■EMOBILE HTC Aria S31HT 簡易レビュー
 発売から間がありますが、こちらもやっと実機を試すことができたので簡単にレビューしておこうと思います。国内では数少ないテザリング対応機種ということで、ヨドバシ横浜店でかなりプッシュしていたため、展示機をじっくり試させていただきました。EMOBILEでは機種コードS31HTよりはHTC Ariaというブランドを中心にセールス展開しているようで、展示もAria表記メイン、店員さんも普通に「アリア」と説明していました。

 本体は非常にコンパクトで、デザインも良く特徴的な背面ケース部分はマットでスウェードっぽい手触り。触り心地は好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には好感触で心地いいと思いました。交換も容易なので別のケースは必要なさそうに思います。手に持った時軽く小さく収まる感じも安心感があります。スクリーンは小さめ3.2インチHVGAで480×320になりますが、輝度も高く発色がとてもキレイで、それほど粗さを感じることなく利用可能です。低価格帯で競合になるだろうL-04Cや003Zと比較しても、こちらの液晶品質は段違いに高いと思いました。さすがHTCというか、Sense UIの配色の巧さと合わせて非常に好印象です。

 システムはAndroid2.2.1、カーネルバージョン 2.6.32.21-g771416e htc-kernel@and18-2 #1 Tue Nov 23 02:10:08 CST 2010、ビルド番号 2.15.881.1 CL291883 release-keys、ベースバンドバージョン 47.60.35.21U_7.14.35.11。HTCの独自項目としてソフトウェアの番号 2.15.881.1、ブラウザバージョン WebKit3.1と表示されていました。なんというかリリースソフトにここまで細かい表示を入れるHTCはすごいというかなんというか…。細かい管理が行き届いているんだろうなと感心させられます。実際CPUが非力なQualcomm MSM7227 600MHzにも関わらず、同じCPUと搭載した003Zに比べて、こちらはとても快適に動作するように感じられます。一瞬これ800MHzか1GHzだったっけ?とスペック確認してしまうくらいの応答性でした。HTCのSense UIのインテグレーションが優れていることがとても実感できます。

 こちらも起動時間を測ったのですがCPUの非力さは出ています。
 電源長押し→8秒→EMOBILEロゴ→16秒→HTCロゴ→35秒→ロック画面(合計約59秒)

 Sense UI部分のためかロック画面までが結構長いのが判ります。また電源が実際どこで入っているのかわかりにくく、すごく長く押しているような感覚でした。またロック解除後も15秒ほどホーム表示まで待たされることになります。ただ起動してしまえば、やはりこちらも快適に操作できますので、あまりCPUの非力さは感じなくて済むと思います。ボタン類はタッチ式で、左からホーム、メニュー、戻る、検索となっています。スクリーンが小さい分、指の行きやすい場所にボタンがあるので操作はしやすいと思いました。ボタン類の一段下中央に光学ポインタもあるのですが、こちらの反応も悪くありません。ただ基本的にポインタはあまり使う必要がないと思います。

 全般的に端末品質は高く非常に優れたパッケージングだと感じました。EMOBILE回線が電話として不安のない地域で利用される分には1台目としてもメールやblogサイト中心の運用なら十分活用できる端末だと思います。低価格帯では一番のオススメ端末と言っていいと思いました。EMOBILEが発表した際にはいいところ持ってくるなぁと思いましたが、やはりHTCは堅い選択でしたね。自宅ではEMOBILEが入らないので(EM-ONEで実証済み…orz)、個人的には日本通信さんがIDEOSのようにAriaを販売してくれるといいなぁと期待しています。

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■SoftBank 003Z 製品版 簡易レビュー
 SoftBankの低価格帯機種 ZTE社の Libero 003Zも発売されてやっと試すことができたので、こちらも簡易レビューをしておこうと思います。CPUが若干スペックが低いのと聞慣れないメーカーためかほとんど注目されてこなかった機種ですが、YAMADA新橋店では一括9800円とかなり安い値段がついており、店員さんも価格面でかなり強くプッシュをかけていました。店頭で展示機を試させていただいたのですが、ホームの動作的にはそれほどモッサリというワケでもなく、Android2.2らしい応答性のよい機種だと思いました。

 システム的にはAndroid2.2、カーネルバージョン 2.6.32.9-pref zte-kernel@Zdroid-SMT、ビルド番号003Z_10.4、ベースバンドバージョン003ZB01となっていました。ちょっと面白かったのはこれらシステム表示の下に「適合規格情報」というメニューがあり技適マークが表示できるようになっていることです。Android端末では初めてみましたが、今後はこういう実装が主流になるかもしれないなと思いました。ホームを含めてほとんどAndroid純正というか、カスタマイズ部分があまりわからないくらいシンプルですが、NexusOneなどを使ってきた方はむしろそうしたシンプルさの方が安心できるできるかもしれません。Android特有の操作ボタンは3.5インチの液晶下部に物理ボタンで設置されていますが、右からホーム、メニュー、戻るボタンとなっており、変則的な配置の上に一体型のボタンで1つのボタンの3ヶ所を押せるというような仕組みになっているため、他機種を知っている場合最初はやや戸惑うかもしれません。本体のかなり下部に位置するのですが、115gと非常に軽量な本体はサイズも小さいため、操作性自体は悪くありません。操作感も悪くないのですが、真ん中がメニューというのにどうしても違和感を感じてしまいます。

 液晶自体の品質は悪くないという感じ。精細感はありますがやや薄いというか輝度不足な印象。他機種に比べてスクリーン表面の触った印象がやや引っ掛かりがあるというのか、さらさらすべるような操作感にならないので、何か表面加工がされているように感じました。ひょっとするとガラスコート剤とか保護フィルムなど工夫した方が表示や操作感が多少向上するかもしれません。外装は一言で言えば華がないという感じ。決して安っぽすぎることはないのですが、ぱっとしません…。

 一応起動時間も測定したので乗せておきます。
 電源長押し→5秒→SoftBankロゴ→17秒→アンドロイドロゴ→10秒→ロック画面(合計約32秒)

 ロック画面までは十分早いです。しかしロック解除後のシステム読み込みに時間がかかり、ホームがまともに操作できるようになるまで、十数秒はかかります。この辺はCPUが非力な影響が出ています。しかし一旦起動してしまえば、それなりに快適に動作します。Snapdragon 1GHzの機種に比べると応答の俊敏さは感じられませんが、一拍遅れるというほど酷いものではありません。GoogleMAP5.0の立体表示も試してみましたが、快速ではないものの十分に実用になるスピードで操作することができました。Android2.2の売りであるFlash10.1はCPUが非力なため対応していませんが、メールやblogサイトなどを中心とした利用であれば快適に利用可能だと思います。

 低価格&シンプル構成ということで価格相応、Androidの入門機としては悪くはないと思いました。ただ本当に華がない印象のため、価格以外遡及できるポイントが見つからないという印象です…。正直これをオススメする理由が見当たりません…。遠からず0円ケータイになりそうな気がします。

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■au IS06 製品版 簡易レビュー
 発売から数日経ちますが、やっと本日IS06の製品版を試すことができたので簡単にレビューしておこうと思います。10/19のデザイニングスタジオでのレビューからずいぶん発売まで時間がかかりましたが、しっかりと最新のAndroid2.2.1にアップデートされての登場でした。やはりPantechのAndroidの開発部隊の仕事は早いですね。国内メーカーもがんばって欲しいところです。ちなみに前レビューはこちら。

 au IS06 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/447

 製品版のバージョンは Android 2.2.1、カーネルバージョン 2.6.32.9-pref P12405@BS154 #1、ビルド番号 FRG83、ボードとソフトウェアの表示は 8×50 V01.01.00、ベースバンドバージョンはTJMASKAP01.01.00でした。前レビューと比較してカーネル以外が更新されています。前回のものではベースバンドバージョンを表示していませんでしたが、TJMASKAW00.02.00となっていました。Androidは確実に最新化されているのがわかるのですが、他の数値は一見下がっているようにも見えて微妙な感じ。更新ルールがわからないのでなんともいえませんが。

 動作の方は期待通りサクサクです。Pantech製のカスタムホームアプリは非常にレスポンスよく動作しますし、Widgetも快適に動いてくれます。今回初めて気付いたのですが、Pantechの独自3DWidgetは重ねることができるんですね。アイコンとしても重ねて置けますし、カレンダーなどは一回クリックすると日付表示から月間表示にサイズを変えて大きく見せてくれます。この時他のWidgetは下側に回って隠れる状態になります。AndroidのWidgetは重ねておけないという印象が強かったのでちょっとびっくりしました。意外なところで使いやすいです。もちろんアプリアイコンの邪魔はしないように、アプリアイコンと重なった場合には、アプリアイコンの方が前面にあってちゃんとタップできるように配慮もされています。ホームボタンの長押しではアプリのリストが表示されます。一瞬タスクマネージャーかと思いましたが、実は最近使ったアプリのリスト一覧(最近実行一覧という名前になってます)で、ランチャーとして機能するだけで、入れ替えやタスク終了などはできないようです。ただこの機能は他の端末では見かけないのでちょっと面白かったです。

 ホームやPantechカスタムのデザイン(特に色使い)がぱっとしないのは変わらずですが、この辺は好みの問題でもあるのでPOPな感じのアイコンを識別に便利と考えることもできそうです。SAMSUNGのGalaxyシリーズもそうですが、こういう感じのアイコン背景に色を敷くデザインが韓国のトレンドなのでしょうか。個人的には背景に色がない方が好みですが、視認性や操作感はOcean UIよりはずっとマシと思います。動作自体は本当に快適なので、デザインに不満がなければIS06の標準ホームで使うので全然問題ないと思います。むしろAndroid標準ホームよりも楽しい印象でいいのかもしれません。

 本体は軽量で液晶もキレイ。背面の手触りもさらりとマットな感じで好感触です。現時点でこれだけ軽くてスマートにできるのだから、大容量バッテリーを出せば、それほど大きく重くならずに超長時間駆動のAndroid端末が出来てしまいそうなので、そういう3rdパーティ製品が出てくるのを期待したいと思います。

 IS06は発表当初より完成度が高く非常に好印象な端末だったのですが、auの販売戦略によってやや不遇な印象を受けます。国内独自機能がない分速やかにリリースできたであろうところ、発売自体をIS03待ちにされたり、ezwebメールやSkype対応が後回しにされたり、レスポンスやバージョンが劣るIS03やIS04を優先的に販売するためとしか思えない扱いを受けているのがやや残念です。今期登場した各社のAndroid端末を見てきて、ベスト3に入る端末だと思います。国内独自機能が必須だと真っ先に選択肢から外れてしまうのですが、Pantechの組み込んだカスタマイズ機能は携帯端末として非常に面白いものも多く、Android端末としての面白さではNo.1と言ってもいいかもしれません。auの販売方法がSoftBankの月月割方式でなく、docomoの端末購入サポート方式だったら、初期負担が少ないので一括で購入していたかもしれないところです。(実家がauメインなので実はまだ迷っていますが…)

 auがAndroidでユーザを増やそうと思うなら本来価格も抑えて提供できるでしょうし、最も期待されて然るべき端末だと思うのですが、国内メーカーへの配慮でできないのかなぁと邪推してしまいます。国内メーカーへの配慮が過ぎると他キャリアの攻勢で機を失い兼ねないと思うので、ほどほどがいいと思いますが難しいんでしょうね…。
 

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