンを割り当てることができなかったのが残念と話されていたのがとても印象的でした。このS42HWはAndroidとテンキーをうまく組み合わせた実装のリファレンスモデルと言っていいと思います。SHARPさんもぜひがんばってくださいw

 ちなみにS42HWのFSKARENの設定を変えることでテンキーでのポケベル打ちも可能になっているそうです。結構需要があるそうで、テンキー+ポケベル打ちを快適にスマートフォンでやりたい!と思っている方には最良の選択肢になっているかもしれません。こうしたテンキーの使い勝手はぜひ店頭の実機で確認して欲しいと思うのですが(男性だと物理キーが小さいと感じるかもしれませんし)、発売後ヨドバシ横浜に行った時にも店頭実機が展示されておらず、コールドモックが数点あるのみと、ちょっとA01HWと合わせて残念な扱いになっているのが気になります。EMOBILEとしては、そうした販売を推奨しているわけではなく量販店側の判断での販売方法とのことですが、どちらも地味な割にいい機種なのでぜひ大型量販店の方は販売方法を見直してあげて欲しいと思いますw

 組込みの赤外線ポートはアドレス帳のやり取りのみ対応とのことで、機能的には付いているけどあまり使い勝手までは手が回っていない感じでした。受信は「設定→無線とネットワーク→赤外線をONにする」で待ち受けになり、送信は「連絡先→メニューボタン→赤外線で送信」で開いている連絡先を送信できるという感じにUIがバラバラです。この辺りは折角赤外線を搭載しているので、専用アプリにするなど普通に使える容易さを実現してほしかったなぁと思います。

 CPUスペックや液晶サイズ的にアレかと思いましたが、一応動画の再生テストもしてきました。MicroSDからの再生結果は以下の通りでした。再生アプリはギャラリーアプリから標準動画プレイヤーです。やっぱりちょっと動画プレイヤーとしては厳しいですね。ただ液晶が高解像度なので表示された動画はとてもキレイに感じました。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 A,F,Gが再生可能。H,Iは音声のみ再生可能。一応全ての動画がリストにはされるもののサムネイル無しがほとんど。クリックすると再生できませんダイアログを表示。

■まとめ
 テンキー操作に開発者のこだわりを感じる素晴らしい端末だと思います。Android端末のほとんど(タッチでしかできない操作もやはりありますので)をテンキーで自在に操作できる感覚はとても新鮮で感動的でした。IS11SHで感じた僅かな違和感をも払拭し、テンキー操作ってやっぱりいいなと思わせてくれました。個人的に強く感じたのは「昔Willcom HYBRID W-ZERO3に期待した操作感覚はこれだったのか!こういう快適さが欲しかったんだ!」というものでした。MSC2011の講演でもほとんどなかったことのように扱われたWM6系最後のZERO3には本当にがっかりしたものでした。最新だから改良はされているのだろうと期待して買ったその機種は、ハードはそれほど悪くないのにWM6.5の使い勝手の悪さに辟易となり、すぐにadesに戻された悲劇のスマートフォン(当社比w)。S42HWはHYBRID W-ZERO3をストレートに変形させたような印象で(特にブラウンカラー)、OSをAndroidに変えて新たに生まれ変わったかのようなそんな感覚を感じてしまいました。S42HWにW-SIMが刺さればなぁ…とか本当に思ってしまいました…。

 ちょっと感傷的なテキストが多くなってしまいましたが、S42HWは地味ながら店頭で実機を触って確かめてみる価値のあるスマートフォンだと思います。バッテリー容量が少ないことやヘッドホンジャックがないこと、動画の再生能力が低いことなど欠点とされてしまっておかしくないことはありますが、テンキーによる快適な操作感覚は長くガラケを使ってきた方々にもきっと「おおっ!」と思ってもらえる素晴らしいポイントだと思います。ぜひお近くの量販店等で展示実機はないのかとプッシュして一度体験してみていただければと思いますw

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■docomo GalaxyTab 10.1 LTE SC-01D ラウンジ版 感想…
 有楽町のドコモスマーフォンラウンジでGalaxyTab 10.1 LTE (SC-01D)も見てきたので、簡単に感想を書いておこうと思います。GalaxyTab 10.1 LTEはちょっと表記が長いのでこちらはSC-01Dで記述します。ラウンジに展示されていたSC-01Dは、本当に開発途中という感じで正直不具合っぽいものがたくさん散見されて、評価するようなレベルではないと思いました。当然開発途中なので今後どんどんアップデートされて良くなっていくと思います。ここでは極簡単に実機を見た感想を並べていきます。

 ハードウェアの第一印象は持ってみて「軽い!」ということでした。iPad2もとても軽くなって印象的でしたが、SC-01Dはそれを上回る軽さを印象づけてくれました。薄くて軽い、ものすごくシンプルだけどとっても印象に残ります。薄くて軽いとなると剛性が心配ですが、全然軋んだり撓んだりする感じはなく、正に板という感じでした。液晶はとても発色が良く、Samsungの原色に近いカラフルな色をちりばめたホーム画面の配色と合わせて、とってもポップでキレイに見えます。フォントはやや太字のゴシック系でデザインにもマッチして視認性もいい感じです。Samsungのカスタムホーム画面は配色や機能デザインがとてもうまくまとまっていて一見するとキレイに見えるのですが、使い続けていると少し疲れてしまうので、個人的にはあまり好みではありません。慣れの問題だとは思いますが、Androidの標準UIの方が落ち着いた感じでいいかなと思ってしまいます。タッチの反応は極めて良さそうなのですが…いい時とぎこちない時の差が結構あるように感じます。これはまだ調整が終了していないからだと思います。

 SC-01Dもスイッチ類は最小になっており、横持ちで上面に左から電源・ボリュームキー・ヘッドホンジャック・SIM、左右面にはスピーカーのみ、下面には独自コネクタがあるだけです。背面上部中央にはカメラがあります。SIMはLTE用ですがサイズは通常のものになっています。MicroSDスロットはなく、使用する場合には独自コネクタにアダプタを付けて利用することになるとのことでした。ラウンジにはそのアダプタはなく実物は確認できませんでした。非常にシンプルで好感が持てますが、使用頻度が比較的多いのでMicroSD利用にアダプタが必要というのはちょっと残念です。

 起動時間やファームバージョンもチェックしてはあるのですが、ほとんど参考にならないと思うので割愛します。正直展示に出していいのかなぁ?と疑問に思うような状態なので、結構な台数展示しているのですが、むしろGalaxy Tabのブランドの評判を落としてしまうことにならないか心配になります。今の時点で見に行くのであれば、ハードウェアの大きさ重さ、画面デザインの感じを掴むくらいにしておくのがいいかもしれません。スペック的には非常に期待の大きいタブレット端末なので、早く安定したアップデートが提供されることを期待したいと思います。今回はしばらく触ってみてちょっと残念な感じだったので、9月の末頃にでも再度行って改めてレビューができればと思います。

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■docomo Arrows Tab LTE F-01D ラウンジ版 簡易レビュー
 有楽町のドコモスマーフォンラウンジにArrows Tab LTE (F-01D)を見に行ってきたので、簡単にレビューしておこうと思います。ラウンジの展示は既にLTEタブレット2機種がメインになっており、Xperia Rayですら隅っこに追いやられているような状態でした。LTEタブレットへの力の入れようが感じられます。発表直後の日曜日ということで混み合うかと思ったのですが、朝イチに行ったのでまだ来客も少なくゆっくり見ることができました。

 富士通製の初物ということと、防水・ワンセグ・DTCP-IP対応とタブレットとしては初搭載の機能を搭載しているため、個人的にとても興味深く感じていたのですが、展示された実機を見て少々期待が大きすぎたかもと意気消沈してしまいました。ラウンジの展示はOptimusPadやGalaxyTab同様ただ単に展示台に乗せてあるだけで、ワンセグはもちろん受信して表示できるものの、折角の防水機能や他のタブレットと一線を画すDTCP-IP対応DLNA機能を実感できる展示方法になっていませんでした。なんというもったいない。一番アピールできる部分が全く活かされない展示をするなんて、フラッグシップ店舗としてどうなんでしょう…。防水展示はビルの管理規則とかもありそうなんで難しいにしてもDTCP-IPのデモはdocomoスポンサーの番組やCMなどを使えば簡単に準備できると思うのに、なぜやらないのか残念でなりません。説明員さんによるとデモはないが発売前後に各社のTVやBDレコーダーとの互換表みたいな情報が公開される予定なのでそれをご覧くださいとのこと。いや、実際に動いてこう使えるこう見えるというのを展示に期待しているんですけど…。

 ともあれ、極々普通に展示されていたArrows Tab LTEですが、第一印象はプラスチックだな…という感じでした。プラスチック面が多く材質感がやや中華パッドぽい印象です。液晶の品質は非常に良く視野角も広い感じです。タッチ反応は非常に良くサクサク動作していると思いました。液晶の周りはベゼルとその外周が黒の網目になったプラスチック部品で覆われていますが、これは網目にすることで濡れた手で触った際にすべって落としたりすることを避ける目的だと思われ、非常にいい工夫がされているなと思いました。背面も梨子地など滑りにくい加工にしたらいいのにと思いましたが、その辺りはコストとの兼ね合いなのかもしれません。手に持った感覚は「重くない」でした。「軽い!」とまでは思わなかったのですが、視覚的にやや厚ぼったく見える見た目と比較すると軽めに感じるという感覚です。親指をかける辺りが網目になっていてもあまり違和感なく具合良くホールドできます。

 横持ち前提の設計で、本体左側面に上からヘッドホンジャック・MicroUSB・MicroSD・MicroSIMが並びます。それら以外に側面にはコネクタ類はありません。底面の2つ穴はクレードル用の位置固定用のようです。電源やボリュームキー・充電接点などは背面にあります。残念ながら背面ボタン類は小さめであまり操作し安くありません。特にボリューム操作は微妙な位置&感じです。スピーカーはベゼル周辺の網目部分に組み込まれているようです。

 起動時間は以下のような感じです。表示するロゴ大杉…。
 電源長押し→8秒→docomoロゴ→6秒→画面暗転→20秒→Xiロゴ→3秒→
 防水警告画面→4秒→Arrows Tab LTEロゴ→6秒→Fujitsuロゴ→8秒→ロック画面(合計約55秒)

 Androidのバージョンは周知の通り3.2で、展示機はカーネルバージョン 2.6.35.7、ベースバンドバージョン C_L1_034、ビルド番号V12R11Fとなっていました。日本語入力は NX!input powered by ATOK ver.1.0.0となっていました。まだ開発途中で今度どんどんアップデートされるということでしたが、一緒に展示されていたGalaxy Tab 10.1 LTEよりは完成度は高い感じで、あまり大きな不具合は操作していても感じることはありませんでした。Arrows Tab LTEはAndroid OS自体に積極的な改変を行うというよりも、カスタマイズ機能を追加アプリで実現する方向で実装されたようで、標準状態で様々なダウンロードアプリがインストールされており、ホーム画面のカスタマイズ専用の「スタイル変更」や節電用「Ecoモード」アプリなど多種多様なアプリが用意されていました。特にスタイル変更は6種類のカスタムスキンが用意されており、簡単にホーム画面のデザインを変えタブレットの印象を変えられるので面白いと思いました。個人的にはロハスというデザインが好みでした。

 注目のDTCP-IP対応はDiXiM Playerというアプリで実現されるのですが、Arrows Tab LTEにはDiXiM Serverもインストールされていることから、もしServerもDTCP-IP対応ならば地デジの録画番組をタブレットにコピーして直接持ち運ぶことも可能になります。残念ながらそれが可能かは確認できなかったのですが、興味深いポイントになりそうです(商品説明ではDTCP-IP対応コンテンツがストリーミングで見られるとなっているので、コピーできる可能性は低そうですが…)。DLNAを試す環境も用意されていなかったため、地デジ録画番組を見ることができるという確認もできていません。ぜひフラッグシップ店舗であるスマホラウンジではデモを用意して欲しいと思います。(ちなみにMicroSDに入れた動画再生も確認したいとお願いしてみたのですが、展示機での動作確認はNGということでできませんでした)

 さすがにブラウザやマップは高速に動作しますしサクサクと言っていいかと思います。時々ぎこちないケースもあるのですが、操作の滑らかさはアップデートで修正される予定とのことでしたので、まだまだ改良されるようです。フォントは丸ゴシック系が標準のようで見やすく違和感を感じないキレイな表示でした。ワンセグは受信感度がかなりいいようでGalaxy S IIで受信できない場所でもArrows Tab LTEなら問題なく受信できたということでした。解像度の問題からワンセグは画面の粗さが目立ちますが、あったらやはり便利かなとは思いました。

 Arrows Tab LTEではLTE用のMicroSIMが採用されていますが、ハード的には通常のFOMAハイスピード等3G通信もサポートされているので3GのMicroSIMを差し替えても動作するのか聞いてみました。説明員さんの話によると現時点の展示機はLTEのMicroSIMでしか動作しないようになっているそうですが、実際に販売される時点で同じ制限がかかったままになるかはわからないとのことでした。とりあえず日本通信さんがLTE対応のサービスを開始してくれないと低コスト運用ができる可能性は低そうですw

 ざっと使ってみましたが、Arrows Tab LTE自体は堅実に使える感じのいいタブレットなのではないかと思いました。東芝製Android端末は過去の経緯から微妙と思っているのですが、説明員さんの話ではスマホの「富士通東芝」とは違って、こちらは純粋に「富士通」製だということだったので(ホントかなぁ…)、東芝製Android端末にトラウマをお持ちの方も一度触ってみられることをオススメします。個人的には白ロム4.5万くらいなら欲しいかなぁと思いました。Tweetでも書きましたが、防水タブレットは諸島部など塩害の多い地域にも通常端末より長持ちすることになると思うのでいいかもしれません。ぜひ諸島部のIT化地域活性などで役立ってくれることを期待したいと思います。

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■EMOBILE A01HW タブレット レビュー
 ビックカメラ有楽町店でEMOBILEの7インチタブレット A01HW の展示が始まっており、ゆっくり試させてもらったのでレビューをしておきます。展示機はちょうど昨日9/10の夜に入荷して本日が初展示だったとのこと。EMOBILE的にはA01SHがイチオシのようでA01HWはネットにすら繋がっていない状態で隅っこにひっそり?展示されていました。個人的には4:3の7インチXGAというサイズに非常に興味があったので実機を確認できてラッキーでした。

■ハードウェア
 廉価設定で販売されるタブレットということで外観の品質がちょっと心配でしたが、トータルでは思ったよりも高級感を感じ意外な印象でした。液晶の品質は高いとは言えずTN液晶で視野角は狭い感じですが、輝度と精細感は十分にあり実用に耐えるものでした。タッチパネルの反応はいいのですが、操作感という点ではサクサクとまではいきません。側面は中華パッドっぽいプラスチックな印象ですが、背面が黒のアルミヘアライン加工に見えるデザインになっており、ここが外観を引き締めています。背面下部にあるEMOBILEのロゴがとてもかっこよく映えて印象的でした。縦持ち前提のデザインになっており、上面には左からヘッドホンジャック・マイク・電源、下面には左からUSB・MicroUSB・スピーカー、右側面に上から画面回転ロック・ボリューム・MicroSDとなっています。左側面にはなにもありません。電源やボリュームキーはクリック感が浅いものの操作性は悪くありません。SDカードはフタ付きになりますが使いやすい印象でした。

 手に持った感覚は大きさに対してちょっと重いかな?という感じ。約500gということで他の7インチタブレットに比較すると100gほど重くなっているのが原因だと思います。本体に在る程度厚みがあるので持ちにくいという感じはしません。縦持ちでも横持ちでも偏った重さは感じなかったので、重量バランスはうまくとれているようです。画面が4:3比率のため縦持ちでも本体幅が13.3cmとなり、他の7インチタブレットのように片手で背面から両端を鷲掴みという持ち方にはならず、片手で片側を持って使うという感じになります。このホールド感について好みがわかれる点かもしれません。バッテリーは4800mAhで、7時間動作と表示されていました。充電はMicroUSB端子で行います。カメラも少し使ってみましたが、動作はややもっさりな印象です。撮影時のUIは使いやすい感じでした。(画質に関してはカバーフィルムが付いていたので未確認です)

 起動時間は以下のようになっています。起動は極めて速いです。
 電源長押し→4秒→EMOBILEロゴ→11秒→Androidロゴ→9秒→ロック画面(合計約24秒)

■ソフトウェア
 既報の通りAndroidのバージョンは2.3.4、カーネルバージョン 2.6.35.7、ビルド番号 HuaweiS7-901w、バージョン 1.26bと表示されていました。認証情報も画面上で確認できるようになっています。日本語入力はFSKARENが採用されており、バージョンは2.0.2HH05001でした。内部メモリは4Gで初期状態で2.95G空いていました。通常の利用であれば十分な空き容量だと思います。全体にAndroid標準をそのまま利用していてカスタマイズはほとんどされていないように思いました。Androidバージョンが2.3.4なのでもうちょっとスクロール等がスムーズでもいいような気がするのですが、全般的にぎこちない動作になっておりチューニングが足りていない感じでそこは少し残念です。

 プリインストールアプリも数が少なく、AdobeReader・BookLive! Reader for EM・ハンゲーム・プチセイムパズル・芸能ニュースの5つが標準でインストールされてくるそうです。芸能ニュースというアプリ名はちょっと意外でしたが、一応EMOBILEの説明員さんが最初から入ってきますと説明されていたので、そういうことなんだろうと思います。

 説明員さんにネット設定をお願いして、MAPやブラウザを利用してみましたがシングルコアS5PV210AA0(1GHz)ということで、動作速度はそれなりという感じです。Tegra2のサクサク度合いに慣れてしまうと、やはりちょっと遅いかなと感じてしまいますが、実用上では十分な早さで動作していると思います。ここでも画面スクロールでぎこちなさが出てしまうのですが、メモリが512Mと今となっては少ないことが影響しているように感じます。しかし4:3の画面比率のおかげである程度情報が読みやすく、縦持ちでも画面ズームしないである程度ブラウジングすることが可能です。フォントがゴシック系標準になっており、それなりに視認性はいいようです。

 実機で見てみて、個人的にはやはり7インチは4:3の画面の方が情報のブラウズという観点ではメリットが大きいのではないかと感じました。また同時にAppleが7インチのiPadを出さなかった理由もなんとなくわかりました。7インチでブラウザを利用するとやはり字が小さくて一見して見にくいという印象を受けるからです。16:10の7インチタブレットでは縦持ちで3ペインのWebサイトを表示しても字が小さすぎてそのまま見る気力はありませんが、4:3の7インチ画面なら慣れれば大丈夫かなという感じです。この差は結構大きいように感じました。これでスクロールが快適ならいい感じだったのに…。

 EMOBILEの説明員さんに手持ちのMicroSDを挿入して動画の再生確認をしたいとお願いしてみたところ、快諾いただけたのでMicroSDでの動画再生結果を書いておきます。再生アプリはギャラリーアプリから標準動画プレイヤーです。驚いたことに1080p HP4のmp4を難なく再生してくれました。コマ落ち感もほとんどなくmp4の再生性能は非常に高いことが確認できました。ヘッドホンジャックの音質も特別にいいわけではありませんが、ヘンに軽かったり低音ブーストしたりしていない、バランスの取れた聞きやすい音質でした。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

MicroSDでのローカル再生
 D,F,G,H,I,J,K,L,Mが再生可能。Eは動画は再生するが音が出ず。D,Eはややコマ落ち感あり。aviとwmvはリストに表示すらされず。

■まとめ
 質感が高いとは言えないものの、十分な実力を持ったタブレットだと思いました。3.5万円という価格は実に微妙なところだなと思いますが、2.8万くらいになれば結構売れるんじゃないかなと思いました。元々A01HWは法人向けを想定して設計されていたそうで、EMOBILEの説明員さんの話によると個人向けにも店頭在庫を持たずに受注納品で販売するそうです。店頭で発注して2日くらいで届くという感じになるのではないかとのことでした。法人では書類等の表示に4:3の画面が便利ということなのでしょう。A01SHのように展示機をバンバン出してアピールすることはない模様です。それでひっそり展示だったことに合点がいきました。

 mp4動画プレーヤーとしての性能が高い上に電車でも使いやすいサイズ、デジタル書籍と相性のいい画面比率ということで、A01SHと比べてもそれなりに需要はありそうな気がします。店頭在庫しないという販売戦略は見直した方がいいのではないかと感じました。SHARPイチオシなのはやむを得ないとして、折角ラインナップとして持っている貴重なサイズのタブレットなので、もうちょっとアピールしてもいいのではないかと思います。大型量販点ならひっそり展示されている確率が高いと思うので、興味の在る方はぜひ探し出して試してみていただければと思います。個人的には4:3の小型タブレットはやはりいいと思ったので、Archos 80 G9にもちょっと期待しつつ、購入に悩んでみようかなと思います。

【9/27追記】本日S42HWのイベントでEMOBILEの方に伺ったところ、A01HWの背面パネルは日本製なのだそうです。いろいろ材料を選ぶ中で背面パネルの質感にこだわった結果の選択とのこと。妙に質感が高くてかっこいいのに合点がいきましたw

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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (1 投票, 平均値/最大値: 4.00 / 5)
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