■Macbook(白)にWindows 8 Developer Previewをインストール
手持ちの仮想環境Parallels v5にWindows 8 Developer Previewをインストールしてみたけど、インストール完了後画面ブラックアウトで操作できず、仕方ないのですぐに空きがあった初代Macbook白にインストールしてみたメモ。初代なのでCPUがCore Duo T2400で64bitサポートしていないため、インストールしたのは32bit版。ディスクを全て初期化してクリーンインストール。気付いたことを箇条書きで。
・インストール自体はUbuntu等のLinuxと同じように可能
・インストールディスク挿入して再起動してOptionキー押下
・起動画面で出てきたWindows CDを選択してエンターキー
・インストールは画面に沿って進めるだけ
・日付表示やIMEは日本語選択可能
・Windowsデスクトップ側では日本語入力や変換もOK(変換はスペースキー)
・Metro側ではIE起動時にbuildのHPに接続する
・Windowsデストップ側ではIE起動時にjp.msn.comに接続される(別アプリ扱い)
・初代MBではイーサネットは認識されずWi-Fiのみ利用可能
・iSightカメラは認識されない
・画面サイズが何故か800×600か1024×768の2種類しか選べない
・アクティベーションキーを入力する必要はないがネット接続は必要
・ネット接続しないとアクティベーションできず多くのタイルが使用不能
・Metro UIとWindowsデスクトップの切替は以下
Metro→Win Desktopタイル or Windows Explorerタイルをクリック
Win→Metro 左下のWinロゴをクリック or コマンドキーを押す
・利用中アプリからMetroホームに戻るには常にコマンドキー
・コマンドキーはMetroホームと直近のアプリの画面をトグルで切替可能
・Media Serverが起動しているように見えるがAirPlayerなどからは見えない
・Windowsデスクトップでは右クリックのためマウスを使う必要がある
・Control panelはWin7と似た感じ
・Controlキー+矢印キーでMetroの画面遷移(一画面分)が可能
・タイル選択してOptionキー+矢印キーで並び替えが可能
・MetroホームではF1~12のファンキションキー無効
・電源ボタン押した瞬間に有無を言わさずマシンが落ちる
・ように見えるが実は画面が消えているだけで数秒は何かしている模様
・起動は速く電源OFFからでも通常のHDで22〜25秒ほど
・起動時のロックスクリーンは何かキー入力すればログイン画面に変わる
・ログインからMetroホーム表示までは1〜2秒
・Metroアプリのタイル反転してフル表示になる動作はイマイチもっさり
・Wi-Fi接続をいきなりロストして接続できなくなることがしばしば…
・画面が1色フラットなアプリが多いのでTN液晶だと隅が変色して画面が見にくい印象…
・IPS液晶のような視野角の広い液晶じゃないと疲れそう
気付いたことを適宜追記していきます
macbook, metro, win8
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■法人向けWindows Phone 7端末管理(MDM)ソリューションメモ
先日のセミナーで海外では実績があるとされた端末管理(MDM)のソリューションを調べてみた。WP7.5でもソフトウェア構成管理の機能がないということなので、実装するためには専用アプリが必須になるはずということで、Windows Phone専用アプリを検索できるサービスで調べてみることに。既に利用されていると思われるWindowsPhone7用MDMソリューションは以下の2つが見つかった。(ちなみにどちらもAndroid/iOS対応)
Tangoe’s MDM
http://www.tangoe.com/Services/mobile-device-management.html
http://www.tangoe.com/Services/windows-mobile-support.html
AirWatch
http://www.air-watch.com/index.html
http://www.air-watch.com/platforms/winmob/index.html
ざっと確認したところ正式にMango対応している記述は見つけられなかったが、専用アプリがリリースされていることからWP7に対応していることは間違いなく、Mangoの正式リリース以降になんらかの対応表明が出るのではないかと推測する。先行リリースされている海外で2製品しか見つからないところを見ると、やはりOS側に機能が用意されていない構成管理要件を実現するのは難しいということなのか、そもそも企業需要が少ないから同サービスに手を出す企業が少ないのか、どちらにしてもすぐに国内で同様のサービスが展開される可能性は期待薄ということになるだろうか。
ちなみに国内記事でWP7対応を記載しているMDMも存在はするようだが、専用アプリを作らない限りそもそもWP7にない機能部分は対応できないはずなので、ActiveSync(Exchange 2007以降)同等の機能しか実現できていないはず。それであればわざわざMDMを導入する必然性は低いと思われる(WP7を企業導入しようとするなら社内システムはExchangeベースであろうから)。
MaaS360
http://www.cybernet.co.jp/fiberlink/service/maas360mdm.html
Mobileiron
http://www.mobileiron.com/ja/smartphone-management-products/smartphone-management-for-enterprise-mobility
ということで、日本国内でWP7.5ベースで企業導入を狙うのはやはり人柱要素が高いということになりそうだ。法人から要望されるであろうことが自明のソフトウェア構成管理要件をMicrosoftがMangoでも実装してこなかったことは、やはりWindows Phone 7自体をコンシューマモデルとして設計し、その思想を貫こうとする意思があるからなのではないかと個人的には想像する。実際に個人用途としては非常に優れた発想でUIやコンセプト設計されていると感じるし、比較的価格を抑えて実装可能なパーツ構成を選択していることや、ZuneやXBox Liveのような連携を重視していることなどから容易に推測ができる。個人的には、急いで法人向けの体裁をWP OSの標準機能として強引に整えるようなことをしなくても、法人向け追加アプリパックのような形で後からアドオンとして販売するような形式で、無理なく展開してもらうといいのではないかと思う。法人利用はWindows Phone 8辺りまでゆっくり待つのがいいのかもしれない。
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国内向けWindows Phone 7.5対応予定端末管理(MDM)製品メモ
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