■GalaxyTab(P1000)をAndroid2.3.3にアップデートしたメモ
 GalaxyTabのUK版P1000用にAndroid2.3.3の公式ROMがリリースされたということで、早速P1000XXJQ1(p1000xxjq1 p1000xxjq1 p1000xxjpz)をXDAのこちらを参考にしてアップデートしてみた。注意する点はdbdata.zipの当て方くらい。再起動後連続してダウンロードモード(Vol.Down+電源)に入ることと、dbdata書き込み後再起動で更に連続してリカバリモード(Vol.Up+電源)に入ること。うまくいかないと起動時に/dbdataの初期化でエラーを吐いて起動画面が出てもSAMSUNGロゴが点滅したまま起動しないようになる。

■気付いたこと
・Android 2.3.3、カーネル2.6.35.7 se.infra@SEP-52 #2
・ベースバンド P1000XXJPZ、ビルド番号 GINGERBREAD.XXJQ1
・起動音が変わった!
・当然日本語ロケール対応無し
・More Locate2で日本語化しても設定アプリ等はこれまで通り英語(まぁ当然)
・相変わらずのCJKフォント
・動作全体にキビキビ感が向上している
・特にブラウザの操作感やスクロール反応が向上している
・Quadrantのスコアは1003〜1017
・Android2.3系なのにIP電話設定は無し(SAMSUNG独自の電話アプリだからか…)
・Videoアプリの動画のリスト表示速度が向上、再生もスムーズな印象
・All ShareがアップデートされてPlaybackサーバの動画再生が可能に!(詳細後述)
・Samsung Appsが起動すると即アップデートするが不明アプリを許可しないといけない
・Sumsung Appsが日本語対応になってる(前違ったような?)
・Digital Frameとか以前日本語ロケールで起動すらできなかったアプリが軒並み利用可能に
・カメラのシャッター速度ちょっと遅くなったような…
・とりあえずLagFixは不要そう

■All Share でのDLNA動画再生試験
 とりあえずMacOSX上のPlayback 1.7.3での確認。動画ファイルは以下。

 ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

 今回はAll Share +標準プレイヤー(Video)の組み合わせでD,Eを除く全てが再生可能だった。mp4はWeb Optimizedなファイルでなくても再生可能。ただし残念ながらDLNA経由で再生した場合アスペクト比変更が(アイコン操作はできるのに)機能せず、全て全画面再生となってしまうため、4:3のコンテンツは微妙。MicroSDに入れてローカル再生させると全て再生可能かつアスペクト比変更も可能、音ズレ等も無しという感じなので、動画プレイヤーとしては最強と思われる。

■所感
 GalaxyTabにおいては2.3.3はレスポンスや機能面において大きな変更というよりは、確実な性能向上安定性向上という印象。非常にオススメできると思う。そろそろ海外ROMでも標準でDroidSansJapanese.ttfをちゃんと入れるようになって欲しいなぁとは思うものの、とりあえず英語メニューでもあまり困ることはないので、このまま常用の予定。

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■NexusOneにWhisperCoreをインストールしたメモ
 以前にAndroidでの個人情報漏えい対策(DroidWall)の記事に「WindowsのZoneAlarmやMacOSXのLittle Snitchのように、通信時にアラームをあげてくれるタイプの製品が登場することを期待したい」と書いたのだが、その通りのパーソナルファイアウォール実装がWhisperMonitorとしてリリースされたので試してみたメモ。

 WhisperCore
 http://www.whispersys.com/whispercore.html
 WhisperCore 0.4アップデートメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1173
 WhisperCore 0.5アップデートメモ
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1272

■WhisperCoreをインストールする
 WhisperMonitorはWhisper SystemsからWhisperCoreというカスタムROMに含まれるアプリとして提供されているため、以下のページからNexusOne用のインストーラをダウンロードして端末にカスタムROMとしてインストールを行う。(カスタムROMをインストールしたことない人、ROM Manager以外で標準ROMに戻す方法を知らない人はインストールしない方が賢明です、きっと。)

 WhisperMonitor説明
 http://www.whispersys.com/whispermonitor.html
 WhisperCoreインストーラダウンロード
 http://www.whispersys.com/whispercore.html

 今回はMacOSX版をダウンロードして実験。CyanogenMod 7.0.2.1がインストール済み(oem unlock済み、root化済み、CWM Recovery導入済み)のNexusOneを書き換え。Whisper Core Installerは端末のoem unlockを実行するので、保証を無くしたくない人は実行してはいけない(現時点でWhisperCoreが対応しているNexusOneやNexusSを使っている人でそういう人は少数だと思うが)。

1)USBデバッグをonの状態でMacにUSB接続する。
2)MacにダウンロードしたWhisper Core Installerを起動する
3)ダイアログに沿って進める
4)完了 とっても簡単w
5)端末の起動時にパスフレーズを設定する(毎回起動時に入力するため)

 WhisperCoreはセキュリティ強化?したカスタムROMのため、標準で内蔵ストレージが初期化&暗号化される。SDcardの暗号化はオプションとなっていてインストール過程では勝手に暗号化されることはないが、念のためインストール前にROMのバックアップとSDcardに保存されたバックアップデータをPCのストレージに退避させておくことをオススメ。WhisperCoreとして元のROMに戻す機能も用意されていないので、元に戻すためには自分で準備をしておくことが必要になる。

■WhisperCoreのレビュー
 インストール再起動後のアンドロイドバージョンは2.3.3、モデル番号が Full Android on Passion、カーネルバージョン 2.6.35.7-59427-ga04760d-dirty moxie@searching #70、ベースバンドバージョン 32.36.00.28H_4.06.00.12_7、ビルド番号 full_passion-userdebug 2.3.3 WS0.3 eng. moxie.20110502.221518 test-keysとなっている。カスタムROMの内容自体はほぼ標準のAndroid2.3.xでレスポンスも悪くない感じ。アプリケーションとして WhisperCore Updater と WhisperMonitor が独自にインストールされている。また日本語環境にも対応しており、言語設定で日本語に設定することが可能で、日本語入力プログラムとしてオムロンソフトウェア社のJapanese IME Ver.1.3.5が導入されているのですぐに利用が可能。

 インストール直後にはWhisperMonitorはdisableの設定になっているが、アプリを起動してメニューを出してEnableしてあげれば即座に有効になる。その後ブラウザなどを利用するとダイアログが出て、宛先のホスト名 or IPと通信ポートが表示され、どのように許可を出すのか求められるようになる。許可の方法は以下の2つの項目の組み合わせ。
 1)宛先
 ・ホストとポートをセットで限定した許可(To this address and port)
 ・ホストのみ限定した許可(To this address)
 ・ポートのみ限定した許可(To this port)
 ・限定なしで許可(Anywhere)
 2)許可期間
 ・一度だけ許可(Once)
 ・再起動するまで許可(Until reboot)
 ・常に許可(Always)
サンプルで許可(Allow)前提で書いているが、もちろん拒否(Deny)することも可能。条件を選んで許可か拒否のいずれかを選ぶことになる。ダイアログ上はアクセスしようとしているアプリ名 or システム名が宛先とポート番号とセットで提示されるので表示項目としては必要最低限ではないかと思われる。実際のところIPアドレスで表示される場合も多くどこが所有しているアドレスなのかわからないので微妙だなぁと思う。ある程度判断材料を提示しようとするならIP表示の場合は可能な限りwhoisなどで所有者まで表示してほしいと思う。

 一度設定した許可/拒否の条件は、WhisperMonitorアプリのFilter Rulrsタブでアプリ単位に確認できる。アプリをクリックすると設定された条件がリストされるので、変更したい条件を長押しするとPOPメニューからルールの削除やテンポラリ化ができる。アプリ毎の許可条件をわかりやすく確認できるのでこれは嬉しい。表示される条件は許可/拒否共に、再起動するまで or 常に の条件に設定されているもののみで、一度だけのものは表示されないので注意。Connection Historyタブには一度だけ条件も含めて許可/拒否した履歴がアプリのアイコンと共にリストされるため確認には非常に便利になっている。

 実際にこれらを使用してみると、如何にアプリがたくさんのアクセスをバックグラウンドでしようとしているか(広告表示のアクセスを含め)実感することができる。残念ながらこちらで記事にしていたTaintDroidのように通信パケットの内容までは表示してくれないのだが、いずれそうした中身も確認&フィルタリングできるようになってくれると嬉しいなぁと思う。久しぶりにTaintDroidもその後をさらりと調べてみたが、まだ実装したROMについての言及は無いようで見つけることはできなかった。ディスカッションフォーラムもあまり活気無くやや残念な感じ。どこかでひっそり着々と開発実装が進んでいることを期待したい。

 とりあえずまだ改善の余地はあるものの、アプリ単位宛先単位で通信が制御できるようになるこの実装は非常に素晴らしい試みであると思われる。

■WhisperCoreのroot
 仕組み的にrootが有効になっていないと実現できないはずと思ったので、WhisperCoreのroot状況について確認してみた。MacのTerminalからadb shellで接続してsuしてみると、実にあっさりとrootになることができた。これはフォントの入れ替えもできるかな?と思い、日本語フォントの入れ替え手順を実行してみると、SDCardにインストールされたbusyboxを使って当然のように入れ替え可能。フォント自体は端末再起動しないとちゃんと反映されなかったが、adb shellからはroot権限でいろいろ実行することが可能。

 じゃあ要rootアプリはどうだろうと言うことでROM Managerをインストールしてみたところ、「特権コマンドを実行中にエラーが発生しました」ということでやはりNG。superuserアプリをインストールすればいいかな?と思ったが、インストール後、suのupdateインストールまでは再起動込みでなんとかできたところ、ROM Managerからはやはりエラーになりroot権限が利用できない状況は変わらず…。これについてはまた時間のある時に確認したい。

 とりあえずコマンドラインではrootでいろいろできそうなので、しばらくこの環境上で常用するアプリの動作など試してみようと思う。TaintDroidも言及していたが、こうしたレベルのセキュリティを実装するためにはAndroidではカスタムROMという手法を取らざるを得ないというのが残念に思う。むしろAndroidに標準で組み込んで欲しい機能だと思うだが…携帯として利用するエンドユーザ層を考えるといろんな意味で標準で搭載というのは難しいんだろうなぁ…と思ってしまう。せめて標準の範囲内で利用可否の選択肢を提供してもらえるといいんだが…iOSとの差別化の観点からも実現してもらいたいと切に願う。

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■Viber for Androidを試したメモ
 やっとViber for Androidがベータテストに入ったので、登録して001HT(Desire HD)でインストール試験を行ってみた。001HTではデバイスに完全に対応していないという旨は表示されるものの、ほぼiPhoneアプリと同様のGUIと手順でViberを利用することができる。以下は例によってキャプチャしたりして判明した5/7時点の内容をメモしておく。

 最新の記事
 Viber 2.1遂に連絡先平文送信を変更
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1610

■気付いたこと
 5/7時点のバージョンは 2.0.105930 beta
 Moreメニューの中にbetaらしくsend log項目がある
 ユーザからサーバへの送信XMLのデータが平文だけどURLエンコードされてる
 ベータテスター登録した番号以外受付されない
 アクティベートのアクセスは相変わらず平文
 GoogleAnalyticsにもRefererが平文のため電話番号が送信されている
 連絡先送信もTCP4244宛てやはり平文
 電話番号が入力されている連絡先以外は送信していない(iPhoneも同様と推測)
 今回は登録手順のどこにもHTTPSは利用されていないように見える
 Viberアプリを明示的に終了させる方法(メニュー)が用意されていない?

 今回電話として常用していない端末だったため、メールアドレスしか入れていない連絡先が多く、連絡先送信内容がいわゆる全件ではなく電話番号が入っているものを全件ということが明確にわかった。iPhoneの時には電話番号がほとんどに入っていたので見逃していたような気がする。

 先行したiPhoneアプリでも暗号化については限定的だったのであまり期待はしていなかったが、やはりAndroid版は非対応だった。一応登録まで行った時点でキャプチャを停止したので、それ以降通話などの試験は行っていない。Androidでは連絡先アプリなどの実装がメーカーカスタマイズによって異なる可能性があるため、互換性を維持するのはいろんな意味で大変だと思うが、とりあえずベータテストに漕ぎ着けたことは嬉しく思う。ただやはり個人情報の通信が暗号化されていないことは残念に思う。ログを適切に取得するための非暗号化ということであれば理解はできるのだがそのような説明は明示されていないし、ベータ版として選択的にSSL利用することもできないので、暗号化対応にはまだまだ相当長い道のりがあるのかもしれない…。ベータだからこそ暗号化実装を試して欲しかったなぁと個人的には思ってしまう。

 Viber社のプライバシーポリシーはよく検討されていると思うし、データ保持の仕組みなどの情報開示の取り組みには関心するものはあるが、肝心のViberアプリによって送信されるのは自端末の連絡先にある他人の情報であるからこそ、安全安心のために経路暗号化を行いプライバシーポリシーを守って適切にサービス運営をしてもらいたいと願う。

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■Android用DLNAクライアント動画再生比較検証5
 DLNAの動画再生検証環境を更新したので、こちらのコンテンツも更新。サーバが違うと再生できる状況が変化することがわかる。またWeb Optimizedされたmp4になったことで以前のSkifta連携時と比べて再生可能なファイルが増えている。Web Optimize設定でエンコードすることはiPad環境よりもAndroid環境でより有効であることがわかる。

■試験Android端末
 今回試用したのは手元の3機種。動画再生は標準搭載のプレイヤー。
 ・Softbank 001HT (標準ROM Android 2.2 ギャラリーアプリ)
 ・Nexus One (CyanogenMod 7.0.2.1 Android 2.3.3 Sfifta+動画アプリ)
 ・GalaxyTab(Froyo XXJK5 Android 2.2 Skifta+Videoアプリ)

■再生対象
 Ubuntuの検証と同様。サーバ2種類、ファイル15種類。MP4ファイルについてはプロファイルを複数用意し、全てWeb Optimizedなファイル。結果は先頭の略号で表記。MediaTombについてはコンフィグでGUIを利用可能にしファイルパスを設定したのみで、後の設定はインストールデフォルト。

 サーバ:
  PB)Playback 1.7.4 (MacOSX 10.6.7)
  MT)MediaTomb 0.12.1 (Ubuntu 11.04)

 ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

■結果
1)001HT
 PBでは F,G,H,J,K,Lが再生可能。MTでは追加してN,Oが再生可能。
 日本語ファイル名OK。MTでwmvが再生できて驚いた。

2)Nexus One
 PB/MT共に F,G,H,J,K,Lが再生可能。日本語ファイル名OK。

3)GalaxyTab
 PB/MT共にmp4が全て再生可能。それ以外はNG。日本語ファイル名OK。

■所感
 mp4であればHPでもかなり再生できることが判明。ただしHPだと無線LANのアンテナ状態が良くないと再生停止することがあった。BPだと多少アンテナが少ない状態でも比較的問題なく再生できた。ハンドセット端末で720pまではOKで、タブレットは1080pまで問題なく再生できたことになる。avi,wmv,mkvについては標準プレイヤーは再生不可能だがVPlayerがあればコマ落ち音ズレするケースもあるものの再生は可能だった。既にAndroid3.0タブレットやデュアルコア搭載のハンドセットも流通しているので、そちらも安く入手ができるようになったら試してみたい(今は経済的にちょっと厳しいので…)。

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■DLNAで再生可能性が高いmp4を作成するメモ
 AndroidやUbuntuのDLNA環境で再生不可能なmp4が多い(seek情報がないとかストリーミングに最適化されてないとかエラーが出る)ため、なんとか再生できないかと試行錯誤したメモ。(作成実験したのはMac環境)結果としては成功。GalaxyTabやXBMCで再生可能なmp4が増えた。

■MP4Boxでの調査
 再生ができるmp4と再生できないmp4をいろいろと比較してみたが、QTやVLCのインフォメーションから見える情報では判別がつかないので、mp4系のツールでよく利用されるMP4Boxで調べてみる。MP4BoxはWindows用バイナリが有名だが、Mac OSX 10.5以降用に開発版が提供されているので、以下のURLからダウンロードして利用する。

 GPAC and Mac OS X
 http://perso.telecom-paristech.fr/~lefeuvre/GPAC/OSX/

 dmgファイルをダウンロードして中身のOsmo4をアプリケーションフォルダにコピーする。ターミナルから以下のコマンドを実行する。
 $ sudo mkdir /opt
 $ sudo mkdir /opt/local/
 $ sudo mkdir /opt/local/lib
 $ sudo cp /Applications/Osmo4.app/Contents/MacOS/lib/libjs.dylib /opt/local/lib/
 $ cd /Applications/Osmo4.app/Contents/MacOS/
 $ ./MP4Box -info /path/to/調べたいmp4ファイル.mp4

 MP4Boxの使い方は他のページを参照してもらうとして、このツールでも再生可能なものとそうでないものの違いが明確にはわからなかった。

■HandBrake Web Optimizedにチェック
 エラーの内容から見て、DSSなどで昔ストリーミングに必要と言われていたヒントトラックが足りないのかと思ったがそうではないらしい。他に思いついたのが、普段mp4変換で利用しているHandBrakeの「Web Optimized」のチェックボタン。ひょっとしてこれが使えるかもと思って、再生できないmp4を「Web Optimized」チェック付きで変換。それをDLNAサーバ経由(Playback1.7.4)で再生実験したところ、以前GalaxyTabの標準プレイヤーで再生できなかった「H) 480×272 H.264 AAC mp4」と「I) 426×320 H.264 AAC mp4」のファイルも再生できるようになった。またUbuntuでもXBMCやTotemで再生できなかったmp4が再生できるようになった(これはまた別途記事にする予定)。どうやら、この設定が当りらしい。

■Permuteで確認
 常用しているPermuteにはMP4変換時に「Web Optimized」に当る設定がないため、念のため改めて変換して試したところやはりエラーになって再生ができない。そもそもWeb Optimizeに対応していないのかと思ったら、変換設定自体に「Web Optimization」という項目があり、動画の再エンコード無しに「Web Optimization」が行われるらしい。そこで再生できなかったmp4ファイルに「Web Optimization」設定での変換を実行してみると極短時間で元ファイルと同じサイズのファイルが生成され、そのファイルはDLNA経由で適切に再生することができるようになった。

■まとめ
 結論としてはmp4ファイルについては必ずWeb Optimizedで作成すること。付いていないファイルはPermuteで「Web Optimization」設定の変換を行う。これでAndroidやUbuntu環境でのDLNA再生が高い確率で可能になる。(再生アプリやDLNAサーバによって差異がありそうなので、敢えて可能性が高いという表現にしています)

※Web Optimizedは、ファイルのMETAデータを含むMOOV Atomという本来ファイルの最後にある情報を、ファイルの先頭に置くための処理だそうです。このMETAデータが読めるまで再生ができないため、ファイルの最後のあるままだと多くの場合エラーになってしまうようです。ソースはこちら。今回はPermuteを使っていますが、QTIndexSwapperというAIRアプリでも同様の処理ができるようです(未検証)。

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■CommuniGate ProでAndroid端末をリモートワイプ
 Microsoft Exchangeの代替ソリューションのひとつであるCommuniGate ProでAndroid端末のリモートワイプ実験をしたメモ。CommuniGate Proはキャリアグレードのスケーラビリティと安定性を誇るソフトウェアにも関わらず5ユーザまで無償で利用可能で、ExchangeサーバのActiveSyncと近似した機能をAirSyncという名前で提供しており、これも無償ライセンス内で利用できる。このActiveSync互換のAirSyncを利用して、メッセージの同期とリモートワイプの実験を行う。試したのは手持ちのNexusOne (CyanogenMod7 Android 2.3.3)、GalaxyTab (Froyo XXJK5 Android 2.2)、Desire HD 001HT (標準 Android 2.2)の3つ。Android1.x系はそもそもExchange連携未対応なので対象外。CommuniGate Proのバージョンは5.3.11。

 設定は簡単。インストール済みのCommuniGate Proを用意してアカウントを作成、Android側ではExchange同期アカウントを利用して、CommuniGate Proのアカウントを設定してやればいい。注意点は以下。

・CommuniGate Pro側でHTTPの待ち受けをTCP80/443に設定すること(※追記参照)
 AirSyncはこれらのポート以外では動作しない
・Android側でアカウントを指定する時には@以下も記述すること

■実験結果
1)NexusOne
 メッセージとアドレス帳の同期はOK。カレンダー同期はNG。
 リモートワイプは信号受信するものの無視。

2)GalaxyTab
 メッセージとアドレス帳の同期はOK。カレンダー同期はNG。
 リモートワイプは信号受信するものの無視。

3)Desire HD 001HT
 メッセージとアドレス帳の同期はOK。カレンダー同期はNG。
 リモートワイプは信号受信し即端末全体を初期化。

 メッセージとアドレス帳はどれも問題なく同期できたが、カレンダーがエラーとなり同期できなかった。リモートワイプが実行できたのは001HTのみ。Exchangeサーバだと端末側でアカウント作成時にデバイス管理者の追加設定許可を求められるはずのところを、CommuniGate Proではそのダイアログが出てこないことから、ActiveSyncとAirSyncで一部動作が異なっていることが確認できた。また端末側でもHTCのカスタマイズにより001HTでは本来Android2.2以降にあるはずのデバイス管理者設定項目が消失していることから、どうやらデバイス管理者設定の状態によりリモートワイプが実行できるかどうかが判断されているようだ。HTCの端末では2.1の頃から独自にExchange対応をしていたり、HTC Senceサービスで独自のリモートワイプサービスを提供していたりするので、その辺りの影響が出ているものと思われる。

 ちなみにCommuniGate ProではiPhone/iPadについては問題なくリモートワイプできている。CommuniGate Proは5.4系でAndroidに正式対応するということなので、今後修正がされる可能性はあるが、現在のところCommuniGate ProでリモートワイプによりAndroid端末のデータ消去を実行しようと思ったら、Android2.2以降を搭載したHTC製端末(HTC Sence 2.x以降)を選択する必要がある。(同端末はHTC SenceのWebサイトに登録することで、Webからデータ消去操作を行うことも可能だが、システム管理者が一括で管理したいというようなケースでは、Communigate Proを利用するメリットがある)

■追記
 AirSyncの待ち受けについては80/443のどちらか一方だけでも問題ない。httpは平文でデータ参照できてしまうことから、実運用する場合には443で設定する方が望ましい。またApache等と同居している場合など、CommuniGate Pro自体の80/443を有効にできない時には、proxy設定を利用して80/443への接続をCommuniGate Proの標準待ち受けポートTCP8100へ繋いでやることでAirSyncを行うことが可能。以下Apacheで443接続をproxy設定するサンプル。
[code]

ServerName cgp.exsample.com:443
ErrorLog logs/ssl_error_log
TransferLog logs/ssl_access_log
LogLevel warn

SSLEngine on
SSLProtocol all -SSLv2
SSLCipherSuite ALL:!ADH:!EXPORT:!SSLv2:RC4+RSA:+HIGH:+MEDIUM:+LOW
SSLCertificateFile /etc/httpd/cert/cgp.crt
SSLCertificateKeyFile /etc/httpd/cert/cgp.key

ProxyRequests Off
ProxyPass / http://localhost:8100/


ProxyPassReverse http://localhost:8100/
ProxyPassReverseCookieDomain localhost cgp.exsample.com
ProxyPassReverseCookiePath / /
Order allow,deny
Allow from all


[/code]

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■Softbank 001HT (Desire HD) 小物メモ
 001HTをメイン端末として使うために小物をいくつか購入したのでメモ。

1)OverLay Plus for HTC Desire HD SoftBank 001HT 980円
 まずはアンチグレアフィルムの個人的定番、ミヤビックスのOverLay Plus。アンチグレア系のフィルムの中では一番貼りやすくて見やすいと思うので、ここんとこずっと指名買い。今回もバッチリホコリ無しに貼り付けできた。001HTは液晶画面の上下で角の丸さ加減が異なるので貼り付け時に注意。

2)メッシュ カラーシェルケース for HTC Desire HD SoftBank 001HT 980円
 ノーブランドのメッシュケース。割と薄くて手触りもさらりとしていい感じ。メッシュになっているので滑らず持ちやすい。電源ボタンや音量調節ボタンの操作にもあまり影響無し。安かったけど思った以上にいい感じ。

3)【Smart Holder for Biz】スマートフォン用 フリーサイズホルダー(スリムタイプ) 1680円
 思うところあってベルトクリップ付きのホルダーが欲しかったのだが、HTC純正が国内で売り切れのため入手できなかったので、とりあえず安そうなものを探してみた。このケースは内寸がW125xH64xD16mm(約)ということで、H68の001HTだと厳しいかなと思ったけど、Dに少し余裕があったので試しに購入。届いた製品に入れてみたところ上フタの折り目を少し工夫すれば問題なく利用できた。値段の割にしっかりしたケースで、PDairやMelkcoの001HT用ホルダーが4000円近いことを考えるとかなりお得な気がする。ホルダーに入れている時にはスピーカの音が聞えにくいのと、イヤフォン端子がそのままでは使えないので、BTを使うのでなければ少し加工が必要。

 ヨドバシ等の量販店では001HT用小物の扱いがあまり多くなく気に入ったものがなかったので、ネットでの購入となったが今回は当りでいい買い物ができたと思う。

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■SoftBank 001HT (Desire HD) 動画再生 レビュー
 ISW11HTの発売日に様子を見に行って、001HTを購入してきてしまいました。あれ?w 決め手になったのはドスパラの001HT新規一括9980円が再入荷していたことと、ヨドバシでWiMAX端末WM3500R(AT)が年間パスポート契約で1円になっていたこと。性能と維持コストのバランスが圧倒的に001HTの方が高いと判断したからです。(詳細は後述)

 ということで001HTを購入したので、動画再生やDLNAの再生テストを行ってみました。ちなみに001HTは前回発売直後にレビューしたのと同じビルド番号でした。root化+S-OFF+SIMロック解除+フォント変更は既に完了した状態でのテストとなっていますが、動画再生などに3rdパーティ製アプリなどは利用していません。全てデフォルトインストールのソフトで試しています。

 再生対象フォーマットはこれまで通り以下のものになります。
 A) 1280×720 H.264 AAC mp4
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4
 C) 640×480 H.264 mp3 avi
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv
 E) 640×480 DivX mp3 avi
 F) 640×480 Xvid mp3 avi
 G) 1280×720 x264 AAC mkv
 H) 480×272 H.264 AAC mp4
 I) 426×320 H.264 AAC mp4

 まずはギャラリーアプリからMicroSDにコピーした動画を再生した場合、A,B,G以外が再生可能でした。Eは再生可能なものの音ズレしてしまいました。DLNA経由での再生検証では、DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.7.4を利用して実験しました。001HTでは端末標準でDLNAクライアントとして動作するようになっており、動画はギャラリーアプリから、音楽は音楽アプリから直接DLNAサーバのコンテンツが参照再生可能になっています。DLNA経由ではH,Iのみ再生可能で他のコンテンツは再生できませんでした。GalaxyTabと同様にローカル再生可能なフォーマットもDLNA経由ではうまくいかないようで残念な結果となりました。また720p/24FPSのmp4でもファイルによってローカル再生はうまくいかず、こちらも期待していたのですが残念な結果となりました。※PermuteのMP4やAppleTV2設定で変換した720p/24FPSのmp4はローカル/DLNA経由のどちらでも再生可能だったので、ファイルに依存する問題のようです。

 動画の再生品質ですが、001HTの液晶が若干青っぽい傾向を持っているためか輝度が低い状態では、赤系の発色が大人しく少し寒い印象がしてしまいます。輝度を最大にすると気にならなくなります。再生フォーマットによっては音ズレこそしないもののコマ落ち感を感じる場合もあり、wmvでその傾向を顕著に感じました。

 ちなみに音楽再生ではmp3に加えて著作権保護のないm4aが再生可能でした。ただし.m4aでもAppleロスレスは再生リストに表示されるものの再生はNGです。.flacはリストに表示すらされないという感じでした。またVictorのHA-FXC71-Bで確認したところ、001HTはEVO同様に若干華やかさは抑えられるものの、音場が広く解像度が高い少し硬めの音という印象で、低音域が非常にしっかり出てくることと合わせて、イヤフォン向けのチューニングになっておりかなり聴きやすいと感じました。再生時にドルビーとSRSも選択可能ですがHA-FXC71-Bではブーミーになりすぎてしまって聴くに耐えません。エフェクト無しが一番いい感じでした。個人的にはHA-FXC71-Bと001HTの組み合わせはオススメできると思います。(購入直後のHA-FXC71-Bはかなり音が硬いため、24時間〜36時間程度ホワイトノイズによるエージングをすると再生音がとてもよくなると思います。)

 ということで、何で今更と思われるかもしれませんが、001HTを購入した理由ですが…

 今回の001HTのコストは 本体9980円+事務手数料2835円、ランニングコストがホワイトプラン980円+S!ベーシックパック315円+パケットし放題S for スマートフォン390円ー月々割980円(加入時条件のWホワイトと安心パックは即解約可能。基本料金は割引対象外なので月額合計は980円になる)x24ヶ月。初月のWホワイトと安心パック分を入れても、2年間運用コストは4万円弱となります。これにWiMAXコストを追加しても3880円/月x24ヶ月で9万3120円。一方ISW11HTは、新規一括68250円+事務手数料2835円、ランニングコストはプランEシンプル780円+IS NET315円+ISフラット5460円+WiMAX525円ー月々割2000円で5080円/月x24ヶ月、合計は19万3005円。実際には既にWiMAXをUQ契約で利用中なので、WiMAXは追加費用にはならないことを考えると、001HTは圧倒的にコストが低いことになります。ISW11HTでもWiMAX契約を切り替えることを考えればランニングをより低く見積もることが可能ですが、ISW11HTのWiMAXテザリングの実稼働時間が2.5時間程度であるらしいことを考えると、WM3500Rを追加購入(ヨドバシで購入即解約で事務手数料+解約金で約8000円)してUQ契約のメリットである現契約への追加機器登録を行うことで、WM3500R2台体制で実利用可能時間を延長させる方が運用上のメリットが大きいと考えたわけです。

 正直001HTがたった半年でここまで値段が安くなるとは思わなかったのでびっくりです。3月後半から同様の条件が出ていたことは知っていたのですが、ISW11HTの発売に合わせて同条件で再入荷するとは…。001HTというかDesire HDは既にいろいろな情報が公開されていて、CyanogenMod7などのカスタムROMも提供されているので、そういう点でもEVOよりも活用可能性が広いというのが魅力でした。EVOはWiMAXビルトインが魅力的で最後まで悩んだのですが、結局は長く使うことを考えると001HTの方が低コストでいろいろ楽しめるなぁということですね。とてもいい買い物になったと思っています。

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■au htc EVO WiMAX ISW11HT 製品版ビルド? レビュー
 本日秋葉原SofmapにてISW11HTの更新ビルドを触ってきましたので、簡単にレビューしておきます。4月15日発売ということで後述するビルド番号からもほぼ製品版ビルドと思われますが、前回レビューから短い期間に2つバージョンが上がっているようなので、まだ修正は入るかもしれません。ざっと確認して気になったことだけを書いていきます。

■更新ビルド 1.05.970.1 CL339957 release-keys
 Androidバージョンは2.2.1で変更なし。前回のレビューと異なってビルド番号にreleaseの文字列が見えますので、おそらくこれが製品版で間違いないと思われます。ソフトウェアの番号 1.05.970.1、ベースバンドバージョン 2.15.00.03.04 ということで、カーネルやhtc独自項目についての番号に変更はありません。メニュー等をざっと一通り見てみましたがこれまでに比べて特に大きな変更などは行われていないようでした。

 今回試用した展示機も充電ケーブルを挿したままでも抜いても、タッチパネルはとても快適に操作することができました。当初Kスタの展示機で確認された問題は完全に解決されていると思われます。また今回のビルドではタッチパネル操作感が更に向上しているように感じられ、ホーム画面でのスクロールやフリック操作では、iPad2と比較しても遜色のない応答性追従性になっていると感じました。一応再起動して起動時間も計測しましたが46秒でほぼ変わらず。起動時間の改善はないようです。Quadtantの数字も3Gのみ有効の時に1158、Wi-FiやWiMAX有効の時には990〜1111と低くなる傾向も変わらずという感じです。今回はテザリングは有効になっていない状態だったため、デザリングではなくネット接続方式でスコアが変わるようでした。

 唯一気になったのはカメラの応答性です。NexusOneもシャッターラグ(撮影ボタンを押した時と実際に撮影された写真の時間のズレ)を感じる方ですが、ISW11HTはかなり遅く1秒近くラグがあるようです。静止物を撮影する場合にはあまり影響しませんが、歩いている人や動いている物を撮影しようとすると、とてもタイミングが難しいことになります。いろいろ設定を変更して試してみましたが、撮影サイズ、オートフォーカスのon/off、顔認識のon/offなどいろいろ負荷がかかりそうな設定を解除しても、全く改善しませんでした。これまでも遅いなとは思っていたのですが、製品版までに改善されるだろうと漠然と考えていました。しかし、これはISW11HTのカメラの仕様のようです。個人的にはカメラは重視していないのであまり影響はないのですが、カメラがポイントになる方は実機の確認をされることをお勧めします。Xperia arcのカメラの俊敏さを知っている方だと、耐えられないくらい遅く感じてしまうかもしれません…。

 発売が近くなり価格も新規68,250円、月々割2,000円x24ヶ月(auショップ伊勢佐木モールさん参照)ということで、最初の一括分は大きいものの、月約5,000円でテザリングし放題というのはなかなか魅力的ではあります。ただ、当初月々割1500円とされていたのに増額された背景を考えると夏モデルの発表を待つのもちょっとありかなと思ってしまいましたw MNPでは月々割が2,000円x24ヶ月は変わらず、本体が57,750円と更に10,500円下がりますのでより魅力的になります。決して安い本体価格設定ではないのですが、維持費やネットワーク性能を考えると悩ましいですね。とりあえず急いで切り替える理由はないので、発売日の動向を見ていつ購入するか検討しようと思います。

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Android用DLNAクライアント動画再生比較検証4

■Android用DLNAクライアント動画再生比較検証4
 発表から期間が空き長らく登場が待たれていたDLNA対応アプリ、ACCESS社のNetfront Life Connectがリリースされたので動作確認を行った。残念ながらDTCP-IP対応という記述は公式ページFAQには無いようなので、著作権保護されたコンテンツの閲覧はできない模様。ということでこれまで通りの試験環境での検証となる。今回もNexusOne(CyanogenMod7 RC4)とGalaxyTab((Froyo XXJK5)の結果を併記。DLNAクライアントとしてNetfront Life Connectを、DLNAサーバはMacOSX上のPlaybackを利用。

 最新の記事はこちら
 Android用DLNAクライアント動画再生比較検証5
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1077

・Netfront Life Connect
 https://market.android.com/search?q=pname:com.access_company.android.nflifeconnect

再生検証に利用したファイルは前回同様以下。
 A) 1280×720 H.264 AAC mp4
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4
 C) 640×480 H.264 mp3 avi
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv
 E) 640×480 DivX mp3 avi
 F) 640×480 Xvid mp3 avi
 G) 1280×720 x264 AAC mkv
 H) 480×272 H.264 AAC mp4
 I) 426×320 H.264 AAC mp4

■Netfront Life Connect で再生(動画プレイヤーアプリ選択不可)
 NexusOne:HIのみ再生可能
 GalaxyTab:ABのみ再生可能

 Netfront Life Connectは起動時にネットワーク内にある全てのDLNAサーバの共有フォルダを検索し、1階層目にある動画ファイルを全てフラットにリストする仕様になっているようで、環境によっては再生可能になるまで少し時間がかかることがあるようだ。サーバ側でフォルダ分けをしている場合、2階層目より下にあるファイルはリストされない(フォルダはそもそもリストに出てこない)ため、再生することはできない。リストされた動画ファイルもmp4以外再生不可マークが付いている上に、動画を再生するアプリも選択不可能なので事実上mp4以外は利用できない。国産ということで若干期待していたのだが、日本語表示であること以外何らメリットがないため、DLNAを利用するなら現状はやはりskifta+任意の動画プレイヤーを利用する方が対応が広くていいのではないかと思われる。

 ただ、Netfront Life ConnectはTwonky Mobile同様動画再生時に全画面再生にならず、上部メニューバーが残存しアイコンや通知が確認できる仕様となっているため、そのような使い方をしたい場合にはメリットはあるかもしれない。Twonky Mobileと異なり動画のアスペクト比は維持されるので、ヘンに伸びたような画面にならない点も安心できる。動画再生時にメニューバーを表示しておきたいという要望がどれくらいあるかはわからないが、それが可能で実用になる唯一の選択肢ではある。とはいえ、おそらく多くのユーザがNetfront Life Connectに期待するのはDTCP-IP対応だと思われるので、ぜひとも実現してもらいたいと思う。今後のアップデートに期待したい。

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