■VirtualBoxでCloneしたCentOS6のネットワーク接続回復手順
VirtualBoxでCloneする際にMACアドレスの再設定をしてしまうと、Cloneした仮想マシンのeth0が起動時に認識されないため回復するための手順をメモ。
ネットワーク状態を確認(この時点ではeth0は表示されない)
# ifconfig
認識されているIFを確認(こちらではeth0が表示されるはず)
# ifconfig -a
もし見えなければ以下で確認
# cat /var/log/dmesg | grep eth0
eth0のMACアドレスをメモして、以下の2ヶ所と比較する
値が異なっていた場合メモの内容に書き換える(小文字表記も大文字で書くこと)
# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
# vi /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
eth0を有効にする
# ifup eth0
もしくは
# service network restart
これで接続が回復できるはず。
centos, tips, virtualbox
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■無償グループウェアaipo6をインストールしたメモ
国産のOSSグループウェアaipo6をCentOS5.8にインストールしたメモ。多機能でシンプルなデザインになっているので若く小規模な事業体にウケそうな感じ。携帯電話やiPhone/iPadに標準で対応しているということで試してみた。インストールはVirtualBox上のWebServerとして最小構成に近いCentOS5.8。sshd以外tcpをListenしていない状態。
■インストール
# cd ~
# mkdir download
# cd download/
# wget http://aipo.googlecode.com/files/aipo6030ja_linux32.tar.gz
# tar -xvf aipo6030ja_linux32.tar.gz
説明ドキュメントが含まれるので必ず読むこと
# less ReadmeLinux.txt
インストールに必要なものをインストール
# yum install gcc make nmap zlib-devel readline-devel
アーカイブを展開
# tar -xvf aipo6030.tar.gz
/usr/localに配置する(任意)
# mv aipo /usr/local/
# cd /usr/local/aipo/bin/
# sh installer.sh
これでインストールが開始される。終了すると以下の表示。
==Aipo6.0.3.0インストール終了==
user:aipo_postgres
pass:q88as7cxxxxx
directory:/usr/local/aipo/postgres
port:5432
Aipo URL: http://192.168.0.xxx:80/aipo/
aipo組込みのPostgresのIDとパスが表示されるのでメモすること。
この状態ではaipoは起動していないので、以下で起動する。
# ./startup.sh
found temp directory
Using CATALINA_BASE: /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME: /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME: /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH: /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
Starting Aipo Version 6.0.3.0
Aipo URL: http://192.168.0.xxx:80/aipo/
この状態で上記URLにアクセスするとログイン画面が表示される。
初期のアカウントは説明ドキュメントを確認のこと。
終了は同パスで以下のコマンド
# ./shutdown.sh
■雑感
aipo自体はWebとDBを組み込んだグループウェアなので、メールサーバが別途必要。
Webメールアプリは標準ログインしたユーザ画面にはないがマイページタブの歯車アイコンをクリックし、レイアウトやアプリの設定をする画面から追加できる。残念なのはpop受信にしか対応しておらず、imapが使えないこと。ただSMTP/POPがそれぞれSSLに対応しているのは好印象。Webメールの使い勝手は微妙。メールを開く場合ブラウザ画面中央にポップアップ画面で表示するため、長文メールだとわずらわしい。しかも固定幅でリサイズが一切できない…。ヘッダ等は確認しやすい実装になっているだけに実に惜しい。
管理者が最初設定されているが、新規に管理権限を持つユーザを登録して、そのユーザで画面レイアウトなどを設定することで全ユーザに反映する画面レイアウトを構成することができるようになる。アプリケーションの追加も可能でaipo storeが専用に用意され、URLを読込むことで機能追加される面白い仕様となっている。
少し気になったことは以下のようにaipoはjavaが直接Webサーバとして動作していること、起動直後何か複数の外部アクセスを行っていること(1e100.netはGoogle管理のドメイン、www.terracottatech.comは現在www.terracottatech.orgとなってOSSのプロダクトをリリースしている)。採用しているライブラリ等の関連だと推測するがあまり気持ちいい感じはしない。少なくともインターネットからアクセス可能にする場合にはUTM配下に設置しIPSなどを有効にしておくことが必要と思われる。
[code]
# lsof -i
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE NODE NAME
sshd 3492 root 3u IPv6 38215 TCP *:ssh (LISTEN)
sshd 3492 root 4u IPv4 38217 TCP *:ssh (LISTEN)
sshd 3806 root 3u IPv4 38816 TCP aipo.example.com:ssh->192.168.0.63:50114 (ESTABLISHED)
sshd 3842 root 3u IPv4 44055 TCP aipo.example.com:ssh->192.168.0.63:50564 (ESTABLISHED)
postgres 17813 aipo_postgres 3u IPv6 72977 TCP *:postgres (LISTEN)
postgres 17813 aipo_postgres 4u IPv4 72978 TCP *:postgres (LISTEN)
postgres 17813 aipo_postgres 6u IPv4 72985 UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
postgres 17844 aipo_postgres 6u IPv4 72985 UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
postgres 17845 aipo_postgres 6u IPv4 72985 UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
postgres 17846 aipo_postgres 6u IPv4 72985 UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
postgres 17847 aipo_postgres 6u IPv4 72985 UDP aipo.example.com:54204->aipo.example.com:54204
java 17849 root 36u IPv6 73136 TCP *:http (LISTEN)
java 17849 root 38u IPv6 73193 TCP aipo.example.com:8005 (LISTEN)
java 17849 root 99u IPv6 73172 TCP aipo.example.com:40500->nrt19s12-in-f7.1e100.net:http (ESTABLISHED)
java 17849 root 104u IPv6 73181 TCP aipo.example.com:41698->nrt19s12-in-f16.1e100.net:http (ESTABLISHED)
java 17849 root 105u IPv6 73184 TCP aipo.example.com:40288->tx-in-f95.1e100.net:http (ESTABLISHED)
java 17849 root 106u IPv6 73192 TCP aipo.example.com:40369->www.terracottatech.com:http (ESTABLISHED)
[/code]
iPhone/iPad/Android/Androidタブレットでそれぞれ利用してみたが、iPhone/Android用のスマホ画面では利用できる機能が限定されているらしく、標準ではスケジュール・ブログ・ワークフロー・掲示板・webメール・ToDo・アドレス帳・個人設定しか表示されず、項目を追加する方法がわからなかった。iPad/AndroidタブレットではPCと同じ画面が表示された。Androidタブレットでは標準ブラウザで若干表示がもたつく場合があり、可能ならChromeを利用する方が望ましいと思われた。
aipo, android, centos, iPad, iphone, webmail
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■Scientific Linux 5.6でrootkitチェック
Scientific Linux 5.6でrootkitチェックを行った時のメモ。当然ながらインターネットからアクセスできる状態にする前にやっておくこと。Scientific Linuxではepelのリポジトリを使ってchkrootkitとrkhunterが利用可能なのでそれらを利用する。通常はyum-conf-epel-5-1をインストールすることでepelが利用可能。現環境ではphp等の関係でIUS Community Projectを利用しており、epelが導入されているのでそのまま利用可能だった。CentOSも同様の手順で利用可能。どちらも古くからあるツールだがepelに含まれることで使いやすくなっているのがありがたい。
■chrootkit
インストール
# yum install chrootkit
チェック
# chrootkit (フル出力)
# chrootkit -q(問題のみ出力)
chkrootkitはアラートが出た場合それを無視する設定をしないことを推奨している模様。以前はignoreする設定方法があったと思うのだが、今回探してみたが見つけられなかった。
■rkhunter
インストール
# yum install rkhunter
チェック
# rkhunter —update(アップデート)
# rkhunter -c –createlogfile
一度実行して出力確認する
標準以外のリポジトリ使用時はアラートが出る可能性があるので
内容を確認して”Checking for prerequisites”でWarningが出るようなら
以下を実行する
# rkhunter –propupd
再度チェックを実行してアラートが消えることを確認する
# rkhunter -c –createlogfile
rkhunterは自動でcron.dairyに組み込まれるが、chkrootkitは組み込まれないので必要に応じてcron用ファイルを作成する。
centos, scientific, security
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■Scientific Linux 5.6にphp5.2.xを導入するメモ
Scientific Linux 5.6に標準導入されるのはCentOS5.6同様にphp5.1.6になるため、最新のWordPress3.2.xが動作できない。そこで5.2.x系の最新版を導入する(カスタマイズしたSNSアプリがphp5.3対応未完のため)。導入するリポジトリはIUS Community Projectのもの。同ProjectはPHP,Python,MySQLの最新版をRH系ディストリビューション向けに提供することを目的としている。いずれ5.3系にする場合にもメリットがあると思われるので導入することにした。
■IUSリポジトリの導入
epelのリポジトリを同時にインストールする必要があるのでSLの設定で利用したyum-conf-epel-5-1を削除してから、IUSリポジトリをインストールする。詳細な説明は本家のガイドを参照。
[code]
# yum remove yum-conf-epel-5-1
# wget http://dl.iuscommunity.org/pub/ius/stable/Redhat/5/x86_64/ius-release-1.0-8.ius.el5.noarch.rpm
# wget http://dl.iuscommunity.org/pub/ius/stable/Redhat/5/x86_64/epel-release-5-4.noarch.rpm
# rpm -Uvh ius-release*.rpm epel-release*.rpm
# yum update
[/code]
■phpの入替え
yumのreplaceプラグインを利用して一気に入替えを行う。epelからphp-eacceleratorを導入している場合、依存性欠如で削除されてしまうため注意が必要。
[code]
# yum install yum-plugin-replace
# yum replace php –replace-with php52
[/code]
■eAcceleratorをインストールする
sourceforge.netから最新のeaccelerator-0.9.6.1.tar.bz2をダウンロードしておく。インストール手順の詳細はこちら。
事前準備
# yum install php52-devel gcc
コンパイルインストール
[code]
# tar jxvf eaccelerator-0.9.6.1.tar.bz2
# cd eaccelerator-0.9.6.1
# phpize
# ./configure
# make
# make install
[/code]
設定ファイル作成
[code]
# vi /etc/php.d/eaccelerator.ini
extension=”eaccelerator.so”
;zend_extension=”/usr/lib/php/modules/eaccelerator.so”
eaccelerator.shm_size=”128″
eaccelerator.cache_dir = “/var/cache/php-eaccelerator”
eaccelerator.enable=”1″
eaccelerator.optimizer=”1″
eaccelerator.check_mtime=”1″
eaccelerator.debug=”0″
eaccelerator.log_file = “/var/log/httpd/eaccelerator_log”
eaccelerator.name_space = “”
eaccelerator.filter=””
eaccelerator.shm_max=”0″
eaccelerator.shm_ttl=”3600″
eaccelerator.shm_prune_period=”0″
eaccelerator.shm_only=”0″
eaccelerator.compress=”1″
eaccelerator.compress_level=”9″
eaccelerator.keys = “shm_and_disk”
eaccelerator.sessions = “shm_and_disk”
eaccelerator.content = “shm_and_disk”
;eaccelerator.allowed_admin_path = “”
[/code]
キャッシュディレクトリ作成
[code]
# mkdir /var/cache/php-eaccelerator
# chmod 0777 /var/cache/php-eaccelerator
[/code]
apache再起動
# apachectl graceful
phpinfoで有効になっていることを確認する
centos, eaccelerator, php, scientific, sns
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■Scientific Linux 5.6でSNSサーバを構築するメモ
CentOS5系で運用中のSNSサーバをScientific Linux5系に移行するため、試験環境としてDell D520にインストールを行った時のメモ。ここからはSNS等アプリケーション導入前までの構築メモ。OS自体は前記事を参照。
D520にScientific Linux 5.6をインストールしたメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1281
■高機能メールサーバCommuniGate Proをインストール
phpアプリで必要なケースが多いのでpostfixを活かしたままCGPを有効にする
・postfix側の設定変更
# vi /etc/postfix/master.cf
smtp inet n – n – – smtpd
↓
#smtp inet n – n – – smtpd
# vi /etc/postfix/main.cf
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
↓
mydestination = localhost
追記
relayhost = 自IPアドレス
myhostname = po.ホストネーム セルフループ回避呪文
・postfixを再起動
# service postfix restart
・postfixがsmtpをLISTENしてないことを確認
# lsof -i
・CommuniGate Proの最新版をインストール
(商用だがCommunityライセンス下で5ユーザまで無料で利用可能)
# wget http://www.communigate.com/pub/CommuniGatePro/CGatePro-Linux.x86_64.rpm
# rpm -ivh CGatePro-Linux.x86_64.rpm
# service CommuniGate start
・CGPの管理画面にアクセスするためにiptableでポート追加
# vi /etc/sysconfig/iptables
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport 8010 -j ACCEPT 追記
# service iptables restart
・ブラウザでhttp://サーバIPアドレス:8010/へアクセスして設定
postmasterのパスワード設定
Basic認証が表示されるのでID:postmasterと設定したパスワードでログイン
japanese japanese(ISO) (+0900)japan/Korea expert で設定
■日本語全文検索対応mysql/Tritonnインストール
・標準導入のMySQLを削除する
# yum remove mysql
・perl-DBIのインストールを確認(あればOK)
# rpm -qa | grep -i perl-DBI
・最新のtritonnパッケージ群をダウンロード
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/MySQL-client-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/MySQL-devel-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/MySQL-server-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/MySQL-shared-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/mecab-0.98-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/mecab-ipadic-2.7.0.20070801-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# wget http://iij.dl.sourceforge.jp/tritonn/44614/senna-1.1.4-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
・以下の順番でインストール
# rpm -ivh mecab-0.98-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh mecab-ipadic-2.7.0.20070801-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh senna-1.1.4-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-shared-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-client-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-server-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
# rpm -ivh MySQL-devel-5.0.87-tritonn.1.0.12a.x86_64.rpm
・MySQLのパスワード設定を行う
# /usr/bin/mysqladmin -u root password ‘rootpassword’
・ログインして動作確認
# mysql -u root -p
・設定ファイルを適当に選んで配置する
# cp /usr/share/mysql/my-large.cnf /etc/my.cnf
・utf8で使いたい場合には以下の行を各項目で追記
# vi /etc/my.cnf
[mysqld]
default-character-set = utf8
[mysqldump]
default-character-set = utf8
[mysql]
default-character-set = utf8
・設定を反映させる(mysqldでないことに注意)
# service mysql restart
・設定変更を確認
# mysql -u root -p
mysql> status
…
Server characterset: utf8
Db characterset: utf8
Client characterset: utf8
Conn. characterset: utf8
…
■MyNETS(SNSサーバアプリ)の導入準備をする
・MyNETSに必要なコンポーネントをインストール
# yum install php-mcrypt php-mbstring php-gd php-mysql php-xmlrpc php-xml php-eaccelerator ImageMagick
・ImageMagickの強制アップデートをする
SL5.6のImageMagickにもCentOSと同じ問題があるので最新版で入替えする
# wget http://www.imagemagick.org/download/linux/CentOS/x86_64/ImageMagick-6.7.1-3.x86_64.rpm
# rpm -Uvh –force ImageMagick-6.7.1-3.x86_64.rpm
■監視系に必要なアプリを導入する
・sysstatをインストール
# yum install sysstat
・lm_sensorsをインストール
# yum install lm_sensors
# sensors-detect で設定
# sensors で動作確認
・muninをインストール
# yum install munin munin-node
# munin-node-configure で設定確認
・apacheの監視を有効にする
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
#ExtendedStatus On
↓
ExtendedStatus On
#<Location /server-status>
# SetHandler server-status
# Order deny,allow
# Deny from all
# Allow from .example.com
#</Location>
↓
<Location /server-status>
SetHandler server-status
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
</Location>
・muninを再設定する
# munin-node-configure -suggest で設定可能な内容を確認
# munin-node-configure -shell | sh で設定
# munin-node-configure 設定を確認
# service munin-node start 監視を開始
※MySQLに関するmunin監視設定は以下を参照
muninで複数mysqldを監視する設定メモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/957
■SNSアプリケーションの導入
以下のURLの「8)SNSサーバとしての設定」を参照
カスタム版MyNETSとCentOS5で1万人規模のSNSを構築する
http://blog.isnext.net/issy/archives/384
centos, communigate, munin, mynets, mysql, scientific, sns
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■D520にScientific Linux 5.6をインストールしたメモ
CentOS5系からScientific Linux5系に移行するため、Dell D520にインストールを行った時のメモ。D520には4Gの物理メモリが搭載可能だがファームウェアの制限で4Gフルに利用することができない。ファームウェアがA04だったため最新のA08に入れ替えても同様だった(ファームウェアアップデートにはWindows OSが必要になるので注意)。ファームウェアで認識してくれないため、x86_64版のScientific Linuxをインストールしても最大メモリは約3.3Gとなる。HDDは日立製HTS723232A7A364。とても静かでシーク音もほとんど聴こえないくらい。D520のアイドル時の消費電力は18-32W程度。平均して26Wくらいか。ある程度稼働している状況で55Wくらい。
■ファームウェアの設定
F2キーで設定画面。シリアル・パラレル・1394・PCカードなど使わないオンボードデバイスは全てオフ。サーバとして利用するのでディスプレイの輝度も最小に設定。HDDはperformance設定。
■インストール設定覚書
・パーテーション
/boot 101M
/ 299872M
swap 5248M
・ネットワーク
IPv4は固定設定
IPv6はDisableに
・インストールコンフィグ
Serverのみチェック
今すぐカスタマイズ
・カスタマイズ内容
SL Addon
以下の2つをチェック
FUSE
Yum Utility
yum-conf-epel yum-fastestmirrorのみチェック
アプリケーション
エディタとテキストベースのインターネットのみ
サーバ
以下の3つだけにして更に一部修正する
MySQLデータベース mysql-python外す
Webサーバ httpd-manual mod-perl mod-python php-ldap squid tux webalizer外す
php-mysql付ける
メールサーバ postfixとcyrus-sasl sendmailのみ
ベースシステム
java ダイアルアップネットワークサポートの2つ外す
・Firewall Configration
SELinuxをDisable
カスタマイズで HTTP/HTTPS/SMTPを追加
・System Services
以下のものだけチェック
cpuspeed
crond
dnsmasq
httpd
iptables
irqbalance
microcode_ctl
network
sendmail(最初はpostfixリストされない)
smartd
readahead_early
sshd
syslog
・再起動しておく
■再起動後基本設定
・まずはアップデート
# yum update
・sshdとiptablesの設定変更
# vi /etc/ssh/sshd_config
#Port 22 を Port 10022 に変更
# vi /etc/sysconfig/iptables
-A RH-Firewall-1-INPUT -m state –state NEW -m tcp -p tcp –dport 10022 -j ACCEPT 追加
# service sshd restart
# service iptables restart
・sendmailからpostfixに変更
# yum remove sendmail
# ntsysv でpostfixにチェックがついているか確認
■パフォーマンス設定
・noatime設定の追加
# vi /etc/fstab
LABEL=/ / ext3 defaults,noatime 1 1 noatimeを追記
# mount -o remount / で再マウント
# mount でnoatimeが有効になっているか確認
/dev/sda on / type ext3 (rw,noatime)
・I/Oスケジューラを変更
# vi /etc/rc.d/rc.local
echo deadline> /sys/block/sda/queue/scheduler 追記
# cat /sys/block/sda/queue/scheduler で確認
noop anticipatory [deadline] cfq
・利用可能な内部通信socketを増やす
# vi /etc/rc.d/rc.local
echo 16384 65535 > /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range 追記
# cat /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range で確認
16384 65535
・プロセススワップを抑制
# vi /etc/sysctl.conf
vm.swappiness = 0 追記
・1プロセスが同時に開けるファイル数を増やす
# vi /etc/security/limits.conf
root soft nofile 25600
root hard nofile 25600
mysql soft nofile 12800
mysql hard nofile 12800
apache soft nofile 12800
apache hard nofile 12800 追記
・再起動して設定が有効なことを確認
ここからはSNS用サーバ設定を追加していく予定。
長文になるため別記事にする。
centos, pc, scientific
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■SNS用超低消費電力高C/Pサーバの構築
夏に向けて節電も兼ねて超低消費電力且つ高C/Pのサーバを構築する。停電対策として現在の環境にはUPSを導入してはいるものの、消費する電力は少ないに越したことはない(UPSで稼働可能な時間も延長できる)ので、コンパクトで静音という条件も加えて検討した。最終的に以下の構成でFix。
■構成パーツ
ケース
岡谷 MX1203-BK Mini-ITX 200W SFX電源付き ¥5,980
CPU
Intel Core i5 i5-2500 BOX ¥17,480
CPUクーラー
サイズ 薄型CPUクーラー KOZUTI ¥3,000
マザー
ASRock H67M-ITX ¥8,898
SFX電源
SilverStone SST-ST45SF 80PLUS Bronze対応 ¥7,880
メモリー
CFD Elixir DDR3 SDRAM PC3-10600 4Gx2 ¥6,436(合計8G)
HDD
Hitachi Z7K-320 ¥4,270(2.5インチ 7mm 320G)
SSD
Micron C300 MTFDDAC064MAG-1G1 ¥8,980(2.5インチ 64G)
VGA
オンボード
HDD4台用5インチベイラック
CVS CV-EB6400-BK ¥4,980
SATA 20cmケーブル
Owltech OWL-CBSATA-SS20(SL) ¥720×4
合計金額 70,744円
■組立上で気にした(なった)こと
・MX1203-BKに追加されたサイドファンは低速ではとても静か
・H67M-ITXのファンコントロール機能で調整可能なので便利
・むしろ電源の方がMX1202-BKよりも煩い(ロットによる?)
・KOZUTIはMX1203-BKにぴったり!ただし2600回転越えると煩い
・H67M-ITXはCPU周辺に背の高いパーツがないのでKOZUTIでもOK
・ただしPCI Expressスロットは干渉して利用できない
・H67M-ITXはメモリの相性にシビアらしいがElixirは問題なく起動した
・ディスクを4つ詰める5インチベイラックを導入したのはI/O分散のため
・マザボはRAID対応だがSATA 3Gx2 SATA 6Gx2という構成
・3GをHDDに、6GをSSDに割当て長期的なI/O分散を意識
・サーバ交換後既存サーバのディスクを時期を見て追加予定
・CV-EB6400-BKは低価格&ファン付きで冷却が良さそうなので購入
・ファンは静かで問題なしだがトレイが樹脂製なのでHDDよりはSSD向き
・7mmのZ7K-320を選択したのはやはり冷却を意識して
・SSDは4kランダムの性能を重視して価格バランスを見て選択
・電源は安定出力と低消費電力&静音のバランスを見て80Plusからを選択
・MX1203-BKの大きさの制約上奥行き10cmのSST-ST45SFで決定
・SST-ST45SFはめちゃくちゃ静か!排気効率もいい!
・CPUはクロックとコストのバランスでi5-2500を選択
・現i7 860に対してスレッド数は半分になるがクロックが上がるので相殺
・ロードアベレージが高くないので1タスクの処理時間短縮を狙う(検索とか)
■消費電力と静音性
Ubuntuでの動作実験では起動からアイドル状態になるまでの消費電力は、現在のサーバがピーク93W・アイドル32Wのところ、この構成のサーバではピーク56W・アイドル21Wで安定しており、約3割の消費電力削減に成功した。静音に関してはCPUクーラーのKOZUTIが最大の騒音原因になるが、H67M-ITXのBIOS上でのファンコントロール機能で通常レベル3に設定することで2400回転程度で動作、CPUのアイドル状態の温度は約41度安定(室温26度)という感じで、僅かに音は感じるがほとんど気にならないレベルに抑えることができている。現状のCore i7 860でCPU Usageが200%をめったに越えず、load avarageも平均で0.7、最大でも16程度なので、控えめなファン回転数でも十分対応可能と推測する。
■まとめ
この構成は約7万でコンパクト且つ静音、そして超低消費電力且つ高C/Pとおよそ目標を果たせたと思う。とりあえず約3割の消費電力削減が可能になったが、夏場に向けて温度変化を確認するための長時間稼働試験などが必要になると思っている。MX1203-BKは容積が小さいため、排気がうまくいかないと熱がこもりやすく障害につながることが容易に推測されるので、実際のサーバ設定などを入れてある程度の負荷試験を行い、内部温度変化などをチェックする必要があると思われる。設置スペースの関係で小さなケースを選択したが、Linuxサーバとしては非常にコンパクト且つ高スペックになっているので、この構成でうまく行くと非常に嬉しい。サーバOSとしてはこれまでのCentOSに変えてScientific Linux 6を導入予定なので、こちらの設定記事も安定したら書こうと思う。
centos, pc, scientific
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■MacBookにScientific Linux 6をインストールしたメモ
CentOSの先行きが怪しい感じになってきたので、乗換えを画策しScientific Linux 6を試してみた。UbuntuでなくCentOSと同じRH系のScientific Linuxを選択したのは、既存環境をスムーズに移行させることを前提とすることと、CommuniGate Proがdeb形式のインストーラで提供されていないため。仕事の面からもRH互換なのは何かと便利。
Scientific Linux 6
http://www.scientificlinux.org/
■インストール
上記URLから32bitもしくは64bitのisoをダウンロードしてDVDに焼く。MacBookにDVDを挿入してオプションキーを押しながら起動して、DVD選択して起動。そのままHD全部使ってGUIに従ってインストールすればOK。簡単。再起動後もすんなり起動しちゃって、むしろ簡単過ぎてびっくり。便利になったなぁ。
試験用途だけだしと、最初Pemtium MのDell D600に32bit版をインストールしようと思って試したら、32bit版なのにCPUがpae対応してないからと言われてインストールできなかった…orz。もはやPemtium Mですらインストールさせてくれないようになったのね…。
■インストールの際ケアすることは以下
・Scientific Linuxのftpはそんなに速くないので当初DVD構成のみでインストール
・起動後、/etc/yum.repo.d/でリポジトリを近くのミラーサイトに手作業で修正
・yum-plugin-fastestmirrorは標準導入されていないしインストールしてもリスト少ない
・ミラーリストは以下
http://www.scientificlinux.org/download/mirrors
・ミラー直接指定するなら国内ではjaist辺りがオススメ。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/scientific/
・rikenはupdate以下が4月中旬以降更新されていないので注意
CentOSが最新で5.6のところ、Scientific Linuxは6.0でRH6.x系に対応済み+科学技術用途のため、起動しているデーモンなど細かいところで差異があるようなのでこれから調査。このblogサーバも含めて6月には移行実験を行って、本命マシンを8月移行できるように調整していく予定。
【追記】
その後結局MacBookはLion試験用に。Dell D520を試験用に購入し現在試験中。そちらの記事は以下。
D520にScientific Linux 5.6をインストールしたメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1281
Scientific Linux 5.6でSNSサーバを構築するメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1289
Scientific Linux 5.6にphp5.2.xを導入するメモ
http://blog.isnext.net/issy/archives/1299
Scientific Linux 5.6でrootkitチェック
http://blog.isnext.net/issy/archives/1318
centos, macbook, pc, scientific
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■CentOSにphpBB3をインストールしたメモ
iPhone対応のphpBBを構成したかったので、試行錯誤したメモ。
■使ったもの
・phpBB3
http://www.phpbb.com/downloads/
・日本語ファイル
http://www.phpbb.com/customise/db/translation/japanese/
・autoMOD
http://www.phpbb.com/mods/automod/
・phpBB Mobile 2.0.0 RC2
http://phpbb-mobile.com/forums/viewtopic.php?f=7&t=79
・touchBB.php
http://www.messageforums.net/iphoneforumreader.php
phpBB Mobile 2.0.0 RC2はiPhoneやiPadのSafariからWebアクセスした際にphpBBのフォーラムを参照することを可能にするMOD。touchBB.phpはiPhone/iPadアプリのTouchBBからphpBBをアクセス可能にする。
■インストールのメモ
・phpBB3のインストールは最初から日本語ファイルを設置してから行うと楽
英語で設定してから日本語化するといろいろと面倒
・autoMODを使うとMODのインストールが超楽
・phpBB Mobile 2.0.0 RC2はtar.gzで提供されているのでzipに変換してautoMODでインストール
MacOSX上で変換したらエラーになったが、linux上で変換したら問題なかった…
手動でインストールしようとすると大ハマル…
・TouchBBの専用アプリは 無料版のLiteでOK 有料版もあり
phpBB Mobile 2.0.0 RC2は機能が絞られているので標準スタイルとして強制しないよう注意。
後で追記するかも。
centos, iPad, iphone, php
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■CentOS5.6 ImageMagickアップデートのメモ
以前の記事で、ある特定のgifアニメファイルでCentOS標準インストールのImageMagickが暴走する件に対してImageMagickのHPから最新版をインストールして対処する方法を書いていたが、今回CentOS5.5から5.6にアップデートする際にここでハマったのでメモを残しておく。おそらく今後の更新でも同様の対処が必要。
通常通りの yum upgrade ではImageMagickのバージョンが合わずエラーになり更新が停止するため、実際に行った対応は以下。
# yum remove ImageMagick
# yum upgrade
upgrade完了後に以前ダウンロード済みのImageMagickを再適用
# rpm -ivh ImageMagick-6.6.3-5.x86_64.rpm
CentOS5.6では強制適用のためのforceオプションは不要ですんなりとインストールできた。convertテストでも特定のgifアニメファイルは正しくエラーになり、MyNETSからも適切にリサイズ等の動作が行え、問題なく利用することができた。
centos, imagemagick, mynets
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