CodenameでAndroid端末をリモートワイプ

■CodenameでAndroid端末をリモートワイプ
 前記事で紹介した無料のExchangeサービスCodenameを使ってNexusOneをリモートワイプしてみるテスト。

■Codenameアカウントの作成
 以下のリンクからアカウントを作成する
 チェックはOutlook Web Access & Exchange ActiveSync(25MB)につける
 http://codename.win1.jp/account/default.aspx

 今回はサンプルとして アカウント名を「astest」で設定する
 登録後指定したメールアドレスにcodename@win1.jpから通知が来る
 通知されたOWAのURLにアクセスしてアカウントの有効確認をする
 (ADへの登録に時間がかかることがあるので気長に待つ)
 https://ex.codename.win1.jp/owa/

■Codenameアカウントの設定(ActiveSync設定)
 OWAでアカウント有効確認ができたらAndroid端末に設定を追加する
 ※¥マークは実際にはバックスラッシュで入力

 設定>アカウントの同期>アカウントを追加>コーポレート
 メールアドレス:codename¥astest@codename.win1.jp
 パスワード:登録パスワード
 次へ

 ドメイン¥ユーザー名:codename¥astest
 パスワード:登録パスワード
 サーバー:ex.codename.win1.jp
 安全な接続(SSL)を使用する にチェック
 次へ

 セキュリティのリモート管理 ダイアログにOK
 アカウントのオプションを適宜設定して次へ

 メールアカウントの登録で名前を付けて完了
 デバイス管理者を有効にしますか?で内容確認の上「有効にする」

■OWAからリモートワイプを実行する
 OWAのURLへアクセスしてログインする
 右上の「オプション」をクリック
 左メニューの「モバイル機器」をクリック
 ActiveSync設定のされているデバイスのリストが表示されるので
 「最終同期時刻」の表示されているデバイスからワイプ対象を選択
 「デバイス上のすべてのデータの消去を実行…」をクリック

 ワイプ完了後OWAに完了通知が届くので確認する
 確認したらモバイル機器からワイプされたデバイスを選択して
 「デバイスを一覧から削除… 」をクリック
 ※この削除を行わないと同じ機器を再接続できないので注意

■リモートワイプ実行結果
 NexusOne(CyanogenMod7 RC2)ではデバイス管理者の権限がメールと
 なっていたが、リモートワイプ実行で端末が初期化された。
 ワイプコマンド受信後再起動し、起動後は初期アカウントの設定画面になる
 ただしSDカードの中身は初期化されずそのままだった

 おそらく端末実装等によりAndroid端末によりどこまで初期化されるかが
 異なると推測されるので要実機検証。

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■Android/iPhoneで無償利用可能なExchangeサービス
 iPhoneやAndroid端末でActiveSyncやリモートワイプの試験ができる環境を調べたメモ。完全無料はCodenameのみ。後はトライアルにて期間限定で無料利用が可能。法人契約前提のサービスも多いので要確認。料金はActiveSync/リモートワイプが可能な契約内容の料金とした。2010/3/8現在の調査結果。

■Codename(Exchange2007 無料 3ヶ月毎に継続手続き必須)
 サービス:ActiveSync可/リモートワイプ可
 初期設定:0円
 月額料金:0円(1ユーザからOK)
 容量:25M
 http://codename.win1.jp/default.aspx
 ※ワイプはOWAでアクセスして実行する

■アイル Exchange (Exchange2003? 14日無料トライアル可能)
 サービス:ActiveSync可/リモートワイプ可
 初期設定:1575円
 月額料金:890円(1ユーザからOK)
 容量:3G
 http://home.isle.ne.jp/service/apps/exchange/support/trial.html
 http://home.isle.ne.jp/service/apps/exchange/index.html

■Livestyle Exchange2007 E-standard(Exchange2007 30日間無料トライアル可能)
 サービス:ActiveSync可/リモートワイプ可
 初期設定:1680円
 月額料金:1680円/ユーザ(1ユーザからOK)
 容量:1G/ユーザ
 http://www.live-style.jp/price/Pages/default.aspx
 http://www.live-style.jp/exchange/Pages/default.aspx

■KDDI Business Outlook (Exchange2007 14日間無料トライアル可能)
 サービス:ActiveSync可/リモートワイプ不明
 初期設定:0円
 月額料金:980円/ユーザ(1ユーザからOK)
 容量:1G/ユーザ
 http://www.kddi.com/pub/outlook/application/free.html
 http://www.kddi.com/pub/outlook/index.html

■Microsoft Exchange Online Standard(Exchange2007 30日間無料トライアル可能)
 サービス:ActiveSync可/リモートワイプ不明
 初期設定:0円
 月額料金:522円/ユーザ(5ユーザから契約可能)
 容量:25G/ユーザ
 http://www.microsoft.com/japan/online/trial.mspx
 http://www.microsoft.com/online/ja-jp/exchange-online.mspx

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■Android用DLNAクライアント動画再生比較検証3
 前回の検証で「Twonky Mobile – FREEを除いて全てのアプリが動画再生を標準の動画プレイヤーアプリに任せる」ということが判ったので、動画プレイヤー自体を3rdParty製のものを導入して再生可能な範囲が広がるのか実験してみた。今回もAndroid端末により再生可能結果が違うこともわかったので、比較のためNexusOne(CyanogenMod7 RC1)とGalaxyTab((Froyo XXJK5)の結果を併記することにした。今回検証したプレイヤーアプリは以下。DLNAクライアントはskiftaを、DLNAサーバはMacOSX上のPlaybackを利用。

 最新の記事はこちら
 Android用DLNAクライアント動画再生比較検証5
 http://blog.isnext.net/issy/archives/1077
 Android用DLNAクライアント動画再生比較検証4
 http://blog.isnext.net/issy/archives/939

・mVideoPlayer
 http://www.appbrain.com/app/mvideoplayer/afzkl.development.mVideoPlayer
・VPlayer (Free Trial)
 http://www.appbrain.com/app/vplayer-(free-trial)/me.abitno.vplayer
・RockPlayer Lite
 http://www.appbrain.com/app/rockplayer-lite/com.redirectin.rockplayer.android.unified.lite
・millmo Media Player
 http://millmo.net/media/index.html

再生検証に利用したファイルは前回同様以下。

 A) 1280×720 H.264 AAC mp4
 B) 1920×1080 H.264 AAC mp4
 C) 640×480 H.264 mp3 avi
 D) 640×480 WMV9 WMA2 wmv
 E) 640×480 DivX mp3 avi
 F) 640×480 Xvid mp3 avi
 G) 1280×720 x264 AAC mkv
 H) 480×272 H.264 AAC mp4
 I) 426×320 H.264 AAC mp4

■mVideoPlayer
 NexusOne:HIのみ再生可能
 GalaxyTab:ABのみ再生可能

■VPlayer
 NexusOne:全て再生自体は可能 但し、ABGはコマ落ち音ズレ、Eは絵が粗い
 GalaxyTab:全て再生自体は可能 但し、BGはコマ落ち音ズレ

■RockPlayer Lite
 NexusOne:D除き再生自体は可能 但し、ABCGはコマ落ち音ズレ
 GalaxyTab:D除き再生自体は可能 但し、ABGはコマ落ち音ズレ

■millmo Media Player
 NexusOne:HIのみ再生可能
 GalaxyTab:ABのみ再生可能

■まとめ
 実際には他にもarcMedia・yxPlayer・seamanPlayer等いくつか動画プレイヤーを試したが、Skiftaから再生先を選択再生できたのは上記のものとなった。結果としてmVideoPlayerとmillmo Media Playerは標準の動画プレイヤーと同じものしか再生できず。VPlayerとRockPlayer Liteはavi系は比較的良好に再生できた。wmvについてはVPlayerのみとなるが、VPlayerでも24FPSを超えるwmvファイルはうまく再生できないケースがあった。
 今回の実験からAndroid環境でDLNAの再生環境としては、Skifta+標準プレイヤーとSkifta+VPlayerの組み合わせが現状低コストで利用可能な最善の選択だと考えられる。これまでのテスト結果からAndroid端末の実装状態によって同じソフトウェアを利用した場合でも再生可能な動画が異なるため、全ての端末でのベストプラクティスには成りえないが、一応の目安として考えてもらえるといいと思う。

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■b-mobile Light Tab 簡易レビュー
 昨日から発売になった日本通信のZTE製7インチAndroid2.2タブレットLight Tabを、ヨドバシ秋葉原店で見てきましたので、簡単にレビューしたいと思います。土曜だったこともありかなり店内は混雑していましたが、IDEOSの時のように順番を待つことはなく、比較的余裕を持って見ることができました。日本通信の説明員の方もIDEOSの時よりもとても慣れていらっしゃっていろいろとお話を伺うことができました。

 ハードウェアはGalaxyTabとかなり近似したサイズで横幅が1cm小さく気持ち厚い感じ。重さもあまり変わらず幅が小さいのでGalaxyTabより少し持ちやすい印象です。一番気になっていた液晶ディスプレイ部は抵抗膜方式にしては思ったより見やすい印象です。E7001のように明らかに抵抗膜のためヤワになって前面がタッチした部分でへこむようなことはなく、一見した印象は静電方式かのようにしっかりした堅めのスクリーン表面になっていて品質的には悪くありません。タッチパネルの精度はシングルタップもダブルタップもフリックも思った以上に良好でした。Android2.2ということもあるのか、非常に操作は快適に感じました。使っていて抵抗膜方式であることを忘れてついピンチズーム操作をしてしまうようなことが度々ありました。もちろんマルチタッチには対応していないので、ピンチズーム操作はできません。7インチで800×480の画素数だけに少し粗い印象はありますし、液晶品質自体もそれほど高くは感じませんが、実用には十分だと思われました。むしろ導入されている標準日本語フォントが丸ゴシックになっており、ブラウザやメニューなど日本語がとても読みやすくなっているため、液晶の粗さをうまくカバーしてくれていると思いました。

 Light Tabはバッテリーが交換できるようになっており裏ぶたを開けることができます。最初起動前に必ず裏ぶたを開けて保護シートを外す必要があるので、購入したら誰でも一度は裏ぶたを外すことになるのですが、最初はかなり開けにくいので注意をする必要があるそうです。SIMやMicroSDはバッテリーを外したところに挿入口があり、SIMはかなり取り外しがしにくい仕様になっているので、セロテープなどで引っ張り出す必要があるとのことでした。実際に作業を見せていただきましたが、慣れている説明員さんでも結構裏ぶたを開けるのが大変そうでした。この辺の使い勝手は低価格製品ぽさを醸し出しているようです。

 一応起動時間も測定したので乗せておきます。
 電源押し→2秒→ZTE中興ロゴ→7秒→ドロイド君画像→15秒→
 アンドロイドロゴ→16秒→ロック画面(合計約40秒)

 結構起動が早くびっくりしました。ロック画面表示前に一部ホームアイコンが表示される間があってからロック画面になります。ロック画面解除はすぐに動作できる状態になっているようです。最初に大きく表示されるZTE中興と言う社名ロゴがなかなかポイントになりそうかなと感じたのですが、説明員さんによるとやや引く人もいるようですが、一部の方はむしろワクワクすると言って楽しんでくれているとのことで、ちょっと面白いなぁと思いましたw

 導入されているAndroidバージョンは2.2、カーネルバージョン 2.6.32.9-pref zte-kernel@Zdroid-SMT、ベースバンドバージョン V9B01、ビルド番号は FRY_JCI_V9V1.0.0B01でした。カーネルはSoftBank Libero 003Zと同一です。試用機は実際に販売されているのと同一とのことでした。日本語入力はiWnn IMEでバージョンが iWnnIME Ver.2.0.2.jp-ZTE-01となっていました。ホーム画面は一応ZTEによるカスタマイズ版になっていますが、あまり凝ったものでなくかなり素のAndroid2.2に近いものだと思いました。抵抗膜方式でもうまく動作するように調整がされているのか、意外と快適に操作することができました。003Zでも感じましたが、ZTEはCPUスペックは決して高くないマシンでもうまく動作するようチューニングをする技術に長けているように思います。公式ページによるとCPUはARM V6 600Mhzとのことですが、それほど遅いようには感じられませんでした。リソース表示画面でメモリが合計420.55Mと表示されていたので、実質512M搭載されているようです。これが快適さの理由かもしれません。

 実際にb-mobile U300を入れた状態でブラウザ等の動作を確認させていただきましたが、テキスト系中心のサイトではとても快適にブラウズ可能です。画像などのデータが多いところは少し待つことはあります。GoogleMapなどはやはり画像のロードに時間がかかるようでやや待たされ感があるという感じでしょうか。この辺りは速度上限の影響を受けますね。このタブレットには3G対応ということもあり、ちゃんとマーケットアプリが導入されているので、アプリケーションの導入は容易です。ちなみに試用機には3rdPartyアプリは入っていない素の状態でした。

 説明員さんによると、IDEOSほど爆発的に売れてはいないが、ビジネスマンの方が複数台まとめて購入されることも多く、バッテリー稼働時間が長い(連続3Gデータ通信時間10時間!)ことからカバンに入れてテザリング利用のための機体として売れているようだとのことでした。確かにSIMフリーで3G接続10時間はなかなかのスペックです。交換バッテリーの単体発売はまだ未定のようですが、それも入手できるようになれば稼働時間は更に容易に延ばせるようになりますし、これはなるほどと思いました。Androidタブレットとして39800円は少し厳しい値段かなと感じましたが、そういう観点であればアリかなとも思います。個人的には実際に使ってみて、スペック表から受ける印象とは大きく異なり、用途を絞ればかなり使える端末という評価に大きく変わりました。それでも自分で購入することを考えると39800円の価格設定は微妙…29800円ならヒット、24800円なら大ヒットかなと思います。GalaxyTabが安くなっていたり、iPadが安くなっている時期だけに価格設定はかなり難しいところですね…。

 b-mobile U300は販売開始当初からNexusOneで利用しましたが、日本通信は本当に面白い試みをしてくれます。今回のタブレットも最初はなんでこんなスペックのものを今更…とか思っていましたが実機を触ってみると意外にも好印象でした。GalaxyTabを持っているので今回は購入検討対象ではないのですが、こうした面白い製品をこれからもぜひがんばってリリースして欲しいと思います。

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■MacOSX用DLNA/UPnPサーバソフト4種比較
 これまで利用してきたPS3 Media Serverだが、iOS4.2以降DLNA対応アプリケーションで動画再生がうまくできなくなってしまった。そこで仕方なくiPadのiOSを3.2に戻して使ってきたが、今回iOS4.3のリリースに向けて現状改善のためMac用のDNLAサーバをいろいろ試してみることにしたメモ。とりあえずAirPlayerでmp4ファイルが再生できるまでを検証。各種フォーマットについては別途検証記事を書く予定。検証に使ったiMac(Core i7)のOSは10.6.6。再生はiPhone 3GS/iOS4.2.1上のAirPlayer 1.0.08。日本語環境での実験。

■PS3 Media Server 1.10.5(無償)
 http://ps3mediaserver.blogspot.com/

 MacOSX用に1.20.409-Betaも存在するが、UNSTABLEだけあって手元の環境では起動しなかった。1.10.5のままだとmp4は再生不可能。調べてみたところMedia Link Playerをリリースしているアルファシステムズ社のページに以下の記述があった。

PS3 Media Serverが特定の通信方式(keep-alive)に対応していないため、iOS4.2ではPS3 Media Server上の動画は再生できません。

 接続を確認済みのデバイス
 http://www.alpha.co.jp/biz/products/dlna/mlplayer/device_connectivity.shtml

 ということでiOS4.2以降では現行のPS3 Media Serverを使っている限り再生はできない可能性が高い。バージョンアップで対応される可能性は否定できないが、ベータリリース版の日付を見ても当面期待薄なので、やはり他のサーバを利用するしかなさそうだ。

■TwonkyMediaServer 6.0.28(1795円 30日間試用可能 日本語UI)
 http://www.twonkymedia.com/products/twonkyserver/default.aspx

 Windows/Android系でもよく利用されるDLNA対応製品をいろいろリリースしているTwonkeyの製品。利用者も多いだけあって日本語のドキュメントも用意されている。価格も安く手ごろ。OSX用アプリは起動後ブラウザで設定を行うタイプ。http://localhost:9000/にアクセスするので、同じポートを使用していないか確認すること。

 AirPlayerでmp4再生可能。再生自体は安定しているが、AirPlayerがサーバをサーチするDevice Listを開いてもなかなかリストに出てこない。しばらく待つと出てくるのだが、遅くて結構イライラするかも。設定は容易だが、複数のビデオフォルダを共有すると、AirPlayer側で「ビデオフォルダー」を選択した時に、(「全てのビデオフォルダー」を選択していないのに)共有設定したフォルダの中身が全部フラットにリストされてびっくりした。「全てのビデオフォルダー」を選ぶとフォルダなしで全動画ファイルがリストされるが、「ビデオフォルダー」ではちゃんとフォルダ分けはされている。共有設定したフォルダの1階層目にあるファイルが全部まとめて表示されてしまうよう。設定でなんとかできるのかもしれないが、ちょっと不便さを感じた。

■MediaLink 2.14(20$ 30分間試用可能 英語UI)
 http://www.nullriver.com/products/medialink

 App Storeからも入手可能。コントロールパネルに直接インストールされるサーバアプリ。設定は非常に容易。トランスコード用の設定も済んでいるので気軽に利用できる。ApertureやiPhoto、iTunesと連携しているのでOSXとの親和性は高い。残念ながらAirPlayerではDevice Listへの表示はすぐだったものの、mp4再生ができなかった。Media Link Playerでは適切に再生可能なことからKeep-Aliveとは違う事情で再生ができない模様。使い勝手がかなりいい感じなのでちょっと残念。mp4でライブラリが構成されているならMedia Link Playerと合わせて利用することで便利だと思われる。

■Playback 1.7.2(1300円 6日間一回30分2セッション試用可能 英語UI)
 http://www.yazsoft.com/products/playback/

 アプリケーションフォルダにインストールする普通のアプリ。コンパクトな設定画面で使い勝手もいい。ApertureやiPhotoに加えてAdobe LightroomやPhoto Boothにも連携対応している。帯域制限もかけられるので秀逸。AirPlayerでのmp4再生問題なし、Device Listへの表示も速く再生も安定している。価格も有償3種の中では最も安くオススメできる。試用の制限が厳しく見えるが一度終了すれば期間内なら何度も30分2セッションで試用が可能。またライセンスを入手しやすくする試みが行われており、kagi.comのこちらのページから購入すると1300円で3ライセンス+Attachments Menu1ライセンスのおまけが付き、更にこちらのページによると各種ディスカウントが受けられるようだ。日本からの申請が可能かわからないが、試してみようと思う。

※blog記事の件を翻訳のリンクを添えてPlaybackの開発元Yazsoftに通知したところ、翌朝にはNFR (Not for Resale)のライセンスをメールでくださいました。メールへのお礼も別途丁寧にいただきました。とても素晴らしい対応だと思います。

■まとめ
 現時点でiOS4.2以降のデバイスのために、OSXでDLNA/UPnPサーバを立てる場合にはPlaybackが最もオススメな選択肢になると思われる。これでやっとiPadをiOS3.2からアップデートできそうで安心できた。今回はiOS向けだったが、近日他のDLNAクライアントアプリの動作比較や、Android端末での検証も行ってみたいと思う。

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■CommuniGate ProにCloudmarkプラグインを追加するメモ
 CommuniGate ProにSophosのアンチスパムプラグインを導入する手順メモ。CommuniGate ProのプラグインにはCommuniGate Systems社自身が開発をするプラグインがあり、製品との親和性やパフォーマンスが担保されているので、外部製品を利用するよりも効率良く対処が可能。ここではLinux 64bit版をCentOS5にインストールするサンプル。

CommuniGate Pro専用Cloudmarkアンチスパムプラグイン
http://www.communigate.com/CGPCloudmark/

インストール
# wget http://www.communigate.com/pub/plugins/CGPCloudmark-Linux-x86_64.tar.gz
# tar zxvf CGPCloudmark-Linux-x86_64.tar.gz
# mv CGPCloudmark /var/CommuniGate/

動作試験
# cd /var/CommuniGate/
# CGPCloudmark/CGPCloudmark
1 FILE CGPCloudmark/test.msg
テストメッセージのチェックが行われればOK
最初起動時は有効なシリアルがないのでアップデートできないメッセージが出るが気にしない

CGP管理画面にてライセンス入力
外部フィルターを設定
ルールを設定

数通メールを流してみると自動でmicro-updateが行われる
CloudmarkプラグインはCentOS5環境では必要なライブラリが揃っているのですぐに動作可能

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CommuniGate ProにSophosプラグインを追加するメモ

■CommuniGate ProにSophosプラグインを追加するメモ
 CommuniGate ProにSophosのアンチウイルスプラグインを導入する手順メモ。CommuniGate ProのプラグインにはCommuniGate Systems社自身が開発をするプラグインがあり、製品との親和性やパフォーマンスが担保されているので、外部製品を利用するよりも効率良く対処が可能。ここではLinux 64bit版をCentOS5にインストールするサンプル。

CommuniGate Pro専用Sophosアンチウイルスプラグイン
http://www.communigate.com/CGPSophos/

インストール
# wget http://www.communigate.com/pub/plugins/CGPSophos-Linux-x86_64.tar.gz
# tar zxvf CGPSophos-Linux-x86_64.tar.gz
# mv CGPSophos /var/CommuniGate/

動作試験
# cd /var/CommuniGate/
# CGPSophos/CGPSophos
1 FILE CGPSophos/test.msg
テストメッセージのチェックが行われればOK
Ctrl+Dでプロセス終了

定義ファイルアップデート
# cd CGPSophos
# ./monthlyUpdate
# ./dailyUpdate
# touch hup.sig ←このファイルがあると次のメール処理でプラグインを再起動する

CGP管理画面にてライセンス入力
外部フィルターを設定
ルールを設定

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■au htc EVO WiMAX ISW11HT 簡易レビュー 改訂版
 KDDIデザイニングスタジオで触ってきたEVOのタッチパネルがあまりに酷かった件について、充電ケーブルを外して操作すると問題が解決するという情報をいただいたので、本日3/3昼過ぎに速攻で再レビューのためデザイニングスタジオに行ってきました。そして実際に充電ケーブルを挿している間だけ問題が発生し、抜いた時点で解消することを確認しましたので、先のレビューを全面的に改定したいと思います。この事象についてはデザイニングスタジオの説明員の方に説明し、展示上「操作時は充電ケーブルを抜いてお試しください」など注意書きを置いてもらう等改善の依頼をしました。早速検討しますと言っていただけたので、近日何かしらの対応がされると思います。充電ケーブル接続中にタッチパネル動作が不安定になるのは試作バージョンだからかもしれないとおっしゃっていました。リリース版では改善される可能性はありそうです。

 3/27 EVOの新ビルドを確認したのでレビューを追加しました。
 充電ケーブルに関するタッチ不具合が改善されていることを確認しています。合わせてご確認いただければと思います。
 au HTC EVO WiMAX ISW11HT 更新ビルド レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/907

 4/6 EVOの製品版ビルドと思われるバージョンを確認したのでレビューを追加しました。
 au HTC EVO WiMAX ISW11HT 製品版ビルド? レビュー
 http://blog.isnext.net/issy/archives/953

 ということで、改めて充電ケーブルを抜いた上でのレビューを先の内容と合わせて修正したレビューをいたします。旧バージョンは本文の修正をしないまま、続きを読む以下に掲載しておきます。

 デザイニングスタジオでは入口入って右奥のカウンターのところに4台のEVOが展示されていました。どれもEVOの最大の特徴であるWiMAXで接続されており、いくつかはWiMAXテザリングがonの設定になっている状況でした。WiMAX接続時には通知バーにWXという文字にアンテナ感度を示すWi-Fiと同じような扇型のアイコンが重なるように表示されて、一目でWiMAX接続中だとわかるようになっています。WiMAXテザリングの場合にはWXの文字に横に広がる波形のアイコンが表示されます。たしかにブラウザ等の読込み自体はかなり高速でWiMAXの快適さがよくわかります。またテザリング中にWiMAX接続をオフにすると、テザ接続中の端末がいる場合自動で3Gテザリングに切り替えて接続し直す様子が通知バーで確認できます。これは素晴らしい機能だと思いました。EVOではWiMAXはKDDIがUQのMVNOとして自動的に契約先となるため、他のWiMAXプロバイダのアカウントは利用できないようです。説明員さんも確定かどうかわからないとされていましたが、現時点では他社のアカウントを利用可能とは説明されていないそうです。設定メニューの「無線とネットワーク」には「WiMAX設定」という項目があり、「タップするとWiMAXサービス」というアカウントを設定できそうな項目はあるのですが、WiMAXがオンでもオフでもグレー表示でクリックしても何も反応せず、KDDI以外のWiMAXプロバイダを選択することができませんでした。これは少し残念でした。

 せっかくなので手持ちのNEC製WM3500R/UQ契約の接続と速度の比較をしてみました。NexusOneをWiFiでテザリング接続して、Xtremelabs Speedtestで「EVOで2回WM3500Rで2回計測」を2回繰り返して、その平均値を取ったところ以下のような結果になりました。

 WM3500R:Down 2331.4Kbit/s MAX 2338.2Kbit/s :Up 1915.0Kbit/s MAX 2140.6Kbit/s
 EVO WiMAX:Down 2706.7Kbit/s MAX 2709.4Kbit/s :Up 1997.8Kbit/s MAX 2193.0Kbit/s

 ダウンロードはEVOの方が約15%、アップロードも4%ほど速いという結果になりました。テストでは3つの機器を同じ展示卓上に置いてテストをしています。EVOは満充電状態で、WM3500Rはファームが1.0.2で充電が1/3以下くらいの状態(帰宅途中でバッテリ切れになったため)でのテストです。WiFiのn/g/bのいずれで接続していたのかはわかりません…。NexusOneでリストされたアクセスポイントを指定してお任せで接続しています。一応EVOの方がCPUが強力なためか少し速かったようです。少なくともUQ契約とKDDIのMVNOで速度的な差はなさそうということがわかります。これでUQ解約してEVOにするか悩む要素が少し減りました。

 ハード面では4.3インチWVGAの液晶はDesire HDと比較しても遜色なく、発色はやや大人しい印象があるものの、十分に精細感のあるキレイな液晶だと思います。タッチスクリーンは充電ケーブルを繋いだ状態では、ダブルタップやフリックの操作を無視するなどとても動作が不安定で使い物にならないのですが、一旦充電ケーブルを抜いて使ったところ、タッチミスもほとんどなく、サクサク快適に操作することができました。その快適さはNexusOneの2.2を上回る追従性応答性であると感じられました。念のため再度充電ケーブルを繋ぐとまたタッチミスが頻発するので、現状これは不具合と認識すべきものだと思いました。EVOを試用する際には必ず充電ケーブルを抜いた状態でお試しされることを強くオススメします。

 液晶下部にあるタッチ式ボタンは左から「ホーム・メニュー・戻る・検索」となっており、どれもタッチ無視等はなく快適に操作することができました。端子類はとてもシンプルで左側面には何もなし、右側面にはボリュームキーのみ、下部にはHDMIとMicroUSB、上部にはイヤホンジャックと電源ボタンとなっています。背面カバーはマットな手触りで非常に持ちやすく好感触です。スクリーンが大きいことで本体幅も大きく厚み重さもそれなりにあるのですが、持ちやすさという点では片手親指でできることはやや限定的ですが、成人男性であればあまり大きな問題はないのではないかと思います。

 起動時間は以下のような感じでした。
 電源オン→7秒→Android auロゴ→19秒→htcロゴ→20秒→ロック画面(合計約46秒)

比較的速い数値ではありますが、ロック画面表示後壁紙表示に更に4秒、HTC Senceはロック解除後更に読込みで10秒ほどかかるため、実際には1分近くかかると考えた方が適切だと思います。こういう点ではDesire HDの高速起動の解決アプローチはとても有効な方法なんだなと実感します。

 Androidのバージョンは2.2.1、カーネルバージョン 2.6.32.17-g5b49f89 htc-kernel@and18-2 #2、ベースバンドバージョン 2.15.00.02.18、ビルド番号 1.02.970.1 CL337213 test-keys、htc独自項目としてソフトウェアの番号 1.02.970.1、ブラウザバージョン Webkit 3.1、PRIバージョン 2.10_01C、PRLバージョン 01001となっています。HTC Senceのバージョンは1.6になるそうです(Desire HDは2.0)。案の定htc版のAndroid2.2は設定にデバイス管理者の項目がなくなっていたり、項目の配置が標準と相当異なっていたりと、かなりカスタマイズされていることが確認できます。日本語入力は iWnn IME for HTC Ver.1.40-HTC43i-09とこちらもHTC用にカスタムされていることがわかります。

 充電ケーブルを抜いた状態で利用するブラウザはとても快適で、WiMAXでの接続と合わせてページのロードはとても速いと思います。複雑なレイアウトのページはさすがにやや重く感じますが、ピンチズーム等の操作もテキスト再配列の一拍はありますが、NexusOneの2.2よりも快速でキビキビとした動作に感じます。Flashの再生にも対応していますが、WiMAXのおかげで読込みが速いため、あまり待ち感がありません。それでも大きなFlashデータはブラウザの全体動作に影響するので、基本は設定でオンデマンドにしておくことをおすすめします。

 今回充電ケーブルの接続状態で動作に大きな差があることがわかったことで、適切な状態で試用してみることができました。最初に情報くださったタカヒロさんや、追加情報をくださった多くの皆さんに感謝いたします。EVOは手持ちのNexusOneと比較しても大画面で見やすく非常にレスポンスのよい端末なので、国内独自サービスが必要でない場合には十分オススメできる端末だと思います。au ICカードに対応していないのでガラケと差し替えで利用できないというデメリットはありますが、それを補って余りあるWiMAX/3Gのテザリング対応という魅力もありますので、対応エリアの方にはコスト面からもお得でいいのではないでしょうか。

 個人的にHTC Senceを導入した端末が必要になっていたことと、NexusOneをソフトウェア動作検証専用にしたいと思っていたので、WiMAXの既存契約部分をよく検討してコスト面の調整をした上で、EVOの購入を積極的に進めようと思います。EVOは電池持ちも心配されていますが、既に常にモバイルバッテリーを持ち歩いているので、こちらはあまり心配はしていません。WiMAXの契約がKDDIオンリーでなくUQアカウントが使えたらいいなぁと言うところがやはり残念に感じます。WM3500Rが死蔵されてしまうのはもったいない…。ともかく、まずはEVOのリリースを楽しみに待ちたいと思います。

 個人的にメイン端末にする可能性もあるので、念のためイヤホンジャックの音質も確認しておきました。普段スマホで使っているのはVictorのHA-FXC71-Bで、量販店で6000円以下という価格の割に遮音性も高く音漏れも少なく、1万円以上するヘッドホン並にとてもいい音で鳴ってくれます。小さい音量ではやや痩せた音に感じますが、ある程度音量を上げるととたんに化ける面白い製品です。これでiPhone3GS、NexusOne、GalaxyTab、EVOと比較してみました。確認方法は普段良く聴く曲を自サイトにmp3でアップロードしておき、端末からブラウザでアクセスして同じ音源を再生するというやり方をしてみました。個人的にはEVOは十分音楽プレイヤーとしても楽しめる品質だと思いました。ヘッドホンとの相性や音質には好みもあるので試聴感覚の個人差は大きいと思いますし、うまく伝えられるものでもないとは思いますが一応参考までに違いを表現しておきます。

 iPhone3GS:華やかで全体にバランスのいい音。女性ボーカルがいい。iPhone向けにチューンされてる?
 NexusOne:高音が抑えられ低音にウェイトのある落ち着いた音。華やかさが失われる。
 GalaxyTab:全体に奥まったようになり音圧が低い印象。音場も狭くなりギュっと詰まった感じ。
 EVO:iPhoneより華やかさが減るが音場広く音の線が少し太く力強くなる印象。ボーカルが気持ちいい。

 以上で現時点のEVOのレビューは全てになります。
 たくさんの方にご覧いただき本当にありがとうございます。

 旧バージョンのレビューではお騒がせしてしまい申し訳ありませんでした。基本的にネガキャンするつもりはなく、自身の体感した事実を書いたのですが、もう少し事象の検証と回避方法の検討を考慮すべきだったと思いました。以下に自戒を込めて旧バージョンを残しておきます。

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■au XOOM TBi11M KDDIデザイニングスタジオ版 簡易レビュー
 今日からKDDIデザイニングスタジオで展示されたAndroid3.0リファレンス端末 Motorola XOOM TBi11M Wi-Fiを触ってきました。まずは先に書いておきます。Optimus Padより断然動きが良くびっくりしました。ハードウェアスペックはそれほど大きな差はないしAndroidのバージョンも同じなのに、なぜこんなに印象が違うのかと驚いてしまいました。そして重さも明らかにXOOMの方が重いにも関わらず、Optimus Padほど重さを感じませんでした。デザイニングスタジオではXOOMは2Fに展示されており、ソファに座りながら試用する(15分制約付きでした)というスタイルになっていて、ドックも用意されているなど、日常の使い方を意識した展示方法だったことが、安心感や安定感を醸していたのかもしれません。この展示方法は非常に巧いやり方だなと思いました。本当にXOOMがより快適に感じられた理由は、Motorolaのインテグレーションや重量配分バランスが優れているせいかもしれませんがw

 前面の10.1インチの1280×800液晶ディスプレイは非常に精細感のあるキレイな発色ですが、この端末もやはり指紋が目立つのが残念な感じです。指操作するタブレットである以上避けられない問題ではあるのですが、何か対策しないのかとちょっと不思議な感じがします。前面にはボタン類はありません。液晶画面内のアクションバーにて「戻る・ホーム・メニュー」のボタンを操作することになります。背面はやわらかくラウンドしたフォルムでマットな手触りに仕上げられていて持った時に滑りにくくなっています。カメラとLEDライト等に並んで電源ボタンが背面右上にあるのがちょっと面白いところです。Android端末で背面に電源があるものは初めて見るような気がします。(前面から見て)左側面上部にボリュームキー、右側面にはなにもありません。下部にHDMI・MicroUSB・充電端子・イヤホンジャック(たぶん)が並んでいます。ドックに接続する際にはMicroUSBと充電端子が接続されるようになっています。上部にはMicroSDスロットとSIMスロットがありました。MicroSDが使えるようにする予定はあるようですが、SIMスロットは日本では使わないためリリース時にどうなるかはわからないということでした。

 起動時間は以下のような感じでした。
 電源オン→4秒→Motorola Dual Coreロゴ→21秒→Android auロゴ→19秒→ロック画面(合計約44秒)

最初説明員さんから20秒くらいで起動しますよと言われてびっくりしたのですが、計測したら44秒でした。誇大表現はいけませんw 起動直後からアニメ壁紙が動作してかっこいいです。ロック画面の解除は(docomoではPINロックがかかっているので、説明員さんに解除してもらわないといけなかったのですが)鍵マークをタッチした後、表示される鍵をリング上の軌跡に沿ってなぞってやるという、ちょっと面白い方法になっていました。

 Androidのバージョンはもちろん3.0です。カーネルバージョンは2.6.36.3-dirty w21120@zkr30Inxdroid20 #2、ビルド番号 H.6.1-2でした。なんとなくカスタムROMっぽいカーネルバージョン表記です。モデル番号がMZ604になっており、ところどころ設定に英語表示が残っていることからも、まだローカライズが終わっていないバージョンであることがよくわかります。ただ動作は非常に滑らか且つ快速で、タッチパネルの応答性や追従性は素晴らしいと思いました。アプリケーションの起動も俊敏、ブラウザのデータ読込みも速く、ピンチズームもとても快適に追従してきます。フォントのレンダリングはやはり小さい文字だとイマイチ感が出てしまいますが、これはフォントを変更すると改善されるのかもしれません。日本語の入力はiWnn IMEがデフォルトでauのサポート対象になるそうです。

 残念ながら夕方遅い時間だったこともあり、展示機にはかなりの数の3rdパーティアプリが既に導入されており、標準状態がどんなものかを判別することができませんでした。ただ再起動の前後でほとんどレスポンスの変化はなく、アニメ壁紙がぐるぐる動いている背景で、フリック操作やアプリ起動がとても快速快適に動作しているのが本当に印象的でした。docomoのスマートフォンラウンジで見たOptimus Padよりも動作が機敏で快適だったと感じました。XOOMはWi-Fiのみモデルですし、Optimus Padは3G有りなので用途によっては3Gが必要ということはあるかもしれませんが、少なくとも現時点では個人的にXOOMを強くオススメします。まだどちらもリリースまでのリビジョンアップをしてくると思いますので、最終的にはリリース版で比較する必要があると思いますが、XOOMはAndroid3.0のリファレンスモデルでもありますので、いろいろな意味で長く楽しむにはXOOMは面白い選択肢になるのではないかと思います。

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■au IS05 KDDIデザイニングスタジオ版 レビュー
 KDDIデザイニングスタジオで1月の終わりから展示されていたIS05にやっと触ってくることができたので、今更感はあるかもしれませんがレビューしておこうと思います。昨日までは2Fで展示されていたそうですが、本日からHTC EVOやXOOMが展示されるのに合わせて1Fのメイン展示へと昇格?したということで、スタジオの正面入口から入ると真正面にIS05とIS04の展示コーナーがどどんとお出迎えしてくれます。2Fも合わせて台数もかなり出ているので、ゆっくり触ることができる状況でした。今日は雨だったこともあり来客も少なく複数台で動作確認することも容易でした。

■ハードウェア
 IS03をスリムにしたような形で、既にモック自体は確かめたことがあったのですが、改めて実機を触ってみて本当に日本人サイズで持ちやすい端末だなと思いました。電源が入りっぱなしの展示機体はさらりとした手触りでほんのりと暖かく、これまた好感触に一役買っていたように思います(夏場は微妙かもですが)。コンパクトな筐体ですが厚みはそれなりにありちょうど気持ちよく手の中に収まる感覚でホールドすることができます。小さめ3.5インチWVGA液晶スクリーンも品質は十分で精細感もあり、スクリーンに合わせて表示やアイコンもやや小さめになるため、持ち替えしなくても指で操作可能な範囲が広く使い勝手はいいように感じました。

 液晶下のタッチ式ボタンは左から「メニュー・ホーム・戻る・検索」となっていて、液晶からやや離れているものの、使い勝手は悪くないと思いました。本体右側面には上から電源ボタン、ボリュームキー、シャッターボタンがあります。電源ボタンは小さくやや押しにくい感じですが、他のボタンはそれほど違和感はありませんでした。シャッターボタンは半押しフォーカス、全押しシャッターということでデジカメと同じように使え、反応もよい感じでした。本体上面にはイヤホンジャックとワンセグアンテナ(アンテナの先端パーツが壊れている端末もありました…弱いのかも)があります。本体左側面にはMicroUSBとHDMI端子があるのですが、MicroUSBが比較的上についているので、ケーブルを挿して充電しながら操作してもあまり邪魔にならない位置でした。これは結構重要な気がします。

 起動時間も測定してみました。
 電源オン→4秒→Android auロゴ→37秒→IS05ロゴ→17秒
 →au ICカード読み込み表示→5秒→ロック画面(合計約63秒)

 ISシリーズ共通な感じでAndroid auロゴの時間が長く感じます。残念ながら展示機のCPUクロックが800MHzなのか1GHzなのか確認するのを忘れてしまいました。動作の印象では800MHzぽい感じがしますが、あくまで印象ということで。ロック解除は最初ややぎこちない動きをしますが、すぐに安定して動作するようになります。

■ソフトウェア
 Androidバージョンは2.2.1、カーネルバージョンは2.6.32.9-pref nbproj@TG712205 #2、ベースバンドバージョン 00.01.00、ビルド番号R1145.00.01.00となっています。IS03に比較するとAndroidバージョンからしてもかなり変わってきていますので、全体的な動作のスムーズさが向上していることが実感できると思います。設定関連メニューの構成はIS03とほぼ同じ(テザリングも当然なし)ですが、ワイヤレスネットワーク設定に「DLNAサーバー設定」が追加されており、DLNAのサーバとして動作するようになっています。残念ながらDLNAクライアントアプリはインストールされていないようです。

 ホームは相変わらずOcean UIですが、2.2になってずいぶん反応自体はよくなっていると思いました。タスクの一覧の操作感も遅くて使えないというほどではなくなっています。タッチパネルのフリックの応答性や追従性は悪くないのですが、やはりUIの動作の仕方でもっさりに見えてしまっているのが残念なところです。IS05でもホームアプリは変更した方がいいと思いました。アプリケーションの起動などの動作自体は爆速とは行きませんが、十分快適だと感じました。

■まとめ
 正直なところIS03からソフトウェア的にはバージョンアップしているものの、動作の快適さなどの向上面が主で新しい要素というのはあまり感じることはできませんでした。IS05の特徴としてはやはり日本人サイズの横方向のコンパクトさに尽きるような気がします。NECのMEDIAS N-04Cもコンパクトではありましたが、薄さ軽さに特化したのであって端末前面の面積は決して小さくありません。IS05はおそらく高校生の女の子でもちょうど持ちやすい使いやすいサイズと感じられ、狙い通り女性ターゲットでかなりヒットする端末になるのではないかと思いました。横幅の持ちやすさという意味では現状オンリーワン端末になっていると思います。端末の厚みが結構あるのでビジネスマン向けには微妙かもしれませんが、若年層や女性層には相当訴求できる端末だと感じました。Android端末はこうした個性がいろいろ出てくるのが面白いところですね。価格的にはコンパクトさ故にIS03よりもやや下げて欲しい感じではありますが、端末の完成度は高いと思うので同程度で出してきてもおかしくないような気がします。ユーザの層を広げるという意味でもauにはぜひ価格面でがんばっていただきたいなぁと思います。

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