■CommuniGate Pro v5.4.4のAndroid対応状況
 先日CommuniGate Proがv5.4.4となりExchange互換機能AirSyncの一部バグが更に修正されたということで問題のあったAndroid対応を検証したメモ。デバイス管理者登録周りは修正を確認。ただしPush設定時のワイプに問題が残る。

■動作確認した環境
1) Scientific Linux 5.7 x86(5.6から継続アップデート)
  Communigate Pro v5.4.4(v5.3系から継続アップデート)

■検証結果
1)Nexus One (Android2.3.6公式ROM)
 メール・連絡先・カレンダー同期OK
 デバイス管理者登録:正常手順で登録可能
 リモートワイプ:push設定で即時実行できず、間欠接続設定なら実行可能

2)Archos 80 G9(Android3.2.1公式ROM)
 メール・連絡先・カレンダー同期OK
 デバイス管理者登録:正常手順で登録可能
 リモートワイプ:push設定で即時実行できず、間欠接続設定なら実行可能に見えるがデータ残る

3)Galaxy Nexus (Android4.0.2公式ROM)
 メール・連絡先・カレンダー同期OK
 デバイス管理者登録:正常手順で登録可能
 リモートワイプ:push設定で即時実行できず、間欠接続設定なら実行可能

 今回はAndroidの各バージョンをひとつづつ実験してみた。残念ながら3.x系はリファレンスマシンが手持ちでないため、Archosで実験したが初期化部分がかなりカスタマイズされた仕様のためか案の定データが消えないという事態に。ワイプ操作自体は実行されているように見えるのでこれはArchosの仕様(通常ワイプでの消去範囲が異なる)による結果と思われる。

 CGP 5.4.4においてはデバイス管理者登録を促す部分の仕様が適切に修正されていることが確認できた。またPush設定以外(5分ごとに接続など)であればワイプも適切に実行できることが確認できた。Pushの場合セッションを切断する時点で端末に送信するコマンドが適切でないためリモートワイプが即時実行されない問題が残っているが、5.4.5で修正されるということなので楽しみに待ちたい。この修正が行われれば名実ともにAndroid対応を前提に利用してもらうことができるので嬉しい限り。注意しなければならないのは、Android端末でAirSync設定を行う場合Push設定ではAndroidの仕様で2分間隔でサーバ接続を行うため、バッテリーの少ない機種では稼働時間に影響を大きく及ぼす可能性があるということだ。2分間隔の設定は通常UIでは変更することができず、変更を強要するためにはrootedにして直接ファイル編集が必要になるため法人利用においては現実的ではない。採用機種とバッテリー動作状況を良く確認しながら設定を検討する必要がある。

 ちなみにメール利用においてはAndroid端末からWebUIを利用するというパターンも可能なのだが、HTMLベースはともかく、FlashベースのPronto!についてはAndroid端末で起動は可能なものの日本語入力が正しく動作しないことと画面解像度の問題で実用にならない。タブレットでは高解像度の端末が出てきているが、操作感も含めてPtonto!は現状オススメできないので、WebUIでBasicかSimplex辺りを利用することをオススメする(慣れは必要だが…)。

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■docomo ARROWS X LTE F-05D 追加レビュー
 販売開始から少し経っていますが、MNP割引が増額されたことで購入しやすくなりdocomo ARROWS X LTE F-05Dを入手できたのでレビューを追加しておこうと思います。電池の持ちなどいろいろ問題が指摘される端末ではありますが、工夫次第で十分使える状態になるので、その辺り実際に試したことをベースに書いていこうと思います。

 前レビューはこちら
 docomo ARROWS X LTE F-05D ラウンジ版レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1778

 購入した端末のAndroidバージョンは2.3.5、カーネルバージョン 2.6.35.7 build@rx600s4-05 #1、ベースバンドバージョン C_L1_024、ビルド番号 V12R22Gとなっていました。日本語入力システムはNX!input ver.3.0.0、ATOK ver1.1.1です。これは以前のレビューで書いたラウンジ版と全く同じです。ということで詳しくはそちらをご覧ください。

 入手してまず行ったのは電池持ちの改善設定です。各所の情報によりプリインストールのいろいろなアプリが余計な負荷を増やしているということだったので、以下の作業を行いました。

 1)ホーム切替アプリで標準をランチャーに設定
 2)Google日本語入力をインストールして標準に指定
 3)設定>アプリケーション>アプリケーションの管理>ダウンロードから
   使用しないアプリを削除
  (おサイフ系とバックアップ・Gガイド番組表・ecoモード・声の宅配便以外は消してみた)
 4)再起動

 ホーム画面には時計のウィジェットとアプリのショートカットのみを配置して利用していますが、これでほぼGalaxy Nexus同等の電池持ち状態比べて2/3〜3/4くらいの電池の持ち状態が実現できています。基本的にドコモ依存のサービスを利用する理由がない(ずっとWillcomメインで使ってきている)ので、これで問題なく日常利用が可能です。F-05Dは電池が持たないと言われていますが、プリインストールアプリの不出来が一番の問題のようなので、ぜひこの辺りは改善してほしいところです。 前レビューで心配だった充電時の本体の発熱ですが、対策の効果か少なくともクレードルで充電している限り本体が熱いと感じたことはありません。また日常でも使っていて熱くなっているなと思ったことも今のところはないので一応対策効果はあるのかもしれません。

 F-05Dを使って一番感じたのはWi-Fiの感度が他機よりも低く転送速度が遅い実感があることです。DLNAを使っていても再生開始までの時間がやや長めで、他機よりもバッファリングのための停止がよく発生します。同じ場所で使っていてもF-05Dだけ再生が途切れることがあります。これは残念でした。メインで使う自室は元々電波環境的にはあまりよくなく、ワンセグも入らないし携帯等の電波もdocomoは0〜1本、SBで良くて2本程度、Willcomもフルにはならず、WiMAXもフルにならずと非常に入りにくいところです。ネットワーク的にはWi-Fiがメインなのに、それが感度が悪いのはちょっと困り者です…。

 ブラウザやRSSリーダーを使う分にはあまり問題はないので、まぁまぁ快適に利用できています。上記の通り自室ではLTEどころか3Gも入らない感じなのですが、マンションの外に出ればLTEでフルアンテナになることもあるので、ネットワーク速度の速さを実感することができました。待ち時間が短い実感があるのでやはり快適な印象です。東京横浜間の電車での移動中でもSBやWiMAXに比べて通信断になる時間が少ないように思いました。LTEのエリアが広がれば更に快適になるのではないかと期待しています。

 また使っていて皮脂跡が結構目立つことが気になってしまいました。普段がGalaxy NexusGalaxyTab 7.7など皮脂対策がかなり充実している端末を使っていることも影響しているのだとおもいますが、かなり不快な感じだったので主に皮脂跡対策を重視して、Micro SolutionのPRO GUARD AF 光沢防指紋を購入し使ってみました。フィルムは2枚入りでほこり取り用シールやクリーニングクロスも入って1000円程度(amazonで)なのでお買い得です。これでまったく皮脂跡は気にならなくなりました。持ち歩き用にレイアウトのマットタイプのケースも合わせて購入しましたが、ケース付けたまま充電も問題なく出来て、本体にも手にも非常にフィットした感じで支えるのでオススメです。

 いつも通り動画の再生実験もしてみました。ローカル再生はギャラリーアプリです。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.8。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

DLNA再生1:DiXiM Player v3.0
 mp4以外は全て再生不可。Pはコマ落ち激しく、Qは映像出ず。
 mp4以外のファイルはリスト表示されるが選択できず。ビルトインプレイヤーで再生の模様。
 mp4もバッファを多めに取るのか再生開始まで時間がやや長い。

DLNA再生2:Skifta
 mp4とmkvが再生可能。aviとwmvはメディアプレイヤーが起動するもエラーで再生不可。
 mp4は動画とメディアプレイヤーの選択画面が出るが、mkvはメディアプレイヤーで自動再生。
 こちらも再生開始までやや時間がかかる。

ローカル再生
 A,B,C,Q再生不可。Eは再生するが音は出ず。D,Eは再生開始時に若干映像乱れあり。
 標準の動画アプリでもドコモ製メディアプレイヤーでも結果は同じ。

 初めてDiXiM Playerを利用しましたがUIデザインはキレイでいい感じなのに、再生をmp4とTV録画ファイル(tsファイル)に限定しているようでちょっと残念です。OMAP4430を活かせていない気がします。DTCP-IP対応ということでRECBOXにあるレグザで録画した番組を再生してみましたが、確かに再生できます。…確かに再生できるのですが…ネットワークの速度の影響を大きく受けるようで音声は途切れ途切れバッファリングが頻繁に入り全く実用にならないという…。Wi-Fiの感度がフルになっている場所でないとLAN内にも関わらず切れまくることになります。これはデータ転送量が多いことが影響しているのだと思われますが、SHARPのスマートファミリンクのように端末サーバ間で転送量調整可能な仕組みのある相手同士の接続でないと事実上実用が難しいということになりそうです…。単にDTCP-IPに対応しているというだけでは快適な視聴環境を構築できるわけではなさそうなので注意が必要だと思いました。

 残念なネタが続いたので、良かった点も書いておこうと思います。一番使ってみて良かったのはカメラでした。前レビューでも面白そうと書きましたが、F-05Dのカメラはとても使い勝手がいいと思いました。特にエフェクト撮影はかなり楽しめる感じでHDR撮影は本当に手軽に逆光でも見やすい写真が撮れるので便利です。レンズが広角寄りなことと合わせて解像感も高いので、風景写真などもそれなりに撮影ができます。AFもそこそこ速くMacroとの切替もオートでうまく処理してくれ、WBも自然な感じなので室内のデスク上撮影も気軽にできます個人的にはこれまで使ったスマホや低価格コンデジのカメラ機能と比較しても一番楽でいい感じだなと素直に思いました。撮影で注意が必要なのがゴーストで、レンズ周りにあるリングが光を反射するためLEDフラッシュ撮影などで近距離に光を反射するものがあると強くゴーストが出ます。この辺は少し設計を見直してもらいたいところですね。

ヘッドホンジャックの音質も確認してみました。いつものVictorのHA-FXC71-Bで聴く限り、高域から低域まで非常にバランスがとれていて整った落ち着いた感じのする優等生的な印象です。ボーカルも引っ込みすぎず、それでいてサ行の鋭さも抑えられたとてもBGM的に聴きやすいバランスという感じ。海外機に比べると優等生過ぎて面白みには欠けますが、多くの人に好まれるのではないかと思いました。ATのCKM77に変えてみたところ、高中域が伸びやかに明るい感じになり、ボーカルの表情も出てきたのでこちらの方が合っているかもしれません。いずれにしても万人向けの良品質な音だなと思いました。またヘッドホンを挿すとヘッドホン側マイクを使うか本体マイクを使うか選択肢がダイアログ表示されるのも面白いと思いました。ただキャップ付きヘッドホンジャックを開けて挿してロック解除の上ダイアログ選択しないと音楽再生まで行けないという手順の多さには、少なくない人がちょっと面倒を感じるかもしれません。

 ということで全体的にマイナス面が多く記述されてしまいましたが、いろいろと対策したことで今は割と気に入って使う端末になっています。ドコモ関連アプリを使うことがないので、正直キャリアアプリフリーで出してくれていればもっといいのにと思ってしまいます。これまでのT/F系端末の実績から今後のアップデートとかいろいろ心配な面はありますが、しばらくメイン扱いで使ってみようと思っています。

※バッテリー持ち具合について修正。F-05DはNexusとほぼ同じ設定をして同じような使い方をして12時間ほどで残15%の警告になった。Nexusでは17時間くらいで同程度。電池容量が1400mAhと1750mAhの差を考慮して記述を修正した。電波状況にもよるのでまぁだいたいという感じ。やっぱりちょっとバッテリー弱いかも。もう少し工夫が必要かもしれない。

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■au 2012春モデルで気になったことメモ
 先日発表になったau 2012春モデルですが、発売前から某店でMNP一括0円になっててびっくりなISW11SCとか、縦に伸びてるINFOBAR C01とかがちょっと気になったので、久しぶりにKDDIデザイニングスタジオに見に行ってきました。そう言えばリニューアル後初ということでいろいろと期待してみたのですが、iPhone売ってるのと2Fへの階段とシート周りが増えたくらい?しか大きな変化を感じなかったり。説明員さんは相変わらず新製品の勉強が追いついてないしもうちょっと本質的なところでがんばって欲しいと思ってみたり…。とりあえず今回は単独レビューなしです。順番は個人的に良かった順です。

■Samsung Galaxy SII WiMAX ISW11SC
・Androidバージョン 2.3.6
 ベースバンドバージョン ISW11SCKDLA2
 カーネルバージョン 2.6.35.7-ISW11SCKDLA2-CL852258
 ビルド番号 GINGERBREAD.LA2
 ハードウェアバージョン J001.08
・全体にデザインがシンプル重厚感があって好み
・auの新ロゴがすごく目立つ
・思ったより厚みは感じないし背面のカーブは持ちやすい
・背面のヘアライン加工がすごくかっこいい
・サイズは大きい…が…Nexus使ってるから気にならないw
・戻るボタン等操作が片手ではしにくい
・反対側のボタンを親指で押すと誤タッチがかなりの頻度で起きる
・スクリーンの操作感や反応は非常にいい
・ディスプレイの表示品質は今回の機種では一番いいと思った
・カメラの反応が速い Nexusと同じ感じ
・本体がやや熱を持っているように感じた WiMAXのせい?
・サムスンアプリいっぱい…auアプリいっぱい…
・NFCメニュー,NFCタグリーダーとは別にタグ情報というアプリが…?
・ドック設定は顕在…これ用のドックあったりするのかな?

■Sony Ericsson Xperia Acro HD IS12S
・Androidバージョン 2.3.7
 ベースバンドバージョン M8660-AAABQNLYM-314003T 1 [Nov 28 2011 17:00:00]
 カーネルバージョン 2.6.35.11-307003+ SEMCUser@SEMCHost #1
 ビルド番号 6.0.D.0.193
・結構持った感じ厚めに感じる印象
・白黒マットでピンクはツヤ背面…マットの質感はいい感じ
・液晶は精細感あってキレイだが寒色メインで寂しい印象が…
・ISW11SCに比べ発色が大人しいので展示比較で不利な感じ
・ボタン類の配置が結構微妙…ボリュームキー下すぎて使いにくい位置
・横置きでワンセグ見る時に便利な配置になってる?
・カメラボタンも押し込み時シャッター切りにくい…手振れしやすくなる
・カメラ自体の速度は速くAFも素晴らしい
・タッチシャッターでの撮影がオススメ
・ストラップホールは下面中央で便利そう
・モデル番号がLT26iになってた…
・AStro File Managerが標準装備?

■LG Optimus X IS11LG
・Androidバージョン 2.3.7
 ベースバンドバージョン IS11LG_V10b_MDM6600
 カーネルバージョン 2.6.36.3
 ビルド番号 GINGERBREAD.GWK74
 ソフトウェアバージョン V10b-DEC-18-2011
・液晶解像度はHDではないが思ったほど粗く感じない
・発色はやはりキレイな印象
・黒の背面マット質感はAcro HDには劣る
・ハードウェアデザインはボタン類含めて悪くない感じ
・しかし高級感はあまりない
・ワンセグアンテナがすごく…長い…です…
・突出したものはないが無難な選択機種という感じ
・もう少し薄いともっとインパクトあったかもしれない

■SHARP INFOBAR C01
・Androidバージョン 2.3.5
 ベースバンドバージョン 01.00.00
 カーネルバージョン 2.6.35.7-perf nbproj@TGX33001 #1
 ビルド番号 01.00.00
・これは伸びる!…縦に!(これ以上伸びません)
・バータイプで非常に持ちやすいと感じる
・しかしプラスチッキーな感じはA01と共通
・テンキーいろいろと微妙だがクイック起動割当は便利そう
・しかし誤作動しやすそう
・戻るボタン等をアイコンでなくBACKとか英語表記って…
・スマートファミリンクあったw
・液晶は精細感あってキレイ
・だがUIアプリの文字小さい感じ トグル操作もしにくい…
・123キーを使ったカメラ操作はなかなかいい感じ
・右側面下にINFOBARって書いてあるのがかっこいいなぁw
・使いにくいけどデザインで売れるだろうなw

■Motorola RAZR IS12M
・Androidバージョン 2.3.6
 ベースバンドバージョン u_04.06.08s
 カーネルバージョン 2.6.35.7-g9552eb4 w21679@zkr30Inxdroid18 #1
 ビルド番号 6.5.1-134_SWK-63
・一見してディスプレイの解像度が粗くて残念すぎる…
・Acro HDの横に展示するとかなんなの…並び考えようよ…
・周囲を囲う感じでラインで入っているラバー素材がいい感じ
・背面とかデザインは人によって好みが分かれそう
・薄いというより平たい…?
・使用者の反復操作を学習するのは面白いけど…
・ソフトウェアのモトカスタマイズデザインが微妙な印象…
・RAZR好き以外にはどうなんだろう…

 ということで、新しいauを象徴するはずの春モデルですが個人的にはあまりそそられない感じのインプレになってしまいました。カメラがすごく感動的だったAcro HDの白は安くなったら欲しいかもって感じですが、Xperia S/NX辺りを買ってしまいそうな気もちょっとしてたりしてなかったり。「あたらしい自由。」をスローガンにして料金戦略などいろんな意味で変革を進めているauですが、個人的に一番欲しいのはキャリアプリインストールアプリからの自由かもしれません。入れるなとまでは言わないので、せめて不要な人はアンインストールしても差し支えないような仕様にしてもらいたいものです…。

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■Samsung Kies macでコンテンツを同期するメモ
 サムスンのスマホ&タブレット用の専用アプリとしてKiesという製品があるが、Kies 2.0よりMacOSX版も提供されるようになっており、現時点で日本語向けページでは提供されていないもののUKやAU用の英語ページではダウンロードすることができるようになっている。現在ダウンロード可能なバージョンは1.0.2.11121_3(Kies 2.0のバージョンが1.xって…)で、インストールして動作確認してみたところ日本語表示にも対応しており、GalaxyTab 7.7 P6800のファームウェア更新には対応していないもののコンテンツの同期等は可能になっているようだ。以下に気付いたことを箇条書きでメモ。

※Kies macの1/15現在の対応機種は Galaxy S (GT-I9000), Galaxy S II (GT-I9100), Galaxy Tab (GT-P1000), Wave (GT-S8500), Wave II (GT-S8530)となっている。

・Macと専用USBケーブルで接続するとMTP接続している旨がタブ側に表示される
・MacにAndroid File Transferがインストールされていると自動起動する
・しかしAFTではnoneというフォルダが表示されるだけでコンテンツは見えない
・試しにフォルダを作成してみようとするとエラーになる
・AFTを終了して、Kies.appを起動する(アプリケーションに配置される)
・Kies.appを起動するとユーザのホームディレクトリ直下にsamsungフォルダが作成される
・その中にKiesフォルダが作成され、同期関連コンテンツはここへ格納される模様
・Kiesの画面は以下のような感じ
 http://t.co/a3TSReNi
 http://t.co/yxEAr4fT
 http://t.co/VtLigFm7
・Kies macは初回起動時にコンテンツを自動スキャンして同期を試みるか聴いてくる
・ここでスキップを選択しないとiTunesの初回起動時と同じようにディスクスキャンする模様
・スキャンして自動でコンテンツ同期しますとか言うので危険w
・Kies macはサムスン製iTunesみたいな振る舞いをする…勘弁してほしいorz
・AFTみたいにiTunesから音楽をドラッグで転送できるかと思ったけどできなかった
・Kiesにコンテンツ登録する場合には原則実データをドラッグ&ドロップする必要がある
・プレイリストもiTunesのものは個別D&DできないのでKies上で個別作成する
・メニューから「iTunesプレイリストのPCへのインポート」を実行すると一括作成は可能
 結構時間がかかる上に作成中の状況表示が一切無し…
・同期できるのはKiesに作成されたプレイリストや登録されたデータ
・スケジュール同期は適切に動作しているようでiCalのデータは正しく同期された
電話帳も問題なく同期できた
・インポート/エクスポートは基本的にsamsungフォルダ以下が利用される
・ストアはpodcastのみ提供されている模様
・対応機種であればツールメニューからリカバリやアップデートができるらしい
・とりあえずスケジュールが同期できるので便利
・様子を見ながら使ってみようと思う

気付いたことがあれば随時追記します。

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■Samsung GalaxyTab 7.7 P6800 HK版 レビュー
 expansys.jpで発注したGalaxyTab 7.7が届いたのでレビューを書いておきます。主に直接の競合であるXOOM2 MEとの比較をしながら書いていこうと思います。型番から判るように3G対応ですが、今回はそちらの動作確認まではしていません。電話関連の機能については機会があれば追加レビューしたいと思います。

■ハードウェア
 予想通りというか初代GalaxyTab同様に本当にコンパクトなパッケージです。非常にタイトになっていて、フタを開けて取り出そうとして箱を逆さにしても落ちてきません。右側に用意されたプルタブを引っ張って取り出す必要がありました。ここまできっちりパッケージにしていることにまず驚きました。付属品はHK用電源アダプタ・電源ケーブル(5V2A)・専用USBケーブル・ヘッドホンという感じで、expansysからの購入者向けには国内用のUSB電源アダプタ(5V1A)が付属してきます。出力が低いのでこちらを利用すると充電にかなり時間がかかるようです。iPad用など2A出力のあるUSB電源アダプタを利用するか、初代同様電源ケーブルはメガネ型コネクタタイプになっているので別途購入して利用する必要があります。

 取り出した本体は本当に薄くコンパクトですが、金属筐体故か軽さよりもしっかりとした重みがある印象でした。その質感はiPadのそれに非常に似ていて滑りやすい感じもなくとても高級感を感じる手触りです。本体が薄くXOOM2 MEよりも僅かに横幅も小さいため、片手でしっかりと鷲掴みでホールドすることが可能です。かなり持ちやすいと思いました。スペック上の重量は335gで、ホールドしても手首にあまり負担感はありません。これで初代よりも多い5100mAhのバッテリーが搭載されているのですから驚きです。

 メインのディスプレイは7.7インチ1280×800のSuper AMOLED Plusになります。さすがに発色は素晴らしくコントラストも非常に高いのでとても美しく見えます。XOOM2 MEのIPS液晶が落ち着いた優等生だとすれば、GalaxyTab 7.7は元気はつらつなスポーツマンという感じでしょうか。サムスンらしい派手な色味になっているので好みはあると思いますが、見比べた場合多くの人はGalaxyTab 7.7のディスプレイの方をキレイだと感じるのではないかと思います。ドット感もないわけではありませんが、基本的に輝度が高いせいかXOOM2 MEよりも気にはならない印象です。ただ長時間使う場合にはXOOM2 MEの液晶の方が目には優しいような気がします。Super AMOLED Plusはフリック等の操作しても残像感を感じることはほとんどなく、速いスクロールや動きのある動画などでも非常に見やすいと思いました。タッチスクリーンの反応もとても快適です。Galaxy Nexusでも感じましたが、最近のサムスン製品のスクリーンはガラス部分のしっとりした感じが操作していてとても心地よく、皮脂対策もかなり優秀なので使っていてとても快適です。同じように使っていてもXOOM2 MEでは皮脂跡がそれなりに残るのに、GalaxyTab 7.7ではほとんど気になりません。この差はかなり大きい感じがします。

 ボタン類は本体右側面に上から電源ボタン・ボリュームキー、左側面に上からSIMスロット(標準サイズ)・MicroSDとなっています。本体上面にはヘッドホンジャックとマイク、下面には両サイドにスピーカーと中央に独自コネクタとマイクがあります。ボタンはデザインに合わせて細目ですがクリック感のしっかりあるタイプ、スロットのフタは外しやすく閉めやすいいい感じに仕上がっています。この辺りの細かい使い勝手の良さはさすがだなと思います。外部スピーカーの音質は標準設定での中低音の充実感でXOOM2 MEの方に軍配が上がりますが、GalaxyTab 7.7も低音は出ないもののコンパクトなタブレットとしてはかなり聴きやすい音質になっていると思いました。逆にヘッドホン出力ではいつものVictorのHA-FXC71-Bで聴く限り、中高音が非常にクリアで音場も広く低音もしっかり出てくるGalaxyTab 7.7の方が圧倒的に好みでいいと思いました。最近お気に入りのGalaxy Nexusよりもクリアな上に艶があり更にいい感じです。

 起動時間は以下のような感じです。XOOM2 MEよりやや速い感じですね。
 電源長押し→3秒→Samsungロゴ→7秒→Samsungロゴ動画→18秒→ロック画面(合計約28秒)

■ソフトウェア
 Androidバージョンは3.2です。カーネルバージョン 2.6.36-P6800ZSKL2-CL599695 se.infra@SEP-64 #3 SMP PREEMPT Fri Dec 16、ベースバンドバージョン P6800XXKL1、ビルド番号 HTJ85B.ZSKL2 P6800ZSKL2となっています。システムの初期設定時から日本語は選択可能で日本語で設定等を行うことは可能ですが、IMEは組み込まれていませんし、フォントもCJKフォントになっています。この辺はXOOM2 MEと同じですね。Galaxyシリーズはフォント変更できる仕組みがあるのでマーケットからFontomizerをインストールして、FontomizerからJapanese Fontを選択しVLゴシック等をダウンロードしてそのapkをインストールし、設定>画面>画面表示>フォントスタイルで指定してやれば、root化をしなくても適切な日本語フォントで表示することができるようになります。現状で日本語フォントとして用意されているのはモトヤLシーダ・モトヤLマルベリ・VLゴシックの3つです。ATOKやGoogle日本語入力と組み合わせればほぼ問題なく日本語環境で利用することができるようになります。

 ホームアプリはサムスン独自のTouchWIZ UIになっています。キャプチャ用アイコンが用意されていたりウィジェットが使いやすくなっていたり、それなりに便利になっていますがレスポンスも悪くないのでチューニングがうまくできているのだなと思いました。CPUにサムスン独自の1.4GHzデュアルコアのExynos 4210が採用されており、サムスン製品で統一されていることが効果を上げているのかもしれません。ブラウザでのスクロールやピンチズームも非常にスムーズでITmediaの様な比較的重いページでも使っていてかなり快適に感じました。Android系端末でここまで快適な動作をするのは初めてではないかとちょっと驚いてしまいました。iPad2のスムーズさにかなり近づいている気がします。

 プリインストールアプリはサムスン製品らしく、All ShareやSocial HUBを始めとした独自Samsung Apps系がいくつか導入されていますが、それほど数は多くなく10コにも満たない感じで、アプリ全部でも39コという感じです。キャリア系の余計なものがない分非常にシンプルに感じます。独自アプリもほぼ日本語に対応しているので安心して利用可能です。GalaxyTab 7.7では本来Android3.xが電話機能をサポートしていないところ、7.0 plus同様サムスンの独自カスタマイズで対応させているということです。そのためマーケットから導入可能な各種電話関連のアプリとの互換性については注意が必要な場合がありそうです。

 とりあえずいつものように動画の再生関係のテストをしてみたので結果を書いておきます。DLNA再生アプリは動作結果が異なったので3種類試してみました。ローカル再生はギャラリーアプリです。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.8。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

DLNA再生1:All Share
 D,EのMKV以外が再生可能。P,Qは再生可能だがバッファリングが頻繁で実用にならず。
 4:3の動画も全て16:9再生になってしまい、アスペクト比変更ボタンはあるが機能せず。
 再生時間のスライダも表示されるものの機能せず。

DLNA再生2:Skifta
 mp4以外再生できず。P,Qは再生可能だがバッファリングが頻繁で実用にならず。
 アスペクト比変更ボタンは表示され適切に動作する。

DLNA再生3:AwoX MediaCTRL
 全ファイル再生可能。P,Qは再生可能だがバッファリングが頻繁で実用にならず。
 アスペクト比変更ボタンは表示されないが正しいアスペクト比で再生される。
 ビルトインのプレイヤーで再生されている模様。再生画面の操作系表示が異なる。

ローカル再生
 全ファイル再生可能。Qのみバッファの影響かコマ落ち激しい。
 こちらはアスペクト比変更ボタンがちゃんと機能する。

 DLNAアプリによって再生可能なフォーマットが異なるのにはちょっと驚きましたが、概ね動画の再生については初代同様非常に優れたパフォーマンスを発揮してくれます。特にローカル再生では同じMicroSDに入っていたflvの動画も再生できてしまいました。動画再生についてはディスプレイの違いも大きくXOOM2 MEとは圧倒的な差があると感じました。720pのmp4 60fpsの動画も問題なく、Super AMOLED Plusのディスプレイのおかげで残像感なく非常にキレイにスムーズに再生されるので、最強の動画再生環境と言えると思います。さすがに1080p 60fpsは厳しいですが、これまで試験したどの機種よりもコマ落ち度合いは少なく、高速な読み出しが可能なMicroSDなら相当いいところまで再生してくれそうな気がします(試験で使用したのはClass4の東芝製) かなりがんばっている感じはします(東芝製Class10 SD-C08GR6WAAでもコマ落ちするのでやはり再生自体が厳しいようです)。標準アプリのDLNAソフト All Shareでmkvファイルが再生できなかったのは残念ですが、初代でも同様だったのでしかたないところかもしれません。AwoX MediaCTRLではmkvも再生可能になるので、GalaxyTab 7.7では便利に使えそうです。

■まとめ
 総合的に見て非常に完成度満足度の高い製品だと思います。少なくとも個人的にはArchos 80 G9もXOOM2 MEももう使わなくなるかもしれないと思いました。軽くて薄くて長時間稼働で質感もいいということで、防水とかDTCP-IP対応とか求めなければ、現時点では7〜8インチクラスで最高のAndroidタブレットであるような気がします。動画プレイヤーとして使われる方には本当にオススメできると思いました。同クラスでは値段が一段高い製品になるのですが、その理由も納得できる感じです。とりあえずざっとレビューしましたが、これからメインタブレットとして使いこんでみて気になることがあれば追記していこうと思います。

参考:XOOM2 MEとの比較写真
 http://t.co/antwHjp0 横幅はあんまり変わらないけど縦がかなり違う
 http://t.co/Ndr4Twk8 スクリーンの反射はGalaxyTabの方が抑えられている感じ
 http://t.co/LRTcIEgB 設定アプリの標準テキストサイズがものすごく違う
 http://t.co/HGh4zDQu 同じholoを壁紙に設定して発色の違いを比べてみる

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■CommuniGate ProのPronto! Mobileで音声通話
 CommuniGate Proの5.4系の目玉であるはずのiOS/Android用VoIP/Chatアプリ Pronto! Mobileがリリースされたということで実験してみた。リリースまで結構時間かかったね。ちなみにHTML5版のアプリも現在開発中らしい。それぞれの専用アプリ版で気になったことを以下に箇条書きで。

・Pronto! Mobileの詳細は以下から(英語)
 http://www.communigate.com/main/pronto/prontoMobile.html
・iOS用のインストールは以下から
 http://itunes.apple.com/jp/app/pronto!/id490538357?mt=8
・Android用はCGP 5.4.3をインストールしたWebUIのログイン画面から
 現時点ではAndroidマーケットにはなく、3rdパーティアプリのインストール許可必須
 Android2.3.x/3.2.xの対応を確認
 Android4.0では音声着信して通話しようとした瞬間SDPエラーが発生する
 起動すると通知領域にアイコンが常駐
・UIは英語のみ
・iOS版のデザインの方がまとまりがあっていい感じ
・利用可能な機能はどちらも同じ
・iOS版は機種で動作状況が異なる模様
 3GS:問題なし
 4S:着信時にタッチスクリーン操作が効かなくなる事象アリ
・GIPS組込みだがGIPSライセンス無しでも動作可能
・サーバCommunityライセンスでも動作可能
・クライアントサーバ間はXIMSS通信&SSL/TLS対応なので比較的安心か
・CGPサーバにログインして利用するためCGPのアカウントは必須
・Pronto!同士の音声通話はメールアドレスでも内線番号でもどちらでもOK
・外線発信の場合NTTの光電話がG.711 μ-Lawのみしか対応していないため発信できず
 Pronto! MobileはG.711 μ-Law未対応
 適切なPSTNゲートウェイが設定されていれば利用可能と思われる
・おそらくCGP同士であれば外部サーバでも通話可能と思われる
・音声の品質はまぁまぁ(特別いい感じはしない)
・Chat/Textメッセージは日本語利用OK(Android4.0でも動作)
・連絡先もサーバ連絡先参照が可能(日本語表示OK)
・スマホ本体の連絡先は電話番号のあるもののみ参照可能
・本体連絡先からPronto!発信を設定可能
・アプリ自体の安定感は高い
・ファイル転送にも対応(転送サイズはサーバ側設定による)
・WP7用はまだない…(作らなさそう…)

気付いたことがあれば随時追記の予定

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■motorola XOOM 2 Media Edition MZ607 レビュー
 海外でmotololaから発売されているタブレット端末XOOM 2 Media Editionが届いたのでレビューを書いておこうと思います。このクラスのタブレットサイズ的にはArchos 80 G9の4:3スクリーンが今のところベストかなと思ってはいるのですが、Galaxy Tab(GT-P1000)よりも少し画面が大きく精細度のアップしているこの製品のIPS液晶に興味があったのと、Googleとくっついたmotoloraだけにリファレンスに近いモデルなのではないかと期待して購入してみました。ここではGT-P1000やArchos 80 G9等と比較しながら書いていきたいと思います。製品の詳細リンクはこちらになります。

■ハードウェア
 まず最初に驚いたのは箱の形状でした。motorolaの最近の端末はISW11M PHOTONのように真四角から角を少し落としたような8角形をしているのですが、箱の形状がその外観とぴったり一致するサイズの8角形の化粧箱になっていました。開けるとちょうどぴったりに収まったMZ607が現れるという感じです。添付のMicroUSB充電ケーブルのコンセント形状は国内と同一で100V対応なのでそのまま使えるものでしたが、今回handtec(UK)から輸入した関係でUK用のアダプタが同梱されていました。充電ケーブルの出力は1.6Aなので通常のPCやUSBハブからの充電では出力が足りないので注意が必要です。

 8.2インチ1280×800のIPS液晶搭載で最厚部8.9mm、390gを切る重さというスペックから想像するよりも、持った感じの第一印象は重かったです。他のタブレットの多くとは異なり、背面に金属プレートがはめられており、周辺部だけ樹脂になっている構造から重量バランスの関係で重く感じたのかもしれません。防滴仕様ということもあり樹脂部分は手に持って滑りにくい素材が利用されているように感じました。本体は縦持ち前提のデザインになっていて、横幅は139mmとGT-P1000に比べ18mmほど広めですが、サイドが薄くなっている形状のため指が回り込んで無理なく片手持ちが可能になっています。樹脂部分の滑りにくさと合わせて比較的持ちやすい印象を受けました。液晶ベゼルも他機に比べて幅が狭い印象になっているので、持ちやすさへの配慮がされていることが伺えます。

 液晶自体はIPSだけあって明るく発色も良く見えますが、Galaxy Nexusのスクリーンを見慣れてしまった目にはどうしても解像度は表示される文字を見てしまうと低く粗い印象になってしまいます。ただ動画や写真の表示ではほとんど粗さを意識することはありません。タッチスクリーンは非常に反応も良く、10点のマルチタッチに対応していることが確認できました。指紋や反射はやや目立ちやすい方だと思いますので、保護フィルムで工夫する方が良さそうです。スクリーン形状が特殊なのできれいに貼ろうとすると今のところ自分でカットするしかないのが少し残念かもしれません。

 本体のボタン類は少なく、本体上面にステレオスピーカーとヘッドホンジャック、下面にスピーカーとMicroUSB・MicroHDMI端子があります。MicroSDスロットは既報のように端子カバーはあるもののスロット自体は塞がれており利用できません。3G対応モデルではSIMスロットと合わせて利用できるようになるのかもしれません。本体左右横はラウンドさせたデザインのためか端子類はなく、本体右背面に当る部分に電源ボタンとボリュームキーがあります。最初若干使いにくいと思いましたが、慣れればクリック感も結構あり位置が触感でわかりやすいためあまり気になりません。背面上部中央には500万画素のあまり画角の広くないカメラとFlashライトが設置されています。フロントにも上部中央にカメラがあります。防滴とはいえUSB/HDMI端子はむき出しなので水には注意した方がよさそうです。

 起動時間は以下のような感じです。まずまず速いかなと言う感じです。
 電源長押し→2秒→motorolaロゴ→8秒→motorolaロゴ動画→21秒→ロック画面(合計約31秒)

■ソフトウェア
 Androidバージョンは3.2になっています。カーネルバージョン 2.6.35.7-g3086f79 w20269@zch68Inxdroid04 #1、ビルド番号 1.6.0_218.3-MZ607、Firmware configration version GAS_EMEA_UCATBLT1WIRTCOREEU_P004となっています。システムの初期設定時から日本語は選択可能で日本語で設定等を行うことは可能ですが、IMEは組み込まれていませんし、フォントもCJKフォントになっています。設定では独自項目として「printer setting」「ホルダー」が追加されており、MOTOPRINTに対応したプリンタより出力ができるようになっています。MOTOPRINTはWindows用のアプリケーションも用意されておりこちらからダウンロードや詳細確認が可能です(英文)。ホルダーはドック接続時の動作を設定する項目です。MZ607はUSBホスト機能にも対応しているため、USBマスストレージやUSB Ethernetが利用できるようになっているようです。ストレージ設定に8コまでのUSBストレージの項目があり、無線とネットワーク設定にEthernet設定があります。音の出力ではスピーカーとヘッドホンジャックで別々にエフェクト設定が可能になっています。この辺の追加機能は嬉しいところです。

 標準のブラウザやホームの動作は十分快適と言えるレベルだと思います。OMAP4430搭載ということですが、Archos 80 G9よりもメモリが多いことで安定してより快適な操作ができているように感じます。MZ607にはプリインストールアプリも各種あるのですが、主にビジネス向けと思われる用途のソフトが多いことが特徴でしょうか。EvernoteやQuickOfficeとはじめ、CitrixやFUSE Meeting, GotoMeeitngなどオンラインで端末操作や会議ができるアプリが組み込まれています。それでも標準アプリも含めて全部で29コと昨今の国内キャリア端末に比べるとプリインストールはそれほど多くないなぁと思ってしまいます。

 動画に強いOMAP4430搭載ということで、動画再生試験もやってみました。とりあえず再生してみて驚いたのは、MZ607ではスピーカーが前述のように縦持ち上面左右に1つつずつ、下面に1つの合計3コ付いていることで、縦持ちでも横持ちでも左右位置になるスピーカーが鳴ることでステレオ効果をしっかり出してくれる設計になっていることでした。動画再生はギャラリーで通常行いますが、再生途中で画面の向きを変えてもちゃんと再生スピーカーが切り替わりステレオ効果を出してくれます。これは非常に素晴らしい設計だと思いました。DLNAアプリについてはTwonkeyがプリインストールでアイコン設定されていますが、これはトライアル版のダウンロード用で実際のアプリはインストールされていません。今回はskiftaをダウンロードし標準の環境で再生してみました。ローカル再生については後述します。DLNAサーバはMacOSX上のPlayback1.8.8。mp4は全てWebOptimizedなファイルです。

ファイル:
  A) AVI DivX502 mp3 640×480.avi
  B) AVI H264 mp3 640×480.avi
  C) AVI Xvid Mp3 640×480.avi
  D) MKV 1280×720 x264 AAC.mkv
  E) MKV 1280×720 x264 AC3.mkv
  F) MP4 w BP3 480×270 H264 AAC.mp4
  G) MP4 w BP3.1 640×480 H264 AAC.mp4
  H) MP4 w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  I) MP4 w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
  J) MP4 w MP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  K) MP4 w HP3 640×480 H264 AAC.mp4
  L) MP4 w HP3.1 1280×720 AAC.mp4
  M) MP4 w HP4 1920×1080 H264 AAC.mp4
  N) WMV 24fps 640×480.wmv
  O) WMV 60fps 640×480.wmv
  P) MP4 60fps w BP3.1 1280×720 H264 AAC.mp4
  Q) MP4 60fps w BP3.1 1920×1080 H264 AAC.mp4
 ※mp4の略号 BP=Baseline Profile MP=Main Profile HP= High Profile 数字はLevel

DLNA再生
 F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,Pが再生可能。avi,mkvは再生不可。Qはロードするも再生始まらず。
 Pは再生したもののネットワーク状態にかなり依存しそう。

 aviとmkvは全く再生できずで、mp4もWiFiの状況に左右されやすい印象を受けました。受信感度が著しく悪いという感じではないのですが、特に720p以下の動画でも再生の一番始めだけ若干コマ落ちするケースがランダムに発生していたため、バッファの確保と再生開始までのタイミングなどで何か問題があるのかもしれないと感じました。

 さて、動画のローカル再生についてですがMZ607にはMicroSDがついていないことで、本来Android3.xの端末としてはAndroid File Transferで動画転送などを行うのがデフォルトの仕様になると推測されるのですが、MZ607はMacのAndroid File Transferから認識されませんでした。よくわかってないBlogさんの記事によるとWindows7のexplorerからは内部ストレージが確認できるらしいので、MTPは有効になっているのではないかと推測するのですが、マスストレージ設定もないためMacではそのままで内部ストレージを参照することができません。motorolaは専用のアプリMotoCast USBを用意しているため、こちらでテストファイルを転送しようと思ったのですが、Windows Phone 7 connectorのように一部動画を変換転送してしまう仕様のようなので、そのままテストができませんでした。そのためこの試験については後日追記したいと思います。

 ちなみにMotoCastアプリの利用をすることで、MacやWindows上のメディアを端末に同期することができるようになるのですが、デフォルトではMotoCast Wirelessの設定に誘導されアカウント登録が必須と言われてしまいます。USB経由でのメディア同期のみ実現したい場合には、MotoCastアプリを一旦起動した直後にアカウント登録などを行わないままアプリを終了し、その後USBでMZ607をMacに繋いだところMotoCast USBが単体起動しアカウント登録不要で、iTunesのコンテンツを同期する設定を行うことができました。MotoCast Wirelessはインターネットを経由してPC内のコンテンツをモバイル端末で利用できるようにする機能であり、動画のストリーミングがサポートされているなどOrb等に近い仕組みと言えます。デフォルトでPC内のドキュメントなどを共有可能にする設定がされているので使用には注意が必要です。個人的にはUSBで同期する機能とごっちゃにすることなく、安全管理面から個別のアプリとして欲しいなと思いました。うっかりするとよくわからないままPC内のデータをネット上から(アカウント認証はもちろんあるものの)参照可能にしたままにしてしまうことになるので、あまり望ましいものではないなと感じました。

■まとめ
 個人的にはMZ607の大きさや重さ、ハードウェアの作りなどはなかなかいい感じだと思いました。初めてタブレットを使う方にもあまり不満なく使える性能を持ったデバイスではないかと思います。少なくとも現在入手可能なタブレット端末としては最高レベルであると言えると思います。しかしながらディスプレイの解像度はやや物足りないと感じてしまいました。ハンドセットのスクリーン解像度がHD化することで、タブレットが粗く見えてしまう状況はこれからどんどん増えてくるのだと思います。高解像度の液晶にするか、解像感の高い有機ELで圧倒的な輝度でキレイに見せるか、タブレット端末はスクリーンのブレイクスルーが必要とされてくるように感じました。もうすぐ有機EL plusを搭載したGalaxy Tab 7.7が出てくると言われているので、個人的にはこちらにも期待したいと思いました。

 現状ではGalaxy Tab 7.0 Plusが直接比較対象になる機種だと思いますが、個人的にはMZ607の方がハードウェアとしては魅力的だなと思いました。ただ価格的には手放しで褒められるほど安いわけではないので、もう少し攻めな価格設定を期待したいところです。XOOMのリリース経緯からMZ607が発売される可能性があるとすればauからなのでしょうが、iPadの販売を計画しているという噂もありますので、正直なところ国内一般販売の見込みは販売戦略上厳しいと感じてしまいます。プリインストールアプリを見ても法人向け等の限定したマーケットであればあり得るかもしれませんが、いずれにしても一般的には入手が難しいということになりそうな気がします。初代XOOMのようなリファレンス的存在でもないということのようなので、サイズ的にどうしてもこれがいいということでない限り、敢えて輸入してまで入手する必要がある端末ではないかもしれませんね…。

【追記】ローカルストレージでの動画再生試験について
 Windows7環境でMotoCastをインストールすることでExplorerからMZ607の内部ストレージにアクセスできるようになったので、ローカルストレージでの動画再生結果について書いておきます。Widnows7ではMZ607をUSBケーブルで接続すると少し間を空けてCDドライブとしてMotoCastのインストール領域が自動でマウントされてきます。ここからMotoCastのインストーラを起動してアプリをインストールするのですが、javaが必要らしくインストールされていない場合は先にjavaがインストールされます。MotoCastのインストール過程でUSBドライバがインストールされることで、インストール完了後にExplorerから内部ストレージが参照できるようになります

 今回は内部ストレージのVideoフォルダにテストファイルをコピーして再生しました。MotoCast USBと違って勝手に変換操作はされませんが、コピー動作の際に「再生できないかもしれないがコピーするか」という趣旨のダイアログが表示されるので無視してコピーを続行します。転送したファイルは上記のA〜Qの全ファイルです。実際の再生はギャラリーアプリから行います。MZ607ではギャラリーと名前の付くアプリがAndroid標準のものとMotoCast用の2つ存在するので、MotoCast IDを要求してこない方のギャラリーアプリを利用します。以下が再生結果でした。

ローカル再生
 Bを除いて全て再生可能。Bは音声のみで映像は黒画面まま。
 Qは再生可能なもののコマ落ちかなり有り。実用は厳しい感じ。

 驚いたのはDLNA経由では再生できなかったファイルもローカルコピーしてしまえば再生できてしまったことです。これまでの事例ではおよそDLNAとローカルで再生可能ファイルタイプに大きな差異が出ることが少なかったのですが、結構顕著なのでびっくりしました。ひょっとしてskiftaとの相性でDLNA再生できなかったのかと思い他のuPnPlay等も試してみましたが、結果は変わりませんでしたので、どうもMZ607ではDLNA経由とローカルファイルではビデオファイルの取扱いが異なっているようです。とりあえず1080p 60fpsのような高画質ファイルでなければ、ローカルに転送さえしてしまえばかなり快適に再生可能なので安心しました。ただ、こうなると内部ストレージにアクセスする手段がわからないMacでの使い勝手が残念に思えてきます。標準手段として用意されているはずのAndroid File Transferでアクセスできるようになることを期待したいと思います。

 ついでにMac側でMotoCast USBで転送した音楽をいつものVictorのHA-FXC71-Bで再生して音質も確認してみました。MZ607ではヘッドホンジャックの出力に標準で3D Stereoエフェクトがかけられているので、まずはこちらを設定>音>Enable audio effectからチェックを外しオフにします。その上で試聴したところ、MZ607ではかなり中低音にウェイトが置かれているようで密度感があり重心の低めな比較的柔い印象の再生という感じでした。やや高音域が物足りない感じでトゲトゲ感はないものの抜けや伸びやかさに欠け曲によっては少しこもった感じに聴こえてしまいました。中低域を重視して全体的に柔らかな印象があるので映画やアニメを連続視聴しても聴き疲れしないようなチューニングなのかもしれません。Media Editionという名前にもちょっと納得できる印象です。ローカル転送して再生をする限りかなり動画視聴に向いた製品と言えそうですね。

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■docomo ARROWS X LTE F-05D ラウンジ版レビュー
 今週末発売になるF-05Dの実機を見てきたのでレビューを書いておきたいと思います。前回SC-04Dを見に行ってきた時には展示が始まっていなかったのですが、現在は4台が有楽町のdocomoスマートフォンラウンジに展示中です。Optimus LTEやGalaxy SII LTEと少し離れて展示されており、展示カウンターの一番奥とちょっと気付きにくい配置になっていました。他のNEXTシリーズと離されている理由はわかりませんが、LTE機種の中では予約も一番人気ということなので特別扱いなのかもしれません。やはり機能てんこ盛りの全部入りというところが人気がある理由ですねと説明員さんが話されていました。その説明通り本当に機能いっぱいアプリいっぱい常時起動タスクいっぱいという感じで、それぞれ書き出していたらとんでもないことになりそうなので、気になったポイントに絞って書いていこうと思います。

 こちらも合わせてどうぞ
 docomo ARROWS X LTE F-05D 追加レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1869

■ハードウェア
 実機の第一印象はXperiaシリーズっぽい?という感覚でした。機体デザインの印象がこれまでの国産機種の中では比較的スマートで好印象だなと感じました。画面のデザインもマッチして少し垢抜けた感があります。薄いのは薄いのですが、華奢な感じはなく安心して持っていられる印象です。4.3インチ1280×720の液晶ディスプレイはとても精細感があり、発色も良く美しい表示だと思いました。タッチパネルの反応も非常に良く指の動きに期待通りに反応してくれます。ホーム画面を操作している限りもたつくようなことはありませんでした。他のOMAP4430を採用している機種に比べても全般的な反応はいい方ではないかと感じました。ただSC-04Dと比べると皮脂はやや目立ちやすく汚れた感じが割と出てしまうので、気になる方は保護フィルム等で工夫をした方がいいかもしれません。タッチ操作をしてすぐに気付くのが液晶表面温度が極めて高いことです。充電しながらの操作だからかと思い、充電ケーブルを抜いてしばらく使ってみたのですが思うほど温度は下がりません。背面カメラ近辺が熱くなるスマホはいくつかありますが、F-05Dは背面カメラ付近だけでなく当該部位の前面液晶表面がめちゃめちゃ熱くなります。少なくとも充電しながらの操作は液晶の寿命を著しく損なう可能性があると感じました。評価機だけの現象ならいいのですが、発売された実機も同様だと長期使用には液晶の耐久性の面において少し不安があるのではないかと感じます。

 液晶下には物理ボタンが3つ、左からメニュー・ホーム・戻るボタンになっています。ボタン自体は可もなく不可もなくという感じですが、スクリーンとボタンの大きめの間にアイコンがあるため、タッチ式に慣れているとボタンを押す代わりについアイコンの絵図をタッチしてしまって操作がうまくできず、はっとすることがしばしばありました。他の物理ボタン類は少なめで、本体左側面に上から電源キー・ボリュームキー(どちらも極小)、本体下部には何もなし、右側面下にストラップホール、上面には左からヘッドホンジャック・MicroHDMI・MicroUSB・ワンセグアンテナとなっています。ヘッドホンジャックとHDMI/USB端子はカバー付きなのですが、防水使用のため若干きっちりはめにくい構造になっているので注意が必要です。充電はMicroUSBを使う方法と、本体背面下部にある充電端子を利用して専用クレードル経由で充電する方法があります。防水性能を維持するためにも専用クレードルが利用できるのは嬉しいところです。

 本体背面上部中央にExmor R for mobile採用の1310万画素のメインカメラがあり、そのすぐ下にLEDフラッシュが用意されています。前面液晶の右上に130万画素の前面カメラも用意されています。カメラ操作の設定画面はかなり使いやすく、設定可能な項目も多く利便性は高いと思うのですが、レスポンス面については際立った印象はないという感じです。残念ながらXperia ArcやGalaxy Nexusと比べて、カメラのレスポンスはあまり早くは感じません。シャッターを押してAFに1秒くらいかかってシャッターが切れるという感じです。設定で在る程度改善される(最大サイズで撮影しないとか)でしょうし不便というほどではありませんが、動きの速いものを撮影するのには向かないと言う印象です。ワンセグの受信感度はアンテナを最大まで引き出さなくても表示できたなど比較的良好な印象でした。画像は液晶が高精細になってしまっている分やはり粗く見えてしまいます。一応動画の高画質化設定もあるのですが、あまり有効に効いていないように感じました。チャンネルの切替や縦横向きの切替の際にはやや時間がかかる印象でした。

 起動時間は以下のような感じです。起動は最近の機種としては遅めで、ロゴ大杉な印象です。
 電源長押し→8秒→docomoロゴ→22秒→Xiロゴ→3秒→docomo NEXT seriesロゴ→2秒→
 防水警告画面→3秒→ARROWS動画ロゴ→7秒→ロック画面(合計約45秒)

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.3.5、カーネルバージョン 2.6.35.7 build@rx600s4-05 #1、ベースバンドバージョン C_L1_024、ビルド番号 V12R22Gとなっていました。日本語入力システムはNX!input ver.3.0.0、ATOK ver1.1.1となっています。NX!inputは標準で中国語(簡体字)と韓国語にも対応しており、入力設定で設定が可能になっています。本体内蔵ストレージは4.10GB、初期の空き容量は3.71GBとなっていますのでかなり余裕がある印象です。ちょっと驚いたのはシステムメモリの表示で、合計容量が1.92GBとなっており空き容量が1.77GBとなっていました。たしかF-05Dの内蔵容量は8GBと言われていたので、2GB分が見えていないようです。どのようなパーテーション構成になっているのか非常に興味深いところです。また同じメニュー内にUSBマスストレージという項目があり、USBストレージがマウントできるようになっていることが明確にわかるようになっていました。ただし「複数挿入時は1台のみマウント」と書いてあるため、同時にマウントできるのは1台のみに制限されているようです。

 F-05Dは国産端末らしく相当にカスタマイズが施されており、アプリもてんこ盛りで起動直後からすごい数のプロセスが立ち上がっています。展示機のホームはNX!UIがメインになっていましたが、ホーム画面からしてアプリ一覧などにソート機能追加して縦横スクロールでカテゴリ別にアプリ表示したりする工夫がしっかり入っており、69個もあるプリインストールアプリが(たぶん)わかりやすく整理されるようになっています。再起動直後は30のプロセスが実行中状態で表示され、842MのRAMのうち267M(約32%)を何もしないのに使ってしまっているという感じです。ちなみにNexus Oneの標準状態のAndroid2.3.6では起動直後の実行中プロセスはたったの5つで、元より多くないメモリ容量356Mに対して使用メモリは82M(23%)程度です。いろんな意味で贅沢にリソースを使っているというか、無駄遣いしているというか…テレビや目覚まし・TUTAYA TV・HDMI・PVWmdrmProxyなど常時起動しておく意味が薄いものがたくさん立ち上がっているので、もう少しなんとかした方がいいのではないかと思いました。

 設定メニューにもいくつか項目が追加されており、マイプロフィール・初期設定・ドコモサービス・マルチメディア・自分からだ設定などが使えるようになっています。マイプロフィールでは誕生日や性別、身長体重まで登録するようになっており、健康管理サービスと連動するためとはいえ、昨今のAndroid端末を取り巻く情勢を考えるといろいろな意味で恐いなぁと思ってしまいました…。個人的に設定関連で追加された中で一番実用的且つ興味深いなと感じたのは、無線とネットワーク項目に追加されたFMトランスミッタ設定でした。F-05Dには音楽をFMで飛ばせるFMトランスミッタ機能が搭載されているので、カーオーディオでも気軽にケーブルレスでスマホ内の音楽再生が可能になっているのは嬉しいところだなと思いました。この機能は富士通の製品ページでは紹介されているのですが、docomoの製品ページには見当たらないので、ちょっともったいないなと思います。

 アプリという観点からカメラ機能をもう一度書いておこうと思うくらい、カメラ設定には多彩な設定が可能になっています。カメラは専用のシャッターキーがないので画面内の撮影アイコンをタッチして撮影します。撮影アイコンの近くには一般的なズーム・タイマー・撮影サイズ・フラッシュ・WB・設定のアイコンが並びます。そして画面反対側にひき出しして使う詳細な設定画面が別に用意されており、撮影モード・笑顔シャッター・シーン別撮影・エフェクト撮影等の追加機能が様々設定できるようになっています。特にエフェクトではHDRやクロマキー・魚眼・トイカメラなど遊べる機能が充実しており非常に面白そうです。標準撮影でも比較的広角なレンズになっているようでかなりいい感じだなと思いましたが、エフェクトを駆使するとそこそこのデジカメにも負けない写真がいろいろ楽しめそうです。

 ブラウザの動作はLTEの高速なデータ通信もあってかかなり軽快で、スクロールやピンチズームの反応も十分いいと思いました。ただ大きなFlashのあるページではズーム等の再描画時に一瞬ブラックアウトしたり、意図しない位置に飛ばされたり、最悪ブラウザが落ちることがあったので注意が必要そうです。ブラウザでのフォントは標準でUD新丸ゴが使われているようで、DroidSansが使われる場所ではCJKフォントっぽいゴシックになりますが、ちゃんと日本の字体になっているので安心です。Androidブラウザではあるページで拡大表示にして、次のリンクをクリックするとまた最初の表示倍率に戻されてしまうのが一般的ですが、F-05Dではページを拡大縮小する際に画面左下に表示される「虫メガネ+鍵」のアイコンをクリックすることで、リンクを遷移しても拡縮率を変えずにページを表示できる機能が追加されていました。F-05Dの追加機能なのかF/T系端末にはある機能なのかわかりませんが、今回初めて気がつきました。これはかなり実用的で便利だなと思います。

■まとめ
 これまでのF/T系端末の実績からいろんな意味で心配な端末だったのですが、少なくとも今回試した限りでは機能てんこ盛りの割にはアプリはスムーズに動作しておりある程度は安定して利用できそうな印象でした。どちらかと言えば本体が異常に熱くなることや多いとは言えないバッテリー容量などハード的な面での心配が残るという感じです。無駄なプロセスを停止し、消費電力を抑えてメモリを空けておくための工夫がうまくできれば、割といい評価になる端末ではないかと思いました。条件が出た頃合いでL-01Dを購入するつもりでしたが、正直機能的な面でF-05Dにもちょっと興味が出てきてしまいました。ラウンジでは試せない実稼働可能時間や長時間稼働後の安定性、OMAP4430を搭載しているので動画再生などの状況が見えてくれば(まだF/T系端末には気を許せる状況ではないと思いますが)ちょっと考えてもいいかなと思ってみたり…。

 Android端末開発ではずっと世界に後れを取ってきた国内メーカーですが、この秋冬モデルで一気にハードスペック的には世界レベルに追いついた気がします。ただまだソフトウェアの親和性や安定動作にはいろいろ課題を抱えていると思われるので、ソフトウェア面での改善(シンプル化&安定化)を強く期待したいと思っています。Galaxy Nexusのように可能な限りキャリア依存アプリを排除してシンプルに安定して利用できるような端末も並行して開発してもらえると、世界のマーケットも同時に狙うことができていいのではないかと思うのですが…国内のケータイ開発の状況を考えるとまだ難しいのですかね…。

 ともあれ、ラウンジの方の話では冒頭で書いたようにLTEでは一番人気で予約がいっぱい入っているそうなので、来週にはいろいろな実機レポートがネットで見られるようになると思われます。本当に機能やデザイン面では魅力がある端末なので、ぜひとも安定動作して欲しいと心から願いつつ、発売の様子を見てわくわくしたいと思います。

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■Carrier IQのチェックをしたメモ
 いろいろと話題のCarrier IQですが、とりあえず手元の3G対応Android端末をチェックしてみたのでメモ。チェックツールはxdaからダウンロードしたLogging Test App v7。

■チェックした端末
・Nexus One(公式ROM 2.3.6)
・Galaxy Nexus GT-I9250(公式ROM 4.0.1)
・Galaxy Tab GT-P1000(P1000XXJPZ)
・001HT(公式ROM2.3.3)

■結果
 とりあえずCarrier IQはどれも発見されなかった。001HTのみHTCのログツールは当然のように発見された。いろいろログファイルがリストされて興味深かったが、Galaxy Nexusだけはツール自体がAndroid4.0に対応していないのか、一切検出されることがなかった。

 とりあえずCarrier IQの件を持ってAndroid終了は言い過ぎ。UK版SIMフリー端末や日本のHTC端末にも入ってはいないようなので、やはりUSの一部キャリア限定の話ということでAndroid全体の話ではないことが確認できた。

 障害解決のためユーザの行った操作の詳細な情報が欲しいということは、製品の不具合等でユーザ対応をした経験がある人なら誰しも思うことであろうから背景を理解できないわけではない。携帯に限らずPCも同様で、問題が発生した時にそれまでに行った操作を適切に説明できるユーザは極めて少ない(良く訓練されたテスターはそれが可能だったりするが)ため、ログが問題解決に非常に有効であることは否定できない。本当に必要且つ適切な運用ができると考えるならば、何のためにインストールされ、誰のために役に立ち、どうすればそれを有効/無効にできるのかをユーザに適切に説明すればよい。それをしないのはただの怠慢と受け取られても仕方ない。新築の家の全ての部屋に隠しカメラが仕掛けられていて、全ての行動が録画されていた事実を後から知らされた時に、それが住宅購入者の利便性向上のために必要なことだったからと言われても誰一人納得する人はいないだろう。携帯の全操作を把握できるというのは、それに近いことをやっているのだと事業者は理解する必要がある。本当にユーザにとって利便性のあることであるなら、適切な説明をすることでユーザは選択することができる(受け入れさせることが前提であってはいけない)。

 個人的にはロギングツールが携帯電話のパッケージに含まれていること自体には否定的ではないが、それには原則機能が無効化されている前提で、必要な際に有効にするか無効のままにするかが自身で選択できる必要があると考える。AppleやMSはOSの標準機能としてアプリケーションがエラーになった際にレポートを送信するかどうか選択させるようにしているが、そうした解決方法が既に浸透しているにも関わらず、Carreir IQをこっそり潜ませるようなやり方をした一部キャリアは責められて然るべきなのかもしれないと思う。

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■Galaxy Nexusのフォント入替え方法(非rooted)のメモ
 近くボリューム問題FixのOTAも来ることだろうからrecovery.imgを損なうことなく本体非rootedのままで日本語フォントの変更を行うためのメモ。SC-04Dで有効かどうかは不明。rootedにしないもののoem unlockは必要なので製品保証がなくなることを覚悟できる場合のみ実行のこと。基本的に質問にはお答えできません。

■前提条件
・MacOSXでの操作説明です(他OSはパスとfastbootコマンドを適宜読み替えてどうぞ)
・Android Fire Transfer等でMacとGalaxy Nexusの接続が確認できていること
・Terminalによる作業に慣れていること
・adbやfastboot-macが利用可能な状態になっていること
・xda等必要なところから必要なものを調達することができること
・最低限必要なファイル
 recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img
 DroidSansJapanese.ttf(好みのフォントをリネームしておく)

■手順
・oem unlockする
 MacとGalaxy NexusをUSBデバッグオンにしてUSBケーブルで接続する
 一旦GNの電源をオフにしてから、ボリュームキー+/-を同時押ししながら電源オンする
 fastbootで起動したことを確認してMacターミナルの該当pathで以下を入力
 $ ./fastboot-mac oem unlock
 成功したら一度本体再起動しておく
 ※oem unlockすると本体初期化されるので注意

・CWM recoveryで起動する
 GNに再度必要な設定をしてUSBデバッグオンにしてUSBケーブルで接続する
 一旦GNの電源をオフにしてから、ボリュームキー+/-を同時押ししながら電源オンする
 fastbootで起動したことを確認してMacターミナルの該当pathで以下を入力
 $ ./fastboot-mac boot recovery-clockwork-5.5.0.2-maguro.img
 以下の表示が出ればOK
 downloading ‘boot.img’… OKAY
 booting… OKAY
 GNがCMWで起動するのを待つ

・必要なファイルをバックアップする
 GNがCMWで起動したことを確認し以下の作業を行う
 (ボリュームキーで項目上下、電源キーで選択)
 mounts and strage > mount /system を選択
 Macターミナルの該当pathで以下を入力
 $ ./adb pull /system/etc/fallback_fonts.xml fallback_fonts.xml
 SC-04Dの場合には以下をやっておくといいかもしれない(GT-I9250には無い)
 $ ./adb pull /system/fonts/DroidSansJapanese.ttf DroidSansJapanese.ttf.orig

・必要な修正を行う
 Macターミナルでfallback_fonts.xmlを編集する
 $ cp fallback_fonts.xml fallback_fonts.xml.orig
 $ vi fallback_fonts.xml
 以下を他のfamily項目同様に追記して保存する

  1. <family>
  2.    <fileset>
  3.       <file>DroidSansJapanese.ttf</file>
  4.    </fileset>
  5. </family>

・日本語フォントの置き換えを実行する
 Macターミナルの該当pathで以下を入力
 $ ./adb push DroidSansJapanese.ttf /system/fonts/
 $ ./adb push fallback_fonts.xml /system/etc/fallback_fonts.xml
 GNを再起動してフォント変更を有効にする
 $ ./adb reboot

 これでrecovery.imgを書き換えることなく(本体をrootedすることなく)日本語フォントの置き換えが可能になる。

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とりあえず付けておく無駄ではなかったなまぁまぁ読めたちょっと役に立ったかなかなり良かったかも (まだ評価されていません)
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